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糖質制限実践者の方から質問コメントをいただきました。 口の中が渇くのと、睡眠障害(途中覚醒)に悩まされているそうです。 そちらに関しての考察と対策の提示をしていなかったので、少し調べてみました。 わかりやすい理屈や解決策に関して、英語のサイトにあったので拝借してまいりました。 そちらについての翻訳の文章(Google翻訳を少し手直ししただけの変な日本語ですみません)を付けました。 さらには、少し解説をしてみようかとおみます。 とりあえずは睡眠障害に関する情報です。 スポンサードリンク いただいたコメントは以下のようなものです。 --------------- 初めてお便りします。 スーパー糖質制限をはじめてはや参ヶ月となります。 はじめて壱ヶ月ほどたってから、 睡眠障害(夜中3,4回の中途覚醒及びトイレ。。。) ドライマウスにさいなまれております。 そこで、検索したところ、パレオダイエット
前の記事ではケトーシスについて説明しました、ここではケトアシドーシスについて説明します。 ケトアシドーシスとは、血液中にケトン体がたくさん増えて、それが炭酸イオンのバッファー機能によって補正しきれなくなり、血液が酸性に変わってしまった状態を指します。 「コントロール不能になったケトーシス」と考えていただければいいです。 これはどういう状況で起こるのでしょうか? ふつう、断食や、糖質制限食ではケトアシドーシスは発生しません。 そんなことでケトアシドーシスが発生するのであれば、石器時代の天候不順の時に、人類は生き延びることができませんよね。 断食しているお坊さん、つわりで何も食べられない妊婦さん。 そう言う人たちが簡単にケトアシドーシスになったら・・・人類は滅びますよね。 そう言うことは起きていません、人類はそう簡単に滅びるわけにはいかないのです。 では、どういうときに、ケトーシスがケトアシド
我々の体は様々な物質を栄養成分として利用しています。 それらで体を作ったり、細胞を機能させるエネルギーを得たりします。 だから、絶食したら、やがて、生命活動は停止します。 (・・・ふつうはね。そうでないと主張するインドの聖人もいたりしますが) で、体のために必要な栄養素、特に重要な栄養素ほど、我々はたいして食べなくて済むのです。 なんでか? ちょっと考えてみればわかります。 糖質もそういう栄養素の一つです、食べて摂取する必要はないのです。 スポンサードリンク 糖質って、脳のエネルギーとしてとても重要な栄養成分です。 それはまちがいありません。 ケトン体がいくら代替してくれるといっても、ケトン体が脳をサポートできるのは目いっぱい頑張って30%程度だと言われます。 geturinさんにご指摘いただきましたが、30%程度というのは3日程度の絶食時の話で、40日間の絶食時には(つまり筋肉を使い尽く
「糖質制限 vs 高糖質カロリー制限」のすごく根本的なところに踏み込んでみます。 日本糖尿病学会の先生方の推奨する 「糖質摂取量60%前後、低脂肪にしてカロリー制限する食事が正しい糖尿病食である」 という根拠がどこから来ているのか。 1980年頃に農林省と厚生省と文部省のお役人たちが集まって会議で「国民の摂取するべき栄養バランス比率」を決定しています。 日本糖尿病学会では、たぶん、そのバランスのまま、摂取カロリーだけを下げて、「理想的な糖尿病食」としたのです。 お国の決めた正しい栄養バランス(それがどう決まったかは以下に書きます)のまま、カロリー制限をきびしくすることで肥満を改善させる。 これなら厚生労働省の覚えもめでたいし。 幸い、薬はいろいろあるから、多過ぎる糖質摂取で上がった血糖値はインスリンや経口血糖降下剤でコントロールしよう。 それに、血糖上げておいて薬で下げる方が低血糖発作とか
