2013年2月22日(REV.02)
料理のさしすせそは?
砂糖、塩、酢、醤油、味噌。
カメラのさしすせそは?
無かった。
「前回はシャッタースピードこと、露出時間について
お勉強しました。」
「・・・と言うことは」
「シャッター優先モードで写真が撮れるように
なりました!おめでとうございます!」
「シャッター優先モードって何だっけ?」
「まあ、そうなるわよね。」
「シャッター優先モードとは、シャッタースピードは
撮影者が設定し、その他の設定はカメラが全部
やってくれると言う撮影モードです。」
「露出時間をこっちで設定してあげれば
あとはカメラが仕事をしてくれると言う感じです。」
「と、言うわけで今回は、シャッター優先モードについて
お勉強しましょう。」
あの”江頭2:50”のキワドイ動きも
サクサク撮れる?
それが『シャッター優先モード』だ!
「って、えーー!!」
「著名人の名前を勝手に出してるけれど、
本当に大丈夫なのかしらこのブログ・・・。」
「で、えーっと。テレビで有名なあの芸人。
エガちゃんこと『江頭2:50』さん。」
「芸能は爆発だと言わんばかりの
とっても野生的なボディーランゲージを使ったギャグで
毎回お茶の間の空気を凍りつかせt・・・
「ゴホンッ、みんなを楽しませてくれる
コメディアンのおじさんですね!」
「凍りつかせるとか言った・・・」
「ごめん。私、あの人がテレビに出ると
チャンネルが勝手に変わる怪現象の発生する
家に住んでたの・・・。」
「あー、よく聞くよね、そう言うお家・・・」
「ゴールデンタイムで始めて
彼の姿を見て良い許しが出た時は
少し大人になった気分だったわ。」
「携帯電話やビッグマックの
類?!」
「あー、分かる分かる。
お前にはまだ早いってやつね。」
※カメラの話をして下さい。
「今日はよく話が脱線しますね。」
「さて、江頭2:50さんを撮るのに
なぜ"シャッター優先モード"が適しているのでしょうか。」
「答えは、露出時間を短くすることが出来るからです。」
シャッター優先モードってどんな時に使うの?:
結論から申し上げますと、シャッター優先モード(シャッター優先オート)は、動いている被写体を撮りたい時に使います。
まずは、この図をご覧ください。
この図の棒人間は、10秒で20メートルの距離を進むことが出来ますが、0.002秒(1/500秒)ではわずか4ミリメートルしか進むことが出来ません。これはもう、止まっているのと同じですね。
カメラと言うのは、物事の一瞬を切り取り記録するものです。
で、その"一瞬"の時間を決めているのがシャッタースピードこと露出時間なのです。
つまり、露出時間が短ければ短いほど、
レンズ内を動く被写体の距離が短くなると言うことです。
と、言うととても難しく聞こえると思いますので、これだけ覚えておいて下さい。
シャッタースピードが
速ければ速いほど、
手振れし難くなる。
「手振れした写真が多い時は、
シャッタースピードが自分で決められる
シャッター優先モードにすると、良いかもしれません。」
「手振れとエガちゃんに何の関係があるの?」
「被写体が動いてブレた写真になるのと、手振れは
同じ原理で起こる現象だからよ。」
「なるほどね。エガちゃんの動きって
テレビカメラでも追えない時があるものね。」
「あれは多分、演出よ。」
「エガちゃん、私が子供だった頃よりも
肌の露出具合が増えてるなと思ったら・・・。」
「否が応でも、目が行っちゃうわよね・・・。」
「うん・・・。きっと苦労しているんだね。」
「うん・・・。」
「それでは、シャッター優先モードの使い方を説明します。」
シャッター優先モードにする設定:
「"撮影モードダイアル"を
にセットしてください。」
「以上!」
「白い線に、文字を合わせる・・・っと。」
シャッター優先モードの使い方:
「シャッター優先モードは、露出時間のみを
設定することが出来ます。」
「シャッタースピードの設定は
コマンドダイアルを回して設定しました。」
「しかし、実はコマンドダイアルを回しただけでは
シャッタースピードの設定にはなりません。」
「え?あの時は数字が変わっていたよ?」
「実は、ダイアルを回す前に、
ちょっとだけ操作をしていました。」
「またそうやって私を混乱させようとするのね」
「ごめんごめん。あの時はダイアルの説明だったから
そこの手順は省略したかったのよ。」
手順:
①シャッターボタンを半押しにしたまま
②コマンドダイアルを回します。
「と言うわけで、ツン。よろしく!」
「OK!」
『とは言っても、一人じゃ出来ないぞ・・・?』
『とりあえずシャッターは足で・・・。いけるかな?』
『うーん、ファインダーまでは届かないかー・・・』
『あ、そうだ!』
『バルディッシュ!シャッターボタンは任せたわ!』
『これでよし!
