「プリパラ」第62話「シオンVSひびき」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日の朝、シオンは、57話で怪盗ジーニアスにサマードリームパレードコーデを奪われた夢を見て、目が覚めます。そして、いつかサマードリームパレードコーデを取り返して、自分達を侮辱した事を後悔させてやると意気込みます。
同じ頃、ひびきはシオンに興味を示します。
~ Aパート ~
少しして、パプリカ学園で、らぁら達6人は、明日パラジュク川で行われるパラジュク花火大会について、話が盛り上がっていました。
しかし、シオンだけは、そこまで乗り気ではありません。そんな中、シオンは、背後から誰かの視線を感じました。
振り向いて見ると、ひびきの執事・安藤が。彼は何も言わずに、1通の手紙をシオンに差し出します。
中身は、次のとおり。
「君を思う僕の心は、群れからはぐれた1羽の白鳥。戻る場所はもうない。4時、パラジュク公園で待つ。」
中身を呼んだシオンは何も言わずに、ドロシーに手渡し、この表情。
おい、「IGOGOGOGO」って文字は自重しろ。せっかくのカッコ良さがギャグに見えちゃうから!(笑) まあ、こういうのが、プリパラらしくて良いと思う側面もありますけどね。
よく見てみると、この手紙には、デートを申し込みたい事が書かれていました。らぁらは、「君という名の翼を与えてほしい」と聞いて、白と黒の翼を想像します。
翼がやけに大きいのが、笑いのツボに来るんですけど。私だけですかね?(笑)
と言っても、手紙に書かれていたのは、そういうのとは関係ありません。らぁらをバカにしたドロシーに、みれぃは、校則387条「知らない事をバカにしてはならない。導くべし」に違反していると、違反チケットを貼り付けます。
あれ、ドロシーって、違反チケットの獲得枚数が1,000枚超えてませんでしたっけ? 何で、10分の1もないんだ? まあ、細かい事なんで、どうでもいいですけどね。
手紙の内容について、レオナがラブレターだと説明。ようやく、らぁらも、ひびきがシオンに気がある事に気付きます。
しかし、当のシオンはいません。デートしに、もう公園に行ったんじゃないかと、らぁら達は考えます。
その通り、シオンは公園にいました。4時までもうすぐです。
その物陰から、らぁら達5人はシオンを覗いていました。特に、レオナは、もうすぐデートが生で見られると聞いてドキドキ。
らぁらは、2人が付き合う(つきあう)と聞いて、頭で突き合う(つきあう)事を想像します。そして、その横では、そふぃがみれぃの頭を突いていました。
シオンとひびきだと、頭で突き合いそうな確率が高そうだから、マジ困る。良い子のみんなは、デートになっても、こういう突き合いはしないでね!(笑)
ついでに、みれぃの頭を突いてるそふぃも可愛いから、マジ困る。前回のクール過ぎる雰囲気がウソのようですね。(笑)
しかし、みれぃは冷静に、ひびきは何をしようとしているのかと考えていました。
そして、4時を迎えました。すると、馬に乗ったひびきが高速で駆けつけ、あっという間に、シオンを馬に乗せました。
「僕にしっかり掴まって! 落ちるよ!」
そう言われたシオンは、ひびきの襟元を掴みます。
普通は、腰や肩を掴むものなのに、襟元を掴むとかワイルドやのう。そこにシビれる! あこがれるゥ!(笑)
少しして、ひびきは、ゆっくりできる所へ行こうと誘いますが、それなら自分の家でいい、とシオンは返します。
という事で、シオンの家に。シオンを追跡していたらぁら達5人も落ち着かず、シオンの家へ。
シオンは、玄関にて、ひびきに脱ぐよう命令します。
何だよ、「脱衣即決」って。良い子の皆さん、そんな四字熟語存在しませんので、覚えちゃダメよ!(笑)
らぁら達5人もシオンの家に行こうとしますが、安藤率いるボディーガード達が通そうとしません。ひびきは頭の良い人にしか会わない、という事で、高等部の漢文教科書を読ませようとします。
しかし、みれぃが簡単に読み上げました。
だけど、これでも、通してくれません。
