(今回の記事はどちらかというと悲しく、そして具合が悪くなるような内容、表現を用いております。
そういう話が苦手な方、お食事中の方などは、避けた方が賢明かもしれません。自己責任でどうぞ)
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当サイトでは有名な存在、言わずと知れたうちのねこども、ケンシロウ(♂:4歳)となでしこ(♀:4歳)ですが、実はもうひとり、うちにはねこがいます。
っていうか、いました。
あれ?いたのか?
事の顛末は、遡ること約1年前。
ねりま猫ボランティア活動に日々勤しんでいた頃。
某大手SNSサイトの某コミュニティにて、ひとつのトピックが立ちました。
「●●の踏切脇にねこさんのご遺体があり、数日が経過しています。
見ていて辛くて・・どうにかならないものでしょうか・・」
という内容。
ねりま猫レスキュー現場近くにも踏切があり、そしてその近辺にはねこの親子を見つけていました。
おおまかにしか、場所の特定ができる内容ではなかったけど、内容からして、恐らくこの近くであろう事は予想ができました。
まさか・・と思い、書き込みを見つけてからすぐさまそこへ向かいました。
ちがった。
不安は杞憂に終わり、かの親子は元気に(暑さでぐったりしてましたが)過ごしていました。
しかし、せっかくなのでと近くの踏切も見て回ってみたところ。
発見しました。
踏切の中から少し駅に行ったところ。
上下線のレールの丁度中間。
そこに、さびねこが横たわっていました。
首輪はしておらず、のらさんだろうと判断。
見たところ外傷はなく、しかし前日、前々日と台風であったがゆえ、体は水を含んで濡れていました。
そして今日は台風一過の快晴。蒸し暑く、気温もどんどん上昇。腐敗が心配です。
きっと嵐の中、体をこわして力尽きたのか。それとも踏切内で車にでもはねられたのか。
はたまた電車にはねられたのか。
わかりませんが、俺はいてもたってもいられず、その書き込みをした方へ連絡をとりました。
この子をうちの子として埋葬してあげたいのですけど、よろしいでしょうか。
一応、許可を得てからと思いまして。
線路内にいるので、最寄り駅の駅員さんにお願いして救出しました。
100円ショップで買ったタオルにくるみ、プラ容器の中へ安置。
それを載せて原付でふらふら、動物病院に聞きこみをして、動物霊園を紹介してもらいました。
ねりま猫のレスキュー時に亡くなった、安ちゃんと同じ霊園で供養していただき、今は眠っています。
棺(ダンボール製)におせめた後、最後に顔の写真を、と思いましたが、思ったより腐敗が厳しく、撮るのに忍びなかった為、写真はありません。
ただ、これからは安らかに、という願いを込めて祈りながら、棺を閉めました。
名前をご記入下さいと言われて悩みました。
台風の中、亡くなったであろうこの子。
嵐の後、晴れ渡る空に架かる虹となれ、という意味を込めて、「虹(にじ)」と名付けました。
何故そこまで、と言われると、自分でもよくわかりません。
ただ、いてもたってもいられないのです。
今でも、亡くなっているねこさんを見つけると、同じことをしたいとは思います。
でも経済的に難しいので、結局は路肩によせてあげて、市役所もしくは保健所に連絡するしかないのですが・・・。
これだとゴミ扱いでの処分なので、極力避けたい道ではあるのですが。
国や人の土地に勝手に埋葬するのは違法だし、ねこさんも安眠できないかと思うので・・・。
本当に世知辛い世の中ですよ。
家にはケンシロウと、なでしこが居て。
一度も家には来ることがなかったけど。
生きている姿をこの目で見ることはなかったけれど。
今までどんなふうに生きてきたのかも、年齢も、性別すらわからないけれど。
虹。君は、さんにんめの、うちの子です。
供養した日か、その翌日くらいの夜に、屋根もしくは窓の上の方から、何かがガリガリ引っ掻くような音がしてたんだけど、あれは虹がうちに来てたんだろうか。
ケンシロウやなでには、今も見えているのだろうか。
おとといの、9月7日は、虹の命日・一周忌でした。
7日は都合がつかず、顔を見せに行く事ができなかったけど、今週末あたりにはなんとか行ってこようと思います。
すべてのねこたちが、力一杯幸せであらんことを。
と、願ってやまないのです。
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