「HUGっと!プリキュア」第2話「みんなの天使! フレフレ! キュアアンジュ!」の感想です。
~ オープニング前 ~
ある日、はなのクラスメイトの何人かがキュアエールの話題で盛り上げていました。
『素敵だった・・・。』
「本当!? ありがとう!」
「あ・・・、えっと・・・。」
「絶対に言うたらアカンで!」
「みんなにプリキュアだって言いたい!」
「はな、ヒーローっちゅうもんは、正体を隠すもんや! そのミステリアスさがカッコええんや!」
「なるほど!」
最終的に正体バレしちゃうシリーズもありますけどね。「フレッシュ」とか「プリンセス」とか。
っていうか、いくら黙りこくってようと、髪の毛の1本でも採取して、DNA鑑定に回せば、正体分かっちゃうんじゃないのでしょうか。まあ、私だったら、DNA鑑定には回さず、家宝として飾っておきますが。(笑)
「ありがとうって私も言いたい! あのプリキュアさんに!」
~ Aパート ~
放課後、はなは、図書室がどこにあるか、さあやに聞きますが、さあやは案内すると言います。
その直後、男子生徒から、先生にプリントを渡してほしいと頼まれます。さあやは、彼が吹奏楽部の全国大会が近いために忙しい事を察し、引き受けました。
「みんなから頼りにされてるんだね。」
『気付いちゃいました?』
「委員長は誰にでも優しくて・・・、」
「『学園の天使』と呼ばれているのです!」
「分かる!」
「おまけに、学年で成績1番!」
『その上、可愛い!』
「私、そんな・・・。」
ここで赤面するあたり、そんな事あると思います。これが、「ハートキャッチ」のえりかや「ハピネスチャージ」のひめだったら、「もっと言ってよー」なんて言いそうで、イラッときたかもしれません。(笑)
「図書室で調べもの? 私も用事があるから、ちょうど良かった!」
「え・・・、何・・・?」
「確かに可愛い・・・。」
「褒めないで・・・。私、そんな・・・。」
まだ2話で、それも、Aパート始まってからそんなに時間が経っていないのに、とばすなあ。可愛いと言われる → 赤面 → 「恥ずかしがっている表情が可愛い・・・。やっぱり天使だ! また『可愛い』って言ってあげよう!」。この繰り返しで、天使度を上げていってるんでしょうね。ホント、可愛いって罪だね!(笑)
少しして、図書室に到着。
それからしばらくして、はなは、はぐたんとハリーの元に。
ここは、はぐたんとハリーの家だそうですが、それらしきものはありません。
直後、ハリーは、小さい家のモデルを取り出しました。すると、ミライクリスタルが反応。
立派な家が出来上がりました。さらに・・・、
「ハリー! イケメンチェーンジ!」
「なんか驚き疲れたよ・・・。」
その直後、はぐたんが泣き出しました。
どうやらオムツのようです。すぐに、はな達は、家の中に入り、オムツを替えました。はぐたんに笑顔が戻ります。
その後、はなは、前に現れた怪物について、ハリーに聞きました。
怪物の名は「オシマイダー」。「クライアス社」が生み出したものです。
クライアス社は、皆の希望のパワー「アスパワワ」の結晶である「ミライクリスタル」を狙っています。それがなくなると、世界から未来がなくなり、滅亡してしまいます。
しかし、プリキュアなら、皆の未来を守れると、ハリーは信じています。
プリハートは残り3つ。ハリーは、一緒に戦う仲間を探してほしいと言いますが・・・、
「プリキュアは、私1人でやる!」
「な・・・、何やて!?」
「はぐたんは私が守る! それに、1人の方がカッコいいじゃん! 目立つ!」
「えーっ!?」
「プリキュアは負けない! 安心して!」
「不安しか見えへん・・・。」
やっぱりお子ちゃまやな、うん(笑)。まあ、一方で、「やっぱ、プリキュアの主人公はこうじゃなきゃな!」という安心感もありますけどね。
その後日、さあやは、学級新聞の作成に取り掛かっていました。
毎月作っているようですが、そんなに興味を持ってもらえないようです。