あとは、このコマンドダイアルを回して・・・』
「ん?どれくらい回せばいいの?」
「適当で良いわよ。
シャッタースピードだけ設定してあげれば
他の設定はカメラが勝手にしてくれるわ 。」
『それなら適当にダイアルを回して・・・。
バルディッシュ、シャッターボタンを押して!』
"Yes, Sir!"
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「何も起こらない。」
「そうね。」
「バルディッシュ!!」
"W, Why?!"
「いや、ちげーよ!」
「えー、なんでなんでー?」
「露出時間が短すぎると
シャッターが下りないの言い忘れてたわ。」
「何よそれ・・・。」
シャッター優先モードを使っているんですが
シャッターボタンを押しても、シャッターが下りません
どなたか助けてください。
と言う話は、よくある話です。
その5で述べたとおり、露出時間の設定が短い写真(生焼けのトースト)では、写真が暗くなってしまいます。逆に露出時間の設定が長すぎる写真は、白くぼけてしまいます。
何度も言いますが、シャッター優先モードは、露出時間を決めれば、その他の設定をカメラが全部自動でやってくれます。
と言うことは、露出時間が長い時は、カメラが勝手にレンズの絞りを絞ってくれるということです。
逆に、露出時間が短か過ぎる時は、レンズの絞りを開放します。
ですが、開放しきってしまって、これ以上レンズが光を取り入れることが出来ないのに、露出時間が短い時は、真っ黒な写真になってしまいます。
これではシャッターを切る意味がありません。
なので、カメラは
「これじゃ撮っても意味が無いよ^^」
と、撮影者にモンクを垂れたのです。
※ちなみに、明るすぎる時も、シャッターが下りないようですよ。
「やっぱりカメラむかつくわー」
「所で、どれ位に設定したの?」
「4000とか出てた。」
「それ、このカメラで一番短い設定よ。」
「適当で良いって言ったじゃん!」
「そ、そうね。私が悪いわね。ごめんなさい。」
「それじゃあ、どれ位まで長くすれば良いの?」
「多分、今は"LO"って言う表示が出ていると思うから
それが出なくなるまで、数値を下げていって。」
「分かった。」
『気を取り直して、と。・・・よし、"LO"が消えた!
バルディッシュ、お願い!』
"Yes, Sir!"
『ガシャコッ』
「撮れた。やった!」
"Congratulation!"
「おめでとう、ツン!
ここまで長かったわね。」
「たった一枚撮るのに、その6まで進んじゃったよ。」
「大丈夫よ。この操作感覚を覚えれば、
どんな撮影モードでもサクサク攻略できるわ。」
「・・・つまり、これからが本番なんだけれどね。」
「とりあえず、ありがとう。」
「と、言うわけで今日は
シャッター優先モードでした。」
「ねえねえ、エガちゃんを説明に持ってきた理由は?」
「素早く動く被写体の一例として、挙げただけよ。」
「何で、エガちゃんなの?」
「あーもう、ウルサイわね。
エガちゃん出てきて面白かったでしょ?!」
「そ、そうかな・・・?」
「エガちゃんに失礼でしょ!
面白いって言いなさいよ!」
「・・・。」
「何よ、急に黙ったりして!」
「・・・エガちゃんの格好とカメラの露出を
かけたとかそういう話じゃないんだ。」
「・・・・・・・・・偶然よ。」
「・・・。」
その7へ続く・・・。
--更新履歴--
2013.02.22【REV.01】 初版公開。
2013.03.25【REV.02】 その7へのリンクを追加。
料理のさしすせそは?
