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「司法」と「検察」をごちゃまぜにする風土が生む数多の冤罪

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僕は、きわめて感情の量が多い人間だから、何かのきっかけで憤怒に包まれることが多い。
大概は、「理不尽」な行為を受けたとき、あるいは、目にしたときに、そうなるのだが・・。
若い頃は、それでさんざん失敗してきたから、カッとなったら、まず、熱くなっている頭を冷やそうと努力するけれども、5回に1回は、今でも失敗する(汗)

尖閣諸島沖で起きた中国漁船衝突事件で、中国の対応を知るにつけ、頭が瞬間湯沸かし器のように沸騰するのだが、これは、「わが内なるナショナリズム」のなせる業(わざ)と思い、冷静になることにつとめている。
自分が、それ(ナショナリズム)を濃厚に持つ人間であることを自覚しているだけに、それによって判断を誤ることを、注意深く避けているつもりだからだ。
自国が海外に領土を広げる度にバンザイをし、日の丸を振って提灯行列をした戦前・戦中の大多数の日本人の愚かしさ・・・偏狭なナショナリズムの行き着く先が、「亡国」であったという歴史の教訓を、いつまでも忘れてはならないだろう。

だから、中国と中国の民衆が示す偏狭なナショナリズムにも、異を唱えたい気持ちでいっぱいだ。
週刊朝日の山口一臣編集長が、「中国が外国に対し強硬な姿勢をとる時は、必ず何か大きな国内問題を抱えている」と述べていたが、その通りだと思う。
社会主義国家とも思えない、都市部と地方の大きな格差により、疲弊しきった地方の民衆の暴動が、各所で頻発しているのではないだろうか。
民衆の不満を逸らすために、為政者のやることは、いつも領土が絡む外国とのイザコザだ。

さて、中国漁船船長が処分保留で釈放されたことについて、「弱腰だ」とする政府への批判が、野党を中心に巻き起こっている。
とくに、あの、安倍晋三元首相が、「中国の圧力に政治が屈した」と断じているのを見ると、この人がたかが腹痛で総理の座を投げ出してくれて本当に良かったと思った。
外交問題に、感情的なナショナリズムを、一国の総理が持ち込むことの愚は、きっとはかり知れないものがあっただろう。

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案の定、今度の船長釈放が、那覇地方検察庁の判断であったことが、論議を呼んでいるようだ。
たしかに、一地方検察庁が、「中国との国際関係」を公式に云々することは、いかがなものか、とは思った。
それはそれとして、テレ朝の「報ステ」が「司法の判断が下された」とする言い方をしたのには、「はあ?」と、思わず声を出してしまった。

同じようなことを、岡田幹事長も言っていた。
「司法の独立。検察が自ら判断したということが重要」と。
(民主・岡田幹事長発言詳報 「検察判断は尊重すべきだ」中国人船長釈放)

それに、それに、法律の専門家である筈の橋下大阪府知事もこう言ったのだ。
「政治家がしっかり方針を出すべきだ。司法が判断するのは違うんじゃないか」
(船長釈放「司法が判断するのは違う」…橋下知事)

この人たちは、いずれも、高等学歴を持った、「アタマの良い」面々ではないのか。
「三権分立」は、たしか、小学校5年か6年で習ったと思うが、この人たちは、「司法の判断」を下す主体が、「裁判所」のみであることを、どうもわかっていないらしい。

検察は、司法・立法・行政のうち、「行政」に当たる筈。
どうも、「司法」と「検察」の混同が、この国にはびこっているようだ。

「検察権は裁判所とは異なり,司法権には属さず行政権に属しており,裁判官とは異なり検察官は法務大臣の一般的な指揮・監督を受ける」

                 司法権(裁判所)

たしかに、時の政治権力によって、検察の判断が左右されることがあってはならない。
検察にはある程度の「独立性」が担保されるべきだろう。
しかし、その「独立性」が尊重され過ぎて、不当に強大な力を持ち、「司法権」の領域まで、その力を侵食させているのが、わが国の検察ではないだろうか。

検察によって公訴提起される案件は、裁判の有罪率が99%ということだ。
その、信じがたいほどの高率が、やがて、「検察のやることにに間違いはない」という神話につながっていく。
そして、いつの間にか、「検察=司法」という、誤った概念が、この国にはびこってしまう。

『それでも僕はやってない』という映画を観られた方も多いと思う。
痴漢冤罪を描いた傑作だったが、「逮捕・起訴=有罪」という方程式が、わが国に、太い根を下ろしてることを実感させられる。
「無罪推定」という概念の乏しさは、更なる警察・検察の「無謬性神話」を生み、数多の冤罪を量産してゆく。

警察・検察が扱っている間は、被疑者はあくまでも無罪なのである。
裁判所にその身が委ねられ、最終的に刑が確定して、はじめて、その者の無罪も含めた「罪」が決定し、それが「司法の判断」ということになる。
当たり前過ぎるほど、当たり前のことなのだ。

その「当たり前」が、ことごとく転倒しているのが、わがニッポン国の実相である。
石川和祐議員が逮捕、起訴されたとしても、いまだ、「司法の判断」が下ったことにはならない。
西松事件で捕まった大久保秘書の取調べに当たった前田元主任検事、現容疑者が、果たして「司法の判断者」としてふさわしいだろうか?

