
著者:井上堅二
販売元:エンターブレイン
(2012-09-29)
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進路希望調査の記入内容に迷う明久・雄二・ムッツリーニの三人に、学園長が提案したのは召喚者の未来をシミュレートする新たな実験―「間に合ってます」 「なんだいその反応!?」(正しい教師とのやりとり)。とはいえ興味をそそられたFクラス面々は早速試してみることに…。『僕と未来と召喚獣』他、明久と 雄二を襲った衝撃の人格入れ替わり事件の顛末『僕と雄二と危ない黒魔術』など全4本でお贈りする青春エクスプロージョンショートストーリー第5弾。
前回の感想
“僕と兄さんと謎の抱き枕”
パンドラの箱を開けてしまったことで真実を知った久保(弟)が学校説明会を利用して現地調査に赴いた。
考えてみれば、弟の立場からしたら堪ったもんじゃないよね。
優等生だと信じてた兄さんが火遊びじゃ済まないところまで踏み込んでしまったんだから。
調べれば調べるほど学校が魔境であることを悟った弟ですが、
学校の面子との絡みを読む限り恐ろしいほど馴染んでいるよね。血は争えないってやつか。
土屋(妹)といいまだまだ受難が続きそうですが、
それでもなんとかなりそうな雰囲気を身に纏っているのが末恐ろしいです(笑)
“僕と雄二と危ない黒魔術”
明久と雄二の魂が入れ替わるという誰も得しない始まりでしたね(笑)
唯一、翔子は、残念ながら、言質を取り損ねました。
素直に返せばいいものの、下手に謀略を巡らせるのでさあ大変。
いつの間にやら大事になり、そこらじゅうで欲望をぶつけ合っている。
最終的に煽りを受けたのが美波というあたり、なんともFクラスらしい話でした。
“僕と未来と召喚獣”
召喚獣・社会人編、大人になり成長を覗かせる面々がいいですね。
今の高校生活を遂げてるだよね、それを召喚獣を通して体感できるって凄い事だよなぁ。
未来と捉えるか可能性と捉えるかどっちなんでしょう。
土屋の新聞記者に転向が一番の衝撃でした。
“私とウサギと仄かな初恋”
美波と姫路さん、どちらを応援すればいいのかわからなくなってきました。
交互に話を振られているわけですが、読むたびにこちらとくっ付いて欲しいと思ってしまう。
そう思ってしまうほどの話な訳ですが、二人の愛が重くなってきてるよね。
明久では支えられないんじゃね?と感じたが恋の力でどうにかなるのでしょうか。
果たしてどちらに転ぶのでしょう。
充実した巻でしたが、いいから本編を進めろ!
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