「プリキュアの事でも書こうかな・・・。」
「メッチャいいと思う! 超イケてると思う! ドンドン書こう! プリキュア!」
直後、はなは、近くにいる先生から、うるさいと怒られ、落ち込みます。
「野乃さんって、マウンテンブルーバードに似てる・・・。」
「マウンテンブルーバードは、スズメ目ツグミ科の鳥で・・・、」
「あった! これ!」
「ね!」
「似てる・・・?」
「可愛くてソックリ!」
「あ・・・、ありがとう!」
イケてる大人っぽいお姉さんになりたいのに、鳥に似てるなんて言われるとか、フイタ。言われれば、確かに、似てるかも。前髪を切り過ぎたのは、ある意味、成功なのかもしれません。(笑)
「パソコン得意なんだね。」
「知らない事を調べて考えて、分かるのが楽しいから!」
「そういうの新聞に書いたら?」
「え・・・。ダメだよ・・・。みんな興味ないと思うし・・・。」
「ええ・・・。私読みたい・・・。」
「え・・・。そう・・・?」
「書いて書いて!」
「じゃあ、書いてみようかな!」
「ねえ。もし、プリキュアの事を書くなら、イラスト描いていい?」
「いいけど?」
「やった!」
同じ頃、クライアス社では、チャラリートが再び、ミライクリスタルとプリキュアを探しに行く事を申し出ました。プリキュアに敗れた悔しさを内に抱えて。
少しして、はなは、ハリー達の家で、はぐたんを抱えながら眠っていました。
「あなただけでも逃げて・・・。ミライクリスタルを・・・。未来を守って・・・。キュア・・・。」
「何・・・? 今の夢・・・?」
その直後、はぐたんが泣き出しました。はなは、泣き止ませようと、はぐたんをあやします。
そんな中・・・、
「野乃さん?」
「何で?」
Bパート開始直前のアイキャッチは、前話とは違うものに。
前作と同じく、何パターンかのアイキャッチがあって、それらをローテーションで流していくんでしょうかね? 他のアイキャッチも楽しみにしたいです。
~ Bパート ~
さあやは、はぐたんを抱えると、はぐたんは笑顔に。
すぐに、はなも、はぐたんを抱えますが・・・、
さあやは、ミルクなんじゃないかと考えます。すぐに、ハリーは、さあやから見えない所に、ミルクを用意。
とはいえ、作り方が分かりません。こういう時は・・・、
これ、「Huguoo!」って書いてあるんですかね? 読みは「ハグー」? はな達の世界では、ネット検索する事を、「ググる」に倣って「ハグる」とでも言ってるんでしょうか? 「ハグする」に「ハグる」。なんか紛らわしいですね。(笑)
その後、さあやはミルク作りに取り掛かりました。そんな中、はなは、さあやがここに来た理由を聞きます。
さあやは、前に、空から赤ちゃんの泣き声が聞こえたとの事。すると、一時的に、自分以外の周りのものが動き止まりました。はなと同じ事が、さあやの身にも起こっていたようです。
さらに、赤ちゃんの泣き声を追っていくと、いつもはなの元に着くとの事。さあやが、ここに来たのは、そういういきさつです。
同じ頃、ほまれは、学級新聞に目が止まりました。
「青い鳥・・・。プリキュア・・・。イケてんじゃん。」
少しして、ミルクができ、さあやは、はぐたんに飲ませました。
「薬師寺さんはすごいや! 色々丁寧だし、賢いし。私にはできないや。」
「私にできない事が、あなたにはできます。あなたにできない事が、私にはできます。力を合わせれば、素晴らしい事がきっと、できるでしょう。」
「力を合わせれば・・・。」
「尊敬しているマザー・テレサの言葉なの。私、この言葉がとても好き。」
「野乃さんは自由な発想があって、なりたい自分の未来があって、私よりずっとすごいよ・・・。私には、何もないから・・・。」
「みんなに優しくできるじゃない。」
「それくらいしかできないの。野乃さんみたいな勇気はない・・・。」
「薬師寺さん・・・。いや・・・。」
「委員長でいいよ。」
「委員長と話してるんじゃないもん! さあやちゃんと話してるの!」
