※2009/2/14 「世界はニャーでできている。」は移転しました※
世界はニャーでできている。~過去ログ~




「すぴー」



「よいねごこちニャ・・・」



「このじきは、えんえんとねつづけるのがさいこうのすごしかたなのニャ・・・」



「・・・ウシャシャシャシャシャシャ!」



「・・いかんいかん。ついうれしくなってしまったのニャ。」



「・・・にへら~。」



「ぐるるるるるる・・・」



「こ、これはよいマクラなのニャ・・・」



「さらによくねむれそうなのニャ・・・・んーぐぐぐぐぐぐぐ~!」



「ぬが~あああぁぁぁぁぁぁぁぁ~!!」



「ぐぅ。」



「・・・・・・・・・・・・・・・!!」



「・・・いったいいつからみられていたのニャ・・・。あられもない、だらくしきったすがたをみられてしまったのニャ・・・・・。」



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「あいつがくるまえに・・・なんとしてもかくしておかねば・・・!」



「くんくんくん・・・・あれー?」
「ふー・・・すんでのところでまにあったのニャ・・・。」




「たしかにこのへんからメシのにおいがしたハズなのに・・・どこにあるのニャ?」
「・・・・・・・・。」




「・・・あっ!!」
「やべっ、みつかったニャか?」




「こ・・これはなんニャ!メシか?メシなのか?ふがふがふがふがふが!」
「・・・・・・・・・・・・。」




「なんニャ・・・メシじゃなかったのニャ・・・。くそう、だまされたのニャべろりん。」



「あーもう!たしかにあるとおもったのにー!ぼりぼりぼりぼり!」



「・・・オマエか。オマエがかくしたんだろうニャ!」



「メシをだせニャ!かくしたメシをここにどーんと!さあさあ!がんとばし!」



「・・・すぐばれるとおもったけど、きづかれないでよかったのニャ。アイツがおばかでよかったのニャ。ぺろぺろ。」



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道ばたに黒ニャー。



「どうか、きよきいっぴょうを、よろしくおねがいしますニャー。」



「どうもニャ。ただいまどくじにせんきょかつどうちゅうですのニャ。」



「このしごとのみかえりとして・・・ほら、あれ。」



「まいにちメシをいただいているのニャ。はかくのほうしゅうなのニャ。」



「・・・ちょっとしつれい。パトロールにでかけるのニャ。」



「ふんふんふふんふーん、パトロールはたのしいニャー・・・」



「・・・でも、けっこうめんどくさいのニャー。パトロールしゅうりょうなのニャ。」



「よっこいしょっと。ていいちにもどってきたのニャ。ひきつづきせんきょかつどうするのニャ。」



「ちなみにこうしょくせんきょほうはかんけいないのニャ、ねこなので。そもそもせんきょがなんなのかわからないけど、メシくれるならそんなことどうでもいいのニャ。」



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「ねろーねろー」



「・・いそがなくっちゃ・・・ぺろーぺろー」



「んんーふがふが。ひざしがあったかいのニャー・・・。」



「・・・っと。ふがふがしてるばあいじゃないのニャ。いそがないと・・・ああ!もうじかんがないのニャ!」



「つづきはここでやるのニャ。ぎりぎりまでおていれするのニャ。」



「ラストスパートするのニャ。ぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろぺろ」



「ふうぅ。なんとかまにあったようなのニャ。まずはひとあんしんニャ。」



「そろそろくるはずなのニャ・・・まだかなまだかなー。」



「のっしのっしのっし。」



「ややっ!きたのニャ!どうしようニャ!ちょうきんちょうするのニャ!」



「・・・あ。どうもニャ。」
「どうもニャ。」




「・・・ふー!きんちょうしたのニャ!でも、あこがれのヒトとあいさつできたのでよかったのニャ!またあしたも!」



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「あらどうも!いらっしゃいませニャー!」



「ささ、たちばなしもなんなので、どうぞこちらへ。」



「なに、そんなあやしむことはないのニャ。」



「このさきにあるおみせで、おいしいネコメシとおいしいネコミルクでおもてなしするのニャ。」



「よいねこもたくさんいるのニャ。みんなハタチいかの、ピチピチギャルばかりなのニャ。」



「いまならサービスきかんちゅうなので、とってもオトクなのニャ。こなきゃそんなのニャ。」



「さささ、はやく・・・つべこべいわず、さっさときやがれニャ!!!」



「・・・いっちゃダメ・・・いっちゃだめなのニャ!」



「あそこははいったらさいご、あまいことばでオトコをたぶらかせる・・・そう。」



「よにもおそろしい、ボッタクリねこキャバなのニャ!!ああおそろしいおそろしい!おもいだしてしまったのニャ!」



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「よーし、そろそろしゅっぱつするのニャ。」



「ヒカリのほうへ、あるいてゆくのニャ。」



「まいにちのパトロールなので、せんようのみちをはあくしているのニャ。」



「にょろー」



「きょうもよいてんきなのニャ。はやくあったかいあそこへいくのニャ。」



「うニャー!とっぷうがふいてきたのニャ!」



「あんがいかぜがつよいのニャ。はっぱがまいあがっておもしろいのニャ。」



「・・・でも、どんなにつよいかぜでも、このオレはとめられないのニャ。」



「なんぴとたりとも、このあゆみをとめることはできないのニャ・・・!!」



「ずんずんずんずんすすむのニャ。」



「ずんずんず・・・うげっ!なんかへんなのがさきまわりしているのニャ!」



「・・・し、しかたないのニャ。うかいするのニャ。これはにげるんじゃなくて、めんどくさいことになりそうなのでとおまわりするだけなのニャ。せめのキモチはわすれてないのニャ。ごかいするんじゃねえのニャ。」



