今日は5月16日
アメリカ時間の2010年5月16日、アメリカで世界的に偉大なヴォーカリスト Ronnie James Dio が亡くなった。
彼のように歌えたらどれだけ幸せだろうか、と思うヴォーカリストは世界中にいるだろう。
彼と一緒にステージに立ちたかったミュージシャンは世界中にいるだろう。
彼と親友になりたかった人々は世界中にいるだろう。
彼は誰にでも分け隔てなく親切に、いやな顔をせず、直筆サインを書いたり、一緒に写真を撮ってくれたりしたそうだ。何店ものオートグラフショップの動画や何人ものファンがアップした動画を見たことかわからない。
いつも、にこやかに笑顔でカメラのほうに向いたりVTRカメラのほうに向きながらサインを書いていた。サインを書いた相手に、Thank you、と言っている動画も見たことがある。考えられない対応である。めんどくさがったりすることは彼ら有名人だと当たり前なのではないだろうか。
日本とは違い、海外では1人で何枚もの写真やLPジャケットを持って、本人に書いてもらうことが当たり前に行われている。日本だと、本人が迷惑するだろうから、と、まず、大量に写真等を持っていってサインを書いてもらおうと思う人は少ないだろう。
海外で有名人が当たり前のように大量に持ってきたものにサインをしている写真を私が見たことは少なくない。だから、いつも、ハイ、ハイ、といった感じでさばさばとサインを書いてくれる。拒否する方も少なくない。当たり前である。1人に書いたら、周りのすべての人にしなければいけない状況になるかもしれないし、1人にサインをするのも面倒に思うことは人間なら当たり前ではないだろうか。
でも、ディオはひとり、ひとりに笑顔でサインを書いて、時には会話に受け答えしながらサインを書いていた。
彼の人柄がわかる厚意である。
彼はシャウトする歌い方をするときに、ウー、ウ~ゥ、イェー、イェーエー、エ~、というシャウトをする。
ディオの歌を聴いているなあ、と思う瞬間である。
クイーンに、ポール ロジャースが参加したときに、フリーやバッドカンパニーの時のように時折、イェ、ベイベー、と言っていたが、酒井康氏曰く、あれはないだろう、とおっしゃっていたが、その意見もわかるような気持ちがする。
レインボーの話がメインで語られるが、私はブラックサバス時代に奇跡的な科学反応を起こしていることに注目したい。
水と油、といわれていたミュージシャンたちが演奏したときに、考えられないような音を出した。あのようなことは稀有なことである。
アルバム ヘヴン&ヘル はいまだに語り草になる名盤中の名盤であるが、あの当時に彼らが、HR/HMの様式美、というものを確立させたのだと思う。音が古臭くない。私は個人的にレイニーのアンプが好きだが、トニー アイオミは当時、レイニーのアンプを使用していたこともあるが、かなり歪んだ音を出している。当時にしてはかなり歪ませて使用している。
あのアルバムは捨て曲がない、といってもよいと思う。残念ながらあの作品を超えるアルバムを彼らが再度、集まっても制作することはできなかった。
また、彼らのような、水と油、と思われるミュージシャンが集まって制作したアルバムで成功した例はとても少ない。
私はロニーのステージを一度も観ることができなかった。そのことがいまだに後悔している。いまだに、というのは彼が存命中から後悔していたからである。今の状況なら資金さえあれば何処へでも観に行けるが、当時働いていた会社は有給休暇や休暇を自分で選ぶことができなかったので、県外はもちろん県内で行われるステージすら観に行くことができなかった。だから、東京や大阪まで観に行くことなど不可能であった。
日本時間の5月16日とアメリカ時間の5月16日はロニーの歌を聴くことに決めていた。昨日も聴いたが、アメリカ時間の5月16日もロニーの歌声を聴こうと思う。
書きたいことは書ききれないぐらいある。言葉で書くより、彼の歌声を聴いて感じたいと思う。
Dear Mr.Ronnie James Dio
私はあなたの大ファンです。いまだにそのことは変わりません。
あなたの歌声を聴くといつもそのアルバムを聴いていた時のことを思い出します。
あなたのことは未来永劫語り継がれるでしょう。
私はあなたの大ファンになれて幸せに思っています。
あなたがのことを思うとメロイックサインとあなたの言葉、メッセージ、We Rock!!、"Magic"、ということが頭に思い浮かびます。
すばらしい歌声を聴かせてくれてありがとう。いつでもあなたの参加したアルバムを聴けばいつでも会えます。本当にいつもありがとう。
あらためて、故人ロニー ジェイムス ディオさんのご冥福をお祈りいたします。
合掌
今日の田中好子さんの告別式で彼女が死を覚悟して最後に残したメッセージが流された。人は絶望の時にその人の本性を見ることができる。