「さあやちゃん、勇気あるよ! だって、誰かに優しくするって、すっごく勇気がいる事だもん!」
「そんな・・・、私・・・。」
「褒められたら、ありがとうだよ! 未来は無限大! 何でもできる! 何でもなれる! フレ! フレ! さあやちゃん!」
ちょうどその時、はぐたんはミルクを飲み干しました。ゲップをさせる事も忘れません。
直後、はなは、さあやにお願い事を言おうとしていました。
同じ頃、チャラリートはトゲパワワの気配を感じ、オシマイダーを召喚。
オシマイダーの地響きは、はな達にも届きました。すぐに、はな達は、オシマイダーを目にします。
そして・・・、
「さあやちゃん。私、プリキュアなんだ!」
はなはプリキュアに変身します。
その後、エールは、単身オシマイダーと戦いますが、今回の相手は一筋縄ではいきません。
すぐに、防戦一方となりますが、エールは諦めません。
「絶対に未来を・・・、守る・・・!」
「何でもできる・・・。何でもなれる・・・。」
「心が、溢れる!」
ミライクリスタルが生まれました。これで、さあやもプリキュアになる事ができます。
「私がプリキュアに? 私に、そんな事、できるのかな・・・?」
「ううん・・・。できるよね・・・。私の中にも、きっと勇気が・・・!」
そして・・・、
「ミライクリスタル! ハート、キラっと!」
「輝く未来を! 抱き締めて!」
「みんなを癒す! 知恵のプリキュア、キュアアンジュ!」
その後、オシマイダーが攻撃を仕掛けてきますが・・・、
「フレ! フレ! ハートフェザー!」
オシマイダーの攻撃を止めました。さらに、アンジュは、クレーンは重心が高いため足元を狙えばバランスを崩すと、エールにアドバイス。
オシマイダーは、プリキュアから距離を取って攻撃してきますが、アンジュが防御。その間に、エールが鉄骨をオシマイダーの足元に投げつけ、オシマイダーはバランスを崩しました。
そして、ハートフォーユーでトドメ。オシマイダーが倒され、チャラリートは撤退しました。
「1人じゃできない事も、2人ならできる!」
「うん!」
「さっきのお願いの続き。さあやちゃん、私と一緒にプリキュアやろう!」
「うん! よろしくね! はなちゃん!」
今回は、これで終了です。
次回:「ごきげん? ナナメ? おでかけはぐたん!」
ミルクもあげ、おむつも替えたのに、泣き止まないはぐたん。
さあやは、はぐたんが不安な気持ちになってるんじゃないかと言います。そこで、はな達は、はぐたんが喜びそうな場所を目指し、街のあちこちに向かう事に。
今回のエンドカード
エンドカードは、ネズミ、・・・じゃなかった(笑)、ハリー祭り。
もしかして、今作は、エンドカードが毎回変わる仕様? 次回も楽しみですね。
【まとめ】
さあやが、新たなプリキュア「キュアアンジュ」になりました。
今話のポイントは「『1人』よりも『みんな』」ですかね。
それまでにできなかった事ができるようになると、自信に繋がるものです。
そして、特にメイン視聴層の女児達にはありがちでしょう。1人で何でもできると思い込んじゃうんじゃないかと思います。
子供は大人と比べると、できない事が沢山あります。それゆえ、大人ができる事が自分にもできるようになると、大人に近付いたと感じ、周りの手を借りずとも色んな事ができちゃうと考えちゃうものでしょう。
はなは、はぐたんを1人で育て、1人でプリキュアをやろうと考えていました。
カッコいいし目立つから、という理由もありますが、前話の出来事がきっかけでしょう。前話では、初めての赤ちゃんの世話に成功し、プリキュアになって怪物を撃退していました。
上手くいったのは偶然ではありますが、やはり、それはすごい事。加えて、はなは、大人っぽくなる事を強く夢見ている子。だから、前話の一連の出来事で大人っぽくなったと考え、子育てもプリキュアも1人でできると思い込んだのでしょうね。
しかし、1人で何でもできるなんて事はありません。個々の力には限界があります。