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「ぺろーぺろーぺろー」



「ねんいりに、おていれをするのニャ。」



「・・・なんニャ。ちゅうしゃきんしってかいてあるけど、ちゅうねこきんしとはかいてないのニャ。」



「ねこもクルマのいっしゅだなんて、そんなかんがえはおうぼうなのニャ。・・・わかった、わかったのニャ。はいはい、どけばいいんでしょ。」



「こっちにもイイトコがあるのでよいのニャ。べつにあのばしょにこだわりなんかないのニャ。」



「・・・・・まちがえた。あっちだったのニャ。」



「ねこはみんな、いごこちのよい場所をいくつももっているのニャ。」



「だけどそのばしょは、ねこにとってトップシークレットなのニャ。だからついてくんなニャ。」



「ひたひた・・・ひたひたひた・・・・・。」



「・・・・・だから、ついてくんじゃねえのニャ。」



「でももう、これいじょうおってこれまいなのニャ。」



「はやくあのばしょへいって、おていれのつづきをするのニャ。」



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「ンフー」



「かぜとひざしがきもちいいのニャ。」



「・・・・・ん?」



「あれは・・・・!!」



「まぼろしの、おうごんのかつおぶし!!」



「たたたたいへんニャ!あれはなんとしてもてにいれなくてはいかんのニャ!」



「にげられないように、こうふんをおさえつつ、そーっと、そぉーっと、ちかづくのニャ・・・。」



「・・・・・・・・あれ?」



「なんニャ・・・ただのごみだったのニャ。ときめいてそんしたのニャ。」



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「ごそごそ。」



「くんくん。ここらへんがよさそうなのニャ。」



「うむ。そうぞうどおりニャ。よいあんばいニャ。」



「ンフー!うえからしたから、ちょうあったけえのニャ!さいこうニャー!」



「ちょうどひがさすし、うえきバリケードであんぜんだし・・・」



「ンにょび~!」



「ふがふが、ぬくぬくニャ。おんせんにつかっているようだニャ。」



「ようつうのげんいんとなっている、ねこぜもかいしょうされそうなのニャ。」



「ぺろーぺろーぺろぺろぺろー」



「おていれにも、みがはいるってもんなのニャ。うにー。」



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「まったりしんりんよくニャ。」



「!!!・・・ヤツがきょうも、やってきたのニャ・・・・。」



「こ・・こわいのニャ・・おそろしいのニャ・・・どうしようニャ・・・・・。」



「ニャー!オレにまかせろニャー!すりすりー」
「ああっ!ちゃとらマン!すりすりー」




「オレがきたからにはもうあんしんニャ。おおぶねにのったつもりでいろニャ。すりすりー」
「た、たよりにしてるのニャ!すりすりー」




「さあ、あっちにいってろニャ。」
「あとはたのんだのニャ!すたこら~」
「すたこら~」




「・・・ものすごいたたかいなのニャ。だいじょうぶかニャ・・・・・・。」



「・・・ふぅ。にんむかんりょうニャ。」



「さすがちゃとらマン!そこにしびれるあこがれるゥ、なのニャ!」



「では、さらばニャ。」



「か・・かっこいいのニャ・・・。みとれておもわず、したをしまいわすれがちなのニャ・・・・・。」



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早朝の路地裏。



「・・・へいわなこのじかん、このばしょにいったいなんのようなのニャ。」



「・・とりあえずきょりがはなれてるので、すわってみるのニャ。ちょこん。」



「このロジからいっぽでもでると、そこはじてんしゃや・・・」



「クルマのおうらいがはげしいところなので、そうちょうでもゆだんできないのニャ。」



「・・・そろそろしおどきゆえ、にげるのニャ。」



「しつこいやつめ・・・かくなるうえは・・・・・。あっ!あそこにかわいいくろねこがいるのニャ!」



「・・・えっ!?なになに?」



「・・・くっそう。あいつめ、めんどうをおしつけてにげていきやがったのニャ。なすりつけこういはむかつくのニャ。」