ある、お坊さんが、私は仏に仕えるものです。何を言われても驚きません。すべてを受け止める覚悟があります。私の病名を正直に教えてください、と医者に言った。
そうですか、それではお伝えします。あなたの病名は癌です、と医者が言った。
それを聞いて絶望したお坊さんは屋上から飛び降り自殺をした。
田中さんは最後に感謝の言葉を述べたくてメッセージを残した。自分にもう時間が残されていないことに最後の力を振り絞ってメッセージを残すことにしたのだろう。声に力がなかったが、あの声は精一杯力強く発した声だったのだと思う。偽りのないメッセージだった。
私はキャンディーズを知らない世代だが、あのメッセージには、グッ、とくるものがあった。年齢的な問題ではない。年齢的の問題だというのなら、自分がいろいろと人の死を見て、人の死に際を経験しているから、ということだと思う。
今日はコージー パウエルのアルバム オーバー ザ トップ を聴いた。このアルバムは大好きなアルバムでよく聴く。
今日のテーマは 死にかけて In My Time Of Dying だが、コージーの死に際も彼らしい死に際だった。不謹慎なことを言っていることはわかっているが、彼はフリーウェイで散っていった。彼女と携帯電話で話している時に何らかの状況になり、"Shit"!!、といった言葉が最後の言葉になった。その後は車がクラッシュする音だけが電話越しに聞こえたそうだ。
コージーは大の車好きでマツダ RX-3(日本名 サバンナ)のセダンでレースに参加して表彰台に上がったことがあるくらいのドライビングテクニックの持ち主だった。若い頃はシルバーのジャケット(というよりジャンパー)にスクーデリア フェラーリのエンブレムをつけたものをよく着ていたぐらいのスクーデリア フェラーリの大ファンだった。確か若い頃の彼はビアンコ(白色)のV8ミドシップエンジン搭載車 308 を所有していたはずだ。
ある日本の自動車評論家さんが著書で書いていたが、もし、コージーがフェラーリに乗って事故死していたら、コージーにとって後悔が残らない死に方だったのかもしれない、と書いていたが、私もその方がコージーらしい死に方だったと思う。彼が事故死した時に乗っていた車はサーブターボだった。
私はLed Zeppelin のヴァージョンの In My Time Of Dying が大好きである。死に際を、楽しく、おかしく、表現して演奏しているようである。それは、人間の死というものは人それぞれではあるが、人間が死ぬ間際、最後の最後、燃え尽きていく瞬間まで生きる、ということが大切である、とZEPは表現しているようである。
私は言葉はいらないから、ZEPの曲 Stairway To Heaven を葬式の間中、流してほしい。
どんなに大金を持っている女性でも天国への階段は買うことができない、というこの曲の歌詞は、人の死は平等であるべきだ、と歌われているように思うからである。
今日の帰りはシルバーアロー号(シルバーの折りたたみ自転車。シルバーアロー、とは何?、と思っていらっしゃる方も多いかもしれません。一般的にはグランプリやワークスの域がかかった形で各レースに出場するメルセデスのワークスマシンをシルバーアローと呼びます。シルバーはドイツのナショナルカラーです(日本は白色のボディに日の丸、英国はブリティッシュグリーン、フランスはフレンチブルー、イタリアはロッソ(レッド)などタバコメーカーのスポンサーが参入する前はナショナルカラーが決められていました。そのカラーでグランプリに各国のチームは出場していました。私はメルセデスの熱狂的なファンではありませんがF1グランプリ等のレースで活躍してきたワークスチームに敬意を表してあだ名をつけさせていただきました)で帰ってきた。
昨日、ギターの弦をはずしたので、今日はメンテナンス用品でギターを磨いた。金属部分がくすんだパーツを光らせる溶剤を塗り磨いた。ほったらかしにしていた期間が長かったので、くすみはとれない部分もあったが、大体はとれた。亡くなった祖母が仏壇用品を金属磨き用のコンパウンド(当時はそんなシャレた名前ではなかっただろうが)で磨いて記憶がよみがえった。
初めて使ったのだがオレンジオイルを指板やボディに塗って磨いた。部屋中がオレンジオイルのにおいになったのでちょっとした芳香剤だと思えばよいか、と思った。指板の汚れをあえて取らずにイングヴェイ気取りにしていたがオレンジオイルですべて汚れを落とした。
長年使ってきたので、汚れを落としても、ネックが日焼けして濃い色に経年変化しているし、よく見ると指板の所々が黒ずんでいて歴戦の勇者のようになっている。メイプル指板を選んだ理由は経年変化でこうなってほしかったからである。ローズ指板の方がしっくりするギターもあるのでローズ指板の方がすきなのだが、フェンダーのギターに関して、特にストラトキャスターに関してはメイプル指板がほしい、と思う。これは完全にイングヴェイの影響である。