「ひびき様は、運動神経の良い方にしかお会いしません。さあ、私から1度でもゴールを奪えたら、合格です。」
なんて、ずるいヤツだ(笑)。まあ、考えてみれば、あの漢文を読めたら通すだなんて、一言も言ってないから、アリなんでしょうけどね。
という事で、PK勝負。ドロシーのシュートを安藤は華麗に止めます。
その頃、シオンとひびきは、剣道や柔道をやっていました。
「そうだ、もっと見せてくれ、東堂シオン。僕は君をもっと知りたい。」
「それで、あんな果たし状を?」
「果たし状?」
「時間と場所を指定してくるのは、果たし状だけだ。」
「・・・。君は、なかなか不思議な人生を送ってきったようだね。」
シオンは、ひびきが送ってきたデートの申し込みを、果たし状だと思っていました。
時間と場所を指定してくるのは、果たし状だけって、脳筋過ぎないかい? 両親がどんな育て方をしてきたのか、ちょっと興味が出てきたよ。(笑)
少しして、囲碁の対局を始めるシオンとひびき。シオンは、ラブレターが何なのか、ひびきに聞いていました。
何でもかんでも四字熟語に当てはめんな。良い子の皆さん、そんな四字熟語は存在しませんので、(以下略 & 笑)
ひびきは、心の白黒を聞く手紙と答え、シオンに興味があり、力になってほしい事を明かします。しかし、シオンは、今はプリパラの皆とやるべき事があると、ひびきの誘いを断ります。
「チーム結成して、『オータムドリームアイドルグランプリ』に出て、優勝する。それが、今の目標だ。そして、何としても、奪われたサマードリームコーデを取り返す! あれは、みんなで手に入れた大事なコーデだからな。」
シオンがそう言った直後、サッカーボールが入ってきて、碁がバラバラになってしまいました。
しかし、シオンは、崩れる前の配置を正確に憶えており、元の配置に戻しました。
「思ったとおりだ。東堂シオン、君は天才だよ。」
~ Bパート ~
シオンは、ひびきの手を振り払い、抵抗。ひびきは、尊敬のキスだと返し、シオンへの興味を明かします。
「実はもう、君の事は、ほとんど知ってるんだ。ダンスも歌も、一度見たら覚えるほど。君の楽曲、メイキングドラマ、ステージ衣装、アイドルランク。」
「お前、一体・・・。」
「僕はもっと知っている。君が忘れてしまった事までね。」
「私が忘れてしまった事?」
「そして、君の未来の姿を。知りたければ、明日。」
ひびきは1通の手紙をシオンに残し、シオンの家を出ます。
らぁら達5人は結局、家に入れませんでした。ひびきが帰った直後現れたシオンから事情を聞いて、デートではなく、勝負していた事にガッカリします。
翌日の夜、花火大会を迎えました。
ドロシー、レオナは昨日、店の手伝いをする事をシオンと約束していましたが、シオンはいませんでした。シオンも花火を見てはいましたが、昨日ひびきに言われた事が気になっていました。
そして、シオンは、ひびきの家へ。シオンは、自分が忘れてしまった事は何なのか問いますが、ひびきは、ヘリに乗るよう言います。
ヘリに乗ると、花火を見下ろすような形に。シオンは、碁盤に光るアイドルチームが見えると言います。
「気付いたようだね。彼女達は、碁盤上に置かれた碁石の一つに過ぎない。だが、君なら、この盤面を支配する事ができるだろう。」
「私が!?」
「そんな君が、何故、今のランクで立ち止まっているのか、理解できない。原点回帰。君はどうしてアイドルになった?」
そう言われたシオンは、13話ラストで、SoLaMi SMILEを倒そうとしていた事を思い出します。
「そうだ。私は、SoLaMi SMILEを倒すために、だが、今は競い合う仲間でもある。」
「初志貫徹。そう、君は神アイドルを目指すんじゃなかったのかい?」
「そうだ、私は・・・。」
「今のままじゃダメだ。進化して輝かしい未来をどうすれば手に入れられるか、分かるね? 東堂シオン。」
その後日、シオンは、ソロライブで臨む事をらぁら達に明かします。ドロシーは、自分達とチームを組む事が気に入らないのかと言いますが、シオンはそうではないと返します。
