別れと出会い
すんません、財布のことです。
いや、本当に長い間使ってたんですよ、左側のWhitehouse Coxの財布。今でこそ有名になったブランドですが、買ったのが確か1995年のロンドンの百貨店。多分100ポンドしなかったから、15000円くらい。今やその三倍近い価格ですが、確かにいいものだと思いました。ブライドルレザーでずっと蝋が出てきていましたが、とにかく雰囲気の良い財布だと思います。ただ、さすがによる年波には勝てず、中の仕切りが破れ、かなりよれて来た上に、カビも出てきてしまっていましたので、泣く泣くドナドナすることに。もう5年は使いたかったなあ。
で、新調したのが右側の青いGoldpfeil。これは実は2000年にドイツを離れる時に買ってあったもの。で、その後Goldpfeilは倒産の憂き目にあい、現在はブランドを日本の会社が引き継いで日本で生産しています。私が持っているのはドイツ製の最後期のものということになります。
このデザインは一時期だけ出たシリーズ(名前は忘れた)で、ブリーフケースも持っています。少しルイヴィトンのような雰囲気もありますが、凄く発色の良いもので更に薄い。厚手のブライドルレザーも大好きですが、少し方向を変えてみようと思います。
しかし、この財布をあと15年使うとすると既に60歳を超える頃になります。どんな人生の週末が待っているのか、怖いような見たいような複雑な気持ちですね。
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コメント
ドイツ特派員様
人生の終末が、週末だったら最高です。
失礼致しました。
投稿: ysjournal | 2011年7月22日 (金) 06時25分
私の友人エドワードとはかれこれ17年の付き合いになります。彼は二度ほど手術を乗り越えました。最近では会う事もなく、たまに会うとご機嫌ななめなので、たまにオイルを塗り、踏みつけてやるとよろこぶM野郎です。
投稿: savilerow | 2011年7月22日 (金) 08時29分
ysさん、
そうすれば通夜も告別式も週明けですから(笑)。
投稿: ドイツ特派員 | 2011年7月22日 (金) 22時47分
Savilerowさん、
そうですね、エドワード君やジョン君もそうですが、踏まないと駄目なんですよね。使ってナンボです。
投稿: ドイツ特派員 | 2011年7月22日 (金) 22時48分