弦はエリクサーのコーティング弦がストックしていたので使った。この弦は頻繁にステージで演奏する人向きではないけれど、素人で耐久性重視の人にはよいかもしれない。2セット合体で売っていたので、残りの1セットがストックしていたのでそれを使った。
早速アームをフローティングした状態で弦を張った。ロック式のアーム、ナットではないが、いつもアームの板の下に物を挟んでアームダウンした状態で弦を張ってフローティング状態になるようにしている。アームはあまり使わないが、アーム付きのギターは今まですべてこの状態で弦を張ってきた。
楽器屋さんに弦高調整に出さないといけないが今はとりあえずこの状態で練習することにした。ピックはダンロップの紫色のピックをいつも使っていたが、今回は初めてHERCOのナイロン製のピックを使ってみた。ジミー ペイジ、マイケル シェンカー、エドワード ヴァン ヘイレンがこのピックの愛用者である。FLEX75という銘柄、厚さのシルバーのピックである。
以前使ってみたときはペケペケ、という音がしたので。、使いにくいピックだ、と思ったが、今日はこのピックで練習していたら、このピックは使い易いと思った。力を抜いて指先だけで弾くチッキンピッキングと手首のスナップの両方を使っていつも弾くのでその弾き方ではとてもしっくりといった。あらめていつも使っていたピックで弾いてみたらHERCOのピックで弾くときに比べて力を入れて弾いていることがわかった。HERCOのピックは力をいれず、リラックスしたようにピッキングしないと、ペケペケ、ゴリゴリ、とした音になるので、ピッキングの練習をするには丁寧に弾かなければきれいな音が出ないので、HERCOのナイロン製のピックがよい、と思った。今後は、HERCOのピックでピッキングの練習をしようと思う。
今のセッティングで弾いて練習しているから、弦高を下げたらかなり弾き易くなると思う。
Jake E Leeは弦高を高くして、かなり激しいじゅん反りのギター(オジー時代の彼のフェンダー製のギターをシャーベルにカスタマイズしてもらったアームレスのギター)でトリッキーなフレーズを弾いていたのでそれに比べれば使いにくい、というほどではないが、弦高が低い方が弾き易いことはわかっている。楽器屋さんで診てもらおう。
バッキングは強く、ワイルドな音が好きだが、ソロは強弱をつけて弾かれているトーンが好きなので何年も経ってしまったが少し自分が求めるオリジナリティーがあるピッキングが練習を続ければできそうである。
兎に角、左指と右指と手首のスナップを合わせて弾けるようにChihiro S.さんにアドバイスしていただいた練習方法、ゆっくり、弱いピッキングで練習はじめようと思う。簡単な曲を弾けるようになろうと思う。それから、難しい曲を練習しようと思う。
Twitterでグラハム ボネットがファーストオーダーだけの受付だが、直筆サイン入りのCD、DVDを一点$35で販売する、と書いていたのでオーダーをだした。選べる商品はアルカラスのベストアルバム、ファーストアルバムとLive'83が1枚のアルバムになったもの2CDアルバム、ライヴセンテンスのDVDである。あらためて、買うこともないが、PayPalが使えるし、$35という値段だったら円高の今なら買いだなあ、と思ってオーダーした。不良在庫の処分かもしれないけれど、彼の内情は苦しいらしいから、私の財政も苦しいが、彼のために何かしたい、と思った。
今日もTwitterで私の活動をして(書いて)今日も1日、終了することができた。
明日が必ず来る、とは誰一人として言えない。今日できることをしようと最近は思っている。それを続けていれば明日以降ももし生きていたら結果になってあらわれるかもしれないから。
グラハム ボネットさんから日本に住む皆さんに向けてのメッセージが届きましたので私が代わってお伝えします。
My thoughts go out to all my Japanese friends ...Please all be safe...It's going to change your whole country for a long time....
Take care my friend and be safe .....I hope to see my friends again as your country recovers, from this hell.....GRAHAM BONNET.
始めのメッセージは、
君が無事でなによりだ。なんということだ・・・言葉にならない・・・酷い災害だ・・・、というメッセージをいただきました。
ご本人はとても心を痛めているようでした。
前日にメッセージをいただいた時は、またアルカトラスで来日するから、楽しみにしていてくれ、というメッセージをいただいたばかりでした。
今、私は何もできませんが、このメッセージを読まれた彼のファンの方々が少しでも励ましになれば幸いです。