「Dressing Pafeとしてのライブは、いつでもできる。私は、そふぃのように、まだソロライブをやった事がない。自分一人でどこまでやれるか、試してみたくなったのだ。」
この言葉にウサギも、個々が力を磨く事で、チームを高める事ができると言い、シオンの意志を尊重します。レオナも賛成。ドロシーも、渋々ではありますが、賛成します。
そして、シオンは単独ライブに臨みます。コーデは、「エターナルブラックオアホワイトコーデ」。
「原点回帰。初志貫徹。研ぎ澄ませ、己の刀を! 目指せ、神アイドル!」
曲は、新曲「絶対生命 final show女(ショウジョ)」。
メイキングドラマは、「Rock'n(ロッキン) ジェットショー ONAIR(オンエアー)」。
そして、シオンのアイドルランクは「ゆうめいアイドル」に上がりました。
その後、控え室。レオナは、シオンのライブのすごさを絶賛。ドロシーも、いつかレオナと一緒にライブをすると意気込みます。
「皆で目指すぞ!」
『神アイドルを!』
今回は、これで終了です。
次回:「トモチケは世界を救う」
怪盗ジーニアスのせいで、プリパラの雰囲気が変わってしまったようで、皆、元気がないようです。
そこで、らぁら達は、皆が元気になるイベントとして、「24.5時間テレビ」特番を思い付きます。その目玉となるイベントは、トモチケ100万人交換会。様々なプリパラアイドル達が、それぞれミニコーナーを担当して、番組を盛り上げようとします。
果たして、らぁら達は、プリパラの活気を取り戻せるのか?
っていうか、「24.5時間テレビ」って、やけに中途半端やのう(笑)。キリ良く「24時間」でいいのに。次回のタイトルも、明らかに日本テレビの24時間テレビのタイトルのパロディでしょうし、次回も変にカオスな展開になりそうですね。(笑)
【まとめ】
ひびきとの付き合いで、「原点回帰」「初志貫徹」を思い出したシオンは、初めての単独ライブに臨み、アイドルランクを上げる事ができました。
まず、シオンの新曲「絶対生命 final show女」については、かなりカッコ良かったですね。「No D&D code」を超えるようなカッコ良さだったと思います。
特に、蹴りでカメラに亀裂が入ったのがビックリしました。おっと、ここは、シオンみたく、「奇想天外だった」と言うべきですかね。(笑)
ゲームでは、1人ライブはできませんし、たぶん、あのカメラの亀裂も表現しないだろうと思うと、今回のライブって結構すごいんじゃないかと思いました。
そんなカッコ良さを見せたシオンですが、この子も、そふぃと同じく「天才」と思わせるようなところがあります。
ただ、その方向性は、そふぃと異なり、そふぃは歌とダンスの「天才」だったのに対し、シオンは順応性の「天才」と言えるでしょう。14話にもあったように、自分にとって未知の領域であった歌やダンスを囲碁に当てはめて対処してきたように、過去の経験を活かせるのが上手いと思うんですよね。もし、シオンがテニスをやれば、ものの数ヶ月で、栄子や栃乙女愛を圧倒できるような実力になるんじゃないかと思っています。
また、そふぃは体力の弱さがあるのに対し、シオンは弱点らしい弱点がありません。それも、ますますこの子を「天才」と思わせる要素であり、それでありながら、今のアイドルランクの位置ではもったいないと、ひびきが感じるのも分かるんですよね。
それだったら、誰かとチームを組むよりは、1人で己の力を磨いた方が良い。それが、ひびきがシオンに求めているものなんでしょうね。
シオンのような「天才」同士でチームを組めれば良いのでしょうけど、「天才」は稀な存在ゆえ、そういう理想の展開はまず起こらないと考えて良いでしょう。たいていは、何かしら弱みを抱えている「凡才」とチームを組む事になります。
そうなると、「天才」が「凡才」の穴を埋めようとサポートするのに忙しくなって、己の力を磨く時間が少なくなりますし、「天才」についていけるよう「凡才」に求めたとしても、早急の成長が望めない事から、「天才」が苛立ちを感じる事があります。ですので、「天才」がチームを組めば、逆に損をするケースは少なくないんですよね。