砂糖、塩、酢、醤油、味噌。
カメラのさしすせそは?
無かった。
「前回はシャッタースピードこと、露出時間について
お勉強しました。」
「・・・と言うことは」
「シャッター優先モードで写真が撮れるように
なりました!おめでとうございます!」
「シャッター優先モードって何だっけ?」
「まあ、そうなるわよね。」
「シャッター優先モードとは、シャッタースピードは
撮影者が設定し、その他の設定はカメラが全部
やってくれると言う撮影モードです。」
「露出時間をこっちで設定してあげれば
あとはカメラが仕事をしてくれると言う感じです。」
「と、言うわけで今回は、シャッター優先モードについて
お勉強しましょう。」
あの”江頭2:50”のキワドイ動きも
サクサク撮れる?
それが『シャッター優先モード』だ!
「って、えーー!!」
「著名人の名前を勝手に出してるけれど、
本当に大丈夫なのかしらこのブログ・・・。」
※消されませんように。。
「で、えーっと。テレビで有名なあの芸人。
エガちゃんこと『江頭2:50』さん。」
「芸能は爆発だと言わんばかりの
とっても野生的なボディーランゲージを使ったギャグで
毎回お茶の間の空気を凍りつかせt・・・
「ゴホンッ、みんなを楽しませてくれる
コメディアンのおじさんですね!」
「凍りつかせるとか言った・・・」
「ごめん。私、あの人がテレビに出ると
チャンネルが勝手に変わる怪現象の発生する
家に住んでたの・・・。」
「あー、よく聞くよね、そう言うお家・・・」
「ゴールデンタイムで始めて
彼の姿を見て良い許しが出た時は
少し大人になった気分だったわ。」
「携帯電話やビッグマックの
類?!」
「あー、分かる分かる。
お前にはまだ早いってやつね。」
※カメラの話をして下さい。
「今日はよく話が脱線しますね。」
「さて、江頭2:50さんを撮るのに
なぜ"シャッター優先モード"が適しているのでしょうか。」
「答えは、露出時間を短くすることが出来るからです。」
シャッター優先モードってどんな時に使うの?:
結論から申し上げますと、シャッター優先モード(シャッター優先オート)は、動いている被写体を撮りたい時に使います。
まずは、この図をご覧ください。
この図の棒人間は、10秒で20メートルの距離を進むことが出来ますが、0.002秒(1/500秒)ではわずか4ミリメートルしか進むことが出来ません。これはもう、止まっているのと同じですね。
カメラと言うのは、物事の一瞬を切り取り記録するものです。
で、その"一瞬"の時間を決めているのがシャッタースピードこと露出時間なのです。
つまり、露出時間が短ければ短いほど、
レンズ内を動く被写体の距離が短くなると言うことです。
と、言うととても難しく聞こえると思いますので、これだけ覚えておいて下さい。
シャッタースピードが
速ければ速いほど、
手振れし難くなる。
「手振れした写真が多い時は、
シャッタースピードが自分で決められる
シャッター優先モードにすると、良いかもしれません。」
「手振れとエガちゃんに何の関係があるの?」
「被写体が動いてブレた写真になるのと、手振れは
同じ原理で起こる現象だからよ。」
「なるほどね。エガちゃんの動きって
テレビカメラでも追えない時があるものね。」
「あれは多分、演出よ。」
こう言う時こそシャッター優先。
「エガちゃん、私が子供だった頃よりも
肌の露出具合が増えてるなと思ったら・・・。」
「否が応でも、目が行っちゃうわよね・・・。」
「うん・・・。きっと苦労しているんだね。」
「うん・・・。」
「それでは、シャッター優先モードの使い方を説明します。」
シャッター優先モードにする設定:
「"撮影モードダイアル"を
にセットしてください。」
「以上!」
「白い線に、文字を合わせる・・・っと。」
シャッター優先モードの使い方:
「シャッター優先モードは、露出時間のみを
設定することが出来ます。」
「シャッタースピードの設定は
コマンドダイアルを回して設定しました。」
「しかし、実はコマンドダイアルを回しただけでは
シャッタースピードの設定にはなりません。」
「え?あの時は数字が変わっていたよ?」
「実は、ダイアルを回す前に、
ちょっとだけ操作をしていました。」
「またそうやって私を混乱させようとするのね」
「ごめんごめん。あの時はダイアルの説明だったから
そこの手順は省略したかったのよ。」
手順:
①シャッターボタンを半押しにしたまま
②コマンドダイアルを回します。
「と言うわけで、ツン。よろしく!」
「OK!」
『とは言っても、一人じゃ出来ないぞ・・・?』
『とりあえずシャッターは足で・・・。いけるかな?』
『うーん、ファインダーまでは届かないかー・・・』
『あ、そうだ!』
『バルディッシュ!シャッターボタンは任せたわ!』
『これでよし!
