SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

新着記事一覧を見る

連載記事

おすすめのイベント

おすすめの講座

'); document.write('
'); document.write('
'); googletag.cmd.push(function() { googletag.pubads().addEventListener('slotRenderEnded', function(e) { var ad_id = e.slot.getSlotElementId(); if (ad_id == 'div-gpt-ad-1653367697895-0') { var ad = $('#'+ad_id).find('iframe'); if ($(ad).width() == 728) { var ww = $(window).width(); if ($('#'+ad_id).closest("#main").length) { ww = ww - 46; $(ad).addClass("opt-article-toc-bottom"); } ww = ww*0.90; var style = document.createElement("style"); document.head.appendChild( style ); var sheet = style.sheet; sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1653367697895-0 iframe {-moz-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-moz-transform-origin: 0 0;-webkit-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-webkit-transform-origin: 0 0;-o-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-o-transform-origin: 0 0;-ms-transform: scale("+ww/728+","+ww/728+");-ms-transform-origin: 0 0;}", 0 ); sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1653367697895-0 div{ height:"+(90*ww/728)+"px;width:"+728+"px;}", 0 ); } else { if ($(window).width() < 340) { var ww = $(window).width(); ww = ww*0.875; var style = document.createElement("style"); document.head.appendChild( style ); var sheet = style.sheet; sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1653367697895-0 iframe {-moz-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-moz-transform-origin: 0 0;-webkit-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-webkit-transform-origin: 0 0;-o-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-o-transform-origin: 0 0;-ms-transform: scale("+ww/320+","+ww/320+");-ms-transform-origin: 0 0;}", 0 ); sheet.insertRule( "#div-gpt-ad-1653367697895-0 div{ height:"+(180*ww/320)+"px;width:"+320+"px;}", 0 ); } } } }); }); } else { document.write('
'); document.write('
'); }
Biz/Zineセミナーレポート

JR西日本がコロナ危機で描いた、鉄道一本足打法からの脱却──現場の暗黙知とデータ活用によるDXとは?

登壇者:西日本旅客鉄道株式会社 喜多岡直孝氏、橋本祐典氏

  • Facebook
  • X
  • Pocket

 2024年10月30日に開催された「Biz/Zine Day 2024 Autumn」では、JR西日本デジタルソリューション本部から喜多岡直孝氏(西日本旅客鉄道株式会社 デジタルソリューション本部 戦略企画課長)と橋本祐典氏(同WESTER-X事業部課長、株式会社JR西日本イノベーションズ社外取締役)が登壇し、「データ起点の顧客体験と従業員体験の変革」をテーマに講演を行った。コロナ禍という未曾有の危機を経て、いかにしてデジタル戦略を通じた業務改革を推進し、新しいJR西日本の姿を構築してきたのか。その軌跡と今後のビジョンが、データ活用を軸に語られた。本記事では、DXがもたらす同社の変革について、具体的な取り組みとその成果を紐解く。

  • Facebook
  • X
  • Pocket

未来シナリオから描いた「鉄道一本足打法」からの脱却

 西日本旅客鉄道(以下、JR西日本)は1987年の民営化以降、順調に成長してきた一方で、長期的な課題を多く抱えていた。人口減少や少子高齢化が進行したことで、特に地方エリアでは人財確保が困難な状況が顕著になりつつあったのだ。喜多岡氏は「足元の好調な業績に甘んじ、変化に鈍感だった」と振り返り、環境の変化への対応が遅れていた様を「ゆでガエル」とたとえた。

 この状況を大きく揺るがしたのが、新型コロナウイルスのパンデミックだ。山陽新幹線の利用者数は前年同期比で11%にまで激減し、2020年から2021年にかけて、JR西日本グループはそれぞれ2,000億円、1,000億円超の赤字を計上。経営危機に陥った。以降、鉄道利用者数は徐々に回復しつつあるものの、コロナ前の水準には未だ戻っていない。

 同業他社との比較からも課題が浮き彫りになった。阪急電鉄や東急電鉄など、一部の鉄道会社は2020年度からすでに利益を計上していたのだ。一方、JR西日本は、これまで進めてきたショッピングセンターや駅ナカでの物販・飲食といった多角化事業も、実質的には鉄道利用が前提となっていた。鉄道への依存が想像以上に強かったことを改めて認識したと同氏は話す。