それに、シオンは、プリパラデビュー当初は、SoLaMi SMILEを倒そうと思ってはいても、誰かとチームを組む事までは考えていませんでした。5年連続の学生囲碁チャンピオンとして輝いていたのも大きいでしょうね。囲碁は、自分の力のみに依存するような勝負ですし。
ひびきは、そのあたりにも目をつけていたんじゃないかと思いますね。ひびきは、馴れ合いを嫌っていると思うとなると、ひびきがシオンに求める「原点回帰」「初志貫徹」は、SoLaMi SMILEを倒す事だけではなく、誰ともチームを組まずに、1人で頂点を目指す事なんじゃないかと思っています。
今は、シオンは、Dressing Pafeのチーム力を高めるために、まずは自分が、と思ってはいるでしょうけど、これが過熱して、ドロシー、レオナとの溝ができないかどうかが心配なところですね。特に、ドロシーとは、44話で、ちょっとした言い合いから解散の危機に陥ったために、再びその事態がやってくる事も十分ありうるでしょう。
ドロシー、レオナは、ひびきの認める「天才」ではないのかもしれませんが、シオンは2人とチームを組んだ事で、囲碁に邁進していた時には感じなかった大切なものを沢山手に入れています。己の力を高める事は大切ではありますが、2人からもらった大切なものを忘れずに進んでいけるかが、シオンのこれからの課題になるんじゃないかと、私は思っています。
「Dressing Pafeの東堂シオン」である事を常に念頭に置いて、ドロシー&レオナとの「仲間の絆」を保てるのかどうか、今後注目したいと思います。
~ オープニング前 ~
ある日の朝、シオンは、57話で怪盗ジーニアスにサマードリームパレードコーデを奪われた夢を見て、目が覚めます。そして、いつかサマードリームパレードコーデを取り返して、自分達を侮辱した事を後悔させてやると意気込みます。
同じ頃、ひびきはシオンに興味を示します。
~ Aパート ~
少しして、パプリカ学園で、らぁら達6人は、明日パラジュク川で行われるパラジュク花火大会について、話が盛り上がっていました。
しかし、シオンだけは、そこまで乗り気ではありません。そんな中、シオンは、背後から誰かの視線を感じました。
振り向いて見ると、ひびきの執事・安藤が。彼は何も言わずに、1通の手紙をシオンに差し出します。
中身は、次のとおり。
「君を思う僕の心は、群れからはぐれた1羽の白鳥。戻る場所はもうない。4時、パラジュク公園で待つ。」
中身を呼んだシオンは何も言わずに、ドロシーに手渡し、この表情。
おい、「IGOGOGOGO」って文字は自重しろ。せっかくのカッコ良さがギャグに見えちゃうから!(笑) まあ、こういうのが、プリパラらしくて良いと思う側面もありますけどね。
よく見てみると、この手紙には、デートを申し込みたい事が書かれていました。らぁらは、「君という名の翼を与えてほしい」と聞いて、白と黒の翼を想像します。
翼がやけに大きいのが、笑いのツボに来るんですけど。私だけですかね?(笑)
と言っても、手紙に書かれていたのは、そういうのとは関係ありません。らぁらをバカにしたドロシーに、みれぃは、校則387条「知らない事をバカにしてはならない。導くべし」に違反していると、違反チケットを貼り付けます。
あれ、ドロシーって、違反チケットの獲得枚数が1,000枚超えてませんでしたっけ? 何で、10分の1もないんだ? まあ、細かい事なんで、どうでもいいですけどね。
手紙の内容について、レオナがラブレターだと説明。ようやく、らぁらも、ひびきがシオンに気がある事に気付きます。
しかし、当のシオンはいません。デートしに、もう公園に行ったんじゃないかと、らぁら達は考えます。
その通り、シオンは公園にいました。4時までもうすぐです。
その物陰から、らぁら達5人はシオンを覗いていました。特に、レオナは、もうすぐデートが生で見られると聞いてドキドキ。
らぁらは、2人が付き合う(つきあう)と聞いて、頭で突き合う(つきあう)事を想像します。そして、その横では、そふぃがみれぃの頭を突いていました。
