「とおりゃんせ、通りゃんせ、ここはどこの細道じゃ、天神さまの細道じゃ、ちょっと通して下しゃんせ、 御用のないもの通しゃせぬ、この子の七つのお祝いに、お札を納めにまいります。
 行きはよいよい、帰りはこわい、こわいながらも 通りゃんせ、通りゃんせ」
この童謡は江戸時代から伝わるわらべ歌で、今では、横断歩道の青信号でよく耳にするメロディーでもあります。この歌に詠まれた「天神さまの細道」には何故かミステリアスな謎が隠されているようで、子供ながらに不気味さを感じたことを思い起こさせます。
イメージ 1
また、梅の花と言えば「天神さま」…。
全国の梅の名所(梅園)では、今が盛りの梅花祭が開催かれ、大勢の拝観者で賑わいをみせていますが、ここ、京都北野の天満宮は、かの「菅原道真公」所縁の社寺です。
イメージ 2
右大臣に任じられ、国家の発展に尽くしていた道真公でしたが、左大臣の藤原時平の政略により、身に覚えのない罪によって大宰府(九州福岡県)に突如左遷されることとなってしまいました。いよいよ都を離れる際、私邸の梅の木に「東風(コチ)吹けば、匂いおこせよ梅の花、あるじ無しとて、春を忘るそ」と、その心中を詠まれています。
イメージ 3
「菅原道真公」を敬い御祭している、この由緒ある「北野天満宮」に参詣し、境内に咲きほこる梅の花を観賞してまいりましたので、満開の紅白梅をスナップ写真で掲載しました。
  〝 梅は咲いたか、桜はまだかいな
イメージ 4
 「暑さ寒さも彼岸まで」と申します。  間もなく桜の開花便りが流れるシーズン・・・ここ天満宮にほど近い花街の「北野おどり」の幕開けも, もうすぐどす。 
みなさんお誘い合わせて、綺麗どころの京舞やお花見に、どうぞ京都に おこしやす。
気まぐれ雑記帳の「4」コーナーに「菅原道真公」所縁の「大宰府天満宮」参詣を掲載しています。