ジャコ、この緊張感ある音楽を私はあなたにたまらなく欲していたのですよ / Jaco Pastorius、Pat Metheny、Bruce Ditmas、Paul Bley / JACO
最近は(レッド)ツェッペリン(ZEP)ばかり聴いている(見ている)がまったく飽きていない。私は頭が少しファンキーなのでたぶん飽きないのだと思う。
でも、間にはZEP以外の曲も聴いているのでZEPばかり、ということは当てはまらないのかもしれない。
マイミクシィのさくらのおやじさんにいろいろとお勧め盤を推薦してもらった。しかし、廃盤になっているアルバムがほとんどだよ、ということだったので、アマゾンで購入するか、と思って調べたらとんでもない値段になっていた。プレミアがついていたのである。
仕方がないので、ヤフオクで調べたら安い値段で出品されていたので入札に参加した。パラシュートのアルバム HAIRE MAI のHQCDはとんでもない額になったので入札するのを途中で止めた。アマゾンでプレミアがついていない通常盤の中古CDを購入した。
パラシュートの 6kinds 6sizes のHQCDはアマゾンでは考えられない安い値段で落札できた。あと1枚、お勧め盤 ラリー カールトン のアルバム Friends を安い値段で落札できたので届くのが楽しみである。もちろん、このアルバムも現在、日本盤は廃盤でアマゾンでは中古盤にプレミアがついている。
ついでに調べるとジャコの廃盤になっているアルバムがなぜかとんでもなく安い値段で出品されていた。聴いたことがないので当たり前だが購入して聴いてみるしかないのだが、すでに廃盤なのでどうしょうもない。アマゾンではプレミアがついていて購入する気にならない。
そのアルバムが、なぜか安い値段だったので入札に参加したら、出品価格で落札できた。とても、得をした気分になった。
バンドの面子が凄いのでとてもよいだろう、と思っていた。パット メセニーとまだ若く、ドラッグやアルコール中毒になる前のジャコ パストリアスである。悪いはずがない。
聴いた瞬間にコレはよい、と思った。マイルス(デイヴィス)がやっていたような音楽を彼らがやっているのである。マイルスのアルバムでいうとビッチェズ ブリューのような感じといえばよいだろうか。マイルスのバンドで彼らが演奏している、という仮想をしながら聴くとまたたまらなくよい。
ジャコの参加したバンド、ソロアルバムで緊張感がアルバムを聴いていてずっと続くものを聴いたことがなかった。ジャコはファンキーなリズムがベースになっているので明るい曲が多い。緊張感のある曲もあるが長くアルバム中ずっと続くものはない。
しかし、このアルバムは曲と曲の切れ目がないということもあるが、アルバムを聴いているとずっと緊張感が続き、ドンドン盛り上がってくる。
また、それぞれのメンバーが出るところは出て、引くときは引く、という間がとれている所がよい。これも、マイルスのスタジオ録音アルバム(テオ マセロが切ったり、貼ったりするセンスがよかったこともあるが)、ステージで表現していたことと同じ手法である。ジャコの参加しているバンド(ウエザー リポートなど)曲はすべてとは言わないが、ジャコが前に出過ぎている時が多い。そこがよいところでもあるが、反対に欠点でもある。
このアルバムでのジャコの立ち位置は引く場面が多くみられるので聴いていて気持ちがよい。
また、ジャコのベーストーン、演奏にキレがあり、流石、ジャコ!!、と言わせる演奏である。
パット メセニーは巧いギタリストだが、このユニットではジャコと同じく引くところは引いているのでしつこくなりすぎない演奏である。個人的に彼のソロアルバムでの演奏は好きなのだが、若いジャコと若いメセニーが絡むことにより、荒削りだが矛盾する言い方だが洗練されていて良いように思った。とてもアグレッシブな演奏をお互い緊張感を共有し楽しんでいるように感じた。
