鏡を見て知るものは――「バジリスク～桜花忍法帖～」4話感想

2018/ 01/ 30 (Tue)

　伊賀の悲惨さたるや、予告で哀れと言われた鯨飲の比でないという……

バジリスク～桜花忍法帖～第4話「成尋衆、顕現す」
© 山田風太郎・せがわまさき・山田正紀・講談社／桜花忍法帖製作委員会

「バジリスク〜桜花忍法帖〜」4話を視聴。夜叉至の術は鏡に映った己を見た相手を操る。鏡に映る自分とはもう1人の自分、もう1つの意味であり、それを見るのは法悦だけではない。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月30日

甲賀と伊賀の子供達は、己と似た立場にある相手（=もう1人の自分）を見て己を知る。術が類似し異性を知らぬ七弦と涙、死ぬ覚悟を語らう式部と蓮、足元や空の見えない才蔵と現。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月30日

もう1つの意味という形では伊賀五花撰にしても同様で、法悦の鳥目には三途の川の渡し賃が含まれ、涅哩底王の名前を尋ねる事は卒塔婆に戒名を彫る事に繋がる。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月30日

が、五花撰の命は鏡に映った自分、謎の巨人といった「もう1つ」によって破滅へ導かれる。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月30日

そして忠長は、金剛楼閣という「もう1つ」の宇宙、時空間の中で己の過去を見る。本来見られぬ己を見るとはすなわち、「もう1つ」の己を見るということ。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月30日

さかのぼった時の中で忠長は、快復を祈る一念で家光に近付いた事が家光にはむしろ妬ましく思われた事を知る。「次代将軍への歓喜と野心」という存在しない筈の「もう1人」の自分を家光が見たということを。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月30日

夜叉至によってもう1人の自分を見せられた法悦は彼女に操られ、破滅へと走った。ならば、成尋衆にもう1人の自分を見せられた忠長のたどる運命もおそらくまた。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月30日

しかし伊賀の法悦さん、四肢を縛り上げようと反撃できる相手は小四郎や朱絹など前作の伊賀にもいただろうに油断しすぎである。名前がエクスタシーだからね、仕方ないね。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月30日

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バジリスク　～桜花忍法帖～　BS11(1/29)#04
第4話　成尋衆、顕現す伊賀の里に現れたのは夜叉至。蔦による結界を施していた蔦法悦。夜叉の鏡に映る自分の一生を見てしまった。意味のない一生に絶望して自らを身を投げる。 蔦の悲鳴に駆けつけた伊賀五花撰、3人を迎え撃つのは涅哩底王。涅哩の術は巨大な鬼で3人を仕留める。 成尋は駿河大納言の前に現れる。兄の家光様はあなたを成敗される。孔雀啄と輪廻孫六が幼き日の姿を見せる。竹千代様が...
2018.01.30 (Tue) 21:30 | ぬるーくまったりと　3rd

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突如現れた、成尋衆の孔雀啄（CV：豊永利行）によって甲賀五宝連の四名が倒されます。次の標的は伊賀五花撰と思われるので、七弦（CV：市来光弘）と涙（CV：上田麗奈）を伊賀の国へ向かわせますが・・・伊賀の守護者・蔦法悦（CV：茶風林）の前に現れたのは、成尋衆の夜叉至（CV:堀江由衣）でした。スケベ心さえ起こさなければ・・・・夜叉至の術は、鏡を使って相手の人生を走馬...
2018.01.31 (Wed) 11:40 | ぷち丸くんの日常日記

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