ちみをぶろぐ

宇宙一旨そうに飯を食って酒を呑み、アーだコーだする飯グダブログ。
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ちみをぶろぐはnoteに半引越ししてます

  • 2020年11月30日
誰でもAmazonで手に入るchi miwo的激アツ商品について書き散らかし中、必読

ちみをnote 俺の身体はAmazonで出来ている
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しばらくこちらに注力しまーす
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チェーン系カレー最強候補、チューニング感のよい「マイカリー食堂」のカツカレー550円

  • 2020年07月27日
この世にカレーショップは数多あるが、あの松屋系列が展開するカレーショップ「マイカリー食堂」のカツカレーがチューニングバランス最強と思わしき出色の出来なので強く押したい。

▼カツカレー550円(+ほうれん草トッピング100円)
P7270155


社食学食並みの値段だがまずカツの厚みからして550円のそれではない。

▼良い
P7270160


ルーは一見するとベーシックな風合いだがこのカレー最大の特徴が「香辛料使い」。口に置いた直後立ち上がるアタックのあるカレー然とした香りもちろんのこと、値段似つかわしくないサステインの太いコクがカツに好相性。

▼ルーのテクスチャを確認
P7270157a


そして注目したいのが喉を通ってから後を追いかけて抜ける「清涼香」、おそらくカルダモンあたりだと思われるがスッと喉奥を走る爽やかな香りが非常に小気味よく、このリリースの印象がカレー全体の完成度に全く別の評価を与える。

この万人受けする全体バランスの良さに加え、それだけには留まらず巧なスパイス使いによって心にプラスアルファを落としていくクリエイティブセンスは相当な手練れのチューニングによるものに違いない。いうなればジャズコにエピフォンのレスポールを突っ込んでOD1とエレハモのコーラスをかませて鳴らしたパワーコードの印象に近いだろう。弦は太目。

チェーン店にこれをやられるともう半端なカレー専門店ではお手上げでしょう、恐るべし松屋フーズ、容赦なし。トッピングも種類豊富なので近所にあるならばローテに加えておこう。
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庚申塚で更新する餃子観と炒飯観。「ファイト餃子」

  • 2020年07月18日
やってきましたかの有名な「ファイト餃子」。

ただのホワイト餃子の亜種という認識しかなく期待度は中の上程度で暖簾をくぐったが(暖簾があったか覚えてないが)「亜種だとして、だからなんだというのだろう」という満足感に加え餃子と炒飯に対する傲慢な諦観を崩してくれたのがこのお店。まあそもそもホワイト餃子チェーン加盟店と店先に掲示されているし、私も私で本家ホワイト餃子は未訪問なのだけど。

▼餃子
IMG_8534

私の餃子のイメージは厚過ぎない一口サイズの皮にビシっと詰まった餡というものだが、対してファイト餃子はガッシリと丸く大きい皮が揚げ焼かれていて中には量控えめな具。皮との間に隙間があってそこに熱気と肉汁が携えられている。

IMG_8543

具は味も量も控えめなので硬さと重量感ある皮の主張が増す。皮を楽しむ方が正解な気がする。

どちらかというと小籠包に近い、もっと言うと横浜中華街でいつの間にか名物の顔をしている焼き小籠包に近い。しかし近いだけであり改めて小籠包かと問われればいや全然違うし、やはり餃子といえば餃子であってメニューに「餃子」と銘打っているからそれはもう餃子だと認識しており、それでも食べ進めると「やはり餃子や小籠包というより台湾の胡椒餅のほうが、いやでもあんなに具がリッチじゃないしな・・」と考え込んでしまい、食べていてよくわからなくなった。しかしビールには合う。旨い。

▼with酢胡椒でスマッシュヒット
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▼炒飯
IMG_8539

これも理外の玉子あと乗せ。米は強火で表面ガリっとしつつも粒の分離はさほどではなく焼きおにぎりを破砕したような仕上がりで玉子との対比を楽しませる。玉子以外の具は最低限でシンプル、紅ショウガの酸味がバランサーの役割、洋食屋の焼きめしの領域か。「米を玉子を纏わせてパラパラ教」とは全く別の教義だがビールには合う。旨い。

店構えはオーセンティックだがいざ料理が提供されると絶妙な新規性に驚かされるお店というのが稀にあるけどまさにそういう感じ。事前インプットほぼ皆無だったので余計に楽しめた。

料理はスタンダードで万人に75点をもらえる方向に収斂しがちだけど、こういう「絶妙なはみ出し方」をしてもらえると「なぜこうなったか」に思いをはせるだけで食事が楽しくなるというもの、自分の固定されたイメージをくっと拡張し新たな餃子観、炒飯観にアップデートできる喜びは重要で貴重。
こういう料理を、私はいつでも探しているのです。

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