あとは、このコマンドダイアルを回して・・・』
「ん?どれくらい回せばいいの?」
「適当で良いわよ。
シャッタースピードだけ設定してあげれば
他の設定はカメラが勝手にしてくれるわ 。」
『それなら適当にダイアルを回して・・・。
バルディッシュ、シャッターボタンを押して!』
"Yes, Sir!"
「・・・・・・・・・。」
「・・・・・・・・・。」
「何も起こらない。」
「そうね。」
「バルディッシュ!!」
"W, Why?!"
「いや、ちげーよ!」
「えー、なんでなんでー?」
「露出時間が短すぎると
シャッターが下りないの言い忘れてたわ。」
「何よそれ・・・。」
シャッター優先モードを使っているんですが
シャッターボタンを押しても、シャッターが下りません
どなたか助けてください。
と言う話は、よくある話です。
その5で述べたとおり、露出時間の設定が短い写真(生焼けのトースト)では、写真が暗くなってしまいます。逆に露出時間の設定が長すぎる写真は、白くぼけてしまいます。
何度も言いますが、シャッター優先モードは、露出時間を決めれば、その他の設定をカメラが全部自動でやってくれます。
と言うことは、露出時間が長い時は、カメラが勝手にレンズの絞りを絞ってくれるということです。
逆に、露出時間が短か過ぎる時は、レンズの絞りを開放します。
ですが、開放しきってしまって、これ以上レンズが光を取り入れることが出来ないのに、露出時間が短い時は、真っ黒な写真になってしまいます。
これではシャッターを切る意味がありません。
なので、カメラは
「これじゃ撮っても意味が無いよ^^」
と、撮影者にモンクを垂れたのです。
カメラだって、たまはにモンクを言う。
※ちなみに、明るすぎる時も、シャッターが下りないようですよ。
「やっぱりカメラむかつくわー」
「所で、どれ位に設定したの?」
「4000とか出てた。」
「それ、このカメラで一番短い設定よ。」
「適当で良いって言ったじゃん!」
「そ、そうね。私が悪いわね。ごめんなさい。」
「それじゃあ、どれ位まで長くすれば良いの?」
「多分、今は"LO"って言う表示が出ていると思うから
それが出なくなるまで、数値を下げていって。」
「分かった。」
『気を取り直して、と。・・・よし、"LO"が消えた!
バルディッシュ、お願い!』
"Yes, Sir!"
『ガシャコッ』
「撮れた。やった!」
"Congratulation!"
「おめでとう、ツン!
ここまで長かったわね。」
「たった一枚撮るのに、その6まで進んじゃったよ。」
「大丈夫よ。この操作感覚を覚えれば、
どんな撮影モードでもサクサク攻略できるわ。」
「・・・つまり、これからが本番なんだけれどね。」
「とりあえず、ありがとう。」
「と、言うわけで今日は
シャッター優先モードでした。」
「ねえねえ、エガちゃんを説明に持ってきた理由は?」
「素早く動く被写体の一例として、挙げただけよ。」
「何で、エガちゃんなの?」
「あーもう、ウルサイわね。
エガちゃん出てきて面白かったでしょ?!」
「そ、そうかな・・・?」
「エガちゃんに失礼でしょ!
面白いって言いなさいよ!」
「・・・。」
「何よ、急に黙ったりして!」
「・・・エガちゃんの格好とカメラの露出を
かけたとかそういう話じゃないんだ。」
「・・・・・・・・・偶然よ。」
「・・・。」
その7へ続く・・・。
--更新履歴--
2013.02.22【REV.01】 初版公開。
2013.03.25【REV.02】 その7へのリンクを追加。