ついでに、みれぃの頭を突いてるそふぃも可愛いから、マジ困る。前回のクール過ぎる雰囲気がウソのようですね。(笑)
しかし、みれぃは冷静に、ひびきは何をしようとしているのかと考えていました。
そして、4時を迎えました。すると、馬に乗ったひびきが高速で駆けつけ、あっという間に、シオンを馬に乗せました。
そう言われたシオンは、ひびきの襟元を掴みます。
普通は、腰や肩を掴むものなのに、襟元を掴むとかワイルドやのう。そこにシビれる! あこがれるゥ!(笑)
少しして、ひびきは、ゆっくりできる所へ行こうと誘いますが、それなら自分の家でいい、とシオンは返します。
という事で、シオンの家に。シオンを追跡していたらぁら達5人も落ち着かず、シオンの家へ。
シオンは、玄関にて、ひびきに脱ぐよう命令します。
何だよ、「脱衣即決」って。良い子の皆さん、そんな四字熟語存在しませんので、覚えちゃダメよ!(笑)
らぁら達5人もシオンの家に行こうとしますが、安藤率いるボディーガード達が通そうとしません。ひびきは頭の良い人にしか会わない、という事で、高等部の漢文教科書を読ませようとします。
しかし、みれぃが簡単に読み上げました。
だけど、これでも、通してくれません。
「ひびき様は、運動神経の良い方にしかお会いしません。さあ、私から1度でもゴールを奪えたら、合格です。」
という事で、PK勝負。ドロシーのシュートを安藤は華麗に止めます。
セーブが上手い(うまい)からと言って、馬は関係ありません。
その頃、シオンとひびきは、剣道や柔道をやっていました。
「それで、あんな果たし状を?」
「果たし状?」
「時間と場所を指定してくるのは、果たし状だけだ。」
「・・・。君は、なかなか不思議な人生を送ってきったようだね。」
シオンは、ひびきが送ってきたデートの申し込みを、果たし状だと思っていました。
時間と場所を指定してくるのは、果たし状だけって、脳筋過ぎないかい? 両親がどんな育て方をしてきたのか、ちょっと興味が出てきたよ。(笑)
少しして、囲碁の対局を始めるシオンとひびき。シオンは、ラブレターが何なのか、ひびきに聞いていました。
何でもかんでも四字熟語に当てはめんな。良い子の皆さん、そんな四字熟語は存在しませんので、(以下略 & 笑)
ひびきは、心の白黒を聞く手紙と答え、シオンに興味があり、力になってほしい事を明かします。しかし、シオンは、今はプリパラの皆とやるべき事があると、ひびきの誘いを断ります。
「チーム結成して、『オータムドリームアイドルグランプリ』に出て、優勝する。それが、今の目標だ。そして、何としても、奪われたサマードリームコーデを取り返す! あれは、みんなで手に入れた大事なコーデだからな。」
シオンがそう言った直後、サッカーボールが入ってきて、碁がバラバラになってしまいました。
しかし、シオンは、崩れる前の配置を正確に憶えており、元の配置に戻しました。
「思ったとおりだ。東堂シオン、君は天才だよ。」
~ Bパート ~
シオンは、ひびきの手を振り払い、抵抗。ひびきは、尊敬のキスだと返し、シオンへの興味を明かします。
「実はもう、君の事は、ほとんど知ってるんだ。ダンスも歌も、一度見たら覚えるほど。君の楽曲、メイキングドラマ、ステージ衣装、アイドルランク。」
「お前、一体・・・。」
「僕はもっと知っている。君が忘れてしまった事までね。」
「私が忘れてしまった事?」
「そして、君の未来の姿を。知りたければ、明日。」
ひびきは1通の手紙をシオンに残し、シオンの家を出ます。
らぁら達5人は結局、家に入れませんでした。ひびきが帰った直後現れたシオンから事情を聞いて、デートではなく、勝負していた事にガッカリします。
翌日の夜、花火大会を迎えました。
そして、シオンは、ひびきの家へ。シオンは、自分が忘れてしまった事は何なのか問いますが、ひびきは、ヘリに乗るよう言います。
ヘリに乗ると、花火を見下ろすような形に。シオンは、碁盤に光るアイドルチームが見えると言います。