それに、誰だって、欠点とか苦手なものはあるでしょう。1人で何でもやろうとなると、そういったのがアキレス腱となります。
だから、1人で何でもできるというのは、戯言のように聞こえるでしょう。
だけど、人は決して1人ではありません。1人でできない事があれば、協力すればいい話です。
人は誰もが「個性」を持っており、人の数だけ「個性」が存在しています。長所や特技とかが一致していても、相違している部分が少しはあるでしょう。「個性」の完全一致はないはずです。
そのため、自分にはない「個性」が相手にはある訳です。自分にとっての苦手分野は誰かにとっての得意分野であり、誰かにとっての苦手分野は自分にとっての得意分野だったりしています。それゆえ、自分にできない事が誰かにはでき、誰かができない事は自分ができたりします。
そこから、助け合いの精神が成り立ち、1人ではできなかった事ができるようになるのでしょう。1人だけでは出せなかった勇気を出す事だって。
1人よりも2人。2人よりも3人。3人よりも「みんな」。それが、様々な可能性を切り拓いていくのでしょうね。
「みんな」が生み出す事の素晴らしさは、プリキュアシリーズの基本理念であり、それを強く感じるところは幾度もありましたが、新シリーズ2話で考えさせるとは思いもしませんでした。もしかしたら、今作は、プリキュアシリーズの中で最高名作になるのかも!? そんな期待感も出てきました。
さて、次回は、ほまれがプリキュアになって3人揃い踏み。
・・・とはならず、間を置くようです。まあ、「プリンセス」も、3人揃ったのが放送2か月目でしたし、そこまで不思議な事ではないでしょう。
とはいえ、ほまれがどう話にかかわってくるのかは気になるところ。ほまれのプリキュア変身はまだ先とはいえ、次回も、考察度高めの話になるんじゃないかと期待したいと思います。
今話の感想は、これで以上です。この記事へのコメント、トラックバックは、こちらにお願いします。
~ オープニング前 ~
ある日、はなのクラスメイトの何人かがキュアエールの話題で盛り上げていました。
『素敵だった・・・。』
「本当!? ありがとう!」
「あ・・・、えっと・・・。」
「絶対に言うたらアカンで!」
「みんなにプリキュアだって言いたい!」
「はな、ヒーローっちゅうもんは、正体を隠すもんや! そのミステリアスさがカッコええんや!」
「なるほど!」
最終的に正体バレしちゃうシリーズもありますけどね。「フレッシュ」とか「プリンセス」とか。
っていうか、いくら黙りこくってようと、髪の毛の1本でも採取して、DNA鑑定に回せば、正体分かっちゃうんじゃないのでしょうか。まあ、私だったら、DNA鑑定には回さず、家宝として飾っておきますが。(笑)
「ありがとうって私も言いたい! あのプリキュアさんに!」
~ Aパート ~
放課後、はなは、図書室がどこにあるか、さあやに聞きますが、さあやは案内すると言います。
その直後、男子生徒から、先生にプリントを渡してほしいと頼まれます。さあやは、彼が吹奏楽部の全国大会が近いために忙しい事を察し、引き受けました。
「みんなから頼りにされてるんだね。」
『気付いちゃいました?』
「委員長は誰にでも優しくて・・・、」
「『学園の天使』と呼ばれているのです!」
「分かる!」
「おまけに、学年で成績1番!」
『その上、可愛い!』
「私、そんな・・・。」
ここで赤面するあたり、そんな事あると思います。これが、「ハートキャッチ」のえりかや「ハピネスチャージ」のひめだったら、「もっと言ってよー」なんて言いそうで、イラッときたかもしれません。(笑)
「図書室で調べもの? 私も用事があるから、ちょうど良かった!」
「え・・・、何・・・?」
「確かに可愛い・・・。」
「褒めないで・・・。私、そんな・・・。」
