※2009/2/14 「世界はニャーでできている。」は移転しました※
世界はニャーでできている。~過去ログ~




路地裏のひっそりとした場所に。



「ノラにしては、まるまるとしたからだつきだなあとおもっているだろうニャ。」



「・・・いちおうかくれておくのニャ。しらないヒトにはスキをみせられないのニャ。」



「このとおり、くびわがものがたっているとおり、じつはかいねこなのニャ。メシにはくろうしていませんのニャ。」



「かいねこでも、こういったひのあたらない、ジメジメしたスキマがだいすきなのニャ。ほっとけニャ。」



「ねこのしゅこうせいに、いちいちくちだししないでいただきたいのですニャ。」



「そのとおりなのニャ。」



「じんせいいろいろ、おとこもいろいろ、ねこもいろいろなのニャ。ちなみにワシは、かいねことしてのとっけんをまんきつしているのニャ。」



「ちなみにいまはみせばんちゅうなのニャ。ワシのメシだいになるので、なんかかっていきなさいニャ。」



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「・・・・・・・・・・・・。」



「・・・・・うなー。」



「なんでオマエ、そこにいるのニャ。とおれないのニャ。ってかオマエだれニャ。」



「ここをとおれないと、あそこにおいてあるオレのメシにまでとうたつできないのニャ・・・。」



「しかし、みすみすきけんをおかすことはないのニャ。ここはひとまずひきさがるのニャ。」



「ほとぼりがさめたころ、またくるのニャ。あのメシが、だれにもうばわれていないことをいのるのニャ。」



「・・・うっひょー!なにあれ!」



「ちょうラッキー!すごいキセキなのニャ!」



「こんなところにメシがおちてるなんて・・・きっといつもひかえめにいきてるぜんりょうなねこへのプレゼントにちがいないのニャ。」



「どこのだれかはわからないけど、ありがたいことニャ。こんなことはめったにないのでだいこうふんなのニャ。むしゃむしゃ。」



「・・・なんニャおまえ!さてはぬすっとだニャ!ネコババはよくないのニャ!」



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「なんニャ。なにようニャ。」



「ここはかんけいしゃいがいたちいりきんしなのニャ。かんけいしゃとは、もちろんメシをもってきてくれるヒトのことなのニャ。」



「・・・ん?ということはオマエ、あたらしいかんけいしゃなのかニャ?メシもってきたのかニャ?」



「そうならそうと、はやくいえニャ。ほれ、はやくメシだすのニャ。」



「あいやまたれーい!とことこ。」



「さっそうと、あしながねこのとうじょうなのニャ!」



「みよこのまたした!スーパーモデルなみなのニャ!」



「・・それはそうと、そいつはきっとあやしいヤツニャ。むやみにちかづいたらいかんのニャ。」
「えー」




「だいじょうぶなのニャ。きっとしんいりなのニャ。フレンドリーにあいさつすれば、たちまちメシがでてくるにちがいないのニャ。」



「・・・お、オッス!(びしっ)」



「・・・・・・・・。」



「ほら、いわんこっちゃない。」
「くっそー・・ダマされたのニャ・・・。」




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「とことこすりすりー」



「すりすりすり」
「のっしのっし・・・」




「ずりりー」
「あんぎゃー!はさみうちー!」




「おい!なんてことするのニャ!はばよせきんしなのニャ!しぬかとおもったのニャ!」
「・・・・・。」




「まったくもう、コイツはほんと、ルールむようのざんぎゃくファイトなのニャ・・・ぶつぶつ。」
「・・・・・・・・。」




「すりすりー」
「オマエ・・・。」




「なんニャ?」
「・・・そのキとオレと、どっちがたいせつなのニャ!」




「オレとのゆうじょうをむげにするのであれば、もういいのニャ!えんをきるのニャ!」
「わ、わかったのニャ。もうキにすりすりはしないのニャ。ゆるしてくれニャ・・・。」