「気付いたようだね。彼女達は、碁盤上に置かれた碁石の一つに過ぎない。だが、君なら、この盤面を支配する事ができるだろう。」
「私が!?」
「そんな君が、何故、今のランクで立ち止まっているのか、理解できない。原点回帰。君はどうしてアイドルになった?」
そう言われたシオンは、13話ラストで、SoLaMi SMILEを倒そうとしていた事を思い出します。
「そうだ。私は、SoLaMi SMILEを倒すために、だが、今は競い合う仲間でもある。」
「初志貫徹。そう、君は神アイドルを目指すんじゃなかったのかい?」
「そうだ、私は・・・。」
「今のままじゃダメだ。進化して輝かしい未来をどうすれば手に入れられるか、分かるね? 東堂シオン。」
その後日、シオンは、ソロライブで臨む事をらぁら達に明かします。ドロシーは、自分達とチームを組む事が気に入らないのかと言いますが、シオンはそうではないと返します。
「Dressing Pafeとしてのライブは、いつでもできる。私は、そふぃのように、まだソロライブをやった事がない。自分一人でどこまでやれるか、試してみたくなったのだ。」
この言葉にウサギも、個々が力を磨く事で、チームを高める事ができると言い、シオンの意志を尊重します。レオナも賛成。ドロシーも、渋々ではありますが、賛成します。
そして、シオンは単独ライブに臨みます。コーデは、「エターナルブラックオアホワイトコーデ」。
「原点回帰。初志貫徹。研ぎ澄ませ、己の刀を! 目指せ、神アイドル!」
曲は、新曲「絶対生命 final show女(ショウジョ)」。
その後、控え室。レオナは、シオンのライブのすごさを絶賛。ドロシーも、いつかレオナと一緒にライブをすると意気込みます。
「皆で目指すぞ!」
『神アイドルを!』
今回は、これで終了です。
次回:「トモチケは世界を救う」
怪盗ジーニアスのせいで、プリパラの雰囲気が変わってしまったようで、皆、元気がないようです。
そこで、らぁら達は、皆が元気になるイベントとして、「24.5時間テレビ」特番を思い付きます。その目玉となるイベントは、トモチケ100万人交換会。様々なプリパラアイドル達が、それぞれミニコーナーを担当して、番組を盛り上げようとします。
果たして、らぁら達は、プリパラの活気を取り戻せるのか?
っていうか、「24.5時間テレビ」って、やけに中途半端やのう(笑)。キリ良く「24時間」でいいのに。次回のタイトルも、明らかに日本テレビの24時間テレビのタイトルのパロディでしょうし、次回も変にカオスな展開になりそうですね。(笑)
【まとめ】
ひびきとの付き合いで、「原点回帰」「初志貫徹」を思い出したシオンは、初めての単独ライブに臨み、アイドルランクを上げる事ができました。
まず、シオンの新曲「絶対生命 final show女」については、かなりカッコ良かったですね。「No D&D code」を超えるようなカッコ良さだったと思います。
特に、蹴りでカメラに亀裂が入ったのがビックリしました。おっと、ここは、シオンみたく、「奇想天外だった」と言うべきですかね。(笑)
ゲームでは、1人ライブはできませんし、たぶん、あのカメラの亀裂も表現しないだろうと思うと、今回のライブって結構すごいんじゃないかと思いました。
そんなカッコ良さを見せたシオンですが、この子も、そふぃと同じく「天才」と思わせるようなところがあります。
ただ、その方向性は、そふぃと異なり、そふぃは歌とダンスの「天才」だったのに対し、シオンは順応性の「天才」と言えるでしょう。14話にもあったように、自分にとって未知の領域であった歌やダンスを囲碁に当てはめて対処してきたように、過去の経験を活かせるのが上手いと思うんですよね。もし、シオンがテニスをやれば、ものの数ヶ月で、栄子や栃乙女愛を圧倒できるような実力になるんじゃないかと思っています。
また、そふぃは体力の弱さがあるのに対し、シオンは弱点らしい弱点がありません。それも、ますますこの子を「天才」と思わせる要素であり、それでありながら、今のアイドルランクの位置ではもったいないと、ひびきが感じるのも分かるんですよね。