「司法」と「検察」について、詳しく書かれたふたつの良ブログを見つけたので、ここに紹介して、今日の終わりとしたい。

検察は、立法・行政・司法の三権分立の中では、本来、行政の一翼を担う権力である。にもかかわらず、実際は、司法をあたかも担っているかのような権力となっているのだ。検察の起訴した事件はほぼ有罪となり、無罪となる事件はほぼ例外的なケースだということを多くの国民は知らない。検察権力が司法権力として機能することの危険性は、封建時代の君主の持つ危険性を想像すればよい。

「鈴木宗男議員の失職と検察の罪」ブログ”どうなってるの!”より引用


日本のテレビや新聞は行政組織である「検察」を司法(裁判所)として扱(あつか)っています。行政(検察)と司法(裁判所)の分離ができていないのです。警察が裁判所でないのと同様に検察も裁判所ではないのです。検察や警察は裁判所ではないので、犯罪を罰する権限はありません。警察に逮捕され検察に起訴されてた状態でも、裁判所(司法)が有罪判決を確定させるまでは『推定無罪』なのです。検察や警察は、立法(議会)が定めた法律にもとづいて法律を執行する機関なので行政(内閣)に分類されるます。日本では法務省の所轄であり、法務大臣(現在の法務大臣は民主党の政治家)には検察を指揮する権限があります。そもそも、フランスやアメリカのような自由主義国家においては、国家とは国民の「生命・財産・自由」などの基本的人権を守るために存在しているのが大原則です。行政(内閣)が国民の基本的人権を守る手段の1つとして検察や警察といった組織を使うのは当然のことです。警察や検察が司法ではなく行政に分類されるのは当然のことなのです。

「検察は司法ではない!」ブログ”三方屋良磨の書きたい放題”より引用



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未分類 ï½œ コメント(3) ï½œ 20100925090356 ï½œ 編集
679|海外から見た日本|20100925105615

映児さんの言う通り、検察は司法には含まれてはいなくて行政の一部です。
という事は、検察は内閣によってコントロールされています。
では、なぜ政権与党の民主党が検察に狙われ続けているのでしょうか?
それは民主党も一枚岩でないからです。
西松建設事件も凛の会事件も政権与党である自民党からの指示で検察が民主党を襲った国策捜査です。
一方、陸山会土地購入事件は政権与党である民主党の菅・仙谷氏グループからの指示で検察が民主党の小沢氏グループを襲った国策捜査と見るべきです。
自民党の権力闘争に愛想をつかした小沢氏ですが、更に民主党の権力闘争にも巻き込まれてしまったのではないかと考えています。
また怖いのは、三権分立となっているはずの司法が内閣に取り込まれ腐敗してしまっている点です。
すなわち、検察も裁判所も時の政権にコントロールされている事が検察と司法が一緒のように見える原因ではないかと思います。

ですから、尖閣諸島中国船衝突事件に関する検察の意見も、組織上当然内閣からの指示を受けたものです。
皆さん知っていながら嘘をついているだけです。
中国の強固な反応は最初からわかっていた事です。
ですから、非公式に中国にビデオを見せて注意した上で中国人船長は直ぐに釈放する事が現実的・ビジネス的には適切な対応だったんですが、米国から指示を受けていた前原大臣は強硬な態度を取ってしまいました。
200%勝てない喧嘩をするほど馬鹿げた事はないです。
多くの日本国民が既に甚大な被害を被ってしまった事を菅内閣は真摯に考えるべきですが、『国民の生活が最後』『失言実行』の菅内閣に期待しても無理ですね(笑)
この事件は中国・米国の一部が仕組んだヤラセと思っています。
中国は、尖閣諸島の領土問題を国際社会に主張でき不当な海洋資源開発を正当化できます。
優秀な日本の会社にダメージを与え、中国企業の競争力の増強と中国国民へのガス抜き・・・・も出来ます。
一方、金のない米国は中国の軍事拡大危惧・在日米軍の抑止力の必要性を日本国民に宣伝し『思いやり予算』の増額、『辺野古基地』の必要性を強調できます。
米国も中国も全ての人間がこのように考えていませんが、日本のマスコミは一方的な情報しか流さないので多くの国民は既に洗脳されてしまっていますね。
中国は謝罪と賠償を要求していますから、この事件はまだ終わっていない可能性が大きいと思います。

菅・仙谷氏グループが羊の皮を被った狼だった事が明らかになりつつあります。
これ以上被害が大きくならないように小沢氏の次の一手を期待しています。
680|-|20100925155537

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681|ichiro.jr|20100925184110

今回のゴタゴタの犯人は”アメポチ”前原口先誠司であるとする見解を田中宇氏が鋭い視点で述べておられる。ご参考までに・・・。映児さんの益々のご活躍を期待しております。

http://tanakanews.com/100917senkaku.htm
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