画像を説明するテキストなくても可
JR西日本の投影資料より/クリックすると拡大します

 2020年4月、社長の長谷川一明氏から「コロナ後の社会における新しいJR西日本グループの姿を描くように」というミッションが課された。若手を中心としたチームがすぐに立ち上がり、ワークショップなどを通じ議論が重ねられた。

 不透明な未来を「人口が集中するのか分散するのか」「余暇をリアルで過ごすのかデジタルで過ごすのか」という2つの軸に基づく4象限でシナリオ分析したものの、そこで見えてきたのは、いかなる未来においても鉄道の基礎需要が減少するという厳しい現実だった。

 そこで、従来は鉄道事業や駅の集客力を基軸に事業展開してきたJR西日本だが、今後は移動だけに依存しないビジネスモデルへの転換が不可欠だと結論付けられた。そして、これからの世界ではデジタル化は避けられないとの見解から、その鍵となるのはデータとテクノロジーの徹底活用であると位置付けられた。

 そこでは主に「3つの再構築」に取り組んだが、それぞれに壁も存在したという。

喜多岡直孝
西日本旅客鉄道株式会社 デジタルソリューション本部 戦略企画課長 喜多岡直孝氏

会員登録無料すると、続きをお読みいただけます

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

次のページ
JR西日本が描く「3つの再構築」とそこに立ちはだかった「3つの壁」とは

' ); }

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
Biz/Zineセミナーレポート連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

雨宮 進(アメミヤ ススム)

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

  • Facebook
  • X
  • Pocket

Special Contents

PR

' ); document.write(''); } $(window).on('load', function() { // 中身が無い広告でslotOnloadを通らない場合がある var show_ad = 0; dfp_special.map(function(ad_id) { var ad_special_flag = 0; var ad = $('#'+ad_id[0]).find('iframe').last(); var contents = ad.contents(); if (contents.find('body').length === 0 || !contents.find('body').html()) { $('#ad_special_' + ad_id[0]).remove(); $('#ad_special_' + ad_id[0]).attr('class', 'noad'); } else { show_ad++; } }); if (show_ad == 0) { $('.ad-special-wrap-sp').hide(); } }); } else { $('.ad-special-wrap-sp').hide(); }

Job Board

PR

' ); document.write(''); } $(window).on('load', function() { // 中身が無い広告でslotOnloadを通らない場合がある var show_ad = 0; dfp_job_board.map(function(ad_id) { var ad = $('#'+ad_id[0]).find('iframe').last(); var contents = ad.contents(); if (contents.find('body').length === 0 || !contents.find('body').html()) { $('#' + ad_id[0]).remove(); //$('#' + ad_id[0]).attr('class', 'noad'); } else { show_ad++; } }); if (show_ad == 0) { $('.ad-job-board-wrap-sp').hide(); } }); } else { $('.ad-job-board-wrap-sp').hide(); }

おすすめ

新規会員登録無料のご案内

メールバックナンバー

アクセスランキング

  1. 1
    NTTドコモ・ベンチャーズとTOPPANホールディングスが語る、CVCの存在意義と投資を通じた事業例 NEW
  2. 2
    JR西日本がコロナ危機で描いた、鉄道一本足打法からの脱却──現場の暗黙知とデータ活用によるDXとは?
  3. 3
    コーセーと森永製菓の協業事例に学ぶ、大企業が新規事業の壁を突破する方法
  4. 4
    ビジネスモデルに効く戦略・戦術はデルタモデル:前編
  5. 5
    新規事業の打率を上げる事業構想を書いたその後に──MVPによる事業仮説の弱点把握、不足人材の補強
  1. 6
    両利きの経営に必須となる「イノベーション・マネジメント・システム」とリード人材である「IMP」とは?
  2. 7
    トヨタモビリティパーツに学ぶ、現場DXの最前線──ギックスと共同開発したAI整備見積もりシステム
  3. 8
    創業経営者にあり、サラリーマン社長にはないもの──佐藤教授に聞く「事業家思考」と「投資家思考」とは?
  4. 9
    ジョブ型ではなく「G型かL型か」で考える経営人材像──「事業家思考」と「投資家思考」を両立するには?
  5. 10
    大企業・スタートアップ・経産省が語る、ディープテック領域で日本発ユニコーン企業を生み出す方法

