原因はこいつ、amazon dash ボタン君。
こいつを導入してからと言うもの常にウィルキンソンのストックがドン。
冷蔵庫はコレもん。
コレだけ潤沢にストックがあると何の気なしにハイボールやら起き抜けの水分補給やらでバカバカ呑んでしまう、結果一人暮らしだと言うのに10日に1度ペースでdashボタンを押下、実に1日2.4本、すでに炭酸水が飲みたいのかボタンが押したいのかよく解らない本末転倒状態だ。
※常に500ml×24本単位で発注
こうなってしまうと全くブランドシフトの余地が無い、仮に他メーカーの炭酸飲料をコンビニで見かけようとTVCM等メディアシャワーを幾ら浴びようと「ストックあるし、持ち帰りダルいし、」と見向きしなくなる、恐るべしamazon・・。
話がズレた。
で、このエントリの趣旨は、別に歯止めの掛からない消費にストップをかけたい訳でもアンチamazon運動を起こそうって訳でもなく、折角うちに沢山ある炭酸水の、飲料用以外の可能性も探って見ようと言う話し。
調べてみると用途は色々あるようで、とりあえず色々やってみる。
■揚げ物などをふっくらさせる
加熱時に気泡が出るため衣にエアーイン、という技法。玉ねぎがあったのでオニオンリングやってみる。
"サクみ"を越えた"ザクみ"を目指したいのでコーンスターチも添加、最後に炭酸水を投下。
・揚げる
・いい感じだぞ
なんかフレッシュネスで見たような太さに仕上がったぞ・・。
玉ねぎは輪切りでバラしているので一つ一つはペラペラだったのに、炭酸のおかげか衣がバッフンバッフン膨張するのでカサ増しパンプアップ具合が凄い。
これは種類で言うとフリットってやつだろうか。衣はコーンスターチの効果もあってクソぶ厚い割にザッカザッカのクランチ感で中の玉ねぎも超ブリブリ。
ビールのアテにはもちろん、カサ増しが半端じゃなく食い応えがありカロリー当りのコストも非常に低いので石田家のような大家族や相撲部屋にうってつけだ。
■米が旨く炊ける
これは知らなかった。
だが「炭酸水素ナトリウム」入りの炭酸水じゃないとダメらしく、ウィルキンソンは二酸化炭素を加圧してるタイプなのでNG。
だが「炭酸水素ナトリウム」入りの炭酸水じゃないとダメらしく、ウィルキンソンは二酸化炭素を加圧してるタイプなのでNG。
炭酸水素ナトリウム入りはペリエなどの天然ボトリング系、または重曹水(重曹=炭酸水素ナトリウム)を作れば良いとのこと。何故か我が家に重曹があったのでやってみた。
・泡立ってキモい
・うん、艶が良い気がする
米ソムリエでは無いので恐らくなんだけど旨い気がする、普通に炊くよりふかふかしてるか、光沢は良いと思われる。ちょっと誰かもやってみて下さい、ご意見伺いたい。
■タンパク質を柔らかくさせる
豚バラのコーラ煮とか良くあるヤツ、幾度と無く作ってるので今回は省略。
■スクランブルエッグをフワフワにする
溶き卵に炭酸水を加えると、加熱で固まった卵の中に気泡が発生してフワ味が増すらしい。
早速やってみる。
・卵4コと豆乳大さじ2、塩コショウ
・そして炭酸を大さじ2ほど
当たり前だけど泡立つ。
・バターひいてゆっくり加熱
五徳をブチ壊す勢いでガッツンガッツン鍋を揺らし混ぜまくる。
少しでも加熱しすぎると即死なので時々鍋を火から外しながら焦らず慎重に。
・いい感じかよ
ほう・・これはすごい・・
液体から固体へ変わる寸前に皿へ盛り付けたのだがその割にダレておらずパンケーキのような厚みのある円盤を形成する絶妙なゲルだ。
・ドレスアップ
ホテル。ホテルだ。どっかいいとこのホテルの味だ。
このゲルのとろけ具合は金夜にしこたま呑んで二日酔いの土曜の昼に王様のブランチを見ながら食うと最高に旨い確信がある。
この世のあるゆる叙情性は「境目」に宿ると言われている、
遥か水平線や国境線に始まり海と砂浜を分ける波打ち際、山々と空を分ける稜線、そして白身と卵黄の継ぎ目といった身近なものから大人と子供を分ける思春期のそれ、そしてハイレグにおけるそれに至るまで、全ての「境目」はリリカルで胸を打つ情景を発露しており、それらが人類に投げかけるメッセージは無視することの出来ない意義を持つ。
遥か水平線や国境線に始まり海と砂浜を分ける波打ち際、山々と空を分ける稜線、そして白身と卵黄の継ぎ目といった身近なものから大人と子供を分ける思春期のそれ、そしてハイレグにおけるそれに至るまで、全ての「境目」はリリカルで胸を打つ情景を発露しており、それらが人類に投げかけるメッセージは無視することの出来ない意義を持つ。
そういった意味でこのスクランブルエッグの固体と液体の境目が指し示す言葉にならない小田和正的叙情詩は大当たり中の大当たりと言って差し支え無いだろう。
というわけで可能性に溢れた炭酸水。なんかアツいレシピあったら是非ご教示ください。