6月10日は宮永界の誕生日らしいです。

ここ1年で宮永界は登場も言及も多分されていませんが、
逆に「言及されるべきなのに言及されなかった」場面がありました。 
それは、本編第199局で宮永咲が片岡優希と話すところです。

(宮永照の)「8回目の和了りを許したら9回目は阻止できないんだよ」
「お母さんも私も従姉妹の光ちゃんもダメだった」

先月発売された単行本19巻の147ページですね。 
(ちなみに私は怜-Toki-特典の野上葉子がとんでもなく"小学生"だったから文教堂で買った)
超がつくほど久しぶりに光ちゃんが言及されたところでもあります。


……


いや、お父さんは!!?????

普通は「お母さんでもお父さんでもダメだった」では???
従姉妹とはいえ何故に父親を差し置いて光ちゃんがしゃしゃり出てしまったのでしょうか?
いきなり「従姉妹の光ちゃん」とか言われても片岡優希は「誰?」ってなりますし、
そもそも読者にとっても「お母さんの宮永愛はプロだけど、光ちゃんの実力は知らねえよ!」となります。

仮に、片岡優希が既に宮永咲の家庭事情を把握していたとしても、
「私の両親でも従姉妹でもダメだった」でよくないか????

妥当な解釈の落とし所としては、
「宮永界は男性だから(そしてその男性の中でも)弱いので宮永照の強さを強調する比較対象として相応しくなかった」でしょうかね。

しかしながら、
「そもそも宮永界は家族麻雀に参加していなかった」でも
矛盾はない……はず。

ドラマCDや実写版では麻雀を打つ宮永界のシーンがありますが、
どちらも原作者が監修しているだけで原作とはパラレルの話です。

本編1巻で宮永咲が家族麻雀について話す台詞でも、
「家族」と打ったとしか言っておらず、
コマの絵でも幼少期の宮永咲だけで対局相手がわかりません。
宮永界が麻雀できない人だったとしても特に矛盾が生じないんですよね。
(見落としがあるかもしれないしアニメでは違うかもしれないけどまあまあ)

それに、いつでも出来そうな家族麻雀が何故かお年玉争奪戦の際にしか開催されない不自然さも、
従姉妹が来ないとメンツが揃わないとすればそこそこ納得できるというか、
点と点と線で繋がったような気がしませんか?

20B1DF6E-46C3-468A-BEE4-C0584FA5C00E