まだ2話で、それも、Aパート始まってからそんなに時間が経っていないのに、とばすなあ。可愛いと言われる → 赤面 → 「恥ずかしがっている表情が可愛い・・・。やっぱり天使だ! また『可愛い』って言ってあげよう!」。この繰り返しで、天使度を上げていってるんでしょうね。ホント、可愛いって罪だね!(笑)
少しして、図書室に到着。
それからしばらくして、はなは、はぐたんとハリーの元に。
ここは、はぐたんとハリーの家だそうですが、それらしきものはありません。
直後、ハリーは、小さい家のモデルを取り出しました。すると、ミライクリスタルが反応。
立派な家が出来上がりました。さらに・・・、
「ハリー! イケメンチェーンジ!」
「なんか驚き疲れたよ・・・。」
その直後、はぐたんが泣き出しました。
どうやらオムツのようです。すぐに、はな達は、家の中に入り、オムツを替えました。はぐたんに笑顔が戻ります。
その後、はなは、前に現れた怪物について、ハリーに聞きました。
怪物の名は「オシマイダー」。「クライアス社」が生み出したものです。
クライアス社は、皆の希望のパワー「アスパワワ」の結晶である「ミライクリスタル」を狙っています。それがなくなると、世界から未来がなくなり、滅亡してしまいます。
しかし、プリキュアなら、皆の未来を守れると、ハリーは信じています。
プリハートは残り3つ。ハリーは、一緒に戦う仲間を探してほしいと言いますが・・・、
「プリキュアは、私1人でやる!」
「な・・・、何やて!?」
「はぐたんは私が守る! それに、1人の方がカッコいいじゃん! 目立つ!」
「えーっ!?」
「プリキュアは負けない! 安心して!」
「不安しか見えへん・・・。」
やっぱりお子ちゃまやな、うん(笑)。まあ、一方で、「やっぱ、プリキュアの主人公はこうじゃなきゃな!」という安心感もありますけどね。
その後日、さあやは、学級新聞の作成に取り掛かっていました。
毎月作っているようですが、そんなに興味を持ってもらえないようです。
「プリキュアの事でも書こうかな・・・。」
「メッチャいいと思う! 超イケてると思う! ドンドン書こう! プリキュア!」
直後、はなは、近くにいる先生から、うるさいと怒られ、落ち込みます。
「野乃さんって、マウンテンブルーバードに似てる・・・。」
「マウンテンブルーバードは、スズメ目ツグミ科の鳥で・・・、」
「あった! これ!」
「ね!」
「似てる・・・?」
「可愛くてソックリ!」
「あ・・・、ありがとう!」
イケてる大人っぽいお姉さんになりたいのに、鳥に似てるなんて言われるとか、フイタ。言われれば、確かに、似てるかも。前髪を切り過ぎたのは、ある意味、成功なのかもしれません。(笑)
「パソコン得意なんだね。」
「知らない事を調べて考えて、分かるのが楽しいから!」
「そういうの新聞に書いたら?」
「え・・・。ダメだよ・・・。みんな興味ないと思うし・・・。」
「ええ・・・。私読みたい・・・。」
「え・・・。そう・・・?」
「書いて書いて!」
「じゃあ、書いてみようかな!」
「ねえ。もし、プリキュアの事を書くなら、イラスト描いていい?」
「いいけど?」
「やった!」
同じ頃、クライアス社では、チャラリートが再び、ミライクリスタルとプリキュアを探しに行く事を申し出ました。プリキュアに敗れた悔しさを内に抱えて。
少しして、はなは、ハリー達の家で、はぐたんを抱えながら眠っていました。
「あなただけでも逃げて・・・。ミライクリスタルを・・・。未来を守って・・・。キュア・・・。」
「何・・・? 今の夢・・・?」
その直後、はぐたんが泣き出しました。はなは、泣き止ませようと、はぐたんをあやします。
そんな中・・・、
「野乃さん?」
「何で?」
Bパート開始直前のアイキャッチは、前話とは違うものに。
前作と同じく、何パターンかのアイキャッチがあって、それらをローテーションで流していくんでしょうかね? 他のアイキャッチも楽しみにしたいです。
~ Bパート ~
さあやは、はぐたんを抱えると、はぐたんは笑顔に。
