2022年07月19日

435号、6月に英国ウィリアム王子がビッグイシューを販売したことを紹介!

435号が販売されています。
その表紙裏面!

6月に英国ウィリアム王子が路上で販売者と共にビッグイシューを販売したことは、世界的な大ニュースとなりました。
静岡新聞などでも紹介されていました。

母親である故・ダイアナ妃の遺志を引き継ぐように、これまでホームレス問題の解決に積極的に取り組んできた英国のケンブリッジ公ウィリアム王子。6月9日、王子が袖を通したのはビッグイシュー販売者の象徴である赤いベストでした。販売者デイブと一緒に路上に立った経験、二人の語らいをダイジェストで紹介しています。
ウィルアム王子は語ります。
「みんな他人に無関心です。都会では、毎日何百人もの人とすれ違うのに目も合わせない。両隣にどんな人がいるのか、少しでも知ることができたら素敵だと思いませんか?そうすれば、私たちはもう少し他者に理解を示し、寛容になれるはずです。ホームレス状態にある人たちが生活を立て直すにためには、たくさんのことが必要ですが、そのひとつが尊厳と自尊心ではないでしょうか。それを手に入れられるのがビッグイシューです」。
販売を経験することで更にビッグイシューの活動を理解しようとする姿は素晴らしいですね。
”尊厳”と”自尊心”を取り戻すこと、ビッグイシュー活動が目指す重要な要素です。

そして、ビッグイシューへのウィリアム王子の寄稿でも、大切な想いを語っています。

ウィルアム王子は、”王子”という立場を捉えて、「私の役割は、あらゆる社会的立場の人々に会い、さまざまな人生の物語を知ること。非常に恵まれた立場であり、光栄だと感じています。誰もがこのような機会を得られるわけではありません。また、私ではホームレス問題を主張するにはふさわしくないと思われるかもしれませんが、彼らの物語を広く伝え、社会の関心を引きつけ、行動を促すために、この立場を使うべきだと考えています」。

ビッグイシューの読者であり活動に参加している者としては、とてもうれしく勇気をもらえる言葉です。
ウィリアム王子の行動と言葉を受けて、ますますビッグイシューの活動を多くの人に伝える必要性を再認識しました。ありがとうございました。

435号の表紙とスペシャルインタビューは、Netflixで独占配信中のドラマ『私の解放日誌』で韓国俳優キム・ジウォン。ビッグイシューを知っている中で「いつか有名になったらビッグイシューに載せてもらいたいと思っていた」「素敵な志を持つ雑誌、ビッグイシューとご一緒にできて大変光栄です」と語る彼女の想いが伝わるインタビューです。

特集は、海の季節。水中遺跡へようこそ。海や湖、河川、洞窟などの水面下に沈む古代以来の人類史の痕跡は、いま、新たな測量機器や撮影技術、水中ロボットの開発などにより、歴史的な新発見が相次いでいます。
海に親しむ季節。水底に眠る人類の秘められた歴史に触れる特集です。

雑誌ビッグイシューは、静岡県内では、フェアトレードショップの静岡市「Teebom」、浜松市「晴天」、アートブックショップの静岡市「りぶらりお」で毎号販売しています。435号も販売中です!!








  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 16:53Comments(0)読者の皆さんへの報告

2022年07月07日

434号販売中、特集は、「ふり返る、コロナ政策の費用と効果」

7月6日の新型コロナウィルス感染者が、全国で45,821人と前週の同曜日から倍増となっています。
しばらく落ち着いた感染状況でしたが、第7波の襲来が心配されています。
その新型コロナウィルスをビッグイシュー434号の特集では、コロナ政策の費用と効果として振り返っています。

原田泰さん(名古屋商科大学ビジネススクール教授)は、2020年度の国のコロナ予算(77兆円)をベースに、使われた費用とその効果について検証を試みています。たとえば、国境検疫、緊急事態宣言、10万円給付、クラスター対策、PCR検査、医療資源の動員体制、ワクチン接種、コロナ不況対策……。

原田さんは、今いったんコロナ政策をふり返っておくことが必要であり、次に来るパンデミックなどに対しての備えになるだろうと言います。
コロナ禍は私たちに政治の重要性を感じさせました。政府が直接、人々の所得を左右することになったからです。

原田さんは、政策の効果をこう指摘します。
「台湾、韓国、オーストラリア、ニュージーランドなどのアジア太平洋の島国の先進国と比べても、日本は政府支出が多い割に経済成長率が低い。77兆円(2020年度:使い残し含む)も使って、GDPが22兆円も減少したことを考えると、使い方に問題があったと言わざるを得ません。先が見えない状況で、政府がいくら支出を増やしたところで、人々は安心して消費できない。政府に必要なのは安心感を与えること。コロナ禍によって所得が著しく低下した人には、所得の補填をする政策も必要なのではないでしょうか」・・・・・・・。
何が行われ、その効果はどうであったのか。また何ができなかったかを。
しっかり、検証することが大切だと思います。
是非、お読みください。

雑誌ビッグイシューは、静岡県内では、フェアトレードショップの静岡市「Teebom」、浜松市「晴天」、アートブックショップの静岡市「りぶらりお」で毎号販売しています。

  


Posted by ビッグイシュー静岡読者会 at 11:11Comments(0)読者の皆さんへの報告