まだテフロンで消耗してるの?
我が家では以前よりニトリのスキレットが大変な活躍をしていたがこの度、晴れて鉄のフライパンを導入する運びとなったので、今からその素晴らしさをとくとくと語ります。
鈍く光る鉄の艶やかさにまずうっとり。
タダの銑鉄の塊をドイツ人がドンガンドンガン金槌でぶん殴って成形された鍛造のフライパン、なのでちょっと形が歪んでいたりしてそこが堪らなくカッコイイ、っていう男の子ならわかるこの感覚、
男子はいつだって硬くて重くてゴツいものが好き、こいつを手にすると所有欲がみるみる満たされオーナーであることに誇りすら覚えます。
当たり前だけど鉄の鍛造だから死ぬほど頑丈、相当なことが無い限り曲がったり穴が空いたりはしないからコスパが高い、そしていざという時の防具としても利用できる。
取っ手の部分も銑鉄の塊から叩き出されているため取っ手に継ぎ目が無いという点も大変重要で、
非常に洗いやすく行平鍋のように取っ手が劣化することも無い、時代は取っ手の取れるティファールに取って変わって取っ手の取れないこいつの時代。
当然1,2年で寿命をむかえるテフロンと違って繊細なコーティングなど一切無いので100年は使えるから自分はこのフライパンの最後を看取ることが出来ない、最低3代は受け継ぐ必要があるので今日からこいつを家宝とします。
しかし鉄は鉄なのでサビには弱い、錆止め材が塗ったくられているのでタワシで洗っていっちょヤキを入れてやる必要があります。
油を塗り→焼き切る→油を塗り→焼き切るを数回繰り返し、最後に野菜くずを入れて加熱。この作業をシーズニングと言い油が馴染んで鉄臭さが取れます。
■シーズニング中
これが完了したら満を持して肉を焼く、今日の獲物はイチボ、常温に戻して塩コショウをなじませたイチボを鉄ならではの高火力で一気に焼き上げる、この芸当はテフロンでは不可能ですね。
■バリッ!
■続けて反対側もバリバリッ!
熱伝導性が高く高火力でバキバキ焼けるので焼きムラが出ないからこの世のものとは思えないほど美しい焼き色に。
■断面ドンッ
完璧なレア。ダラダラと焼く必要が無いから、バリッとメイラード反応した外の層とレアを保った中の層のコントラストがもはやアートの領域です。
肉を常温に戻す時間はあるものの、焼き始めてからおよそ2分、カップ麺より早い。
もちろんフライパンのまま食うと冷めないし、フライパンの上でペティナイフとかでサクサク切れるから楽、皿も使わないので洗い物もフライパンだけ。
■最後はその残った脂でフライドライス。ブロッコリーやコーンなんかを炒めても旨い。
肉の脂を全て吸収して旨味のモンスターと化した米も高火力でバリっと仕上がります、胃がキュンキュンすること請け合い。フライパン一つで皿も使わずあっという間に2品、酒もススムし忙しい時の自炊にうってつけ。
■後片付けもクソ楽。まだフライパンが温かいうちにシンクでお湯でさっと流してキッチンペーパーでサラッと拭くだけなんですねこれが。
更に脂ひいて加熱しておけば錆びない、が、翌日も使うのであれば別にやらなくても問題無かったりする。
そしてヤバイのがこのイチボのお値段、なんと約300円、ハナマサ最高!店で食ったら最低でも3倍か。
もちろんステーキ以外に炒め物もバリっと仕上がるしタダのベーコンエッグだって謎のレベルに仕上がります。
そんな神器、turkのフライパン24cmが今ならアマゾンで約1万円、100年使えるから1年で100円。最高かよ。
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というわけで、豊かな人生を送りたければ即刻買いましょう。
ドイツ turk社 クラシックフライパン [並行輸入品] (24cm)