まず9月25日に「魔王のテーブルのうえで」と題して第1回目のイベントを開催しました。
山崎先生と交互に講演を担当する予定ですが、第1回目は僕が担当。
そのときのプレゼンに使った資料を公開します。
今回は資料のみだとまったく意味がわからないので、講演用に書き起していたスクリプトとともに公開しました(keynoteでつくったものを発表者ノート付きでPDFにはきだし。まー、実際はこのまんまはしゃべってないけど)。
そのかわり絵が小さくなってるけど、そのあたりはご了承を。
大作です。そして、イベントの2回目も参加者募集中
第1回目のテーマは、ざっくりいうと「わかるということとデザインするという作業・思考の変遷を明らかにする」ことでした。そのなかで
- 遠近法という手法を用いて物事を視覚化することで世界の認識の仕方・解釈がどのように変化したかとか
- いかに権力あるもの、富のあるもの(その代表的な存在としての「王」)が遠近法という視覚の魔術を用いて、みずからを着飾り、象徴的な意味をつくりだしたかとか
- 未知のものをいろいろ集めて並べるなかで、表(table)にして分類するという理解・解釈の仕方が生まれたとか
- 情報をデザインするという方法から、博物館という知の体系、さらには万国博覧会や百貨店などの経済的レイアウトが生じたこと、同じように美術館や美術史もレイアウトという方法から生じている
といった話をしました。
あと、3回目の予告的に、後半では2つの「光」の話を。
1時間ちょっとで100枚程度しゃべりましたが、まー、大作です。
かなり力を入れて作った講演なので、このスライドも読み応えあり。覚悟してご覧ください。
また、第2回の山崎先生担当の回「草原の泉」が10月30日開催で、絶賛参加者募集中です。
http://opencu.com/events/design-fukaimori02
ぜひぜひご参加を!
参考文献
ちなみに、このスライドをつくるのには、多くの参考文献によっています。基本的には高山宏さんの文脈の本が多いです。以下がその一部。
とうぜん、講演の内容もそうなっているので、スライドをみて興味をもった方は以下の本も読んでみるといいかもしれません。
それにしても、講演のスライドをシェアするのってひさしぶりかも。
あとは、自分が担当する第3回目(11月下旬予定)の構想もそろそろはじめないと。