閉じられぬ真偽の扉――「バジリスク ~桜花忍法帖~」2話感想
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鯨飲の忍法はだいぶ用途が限定されるなあ……
バジリスク ~桜花忍法帖~ 第2話「五宝連、推参す」
© 山田風太郎・せがわまさき・山田正紀・講談社/桜花忍法帖製作委員会

「バジリスク ~桜花忍法帖~」2話を視聴。真偽定かならぬものと、それでも知る前には戻れぬもの。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月16日
忠長を襲う不審者は、甲賀五宝連からは「忍びと呼ぶのもおこがましい、人足のような者」と断じられる。人智を超えた技の使い手ではあるが、そういう意味では彼らが忍びであるかどうかの真偽は定かではない。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月16日
真偽定かならぬのは過去の忍法勝負も同様で、伊賀の薬師寺天膳の不死の忍法は甲賀者からは確かめようがない。また弦之介も瞳術を使ったのを鯨飲は話にしか聞いた事は無いと言うが、それも事実かどうかは怪しい。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月16日
真偽定かならぬ事は疑念やトラブルを巻き起こす。忠長の未練しかり、彼への襲撃と反撃しかり。八郎の響への手加減しかり、2人の血の定めしかり。迷子の捜索しかり、滑婆の親心に対する少女達の無理解しかり。1人で村を出ていこうとする八郎へ響きが詰め寄る事しかり。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月16日
八郎が響から目をそらした事が真偽不明の「何か」の決定的なきっかけになったように、瞳とはある種の忍法(魔法)である。暗闇の中で裁定への疑念を語る忠長の瞳は、まるで人ならざるもののように爛々と輝く。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月16日
しかし開けてしまった真偽の戸は、例えその身に雨風や危険が及ぼうが閉じる事ができない。生死の真偽定かならぬ状態の天信は、首が取れてしまった事によってその死を確かなものとする。果たして彼の身に何が起きたのか、次回、更に凄惨の香り。#桜花忍法帖
— 闇鍋はにわ (@livewire891) 2018年1月16日
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