私はエレクトリック ピアニストとドラマーの経歴を知らないのでどれほど有名なミュージシャンか知らないが、彼らのタイム間がすばらしいと感じた。演奏が巧い、ヘタで言い表したらもちろんヘタではない。巧い。ただ巧いだけではなく、タイム間がすばらしいのである。
JAZZやロックのジャムは日本の伝統芸能に通じるところがある。1、2、3とカウントを数えてリズムを刻むので日本人が誰もが自然と備えている間(ま)の世界とは違うのだが、間というか空間を感じる点では同じだと思う。
日本の伝統芸能、例えば、狂言や能、歌舞伎は演者によって表現方法が違う。それこそ間が違う、ということである。巧い、ヘタはその間をうまく使えるかで決まる。
JAZZやロックのジャムも巧い、ヘタはいかに空間、空気間をうまく使えるかで決まると思う。だから、心が揺さぶられたり、身体が自然と動く状態になるときはその空気が気持ちが良いからだと思う。もしそうじゃなければ、ただダラダラと続けるだけのつまらない自分達のマスターベーション以外他はない。
このアルバムの曲はどれも緊張感があってよいが、ジャコのファンの方や、ジャム、ファンキーなトーン、グルーヴを求める方なら6曲目のタイトル JACO から7曲目 Batterie を聴いてほしい。この演奏はタイム間と盛り上がりの部分が演奏者が一体になっているので聴いていて気持ちが良い。この2曲を続けて聴く為だけにこのアルバムを購入する価値がある。
私はジャコにもっとこのアルバムのように緊張感が続くアルバム、演奏を残して欲しかった。
もし、はないが、もし、ジャコが望んでいたマイルスのバンドに入ることができていたとして、一時休業する前のバンドでの演奏状態のマイルスとジミ ヘンドリックスがギタリストとして参加していたらどんなにすばらしい演奏を残していただろうか、と思ってしまった。
アルバムを聴き終えてよいアルバムにめぐりあえた、と思ったと同時に、もし、ジャコがドラッグやアルコール中毒、躁うつ病で若くして亡くならず、今もシラフで健在だったらどんなに良かっただろうか、と思い、とても残念な気持ちになったのである。
でも、間にはZEP以外の曲も聴いているのでZEPばかり、ということは当てはまらないのかもしれない。
マイミクシィのさくらのおやじさんにいろいろとお勧め盤を推薦してもらった。しかし、廃盤になっているアルバムがほとんどだよ、ということだったので、アマゾンで購入するか、と思って調べたらとんでもない値段になっていた。プレミアがついていたのである。
仕方がないので、ヤフオクで調べたら安い値段で出品されていたので入札に参加した。パラシュートのアルバム HAIRE MAI のHQCDはとんでもない額になったので入札するのを途中で止めた。アマゾンでプレミアがついていない通常盤の中古CDを購入した。
パラシュートの 6kinds 6sizes のHQCDはアマゾンでは考えられない安い値段で落札できた。あと1枚、お勧め盤 ラリー カールトン のアルバム Friends を安い値段で落札できたので届くのが楽しみである。もちろん、このアルバムも現在、日本盤は廃盤でアマゾンでは中古盤にプレミアがついている。
ついでに調べるとジャコの廃盤になっているアルバムがなぜかとんでもなく安い値段で出品されていた。聴いたことがないので当たり前だが購入して聴いてみるしかないのだが、すでに廃盤なのでどうしょうもない。アマゾンではプレミアがついていて購入する気にならない。
そのアルバムが、なぜか安い値段だったので入札に参加したら、出品価格で落札できた。とても、得をした気分になった。
バンドの面子が凄いのでとてもよいだろう、と思っていた。パット メセニーとまだ若く、ドラッグやアルコール中毒になる前のジャコ パストリアスである。悪いはずがない。
