アセット管理としてのCMSとWebブランディング

昨日、同僚が自社でのセミナーで面白いアイデアを紹介してました。
情報資産のマネジメントについてのアイデアです。

話はまず、誰でも知ってる等式から。

  資産=負債+資本

で、資産って誰の持ち物ってことになってるのって考えるために、等号の右側をみると、

  負債:外部から提供されたもの
  資本:内部でやりくりして用意したもの

ということになります。

これをWebの情報資産について考えてみましょうっていうのが、昨日、同僚がセミナーで紹介してたアイデア。
つまり、Webサイトに掲載されている情報資産って、Web2.0的な世界では自社内コンテンツだけではなくて、RSSフィード経由やトラックバックやコメントなどでマッシュアップされた外部の情報も、そのサイトの情報資産として活用できますねってこと。

この説明、僕的にはすごく「なるほど」と納得できるものでした。
そう考えて、自社サイトの情報資産ってどうマネジメントしていきましょうか?と思考するのはとても理にかなっている気がします。

CMS=コンテンツ・マネジメント・システムって、実はそういうことですよね。
CMF=コンテンツ・マネジメント・フレームワークでもいいですけど。

この視点でWebブランディングを考えてみるといいですよね。
さっきの「Webブランディングにおける「差が開く仕組み」」で書いたように、そこでは蓄積的かつ加算的で、スピードと継続性が求められているわけですから、負債+資本でブランド資産を増大させていくマネジメントをCMS的な観点で行っていくというのは、結構、効率的かつマネジメントもしやすいのかな、と。

それにはまず自社ブランド戦略の定義をした上での、要件の落としこみをある程度、きっちりやっていかなくちゃいけないわけですけど。

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