……被曝線量を、ありえない20ミリシーベルトの日本。
……チェルノブイリの医師は1ミリシーベルトの低線量被曝でも
……危険なことがあるという。。
……原発再稼働、新原発、復興予算流用、いじめ、暴行体罰など等。。
……このような日本の状態を武田邦彦教授が、的確に。
武田邦彦ブログより
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民主党政権の公約違反や
東北大震災から原発爆発の御用学者の出現
それにそれまで「被曝は防ぐべきだ」と言っていた
専門家、マスコミが一斉に「被曝は健康に良い」とまで言うようになった。
日本社会は危機に瀕していると思います。
「幼児化現象」とも言えます。
自分自身にしっかりした考えが無く、他人の言動を反射的にまねる行動で
これは社会を構成している大人の成熟度を示しています。
なんでもお金を最上位にする社会風土の撲滅が
日本を愛する人たちの共通認識になる必要があると思います。
武田邦彦ブログより
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■崩れようとする日本社会・・・ブロークン・ウィンドウズ効果
「browkenwindowstdyno.36-(9:30).mp3」をダウンロード
仕事の関係で頻繁にアメリカに行っていたのは、私の 30歳代でしたが、
地方 の都市に行くと景色も美しく、人情味もあって良いのですが、
ニューヨーク は町全体が汚れて汚く、
外出すればどこで襲われるかわからないという状態 でした。
でも、しばらくして・・・
ニューヨークを訪れると大きく変わったことに ビックリしたものでした。
空港からすでに様子が違い、タクシーも綺麗で愛 想が良く、町も整然として、
かつてのあのスラムのようなニューヨークが一 変していたのです。
これこそ有名なジュリアーニ市長がやったクリーン作戦の成果でした。
警 官5000人を動員して、「割れた窓(ブロークン・ウィンドウズ)」や
「落書 き」などの「軽犯罪」を徹底的に取り締まり、
その結果、殺人68%減、強盗54%減、そして婦女暴行27%減となったのです。
このような現象は社会学、心理学では有名で多くの事例もあります。
たとえ ば同じアメリカのサンフランシスコで数軒の空き家に
ヒッピーが住み着いて荒れ放題になっていたのを放置していたら、
美しい町が瞬く間に汚くなった という例を
心理学者の植木先生が「本当にわかる心理学」
(日本実業出版 社)で紹介されています。
国が安定し、国民が幸福になるためには、為政者(偉い人)の人格が高く、
誠実な社会であることが大切なのは、繰り返し言われています。
その中でも 最も大切なのは、
政治家が「言ったことに責任を持つ」と言うことですし、
学者が「自分の学問に忠実に行動する」ということなどがあります。
ヒッピーのたまり場さえ社会に大きな影響を与えるのですから、
政治家や学 者の言動が社会を良くもするし悪くもするのは当然です。
その意味で、民主党政権の公約違反や、
東北大震災から原発爆発の御用学者の出現、
それにそれまで「被曝は防ぐべきだ」と言っていた
専門家、マスコミが一斉に「被曝は健康に良い」とまで言うようになった
日本社会は危機に瀕していると思います。
私は科学者ですから、非科学的なことがこれほど身の回りに多いと、
あれた家、落書きのある壁、ゴミだらけの道路の中で
生活しているような気分にな ります。
「物」として見えるわけではありませんが、「心」では強く感じま す。
それに加えて日本社会の強い「横並び意識」・・・
これも心理学ではモデリ ングと言いますが・・・
「赤信号、みんなで渡れば怖くない」ということが 働いていますので、
「幼児化現象」とも言えます。自分自身にしっかりした考えが無く、
他人の言動を反射的にまねる行動で、
これは社会を構成している大人の成熟度を示しています。
いずれにしても、かつて防衛庁次官が収賄などで逮捕されたとき、
大学生への教育が一気にしにくくなった事を思い出しますが、
民主党の消滅、原子力の中断、
なんでもお金を最上位にする社会風土の撲滅が
日本を愛する人たちの共通認識になる必要があると思います。
(平成25年1月10日)
武田邦彦
(C)武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ
より引用 音声もコチラ↓↓
http://takedanet.com/2013/01/post_d111.html