すぐに、はなも、はぐたんを抱えますが・・・、
さあやは、ミルクなんじゃないかと考えます。すぐに、ハリーは、さあやから見えない所に、ミルクを用意。
とはいえ、作り方が分かりません。こういう時は・・・、
これ、「Huguoo!」って書いてあるんですかね? 読みは「ハグー」? はな達の世界では、ネット検索する事を、「ググる」に倣って「ハグる」とでも言ってるんでしょうか? 「ハグする」に「ハグる」。なんか紛らわしいですね。(笑)
その後、さあやはミルク作りに取り掛かりました。そんな中、はなは、さあやがここに来た理由を聞きます。
さあやは、前に、空から赤ちゃんの泣き声が聞こえたとの事。すると、一時的に、自分以外の周りのものが動き止まりました。はなと同じ事が、さあやの身にも起こっていたようです。
さらに、赤ちゃんの泣き声を追っていくと、いつもはなの元に着くとの事。さあやが、ここに来たのは、そういういきさつです。
同じ頃、ほまれは、学級新聞に目が止まりました。
「青い鳥・・・。プリキュア・・・。イケてんじゃん。」
少しして、ミルクができ、さあやは、はぐたんに飲ませました。
「薬師寺さんはすごいや! 色々丁寧だし、賢いし。私にはできないや。」
「私にできない事が、あなたにはできます。あなたにできない事が、私にはできます。力を合わせれば、素晴らしい事がきっと、できるでしょう。」
「力を合わせれば・・・。」
「尊敬しているマザー・テレサの言葉なの。私、この言葉がとても好き。」
「野乃さんは自由な発想があって、なりたい自分の未来があって、私よりずっとすごいよ・・・。私には、何もないから・・・。」
「みんなに優しくできるじゃない。」
「それくらいしかできないの。野乃さんみたいな勇気はない・・・。」
「薬師寺さん・・・。いや・・・。」
「委員長でいいよ。」
「委員長と話してるんじゃないもん! さあやちゃんと話してるの!」
「さあやちゃん、勇気あるよ! だって、誰かに優しくするって、すっごく勇気がいる事だもん!」
「そんな・・・、私・・・。」
「褒められたら、ありがとうだよ! 未来は無限大! 何でもできる! 何でもなれる! フレ! フレ! さあやちゃん!」
ちょうどその時、はぐたんはミルクを飲み干しました。ゲップをさせる事も忘れません。
直後、はなは、さあやにお願い事を言おうとしていました。
同じ頃、チャラリートはトゲパワワの気配を感じ、オシマイダーを召喚。
オシマイダーの地響きは、はな達にも届きました。すぐに、はな達は、オシマイダーを目にします。
そして・・・、
「さあやちゃん。私、プリキュアなんだ!」
はなはプリキュアに変身します。
その後、エールは、単身オシマイダーと戦いますが、今回の相手は一筋縄ではいきません。
すぐに、防戦一方となりますが、エールは諦めません。
「絶対に未来を・・・、守る・・・!」
「何でもできる・・・。何でもなれる・・・。」
「心が、溢れる!」
ミライクリスタルが生まれました。これで、さあやもプリキュアになる事ができます。
「私がプリキュアに? 私に、そんな事、できるのかな・・・?」
「ううん・・・。できるよね・・・。私の中にも、きっと勇気が・・・!」
そして・・・、
「ミライクリスタル! ハート、キラっと!」
「輝く未来を! 抱き締めて!」
「みんなを癒す! 知恵のプリキュア、キュアアンジュ!」
その後、オシマイダーが攻撃を仕掛けてきますが・・・、
「フレ! フレ! ハートフェザー!」
オシマイダーの攻撃を止めました。さらに、アンジュは、クレーンは重心が高いため足元を狙えばバランスを崩すと、エールにアドバイス。
オシマイダーは、プリキュアから距離を取って攻撃してきますが、アンジュが防御。その間に、エールが鉄骨をオシマイダーの足元に投げつけ、オシマイダーはバランスを崩しました。
そして、ハートフォーユーでトドメ。オシマイダーが倒され、チャラリートは撤退しました。
