「どうもニャ。みてのとおりの、すてられたこねこなのニャ。」
「めがほとんどみえなくなっているのだけど、まったくみえないっていうわけでもないのニャ。」
「なにー?なにしてんのー?」
「いまちょっとセケンにむかってかたっているところなので、あっちいってろニャ。」
「それにしても、ヒトのかってでこんなところにおきざりにされるなんて、ねことしてもたまったもんじゃないのニャ。いきなりそとにほうりだされてもこまるのニャ。」
「おかげでめのびょうきになってしまって、このありさまなのニャ。ヒトはもっと、そのすばらしきちせいをかねそろえたノウで、じぶんのこうどうのさきをそうぞうしていただきたいのニャ。」
「さいわいにもここでは、すてるかみあればひろうかみありというべきか。いや、ほんとうにひろってくれるのならマジあんしんなのにニャ。」
「・・・ウワサをすればかげニャ。そろそろじかんのようニャ。」
「ちょいとちゅうだん。せきをはずさせていただきますのニャ。」
「おぉーい、メシくださいなのニャー。」
「でもこのばしょも、もうそうながくないときくのニャ。ヒトのかってでまた、ねこがふりまわされるけっかなのニャ。」
「せめてそのひがくるまでは、のんびりたのしくすごしたいものなのニャ・・・できることなら。こてーん。」
「はたしていきのびられるのかどうか・・・。やっぱり、ねこをすてるのはやめてくださいなのニャ。。。ぐー。」
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