ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

「ポータル」サイトが消滅する日

2005å¹´07月28æ—¥ | æ¤œç´¢ãƒ»ãƒãƒ¼ã‚¿ãƒ«
yahoo!やgoogle、gooといった検索サイトが「ポータル(入り口)」と呼ばれる理由は、インターネットを利用する人の多くがまず「検索」をするという前提にもよるのだろうが、それはひとえにその「ポータル(入り口)」を利用すれば目的の場所にたどりつけるということを象徴的にも実用的にも表しているからだろう。 そう考えると、厳密な意味での「ポータル」ではないのかもしれないが、「ポータル」的なものとい . . . 本文を読む

地方変革のキーワードは「福祉」と「地域マネー」

2005å¹´07月26æ—¥ | åœ°æ–¹æ”¿æ²»ãƒ»çµŒæ¸ˆ
所用があって、ここ数日地元に帰っていたのだけれど、うん、まぁ、北陸の地方都市の現状というのは東京では考えられないほどひどい。バブル期のつけをうけて公共工事はめっきり減ったし、景気が悪いこともあって駅前の商店街にも人は少ない。若者は外へ流出し、気がつけば年寄りばかりになりかねない。高齢化社会というのは日本国全体の問題かもしれないが、その進展は地方から訪れるのだろう。 高校時代に生徒会長をやっていた . . . 本文を読む

面白くなくても「テレビ」なら見る!?

2005å¹´07月20æ—¥ | ã‚³ãƒ³ãƒ†ãƒ³ãƒ„ビジネス
C-NEWSが「テレビPC」と「インターネットTV」のどちらに魅力を感じるか、という調査結果を発表した。先日、「PCからTVを攻める-「TVポータル」の可能性」という記事の中で、アプリケーションとしての「TV」の重要性について書いたが、うん、単なる偶然か、はたまたある種の共時性か、TVとPC(あるいはインターネット端末)の融合の可能性と違いについて検討する時期なのかもしれない。  ITmedia . . . 本文を読む

機動警察パトレイバー2:押井守が生み出した「テロ事件」

2005å¹´07月18æ—¥ | æ˜ ç”»â™ª
誤解を恐れずに言えば、この作品がなければ「地下鉄サリン事件」は起こらなかったであろう。マスメディアなどはその影響力を過小評価しているが、既に日本のアニメやハリウッド映画の想像力は現実を先行している。9.11の方法論がハリウッド映画によってインスパイアされたように、1993年に発表された押井守のこの作品は予言に満ちた、否、現実の先を行った作品だったと言える。1992年PKO法案が制定され国内がイラク . . . 本文を読む

プレイリストが音楽配信を救う?!

2005å¹´07月17æ—¥ | ã‚³ãƒ³ãƒ†ãƒ³ãƒ„ビジネス
藤元健太郎さんのITビジネス原論で「ネット音楽配信ビジネスは今後こそ立ち上がるのか」という記事が載っていた。このプログでも音楽配信については何度もいろんな角度から書いているのだけれど、基本的にはこのコラムで書かれていることと問題認識は同じ。  ネット音楽配信ビジネスは今度こそ立ち上がるか : Hotwired  「iTMS」も「MSN Music」も日本では成功できない?! 興味深い部分とし . . . 本文を読む

PCからTVを攻める-「TVポータル」の可能性

2005å¹´07月16æ—¥ | æ¤œç´¢ãƒ»ãƒãƒ¼ã‚¿ãƒ«
周囲の状況もあって、ここ2週ほど書くかどうか迷っていたのだが、孫正義の言葉のせいか、はたまた時代の要請か最近、TVと携帯、PCをどう繋ぐか、あるいは「TV向けポータル」という言葉を社内でよく聞くようになった。とはいえ、「TVポータル」という言葉を聞いても、その具体的なイメージというのがもう1つ沸かない。世の中には松下が音頭をとっている「Tナビ」というものも存在しているわけだけれど、実際、うちのTV . . . 本文を読む

傍流3社はどのように「モバイル」を攻めるか

2005å¹´07月14æ—¥ | ãƒ“ジネス
ほんの3ヶ月前まで、音声を含めてPHSユーザーだった僕としては、個人的には、PHS事業というのは「NTTパーソナル」から「NTTドコモ」へではなく、「NTT東西」に売却すべきだったのではないかと思っていたりする。その当時の財務的な事情があったのか、あるいは無線系事業ということで「携帯」と「PHS」のシナジー効果に期待したのかもしれないが、結果としてウィルコム(旧DDIポケット)もauから解放される . . . 本文を読む

ドコモ、au、ボーダフォンがFelicaで揃い踏み!電子マネーはどうなるのか?