「(・・・まったくもう、とんだやきもちやきなのニャ。そこまでおもいつめることないのにニャ。)」



「(んぐぐ・・・でもあのミリョクにはやっぱりひかれるのニャ・・・。あの、ねこにはないかたさがたまらんのニャ・・・。)」



「(・・ち、ちょっとくらいいいとおもうのニャ。すりーすりー。ああ・・・やっぱりたまらんのニャ・・・・・。)」



「・・・・あいつがいなくなってしまったのニャ。あいそをつかされてしまったようなのニャ・・・・・。」



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「まってー!・・・ん?」



「どうしたのニャ?」
「なにやらあやしげなヤツがいるのニャ。」




「きっとめんどくさいヤツなのニャ。かかわりあいにならないほうがよいのニャ。」
「うむー、でも・・・。」




「がぜん、きょうみしんしんなのニャ。こわいものみたさというやつかもしれないのニャ。」



「やめといたほうがみのためなのニャ。きっとめんどくさいことになるのニャ。」
「そうはいっても、このこうきしんはとめられないのニャ。そろ~。」




「・・・なんだ、あんがいへいきなのニャ。」
「ゆだんしてはダメなのニャ。スキをみせたらさいごなのニャ。」




「・・・むむっ!あれは・・・!!」



「あれはトリなのニャ!ごちそうなのニャ!よーくねらってかくほするのニャ!」



「やめとけニャ。それはワナだニャ。ニセモノなのニャ。」
「とっつかまえて、いたぶって、あそんで・・・くふふ。」




「ふんぐぐぐぐぐぐぐ!」



ばちーん



「・・・・・!!」
「ほらみろ。」




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「じーーー。」



「・・・よし、いじょうなしなのニャ。」



「ここでこうして、まちのあんぜんをみまもっておりますのニャ。」



「さいきんはいろいろとぶっそうなので、かんしのめがひつようなのニャ。」



「いつなんどき、キケンがせまってくるかわからないのニャ。ゆだんならないのニャ。」



「くんくん、ふがふが。」



「ばりばりばりばりー」



「ぐりぐりー」



「すりー」



「・・・おっ、ここはなかなかぐあいがよいのニャ。」



「ふにー」



「・・・というかんじのおしごとなのニャ。でもキケンがせまったら、いちもくさんににげるのニャ。あくまでもみまもるだけなのニャ、ねこなので。」



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「おっ、いらっしゃーい。」



「よっこいしょ。」



「ふー。」



「・・で、きょうはいったいなにをおいのりにきたのニャ?なんでもききとどけてやるのニャ。」



「・・・オマエはいろいろふこうそうなので、ぜんぶまとめてやってやるのニャ。」



「おいのりのぎしき、それでははじめるのニャ。ふうぅぅぅ・・・」



「カイウンショウフク、ショウバイハンジョウ~・・・」



「カナイアンゼン、サイヤクショウジョ~・・・」



「ガクギョウ~、ジョ~ジュ~・・・・・」



「ごろごろりん、ぐねぐね」



「ハーーーーーーーーーーッ!!」



「・・・・・・・・・・・・。」



「これでもうだいじょうぶニャ~。オマエのおもいどおりになるのニャ~。かんしゃしろニャ~。」



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「・・・・・・・・。」



「いきてますのニャ。」



「・・・・・・・・・・。」



「・・・いきてますのニャ。」



「・・・・・・・・・・・・。」



「・・ちゃんといきてますのニャ。」
「ますのニャ。」




「そとはあついので、すこしでもすずしいひかげでごろごろしてるのニャ。そりゃあみんな、しんだようになるってもんなのニャ。」



「そのてんオレは、ちゃんとクーラーがきいたいえがあるのでふじゆうしないのニャ。しあわせものなのニャ。」



「いや・・・いまはちょっと、そとのくうきをすいたいきぶんだっただけニャ。けっしてイタズラしてそとにだされてるワケではございませんのニャ。」



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「しゅっきんまえに、したくがあるのニャ。ちょっとまってろニャ。」



「あたまぐりー。すりーすりー。」



「うむ。じゅんびかんりょうなのニャ。」



「うはー、きょうもあさひがまぶしいのニャ。もうひるだけど。」



「しょくばへはとほ1ぷんなのニャ。このままでははやくつきすぎてしまうのニャ。」



「よし、ここでちょっとひといきいれるのニャ。」



「ぽりぽりぽりぽり」



「ぺろーぺろー」



「・・・さあ、いくのニャ。」



「いらしゃいいらしゃいー。キツネだけじゃなく、ねこもでむかえるイナリダイミョウジンはこちらですニャー。」



「ふだんならつうこうりょう、ねこメシ1にちぶんなのニャが・・きょうはなんと!」



「とくべつに、ねこメシ1ねんぶんにしておくのニャ!オトクだニャ!オレが!どんどんいらしゃいー!」



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「うむー・・きになるのニャ・・・。」



「ずーっときづかないでいるのニャ・・・。ぷぷぷ。」



「アイツ、ちょうきになるのニャ。ずーっとあのままなんだろうか。ぷぷぷぷ。」



「・・・・・なんニャあいつ、さっきからチラチラこっちみて。」



「しかもちょっとわらってやがるのニャ。なんだっていうのニャ。」



「ちょうしっけいなヤツだニャ。ヒトのカオみてわらうなんて。」



「むー。それにしてもきぶんわるいのニャ。むかつくのニャ。」



「みなりにはきをつけているつもりなのニャ。わらわれるようそなんてこれっぽっちも・・・」



「・・・ありゃしないのニャ。ほんと、きみがわるいのニャ。ストーカーじゃなかろうか。」



「んべー!」



「ンギャー!なんかとつぜんへんなのがでてきたのニャ!びっくりしたのニャ!ってかなんだあれ!」



「(…ベロをしまいわすれてるニャ、ってことをつたえたかったのニャ。でもビックリしたひょうしにもどったみたいだから、それでいいのニャ。)」



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「だいいちゲート、ねこゲートインかんりょうしましたのニャ!」



