ちみをぶろぐ

宇宙一旨そうに飯を食って酒を呑み、アーだコーだする飯グダブログ。
尋常じゃなく写真がデカイのでPCで見るべき。※執筆依頼は https://twitter.com/chimiwo まで

ちみをの食材探訪1 吉池の「焼海老」が、味の次元を押し開く

飯というものは多次元になっている、人間の脳が最大11次元を作り出せると言われるようにだ。

飯の次元構造はベースの五味、またそのうちの一つ旨味の掛け合わせが作る。旨味はグルタミン酸だのイノシン酸だのグアニル酸だのがメジャーだが、単体ではなく複合させることで旨味の次元がドシュんと拡張する。

その「ドシュん」のキーは星の数ほどあるが、こいつのように扱いやすく手軽で手早く、汎用性のある旨味ブーストは非常に重宝する。

▼吉池の焼海老
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焼いてかっさかさになった小エビ。ただの珍味と思うことなかれ。

▼ルックスは海老そのものである
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加熱された海老はアデニル酸という旨味を含む。これが新たな次元をガツンとノックする拳骨だ。
この焼海老の扱いやすいところはそのまま食べられる状態であり塩分が無いところ、
つまり料理に放りこむだけで良いのだ。

▼浅漬けに放り込む
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▼旨い
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旨味の添加、そして浅漬けにあるまじきクランチする食感と色味をも加えることができる。

▼味噌汁へ放り込む
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味噌のグルタミン酸とのタッグ、普段の何でもない味噌汁に溢れる海老味が翕然し輝きが飛び散る。
海老に塩分が無いので遠慮なく放り込める。

▼ガパオに放り込む
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ただでさえオイスタソース、ナンプラー、肉等あらゆる旨味成分を含むガパオ。
そこに未開拓の死角から打ち込む海老味が重なるとそこは多次元ユニバース。

▼なんか炒め物に適当に放り込む
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ネギ、厚揚げ、焼海老。醤油で適当に炒めただけなのに旨すぎる。

▼クルミと炒る
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いやたまらん。クルミと焼海老を軽く炒って塩かけただけなのに、どうしてこんなに広がるパノラマ。

▼旨い
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この応用力の高さが魅力、旨味が豊富過ぎるので量を間違うと料理が支配されるので注意。
ただ2つだけ弱点がある。

1つは御徒町が誇る食材庫こと「吉池」でしか手に入らないこと、
もう1つは「鋭利なので先端が口や手に刺さる」ということ。

▼油断すると痛い
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さあ取り合えずひと袋、買って始まる宇宙がある。

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