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ビールを飲みながら考えてみた…

日常の中でふっと感じたことを、テーマもなく、つれづれなるままに断片を切り取っていく作業です。

2009衆議院総選挙:民主圧勝!自民党は変われるか

2009å¹´08月31æ—¥ | Weblog
どうやら当初予想通り、民主党が圧倒という結果に終わりそうだ。自民党は小選挙区で100議席強というところか。

まぁ、「勝ち過ぎ」といえば勝ち過ぎなわけだけれど、全開の小泉旋風とあわせて考えると「小選挙区制」の特徴がよく出ていたのだろう。そもそも小選挙区制度は51%をとれば間違いなく当選する制度。死票(=反映されない民意)は多いけれど、政権交代が起こりやすく2大政党制にむいている制度だ。

だからこそ「風」が吹くと一気に大勢が変わる。オセロのように勢力図がコロコロ変わる。

こうした選挙、政権交代が2度、3度と起こることで、政党自身も鍛えられるし、日本の政治もいい緊張感がもてるはず。小泉チルドレンや小沢チルドレンのような素人政治家が「風」で当選してしまうのが現状だけど、ちゃんと政権交代ができる国になれば、2つの政党がどの選挙区でも常に代替となりうる政治家を用意できている状態になってしまえば、「風」だとか○○チルドレンだとかいったことは関係なくなるだろう。そういう状態になってもらわないといけないのだ。

民主党は、まぁ、政権政党として現実との調整がこれから出てきて試練がまっているのだろうけれど、問題は自民党。そもそも自民党が一党独裁を続けてきたことの「ゆるみ」や「ひずみ」に国民があきれ果てたというのが今回の選挙の実際なのだろうけれど、果たして自民党は変われるのか。

期待できそうなポイントとしては、これだけ人が減り、派閥の領袖・重鎮と呼ばれた人々が落選すると、これまでのような派閥締め付け型の組織文化を維持することができないだろう。また地元への利益誘導にしても、国会議員であればこそ可能なわけで、そうした地元の支持団体や農協などがこれまでどおり自民党を支持し続けるとも考えにくい。持ちつ持たれつで成り立っていた関係が崩れることで、政党・政治家としての自立だ保てるようになる。もっともそうした団体が民主党とくっつき過ぎるとこれもまずいのだけれど。

で、ちょっとやばいんじゃないかと思うポイントとしては、結局、森喜朗(石川2区)だとか、古賀誠(福岡7区)だとか、二階俊博(和歌山3区)だとか地元への利益誘導で成り立ってきた「古き自民党」体質の持ち主がやはり当選してしまうところ。あるいは富山3区(橘慶一郎)のように、本人のできではなく地盤を引き継いだ者がやっぱり勝ってしまうところ。

今、自民党に求められていることは、これまでの淀んだ政治体質、地元の後援会や支持団体、業界団体のような利権・既得権益で繋がっている組織と適正な距離をとり、古い体質からいかに脱却するかということ。そのためには古い(文化の)人には速やかに退出してもらい、世代交代を進めなければならないのだ。

しかし残念なことに、若手~中堅や政策通のような人が落選し、結局、組織力にものを言わせた重鎮らがしぶとく残ってしまった。

まぁ、政権交代には最低2党あればいいわけで、自民党である必要はない。自民党自らで生まれ変われないのだとしたら、自民党自体も分裂し他の保守党と組み直すという手だってあるだろう。民主党の中だって必ずしも一枚岩ではない。

今回の選挙のいろいろな総括は今後出てくるだろうが、「政権交代」で日本の政治が変わってくれたらと思う。






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Unknown (beer)
2009-09-01 00:48:09
しかも小選挙区で完全に「落ちた!」と思ってたベテラン~中堅が、気が付くと、比例で大量復活!いやいや変えるために必要なのは彼らじゃないでしょうに…
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