「だいにゲートのねこは、まだちょっとじゅんびちゅうのようですのニャ。」



「これからしゅっそうなので、にゅうねんにおていれするのニャ。」



「オマエはしなくてもいいのニャか?」



「おていれは、ストレッチもかねているのニャ。ちなみにこれは、にくきゅうにきくストレッチなのニャ。」



「ふわわわわぁ~!おおあくびー!」



「ふぁー・・・・・・・。」



「ごろーんごろーん。」



「よし。これでしゅっそうじゅんびととのったのニャ。だいにゲートねこ、ゲートインかんりょうしましたのニャ。」



「それではいちについて。・・・よーい、」



「・・どん!たったったった・・・・・」



「やったのニャ!いっとうしょうなのニャ!しょうひんのメシうめー!」
「このこはほんと、ひとりあそびのとくいなこなのニャ。」




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「きょうもきょうとてパトロールなのニャー。」



「ちゃんとおうだんほどうをわたるのニャー。」



「あっ!わたるまえに、さゆうかくにんするのをわすれたのニャ!」



「まあいいのニャ。もうぶじにわたりおえてしまったのニャ。」



「このカドをまがればー。」



「ちょっとくるまどおりのはげしいみちにでるのニャ。あぶないのでしゃどうにでてはいけないのニャ。」



「でもこうきしんおうせいなねこは、ちょっとだけでてみたりするのニャ。たまにニャ。」



「・・・さっきから、みょうなしせんをかんじるのニャ。」



「オレはさいきょうでちょうつよいのだけど、むだなたたかいはさけるべきだとおもうのニャ。」



「かくなるうえは・・・ささっ。」



「フフフ・・・ここにかくれてしまえばもうだいじょうぶなのニャ。みつかりっこないのニャ。」



「ほとぼりがさめたころにでていって、パトロールのつづきをすることにするのニャ。ふふ。」



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「どうもニャ。みてのとおりの、すてられたこねこなのニャ。」



「めがほとんどみえなくなっているのだけど、まったくみえないっていうわけでもないのニャ。」



「なにー?なにしてんのー?」
「いまちょっとセケンにむかってかたっているところなので、あっちいってろニャ。」




「それにしても、ヒトのかってでこんなところにおきざりにされるなんて、ねことしてもたまったもんじゃないのニャ。いきなりそとにほうりだされてもこまるのニャ。」



「おかげでめのびょうきになってしまって、このありさまなのニャ。ヒトはもっと、そのすばらしきちせいをかねそろえたノウで、じぶんのこうどうのさきをそうぞうしていただきたいのニャ。」



「さいわいにもここでは、すてるかみあればひろうかみありというべきか。いや、ほんとうにひろってくれるのならマジあんしんなのにニャ。」



「・・・ウワサをすればかげニャ。そろそろじかんのようニャ。」



「ちょいとちゅうだん。せきをはずさせていただきますのニャ。」



「おぉーい、メシくださいなのニャー。」



「でもこのばしょも、もうそうながくないときくのニャ。ヒトのかってでまた、ねこがふりまわされるけっかなのニャ。」



「せめてそのひがくるまでは、のんびりたのしくすごしたいものなのニャ・・・できることなら。こてーん。」



「はたしていきのびられるのかどうか・・・。やっぱり、ねこをすてるのはやめてくださいなのニャ。。。ぐー。」



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青空の漁港



「ふんぬぁ~!」
「ああっ!もう!ギブギブ!」




「なんニャ。きこえんのニャ。」
「ふがー!まじでギブギブ!ギブー!」




「うぬー。そうぞうしいのニャ。あいつらまだまだわかぞうなのニャ。」



「これではさつえいかいにもしゅうちゅうできないのニャ。」



「ばしょをいどうすることにするのニャ。おいオマエら、もうそのへんにしとけニャ。」
「ぎぶぎぶぎぶぎ・・・ぶ・・・・・・グェ」




「ここらへんなんてどうニャ。いろとりどりでキレイなのニャ。」



「ひしゃたいがよいので、よいしゃしんがとれるにちがいないのニャ。え、もっとみぎによれって?」



「これいじょうみぎにいったらおちてしまうのニャ。むりなのニャ。かんべんしてくださいニャ。」



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「くくく・・・しめしめ。まんまとぬすみだしたのニャ。」



「しゅたたたたー!しっぷうのごときはやさでにげさるのニャ!」



「このはやさには、だれもついてこれないのニャ!」



「そのなも、かいとうくろねこマン!ぴょいー!」



「ふう。ここまでくれば、もうあんしんなのニャ。」



「ふふふ。ちくわめ。ゆっくりとめでてやるのニャ。」



「・・・ぬはっ!?おまえだれニャ!」



「さ、さてはおってだニャ!なんてしつこいヤツらニャ!」



「いちどぬすまれたものなので、いさぎよくあきらめろニャ!」



「ああ・・・でも、どうしようどうしよう。おいつめられてるのニャ・・・。」



「ふんもー!このちくわはわがはいのものなのニャ!だれにもわたさないのニャ!」



「と、とられるまえに、ぜんぶくってやるのニャ!・・・もしゃもしゃ・・・・・・んがっ!!」



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