いきなり億万長者になりました

 皆さん、どうもいつもブログを読んでいただいてありがとうございます。今日はみなさんに報告があります。


 実は今日、群馬の職場にいったら、いきなり億万長者になってしまったズラ(なぜか銭ゲバ風)


 ラオスからヘリマネ(コオロギ型)がきたんズラよ。ヘリマネには0が00000000と8個もあったズラ。「政府紙幣はあの財務大臣では見込みなし。もう民間紙幣でいく」といったまま消息をたつ人が多いが、毎日地道に努力していれば、ほら、この通り、僕みたいに億万長者になれるんだよ*1。


 

*1:まじめな話、山形さんどうもありがとうございます!

山形浩生・守岡桜訳:『無一文の億万長者』

 おお! これ訳がでたんだ。僕は山形さんの解説を読んですごく興味を抱いたんですよね。これは楽しみ。

かれは、事業には興味があっても、お金には興味がなかったのだという。「10億円以上の財産なんかあっても意味はない」「金は墓場に持っていけない」「財産が多すぎるのは家族にはかえって重荷だ」。そして、そのお金を最高に使うにはどうしたらいいかという視点の鋭さ。慈善だから無駄遣いでもいい、収益性や効果を考えなくてもいいというありがちな発想に、かれは異を唱える。慈善だって事業だ。なるべくお金が生きる援助をしよう。お金の使い方を知っている人を見つけて、(匿名を除いて)無条件でかれらに任せよう――ビジネスと同じ明快な論理が、慈善にも適用される。ぼくはかれの注ぎ込んだお金よりも、このビジネス的視点のほうが活動全体の中で重要じゃないかとすら思う。

無一文の億万長者

無一文の億万長者

 僕も今日、億万長者の仲間になったばかりなんだけど、なぜか無一文みたいな気がするんで、その意味でも親近感がもてます。


*1

*1:ちょっと不鮮明だけどこれって日付けマネーですたい なぜか左門豊作

和智正喜『仮面ライダー1971-1973』

 なんと編集の方から献本いただきました。どうもありがとうございます。早速、仕事を放置して読んでおります。なあに、大丈夫大丈夫。GDPが12%減少しようが、わが国は磐石。きっとショッカーが裏でちゃんと日本国民の生活を支配しているのでしょうw そうでないと財務大臣がへべれけでやってけるわけないですw

 それはさておき、いま半分まで読みましたが、これは面白いなあ。70年代当時の雰囲気とかヒロインたちの魅力とか、文体の簡潔さも読書の楽しみを倍増しています。ライダー世代はぜひ読んだ方がいいでしょう。

仮面ライダー 1971-1973

仮面ライダー 1971-1973

(付記)読破。面白く感銘したなあ。しかし少年ライダー隊ではなくて、それに代るかのような存在まで出してきて、それが時代を見事に表しているよなあ。

 仮面ライダーをリアルで見てた世代からすると、ここまで自分の人生でライダー歴が積み重なるとは思わなかった。ウルトラよりもライダーなんだよねえ、僕は。

松井冬子&ウィーンの浮世絵

 メモ代わり。昨日、ラジオを聴いていたら、妙に心にひっかかる重い抑揚の女性の声を聞いた。最近、自信喪失だとか「懺悔」だとかそういう声ばかり眼にしたり話を聞いているので、そのラジオの女性の自信に満ちた、しかし理性的な声を印象にとどめたのである。で、どんな人なのか実は断片的にしか聞いていなかったので、なにか演奏者ではないか、と勝手に思っていた。めったにないことなんだけどその声の正体を知りたくて、いま番組のホームページからその女性のサイトをみることで、自分なりに得心がいった。こういう作品を描く人は、ああいう喋り方をするんだろうな、と。ただもっと年を重ねた人かと思ったらとても若い人なんだ。J-Waveの番組の女性陣のしゃべりがなんか妙にふわふわしているといつも思っていたので、この松井氏の声の重みが心にひっかかったのもあるのかもしれない。しかし面白い作品だよね。

http://matsuifuyuko.com/works/index.html

 ところで数日前、浮世絵の風刺画を探していたら、下のサイトをみつけて面白くみてた。最近、このブログも経済ばかりまじめに??にやっているのでたまにはこんなもんも(ちなみに日本の浮世絵研究の大御所はまた有名な経済学史家でもあったりするので縁は深い)。

http://kenkyuu.jpn.univie.ac.at/karikaturen/

アーヴィング・フィッシャーの復活

 日本ではとうの昔から(ある意味で不幸ですが)注目されていたフィッシャーの負債デフレ理論、リフレーションが、ここ数日、元祖のフィッシャー紹介という文脈で海外で話題になりました。Fellow Travelerさんから教えてもらったものです。

ひとつはThe Economistの「Irving Fisher Out of Keynes's shadow」

http://www.economist.com/finance/displaystory.cfm?story_id=13104022

もうひとつは、Enrique G. Mendozaの論説Hire Irving Fisher! http://www.voxeu.org/index.php?q=node/3046です。

 これをネタに紹介記事を書き、エコノミストの記事の方に突っ込みをいれる予定でしたが、すでにnight_in_tunisiaさんがきちんとした記事を書いているhttp://mathdays.blog67.fc2.com/blog-entry-953.html。さらに後者の方は、hicksianさんがhttp://d.hatena.ne.jp/Hicksian/20090213#p1。


 というわけで重複するのでやめた 笑。

 うっかりしてたけど「徒然なる数学な日々 at FC2」をアンテナにいれるの忘れてた。