代償ってことで/実は私は13話感想
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これにて夏アニメは終了。明日は秋アニメの視聴予定リストを更新予定です。
実は私は 第13話(最終回)「一緒に帰ろう!」
©増田英二(週刊少年チャンピオン)/じつわた製作委員会
白神が巨大なコウモリに連れ去られ、秘密がバレてしまったのだと彼女の実家へ向かう朝陽。果たして連れ戻すことができるのか……?
恋はまだまだこれから、の最終話。4話あったキャンプ話を大改変して30分にまとめています。原作では白神さんがさらわれたという誤解はなく、彼女の実家にキャンプに……というお話だったのでした。今回は正直、評価が難しい。紅本先生の新車即廃車は原作では1話使った面白エピソードだったし、白神さんの部屋で朝まで2人っきり?という状況も秘密がバレたバレないのという切羽詰まった状況ではないので純粋にドキドキできたし(白神父に追いかけられるという経緯は一緒だけど)……と、原作のネタの使い方を見るとなんであの味が出せないかなと思ってしまう。一方で白神父は怖そうな父親から子煩悩でやっぱりアホな所が明らかになったり白神母との関係が描かれたりと、アニメオリジナルのシーンの中で十分にその個性が示されているのはよくできている。トンカ……もとい記憶消去装置の再登場やバナナなどもさすがに古典的に過ぎる気はするのだけど笑ってしまいました。詰まるところ「あのシーンのアニメ化」という方向で見るとガッカリする一方、その前提を頭から消して見る分には十分笑える、という。
ただラブコメとして見た場合、このドタバタで三角関係から焦点がズレてしまったこと、秘密を守るために記憶無くします→あかーん!の使い回しシリアスが締めとしての弱さに繋がっているのは否めないかな。というか、この辺りのバランスはこのアニメがずっと抱えていた問題だったように思います。原作は確かにラブコメなのにコメの比重がやたら大きく、それが「新ヒロインを出してハーレム展開」という轍を回避し展開に多彩さを生んでくれているのですが、その味わいを生むには1クールはどうにも短過ぎる。また原作自身もスロースターター過ぎた。原作から大きな設定改変がされているわけではないし、脚本も先々の展開が細部で取り込まれるなど工夫はされていたのですが、どうもスタイルが合っていなかったのかな。できればもっと短時間に集中させた内容で、もっと長い期間見られれば良かった。未登場のキャラ、どんどんと暴走していくキャラの個性と可愛さなどなど原作にはまだ魅力がたっぷりと残されているので、4話などが面白かった人はぜひ……絵柄も初期は頭身が高めで違和感もあるかと思いますが、どんどんとキュートになっていきます。
色々な意味で扱いの難しいコンテンツではあったと思いますが、スタッフの皆様、お疲れ様でした。
関連:
実は私は 感想リスト
実は私は 第1話「告白しよう!」
実は私は 第2話「秘密を守ろう!」
実は私は 第3話「幼馴染に気をつけよう!」
実は私は 第4話「委員長を助けよう!」
実は私は 第5話「デート?しよう!」
実は私は 第6話「狼男に注意しよう!」
実は私は 第7話「セクシーになろう!」
実は私は 第8話「世界を救おう!」
実は私は 第9話「水着に着替えよう!」
実は私は 第10話「素直になろう!」
実は私は 第11話「夏祭りに行こう!」
実は私は 第12話「告白を阻止しよう!」
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