萌えと電波をこよなく愛する　珠奇屋萌音楽堂

　ネットラジオの話の続き。最近のネットラジオをいくつか聴いてみて感じたことは、内容も話し方も「電車の中に高校生たちの会話を聴いているよう」だってこと。声優さんのラジオというと若山玄蔵さんとか野沢那智さんのお昼の番組が思い出してしまう珠奇屋は、ついジェネレーション・ギャップを感じてしまいます（笑）。いや、そんなにおじさんじゃないけどね。ホントだってば。さて、今日は昨日の残りの1本を紹介。★は珠奇屋のお気に入り度。

■『AVキング』（エルフ）OPムービー／ダウンロードページ／2006年1月27日発売予定／★★★★
　「俺は日本一のAV監督になってやる」。こりゃまたキッチュなゲームだなぁと思いながら、ムービーを眺めていたら、シナリオとディレクターに河野一二三氏の名前が出てきてびっくり。河野氏と言えば、古くは『クロックタワー』から『御神楽少女探偵団』『鉄騎』と、ゲーム史に残る金字塔的なゲームを作ってきたクリエーターなわけで、そんな彼の新作となれば、エロゲとしてというよりも、単純にゲームとしてのオモシロさに期待してしまいます。それにしても、戦争からAVとは作風の振り幅が広いなぁ(笑)。

　あ、本題、本題。テーマがおバカなら、OPムービーもおバカ（誉め言葉）で、70年代のTVアニメのOPをパロディにしたフルアニメーション。古臭いキャラクターデザインといい、主題歌といい、画面のノイズといい、テロップといい、すべてのパーツが千葉テレビあたりで再放送されてそうな出来。このこだわりはスゴイ！　70年代アニメを観て育った人なら面白さが分かるはず。主題歌は永野広一氏が歌う「めざせAVキング！」。