アクセスランキング

  1. 1
    NTTドコモ・ベンチャーズとTOPPANホールディングスが語る、CVCの存在意義と投資を通じた事業例 NEW
  2. 2
    JR西日本がコロナ危機で描いた、鉄道一本足打法からの脱却──現場の暗黙知とデータ活用によるDXとは?
  3. 3
    コーセーと森永製菓の協業事例に学ぶ、大企業が新規事業の壁を突破する方法
  4. 4
    ビジネスモデルに効く戦略・戦術はデルタモデル:前編
  5. 5
    新規事業の打率を上げる事業構想を書いたその後に──MVPによる事業仮説の弱点把握、不足人材の補強
  6. 6
    両利きの経営に必須となる「イノベーション・マネジメント・システム」とリード人材である「IMP」とは?
  7. 7
    トヨタモビリティパーツに学ぶ、現場DXの最前線──ギックスと共同開発したAI整備見積もりシステム
  8. 8
    創業経営者にあり、サラリーマン社長にはないもの──佐藤教授に聞く「事業家思考」と「投資家思考」とは?
  9. 9
    ジョブ型ではなく「G型かL型か」で考える経営人材像──「事業家思考」と「投資家思考」を両立するには?
  10. 10
    大企業・スタートアップ・経産省が語る、ディープテック領域で日本発ユニコーン企業を生み出す方法
  1. 1
    トヨタモビリティパーツに学ぶ、現場DXの最前線──ギックスと共同開発したAI整備見積もりシステム
  2. 2
    JR西日本がコロナ危機で描いた、鉄道一本足打法からの脱却──現場の暗黙知とデータ活用によるDXとは?
  3. 3
    ジョブ型ではなく「G型かL型か」で考える経営人材像──「事業家思考」と「投資家思考」を両立するには?
  4. 4
    新規事業の打率を上げる事業構想を書いたその後に──MVPによる事業仮説の弱点把握、不足人材の補強
  5. 5
    創業経営者にあり、サラリーマン社長にはないもの──佐藤教授に聞く「事業家思考」と「投資家思考」とは?
  6. 6
    NTTドコモ・ベンチャーズとTOPPANホールディングスが語る、CVCの存在意義と投資を通じた事業例 NEW
  7. 7
    約8割のミドルマネージャーが「予実管理に課題あり」と回答──アンケートから見えた“5つの課題”
  8. 8
    戦略意思決定手法②分析・シミュレーションの活用
  9. 9
    レゾナックの髙橋CEOと今井CHROがタッグを組んで進める、経営統合を契機とした組織カルチャー変革
  10. 10
    両利きの経営に必須となる「イノベーション・マネジメント・システム」とリード人材である「IMP」とは?
  1. 1
    大企業・スタートアップ・経産省が語る、ディープテック領域で日本発ユニコーン企業を生み出す方法
  2. 2
    新規事業の打率を上げる事業構想を書いたその後に──MVPによる事業仮説の弱点把握、不足人材の補強
  3. 3
    レゾナックの髙橋CEOと今井CHROがタッグを組んで進める、経営統合を契機とした組織カルチャー変革
  4. 4
    富士通の新規事業創出プログラムはどのように社内外に受け入れられたのか──FIC事務局が語る共創の未来
  5. 5
    パーパスは浸透させるものなのか──JTの取り組みに学ぶ、策定後に存在する重要な二つの活動
  6. 6
    なぜトヨタはデジタル人財へのリスキリングに注力するのか──モノだけでない、移動体験全体のデザインへ
  7. 7
    非連続的な変化を常識にしていく──レゾナック髙橋CEOと今井CHROに聞く、組織文化変革の今と未来
  8. 8
    トヨタモビリティパーツに学ぶ、現場DXの最前線──ギックスと共同開発したAI整備見積もりシステム
  9. 9
    コーセーと森永製菓の協業事例に学ぶ、大企業が新規事業の壁を突破する方法
  10. 10
    ジョブ型ではなく「G型かL型か」で考える経営人材像──「事業家思考」と「投資家思考」を両立するには?