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「ただいまー。」
「どうだったニャ?」




「だめニャ。おもしろいことなんもなかったのニャ。」
「そうか・・・ざんねんニャ。」




「あめなので、おもいっきりあそぶことができなくてつまんないのニャ。」



「あー・・・はやくあめやまないかニャー・・・・・。」



「・・ややっ!?あいつは!」



「トリニャ!ぜっこうのあそびあいてなのニャ!・・・でも、あめなのでおいかけられないのニャ・・・。」



「すたすたすた。」



「あめのひコドモは、あなぐらでじっくりねてるがいいのニャ。」



「すたすたすたすた。」



「やっぱり・・・ねてるしかないのかニャ・・・。でもそんなのつまんないのニャ。」
「つまんないのニャ。」




「あ、ごあいさつもうしおくれましたのニャ。めがわるいのだけど、なんとかちゃんといきてますのニャ。」



「あー・・・あきのながあめはわずらわしいのニャ・・・・。」
「のニャ・・・・。」




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「ここはノミゲート。くぐったとき、からだにノミがいたら、ピンポーン!ってなるのニャ。」



「なったらさいご。すごくきょうあくなアワアワで、からだじゅうゴシゴシされるというしうちがまっているのニャ。ちょうあくむニャ。」



「そーっと、そーっとくぐるのニャ。・・・ならないといいのニャが・・・・・。」



「・・・・・・・・・? あれ?」



「やったのニャ!ついにノミをこくふくしたのニャ!これでもうあのゴシゴシとけつべつなのニャ!うれしいニャ!」



・・・ピンポーン!
「あ」




「・・・・なんニャ、いまなんかきこえたかニャ?」



「な・・なにも、きこえなかったハズなのニャ・・・・きょろきょろ。」



「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」



「・・・どうかくれぐれも、このことはごないみつに・・・。そうニャ。ねこめし2しょくぶんでてをうってはくれまいか・・・・。」



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「トタンすきすきー。」



「こういうふあんていなところこそ、ねこにとってはこのうえないくつろぎくうかんなのニャ。」



「しかもシートがかかっているぶぶんなので、きんぞくアレルギーであってもおハダがあれることもないのニャ。カンペキなのニャ。」



「・・・そのせっかくのくつろぎざんまいなひとときを、ぶちこわしにきたヤツがいるのニャ・・・。」



「・・オマエなのニャ!あっちこっちからうつすんじゃねえニャ!おちつけないのニャ!」



「あーもう!きぶんをがいしたので、ばしょをいどうするのニャ。ちょっとはくうきよめニャ。」



「ここならおってこれまいニャ。このしたで、ゆっくりくつろぎのひとときをまんきつするのニャ。」



「ふふ。」



「さらばニャ。」



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「・・・なんニャ。つかまえようとしたってムダなのニャ。」



「そこからはいってくるだろうということは、そうていのはんいないなのニャ。さくはちゃんとたててあるのニャ。」



「はいってくれば、さらにおくへにげるだけなのニャ。シンプルイズベストなのニャ。もういつでもにげられるじゅんびはできてるのニャ。」



「ねんのため、もっとおくへにげておくのニャ。すたこら~。」



「・・・よし、ここまでくれば、もうばんぜんなのニャ。なにがきてもおそれることはないのニャ。」



「ふふふ・・・こっちにはこの、さんりんじてんしゃがついてるのニャ!ぜったいにまけないのニャ!」



「ふつうのじてんしゃもつよいけど、このさんりんじてんしゃときたら・・・・・」



「・・・なんと、しゃりんがみっつもついているのニャ!いってんごばい!ちょうつよい!さいきょうなのニャ!」



「・・もうムダだということがわかったならば、はいってくるのをあきらめて、どっかほかへいけニャ。さらばニャ。くくく。」



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