2005å¹´07月12æ—¥ | è²¨å¹£ã€ãƒã‚¤ãƒ³ãƒˆ
auもFelica搭載ということで、これでFelicaが既存モバイル端末のデェフェクトスタンダード化が決定したわけだが、印象的なのは、KDDI小野寺社長の「携帯電話はパーソナルゲートウェイとして進化していく」という言葉。これはまさに正鵠を得ている。電子カードのプラットフォームとしては何もFelicaだけではないし、技術的にはこれよりも評価の高いものや、住民基本台帳カードのように政府公認のものもある . . . 本文を読む

2046:ウォン・カーウァイの映像に酔う!

2005å¹´07月11æ—¥ | æ˜ ç”»â™ª
「欲望の翼」「ブエノスアイレス」といった路線のウォン・カーウァイ作品が好きな人間であればそれなりに満足できるのだろうが、「木村拓哉」というキーワードや映画のキャッチコピー「その不思議な未来(2046)では、ミステリートレインが動き出し、アンドロイドが恋に落ちる。」やSFっぽさに対する期待からこの映画を見た人はかなり失望したのではないだろうか。決して駄作ではない。ただ期待に対する結果と言う意味では、 . . . 本文を読む

「意識通信」/森岡正博:「匿名性」社会を支えるものとは?

2005å¹´07月10æ—¥ | èª­æ›¸
僕が始めて森岡正博氏の著書を読んだのが1994年に出版された「生命観を問いなおす」(ちくま新書) で、その時はまだ気鋭の倫理学者か社会学者だと思っていた。ただ当時から扱う領域はそれまでの「生命学」より広く、「生命」という視点からサブカル/学際領域に果敢に取り組んでいる印象があった。この「意識通信」が書かれたのが1991年、西垣通氏の「マルチメディア」(岩波新書)の発売や日本語版WIRED創刊された . . . 本文を読む

ウィルコム、「ユビキタス社会」へ向けての課題

2005å¹´07月08æ—¥ | ãƒ“ジネス
来るべきユビキタス社会の到来を考えた場合、実は最大の障壁が「移動体通信事業者(古っ!)」ではないか、と思うことがある。例えば「たまごっち」や「PSP」などの通信機能が「赤外線通信」だったりという制約を受けていることを考えるとあながち間違いじゃないのだろう。そういうこともあって、ウィルコムが通信モジュールを作るというニュースを聞いた時、「これは!」と期待したのだけれど、やはり本格的なユビキタス社会に . . . 本文を読む

「ビデオ検索」は日本の動画配信を変えるか

2005å¹´07月05æ—¥ | æ¤œç´¢ãƒ»ãƒãƒ¼ã‚¿ãƒ«
あまり用途が思いうえばないこともあって「ビデオ検索」には懐疑的だったのでだけれど、「AOLビデオ検索」を使ってみてちょっとびっくり!検索した単語が「U2」で、結果として「ライブ8」の模様が1曲まるまる楽しめたこともあって、意外に使えそうな感が。日本ではあまり表立った動きが出てきていないが、アメリカの検索市場ではHOTな話題を振りまく「ビデオ検索」。日本でもブームとなるのであろうか。  AOL、ビ . . . 本文を読む

「顔 FACE」/横山秀夫

2005å¹´07月03æ—¥ | èª­æ›¸
相変わらずの横山秀夫ワールドで、思わず一気に読み終えてしまった。舞台はD県警。主人公は短編集「陰の季節」に収められた一編「黒い線」で問題を起こした似顔絵府警・平野瑞穂。男社会の深い暗部を抱え込んだ「警察」という組織の中で若鮎のような平野瑞穂が活躍する傑作短編集。 エピローグやプロローグを除くと、5編の短編が収められたこの作品。その中には男と女の心の機微や、女同士の嫉妬などをモチーフにしたもの . . . 本文を読む

無料動画「GyaO」と動画検索「googleビデオ」

2005å¹´07月03æ—¥ | ã‚³ãƒ³ãƒ†ãƒ³ãƒ„ビジネス
これまでにコンテンツ配信に携わってきた人間から意外と冷ややかな目で見られつつ、完全無料放送(配信?)GyaOが好調に会員を集めている。USEN 宇野社長のブログによると、6月12日時点で73万人だから大成功なのだろう。しかしこれまでもCMとタイアップした無料配信モデルというのは幾つもあり、にもかかわらずあまり追随するモデルが少なかった。つまりあまり上手くいかなかったということだ。果たしてこのGya . . . 本文を読む

「iTunes」が「i-mode」に接続される日

2005å¹´07月01æ—¥ | ã‚³ãƒ³ãƒ†ãƒ³ãƒ„ビジネス
携帯先進国・日本を見てか見ざるかは知らないけれど、携帯と音楽プレイヤーを共通化したいという思いは世界共通のもののようだ。cnetの記事によると「iTunes」の最新バージョンには携帯を意識した機能が搭載されているとのこと。 実は携帯電話対応済み?--iTunesの新バージョンに隠されたヒント 「携帯を音楽プレイヤーとして利用する」と言っても、こういう形ですというのが決まっているわけではない。個 . . . 本文を読む