聴いた瞬間にコレはよい、と思った。マイルス(デイヴィス)がやっていたような音楽を彼らがやっているのである。マイルスのアルバムでいうとビッチェズ ブリューのような感じといえばよいだろうか。マイルスのバンドで彼らが演奏している、という仮想をしながら聴くとまたたまらなくよい。
ジャコの参加したバンド、ソロアルバムで緊張感がアルバムを聴いていてずっと続くものを聴いたことがなかった。ジャコはファンキーなリズムがベースになっているので明るい曲が多い。緊張感のある曲もあるが長くアルバム中ずっと続くものはない。
しかし、このアルバムは曲と曲の切れ目がないということもあるが、アルバムを聴いているとずっと緊張感が続き、ドンドン盛り上がってくる。
また、それぞれのメンバーが出るところは出て、引くときは引く、という間がとれている所がよい。これも、マイルスのスタジオ録音アルバム(テオ マセロが切ったり、貼ったりするセンスがよかったこともあるが)、ステージで表現していたことと同じ手法である。ジャコの参加しているバンド(ウエザー リポートなど)曲はすべてとは言わないが、ジャコが前に出過ぎている時が多い。そこがよいところでもあるが、反対に欠点でもある。
このアルバムでのジャコの立ち位置は引く場面が多くみられるので聴いていて気持ちがよい。
また、ジャコのベーストーン、演奏にキレがあり、流石、ジャコ!!、と言わせる演奏である。
パット メセニーは巧いギタリストだが、このユニットではジャコと同じく引くところは引いているのでしつこくなりすぎない演奏である。個人的に彼のソロアルバムでの演奏は好きなのだが、若いジャコと若いメセニーが絡むことにより、荒削りだが矛盾する言い方だが洗練されていて良いように思った。とてもアグレッシブな演奏をお互い緊張感を共有し楽しんでいるように感じた。
私はエレクトリック ピアニストとドラマーの経歴を知らないのでどれほど有名なミュージシャンか知らないが、彼らのタイム間がすばらしいと感じた。演奏が巧い、ヘタで言い表したらもちろんヘタではない。巧い。ただ巧いだけではなく、タイム間がすばらしいのである。
JAZZやロックのジャムは日本の伝統芸能に通じるところがある。1、2、3とカウントを数えてリズムを刻むので日本人が誰もが自然と備えている間(ま)の世界とは違うのだが、間というか空間を感じる点では同じだと思う。
日本の伝統芸能、例えば、狂言や能、歌舞伎は演者によって表現方法が違う。それこそ間が違う、ということである。巧い、ヘタはその間をうまく使えるかで決まる。
JAZZやロックのジャムも巧い、ヘタはいかに空間、空気間をうまく使えるかで決まると思う。だから、心が揺さぶられたり、身体が自然と動く状態になるときはその空気が気持ちが良いからだと思う。もしそうじゃなければ、ただダラダラと続けるだけのつまらない自分達のマスターベーション以外他はない。
このアルバムの曲はどれも緊張感があってよいが、ジャコのファンの方や、ジャム、ファンキーなトーン、グルーヴを求める方なら6曲目のタイトル JACO から7曲目 Batterie を聴いてほしい。この演奏はタイム間と盛り上がりの部分が演奏者が一体になっているので聴いていて気持ちが良い。この2曲を続けて聴く為だけにこのアルバムを購入する価値がある。
私はジャコにもっとこのアルバムのように緊張感が続くアルバム、演奏を残して欲しかった。
もし、はないが、もし、ジャコが望んでいたマイルスのバンドに入ることができていたとして、一時休業する前のバンドでの演奏状態のマイルスとジミ ヘンドリックスがギタリストとして参加していたらどんなにすばらしい演奏を残していただろうか、と思ってしまった。
アルバムを聴き終えてよいアルバムにめぐりあえた、と思ったと同時に、もし、ジャコがドラッグやアルコール中毒、躁うつ病で若くして亡くならず、今もシラフで健在だったらどんなに良かっただろうか、と思い、とても残念な気持ちになったのである。