肩書は後から/乱歩奇譚8話他2015/8/21感想
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アクエリオンロゴス 第8話「貫け!虫の一分」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第8話「パノラマ島綺譚(後編)」
ゆるゆり特別編見逃した! まあ今は艦これ夏イベントの真っ最中だし、正直余裕ないのですが。海風出してE-4は突破しましたが、風雲掘ってE-7までクリアする時間あるかしらん。
アクエリオンロゴス 第8話「貫け!虫の一分」
©2015 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION LOGOS
落語家の家に生まれながらネットにお笑い動画をアップする道を模索する努虫。彼をそうさせる理由とは……
脇役の一分の第8話。シリアスからバカバカしい展開に戻すにあたって、先週の引き継ぎをするような場面ではほぼ必ず笑いを盛り込み、また各キャラそれぞれに目立つ場が用意してあり……と、前回不足していた要素を欠落なく詰め込んだ構成が楽しい。しかも下ネタも序盤からちまちま仕込んでいるので、ラストで「疝気の虫」をベースに一気にその方向に加速しても違和感がない……!(絵的に「ちくわ」が「別荘」の下敷きにもなっている) 落語の内容だけだと地味になるところ、正座しながら流されるアクエリオンやサウンドブースター救世号、赤い機体にとんがらしを仮託など映像面でも単調さを防ぐ演出が多々加えられていた印象。バカバカしくもよくまとめられた回でした。
しかし土聞以外にも想像上の遥香の声を聞かせておきながら、正体が1話のおばあさんだったってズルくないかwww
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アクエリオンロゴス 感想リスト
創勢のアクエリオンEVOL
アクエリオンロゴス 第1話「叫べ!創声合体」
アクエリオンロゴス 第2話「照らせ!意志の光」
アクエリオンロゴス 第3話「響け!私だけの夢」
アクエリオンロゴス 第4話「放て!心射る矢」
アクエリオンロゴス 第5話「取り戻せ!俺たちの夏」
アクエリオンロゴス 第6話「灯せ!己の強さ」
アクエリオンロゴス 第7話「燃やせ!救世の炎」
乱歩奇譚 Game of Laplace 第8話「パノラマ島綺譚(後編)」
©乱歩奇譚倶楽部
コバヤシと合流したアケチは、動機以外は全て分かっていると告げる。果たして事件の犯人は、そして「怪人二十面相」とは……
また眼鏡っ娘が犯人か!第8話。眼鏡なしの眼鏡っ娘のマネキン酒池肉林とかこの作品のパノラマ島は本当にセンスが無いな。などと考えると、あのマネキンが全部眼鏡かけてたら手のひら返していいかもなどと思いましたまる。せめて事後絵で眼鏡をかけるお慈悲を……と脱線はここまでにして。エンターテイメント性が弱い、とは先週この事件について書いたことですが、カガミの時同様にこれは意図的にそうした要素を潰していると見るべきかな。「自分をモデルにしたマネキンの山に囲まれる」という事態は背徳性やチヨコの苦悩をより掘り下げることができたアイディアですが、それは言葉で語られてしまって映像では強く出てこない。演出としてはコモダとヒロミの魔手にかかるシーンに食われているし、動機としては先週から語られていたコモダ達のブラック企業経営ぶりと食い合っているし、数学(?)を利用した犯行の方法は冒頭のアケチとナミコシの会話のイメージを途切れさせない道具に使われているし、チヨコの大切な友人もアケチ達へ目を向けさせるために顔を出すことも許されない。今回の事件は「友情」と「友情が生んだ二十面相創造の経緯」を描くためのお膳立てであり、けして前面に出てはいけないものなのです。だから狙いははっきりしていると言えるのですが、「2話使った事件の解決編」というのはこのお膳立ての仕方にはどうも向いていなかった印象。
二十面相創造の経緯については数学関係の知識はサッパリなのでその方面のツッコミは差し控えますが、あくまでも「アケチとナミコシの友情」だけの産物だったのは興味深くはある。2人の間を破壊するような人間を登場させていればそれが「発端の悪役」として視聴者に感情の矛先を向けられる存在となるのですが、そういった第三者は存在しません。だから「チヨコとユキコ」→「アケチとナミコシ」→「ハシバとコバヤシ」という2人組の描かれ方が鮮明に映る。そこに「アケチとコバヤシ」はない。
考えてみれば、コバヤシは助手とは言うもののアケチとコンビを組んでいるという印象は強くありません(基本的にハシバを交えた3人)。これは最初の事件で2人が2人とも探偵役を務め得る方向性を見せた時点で疑問に感じられたことではありましたが、最初からアケチとコバヤシという「2人組」を想定していなかったのならそれは納得に変化できる。「アケチ&コバヤシ+ハシバ」ではなく、「コバヤシ&ハシバ+アケチ」というのがこの3人の関係だったのですね。アケチにとって二十面相はかつての自らの「2人組」の片割れの遺物であり、それゆえに彼は二十面相と対峙するのにもっとも相応しい場所にいる。この増殖し続ける成り損ないとの決着をどう付けるのかは見当もつきませんが、物語の連続性の意味合いは出てきたかな。ただ、ナミコシの最後について実在の事件をモデルにするのは正直悪趣味。まあすっかり頭から消えていたものではあったのですが。
