正々堂々blog

衆議院議員川内博史の日記。

質疑の詳報

2005å¹´08月04æ—¥ | Weblog
昨日に引き続いて、文部科学委員会での質疑の詳報です。議事録(未定稿)から正確に報告します。

JASRACが、iPod等を政令指定しなければベルヌ条約違反になる、とプレスリリースしている件に関しての文化庁見解と、JASRACの今後の方針

文化庁は、「(前略)ベルヌ条約との関係で申しますと、ベルヌ条約上、締結国が求められる制度については、画一的なものはない、各締結国ごとに判断ができる(後略)」と、答弁。

これを受けて、吉田理事長は

「(前略)補償のためのいろんな方法がある、その中の何もなくなったらやはりそしりは免れないのではないか、こういう趣旨で申し上げているので、何が何でも違反だということではないので…(後略)」

と、今後は「ベルヌ条約違反だ」とは、決して言えないであろう発言を確認しました。

後、パブリックコメントと、文化庁の立場については昨日報告した通りです。

それにしても、役所はこちらが聞いたことに、なかなかストレートに答えていただけないものですね。

質問の仕方など、もっともっと工夫をしてディベートの能力を高めていかなくては、と議事録を読みながら、反省、反省、また反省の一日でした。

文部科学委員会での質疑

2005å¹´08月03æ—¥ | Weblog
私的録音録画補償金問題について、委員会での質疑をさせていただきました。

JASRAC吉田氏、JEITA小林氏、文化庁とやり取りをさせていただきました。

1、文化庁は、本制度について中立的な立場で審議会に諮問していること

2、パブリックコメント(意見募集)は、1ヶ月程度取ること

3、本制度は、日本国内の制度であり、ベルヌ条約との直接の関連はないこと。

(今後はiPod等を政令指定しないと、ベルヌ条約違反だ、とする7団体の間違った広報は行なわれなくなるでしょう)

などを確認しました。

ぼくの主張としては、はじめに私的複製の言葉の定義についてしっかり議論し(法30条1項)その後に、本制度でいくのか、それともDRMでいくのか、法30条2項関係を議論すべきで、今法制問題小委員会で行なわれていることは、順序が逆である。

従って、私的複製についての議論が終了するまで、本制度は凍結すべきである、と主張し、JEITAの小林氏と意見の一致をみました。

今日は、夜会合があるので、簡単にしか報告できませんが、明日、詳しく書きますね。

感想を聞かせてください。

待ってます。

私的録音録画補償金問題

2005å¹´08月02æ—¥ | Weblog
たくさんのコメントとトラックバックありがとう!!

大変勉強になりました。

いただいた意見を全て網羅できるかどうかわかりませんが、テナーサックスプレイヤーとしてまた、音楽ファンとして、みんなの気持ちを代弁できるように頑張ります。

明日は、JEITAから知的財産権総合委員長の小林利治氏、JASRACから吉田茂理事長に参考人として委員会に出席していただき、質疑をさせていただく予定です。

文部科学委員会での、ぼくの質疑時間は午後2時30分から午後3時30分です。

楽しみにしてください。