「1人じゃできない事も、2人ならできる!」
「うん!」
「さっきのお願いの続き。さあやちゃん、私と一緒にプリキュアやろう!」
「うん! よろしくね! はなちゃん!」
今回は、これで終了です。
次回:「ごきげん? ナナメ? おでかけはぐたん!」
ミルクもあげ、おむつも替えたのに、泣き止まないはぐたん。
さあやは、はぐたんが不安な気持ちになってるんじゃないかと言います。そこで、はな達は、はぐたんが喜びそうな場所を目指し、街のあちこちに向かう事に。
今回のエンドカード
エンドカードは、ネズミ、・・・じゃなかった(笑)、ハリー祭り。
もしかして、今作は、エンドカードが毎回変わる仕様? 次回も楽しみですね。
【まとめ】
さあやが、新たなプリキュア「キュアアンジュ」になりました。
今話のポイントは「『1人』よりも『みんな』」ですかね。
それまでにできなかった事ができるようになると、自信に繋がるものです。
そして、特にメイン視聴層の女児達にはありがちでしょう。1人で何でもできると思い込んじゃうんじゃないかと思います。
子供は大人と比べると、できない事が沢山あります。それゆえ、大人ができる事が自分にもできるようになると、大人に近付いたと感じ、周りの手を借りずとも色んな事ができちゃうと考えちゃうものでしょう。
はなは、はぐたんを1人で育て、1人でプリキュアをやろうと考えていました。
カッコいいし目立つから、という理由もありますが、前話の出来事がきっかけでしょう。前話では、初めての赤ちゃんの世話に成功し、プリキュアになって怪物を撃退していました。
上手くいったのは偶然ではありますが、やはり、それはすごい事。加えて、はなは、大人っぽくなる事を強く夢見ている子。だから、前話の一連の出来事で大人っぽくなったと考え、子育てもプリキュアも1人でできると思い込んだのでしょうね。
しかし、1人で何でもできるなんて事はありません。個々の力には限界があります。
それに、誰だって、欠点とか苦手なものはあるでしょう。1人で何でもやろうとなると、そういったのがアキレス腱となります。
だから、1人で何でもできるというのは、戯言のように聞こえるでしょう。
だけど、人は決して1人ではありません。1人でできない事があれば、協力すればいい話です。
人は誰もが「個性」を持っており、人の数だけ「個性」が存在しています。長所や特技とかが一致していても、相違している部分が少しはあるでしょう。「個性」の完全一致はないはずです。
そのため、自分にはない「個性」が相手にはある訳です。自分にとっての苦手分野は誰かにとっての得意分野であり、誰かにとっての苦手分野は自分にとっての得意分野だったりしています。それゆえ、自分にできない事が誰かにはでき、誰かができない事は自分ができたりします。
そこから、助け合いの精神が成り立ち、1人ではできなかった事ができるようになるのでしょう。1人だけでは出せなかった勇気を出す事だって。
1人よりも2人。2人よりも3人。3人よりも「みんな」。それが、様々な可能性を切り拓いていくのでしょうね。
「みんな」が生み出す事の素晴らしさは、プリキュアシリーズの基本理念であり、それを強く感じるところは幾度もありましたが、新シリーズ2話で考えさせるとは思いもしませんでした。もしかしたら、今作は、プリキュアシリーズの中で最高名作になるのかも!? そんな期待感も出てきました。
さて、次回は、ほまれがプリキュアになって3人揃い踏み。
・・・とはならず、間を置くようです。まあ、「プリンセス」も、3人揃ったのが放送2か月目でしたし、そこまで不思議な事ではないでしょう。
とはいえ、ほまれがどう話にかかわってくるのかは気になるところ。ほまれのプリキュア変身はまだ先とはいえ、次回も、考察度高めの話になるんじゃないかと期待したいと思います。
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