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乱歩奇譚 Game of Laplace 第5話「芋虫」
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【言及】
http://animegane1216.blog.fc2.com/blog-entry-3035.html
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http://84870.blog13.fc2.com/blog-entry-3849.html
http://blog.livedoor.jp/bobu_mono/archives/45163252.html
http://guutaranikki.blog4.fc2.com/blog-entry-12079.html
http://magi111p04.blog59.fc2.com/blog-entry-2284.html
http://tiwaha.cocolog-nifty.com/blog/2015/08/game-of-lapla-2.html
http://moerukabunushi.blog77.fc2.com/blog-entry-1493.html
http://hienkyaku.blog50.fc2.com/blog-entry-4149.html
http://luvnail.blog46.fc2.com/blog-entry-3972.html
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ゆるゆり特別編見逃した! まあ今は艦これ夏イベントの真っ最中だし、正直余裕ないのですが。海風出してE-4は突破しましたが、風雲掘ってE-7までクリアする時間あるかしらん。
アクエリオンロゴス 第8話「貫け!虫の一分」
©2015 SHOJI KAWAMORI,SATELIGHT/Project AQUARION LOGOS
落語家の家に生まれながらネットにお笑い動画をアップする道を模索する努虫。彼をそうさせる理由とは……
脇役の一分の第8話。シリアスからバカバカしい展開に戻すにあたって、先週の引き継ぎをするような場面ではほぼ必ず笑いを盛り込み、また各キャラそれぞれに目立つ場が用意してあり……と、前回不足していた要素を欠落なく詰め込んだ構成が楽しい。しかも下ネタも序盤からちまちま仕込んでいるので、ラストで「疝気の虫」をベースに一気にその方向に加速しても違和感がない……!(絵的に「ちくわ」が「別荘」の下敷きにもなっている) 落語の内容だけだと地味になるところ、正座しながら流されるアクエリオンやサウンドブースター救世号、赤い機体にとんがらしを仮託など映像面でも単調さを防ぐ演出が多々加えられていた印象。バカバカしくもよくまとめられた回でした。
しかし土聞以外にも想像上の遥香の声を聞かせておきながら、正体が1話のおばあさんだったってズルくないかwww
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コバヤシと合流したアケチは、動機以外は全て分かっていると告げる。果たして事件の犯人は、そして「怪人二十面相」とは……
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二十面相創造の経緯については数学関係の知識はサッパリなのでその方面のツッコミは差し控えますが、あくまでも「アケチとナミコシの友情」だけの産物だったのは興味深くはある。2人の間を破壊するような人間を登場させていればそれが「発端の悪役」として視聴者に感情の矛先を向けられる存在となるのですが、そういった第三者は存在しません。だから「チヨコとユキコ」→「アケチとナミコシ」→「ハシバとコバヤシ」という2人組の描かれ方が鮮明に映る。そこに「アケチとコバヤシ」はない。
考えてみれば、コバヤシは助手とは言うもののアケチとコンビを組んでいるという印象は強くありません(基本的にハシバを交えた3人)。これは最初の事件で2人が2人とも探偵役を務め得る方向性を見せた時点で疑問に感じられたことではありましたが、最初からアケチとコバヤシという「2人組」を想定していなかったのならそれは納得に変化できる。「アケチ&コバヤシ+ハシバ」ではなく、「コバヤシ&ハシバ+アケチ」というのがこの3人の関係だったのですね。アケチにとって二十面相はかつての自らの「2人組」の片割れの遺物であり、それゆえに彼は二十面相と対峙するのにもっとも相応しい場所にいる。この増殖し続ける成り損ないとの決着をどう付けるのかは見当もつきませんが、物語の連続性の意味合いは出てきたかな。ただ、ナミコシの最後について実在の事件をモデルにするのは正直悪趣味。まあすっかり頭から消えていたものではあったのですが。
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