それだったら、誰かとチームを組むよりは、1人で己の力を磨いた方が良い。それが、ひびきがシオンに求めているものなんでしょうね。
シオンのような「天才」同士でチームを組めれば良いのでしょうけど、「天才」は稀な存在ゆえ、そういう理想の展開はまず起こらないと考えて良いでしょう。たいていは、何かしら弱みを抱えている「凡才」とチームを組む事になります。
そうなると、「天才」が「凡才」の穴を埋めようとサポートするのに忙しくなって、己の力を磨く時間が少なくなりますし、「天才」についていけるよう「凡才」に求めたとしても、早急の成長が望めない事から、「天才」が苛立ちを感じる事があります。ですので、「天才」がチームを組めば、逆に損をするケースは少なくないんですよね。
それに、シオンは、プリパラデビュー当初は、SoLaMi SMILEを倒そうと思ってはいても、誰かとチームを組む事までは考えていませんでした。5年連続の学生囲碁チャンピオンとして輝いていたのも大きいでしょうね。囲碁は、自分の力のみに依存するような勝負ですし。
ひびきは、そのあたりにも目をつけていたんじゃないかと思いますね。ひびきは、馴れ合いを嫌っていると思うとなると、ひびきがシオンに求める「原点回帰」「初志貫徹」は、SoLaMi SMILEを倒す事だけではなく、誰ともチームを組まずに、1人で頂点を目指す事なんじゃないかと思っています。
今は、シオンは、Dressing Pafeのチーム力を高めるために、まずは自分が、と思ってはいるでしょうけど、これが過熱して、ドロシー、レオナとの溝ができないかどうかが心配なところですね。特に、ドロシーとは、44話で、ちょっとした言い合いから解散の危機に陥ったために、再びその事態がやってくる事も十分ありうるでしょう。
ドロシー、レオナは、ひびきの認める「天才」ではないのかもしれませんが、シオンは2人とチームを組んだ事で、囲碁に邁進していた時には感じなかった大切なものを沢山手に入れています。己の力を高める事は大切ではありますが、2人からもらった大切なものを忘れずに進んでいけるかが、シオンのこれからの課題になるんじゃないかと、私は思っています。
「Dressing Pafeの東堂シオン」である事を常に念頭に置いて、ドロシー&レオナとの「仲間の絆」を保てるのかどうか、今後注目したいと思います。
いっそのこと、オータムドリームアイドルグランプリに天才チームを出したらどうですかね。残り1人や2人なら、ひびきがどっかから連れてこれるだろうし…。
こちらにもコメント、ありがとうございます!
ひびきはプリパラを、「天才」同士が歌とライブで競う場にしようと目論んでいるようですが、それは、オリンピックを思わせるところもあり、悪くはないのかもしれません。
しかし、ひびきは、そこに友情は存在してはならないと考えており、ライバル同士で競い合うよりは、潰し合う展開を望んでいるのでしょう。四字熟語で言えば、「切磋琢磨」よりも「弱肉強食」を求めている感じでしょうか。
今回、シオンは、ひびきから良い刺激を受けましたが、Dressing Pafeの友情が崩壊する危険性もはらんでいると思うと、安心できないところ。今後も、目が離せないですね。
今回もコメント、ありがとうございます!
シオンのライブを見て、そふぃが何か思ってそうな表情をしていたのは、私も気になったところで、私は、シオンが自分の力を高める事に躍起になり過ぎて、仲間やファンの存在を無視してしまう事を心配したんじゃないかと見ています。
そふぃは、前話で歌とダンスの天才ぶりを披露したものの、体力がないためにできない事が多い分、自分の才能を発揮するには、他者の依存度が大きいんですよね。そのため、らぁら達との友情は何よりも大切だと分かっているでしょう。
ところが、シオンは、1人で何でもできそうなところがあるために、自分の力を高める事も、誰にも頼らなさそうな気がして、一匹狼になる危険性が高いんですよね。それで、ドロシー&レオナが悲しむ事を、そふぃは何となく感じたんじゃないかと、私は思っています。