私の願いを叶えておいて/天体のメソッド11話他2014/12/15感想
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天体のメソッド 第11話「流星群の夜」
漫画感想（「ゲスいよ! 花村さん」2巻（完））
昼食後の仮眠は大切。
天体のメソッド 第11話「流星群の夜」
©霧弥湖町観光協会
ノエルを思うがゆえに、またバラバラになってしまった5人。「ニッコリ」になってほしいと願うノエルのために、乃々香は……
近くにいるのに離れ離れになってしまった5人の心を再び繋ぐのが再び「願い」であるという循環が美しい。「いつまでも仲良くいられますように」「皆と喧嘩しても仲直りができますように」「いつまでも友達のままでいられますように」「乃々香のこともみんなのことも、ずっとずっと好きでいられますように」そして「みんなニッコリでいられるように」……同じようで少しずつ違う願いは物語の中でそれぞれが経てきた道を表していて、それはつまり、ノエルが願いを叶えてくれたということ。7年の間に別れてしまった5人を、彼女が繋ぎ止めてくれた。そしてそのことが、ノエル自身に願いを芽生えさせることにもなった。だから今回5人で流星群を見ることは「役割を果たさせてあげよう」とかではなくて、今度は彼女の願いを叶えてあげようということになる。5人の願いを通じてノエルは「円盤さん」から「ノエル」になったし、5人もそんな彼女を「円盤さん」ではなく「ノエル」という1人の少女として接する。最後のあふれる涙まで含めてノエルという「存在」の成長を感じることのできる11話でした。
このまま締めても良さそうなほどの回だったけれど、最終回は次回どころか次々回。先の先に何を描いてくれるのか、見届けたいと思います。
関連：
天体のメソッド 感想リスト
天体のメソッド 第1話「円盤の街」
天体のメソッド 第2話「ふたりの約束」
天体のメソッド 第3話「記憶のありか」
天体のメソッド 第4話「思いのかけら」
天体のメソッド 第5話「光の花」
天体のメソッド 第6話「本当の友達」
天体のメソッド 第7話「私のなくしたもの」
天体のメソッド 第8話「彼女の信じること」
天体のメソッド 第9話「さよならの意味」
天体のメソッド 第10話「願いの行方」
＜漫画感想「ゲスいよ! 花村さん」2巻（完）＞
ゲスいよ! 花村さん (2) (電撃コミックスNEXT)
木箱キユの「ゲスいよ! 花村さん」2巻を読了。今回で完結です。終了は唐突に決まったようで、実際最終話の前後編はかなりなんでもアリな内容なのですが、その割にはまとまっている。これまで散々ゲスなことをしてきた花村さんにとうとう天罰がくだされるわけですが、それが因果応報ではなくむしろ「どうしても彼女が見過ごせなかったこと」「どうしてもせずにはおられなかった善意」ゆえの結果というのがなんとも「花村さん自身にとって」ゲスい。それまでに起きる超展開もむしろ花村さんの選択を象徴的に浮かび上がらせる効果があって、それゆえに奇妙な余韻の残る結末となっています。単に彼女がこれまでの報いを受けるだけであれば、爽快だけど後味の悪い終わりとなっていたはずで、これを急遽決まった終了劇の中で創りだしてみせたのは素直にお見事。もちろん途中経過についても花村さんのゲスぶりに何度も口をあんぐりさせられました。いやうん、最後はともかく本当にタイトル通りゲスだよねこの子。
連載、お疲れ様でした。次回どんな作品を見せてくれるか、楽しみにしています。
関連：
漫画感想（「ゲスいよ! 花村さん」1巻）
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【言及】
http://nikkananilog.blog.fc2.com/blog-entry-643.html
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http://tiwaha.cocolog-nifty.com/blog/2014/12/tokyomx121411-b.html
http://natusola.blog105.fc2.com/blog-entry-3282.html
http://ai-mugi.blog.eonet.jp/aimugi/2014/12/post-a2f0.html
http://haruhiism.blog.jp/archives/52411750.html
http://kakioki60.blog129.fc2.com/blog-entry-2819.html
http://luvnail.blog46.fc2.com/blog-entry-3428.html
http://hyumablog.blog70.fc2.com/blog-entry-3913.html
http://kate555.blog59.fc2.com/blog-entry-2360.html
天体のメソッド 第11話「流星群の夜」
漫画感想（「ゲスいよ! 花村さん」2巻（完））
昼食後の仮眠は大切。
天体のメソッド 第11話「流星群の夜」
©霧弥湖町観光協会
ノエルを思うがゆえに、またバラバラになってしまった5人。「ニッコリ」になってほしいと願うノエルのために、乃々香は……
近くにいるのに離れ離れになってしまった5人の心を再び繋ぐのが再び「願い」であるという循環が美しい。「いつまでも仲良くいられますように」「皆と喧嘩しても仲直りができますように」「いつまでも友達のままでいられますように」「乃々香のこともみんなのことも、ずっとずっと好きでいられますように」そして「みんなニッコリでいられるように」……同じようで少しずつ違う願いは物語の中でそれぞれが経てきた道を表していて、それはつまり、ノエルが願いを叶えてくれたということ。7年の間に別れてしまった5人を、彼女が繋ぎ止めてくれた。そしてそのことが、ノエル自身に願いを芽生えさせることにもなった。だから今回5人で流星群を見ることは「役割を果たさせてあげよう」とかではなくて、今度は彼女の願いを叶えてあげようということになる。5人の願いを通じてノエルは「円盤さん」から「ノエル」になったし、5人もそんな彼女を「円盤さん」ではなく「ノエル」という1人の少女として接する。最後のあふれる涙まで含めてノエルという「存在」の成長を感じることのできる11話でした。
このまま締めても良さそうなほどの回だったけれど、最終回は次回どころか次々回。先の先に何を描いてくれるのか、見届けたいと思います。
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天体のメソッド 第6話「本当の友達」
天体のメソッド 第7話「私のなくしたもの」
天体のメソッド 第8話「彼女の信じること」
天体のメソッド 第9話「さよならの意味」
天体のメソッド 第10話「願いの行方」
＜漫画感想「ゲスいよ! 花村さん」2巻（完）＞
ゲスいよ! 花村さん (2) (電撃コミックスNEXT)
木箱キユの「ゲスいよ! 花村さん」2巻を読了。今回で完結です。終了は唐突に決まったようで、実際最終話の前後編はかなりなんでもアリな内容なのですが、その割にはまとまっている。これまで散々ゲスなことをしてきた花村さんにとうとう天罰がくだされるわけですが、それが因果応報ではなくむしろ「どうしても彼女が見過ごせなかったこと」「どうしてもせずにはおられなかった善意」ゆえの結果というのがなんとも「花村さん自身にとって」ゲスい。それまでに起きる超展開もむしろ花村さんの選択を象徴的に浮かび上がらせる効果があって、それゆえに奇妙な余韻の残る結末となっています。単に彼女がこれまでの報いを受けるだけであれば、爽快だけど後味の悪い終わりとなっていたはずで、これを急遽決まった終了劇の中で創りだしてみせたのは素直にお見事。もちろん途中経過についても花村さんのゲスぶりに何度も口をあんぐりさせられました。いやうん、最後はともかく本当にタイトル通りゲスだよねこの子。
連載、お疲れ様でした。次回どんな作品を見せてくれるか、楽しみにしています。
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