エリスリトールは果物の梨やリンゴ、味噌などの発酵食品に多く含まれる糖アルコールです。 砂糖の60~70%程度の甘味を感じるにもかかわらず、ほとんど吸収されないので糖質制限している人が甘味がほしいときの黄金食材として有名です。 具体的な商品にはラカントSというものがありますね。 ⇒ エリスリトールを子供に食べさせても大丈夫ですか? http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat5/post_158.html さて、このエリスリトール、血糖を上げないはずなのに、私は血糖が上がるんです、なんででしょうかという質問をいただきました。 解答してみましょう、ただし、科学的に確かなエビデンスがあるわけではありません、私の推測であること、ご了承ください。 以下が質問コメントの一部です。 ***** 私、以前から、疑問で不思議に感じておりましたが、 エリスリト-ルで血糖値上がるんで
糖新生について 糖新生は普通の食事をしている人でも夜間には自然に起こっていることです。 ブドウ糖は細胞を活動させるための重要なエネルギー源であり、血糖値はある一定値に保たれている必要があります。 そのため、非常用のブドウ糖源として身体に蓄えられたグリコーゲンは、分解することで簡単にブドウ糖へと変わり、不足したブドウ糖を供給できます。 しかし、グリコーゲンというのは非常用の貯蓄の意味合いが強く、持続する運動などで利用されます。 血糖値を一定に保つために、そして非常用のグリコーゲンに手を付けないために、我々の身体には糖新生というシステムがあります。 食事からの糖質摂取の見込みのない就寝時にはグリコーゲンを分解するよりもむしろ、糖新生で足りない分のブドウ糖を作り出して血糖値補正をします。 糖新生の原理とはどのようなものでしょうか? 1.糖新生の原料となるものは特定の炭素骨格で、それはアミノ酸の一
糖質セイゲニストが酒に弱くなるという話、盛り上がってまいりましたねえ。 糖質制限していると酒を飲んだ時に低血糖を起こしやすいのではないかという意見。 私は最初は懐疑的で オレキシンの低下が根底にあるのではないか? http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat13/post_195.html と、思ったのです。 ですが、どうやら、低血糖(幅はいろいろですが)がどうも関係しているような気がしてまいりました。 (オレキシンの線も捨ててはいませんけど^^;) 医者の常識として、「低血糖発作」には気分不良とか冷や汗とか甘いものがほしくなるとかの初期段階の存在するイメージが強かったのです。 それがない、無症状性の低血糖発作を起こす可能性があるのは、インスリン常用している糖尿病の方だけだろう、2型でインスリンや血糖降下薬使ってない人にはそんな無症状性低血糖なんてことはないだろ
糖質制限して酒に弱くなったというメールをいただきました。 私自身は気づいてなかったのですが、そう言われてみれば、コロッと寝ちゃうことがあるな?と。 糖質制限してから酒量が増えたので、ただ単にそのせいだろうと思っていたのですが、気になるのでしらべてみました。 いただいたメールは以下の通りです。 (返信差し上げたのですが、サーバーから拒否されて届きませんでした。もささん、すみません。) カルピンチョ先生、いわゆるスーパー糖質制限4か月目の「もさ」 です。 初めてメールさせて頂きます。ご多忙中長文で失礼します。 55歳男性、身長176センチ、体重73キロで始めたダイエット目的の 糖質制限ですが、3か月で体重6キロ減、スーツはAB7からA6へ、 普段着も上下ともLからMへサイズダウンしました。 朝の寝起きが爽快、食後の眠気が解消し、さらに思考が前向きになりました。 先生の情報通り。アラカンに突入し
アミラーゼという消化酵素に関してはここでもちょっと触れたことがあると思います。 アミラーゼは唾液の中、あるいはすい臓から分泌されるすい液の中に含まれる消化酵素で、食物に含まれるデンプンをオリゴ糖にしてしまうものです。 例えばダイエットに効果的であるとされる白インゲン豆の中に含まれる酵素はアミラーゼの機能を阻害するために、でんぷん質の分解が阻害されて、消化管での糖質吸収が妨げられるというわけです。 「人間は糖質を食べるべき生物である!それは唾液腺の中にアミラーゼが含まれていることを見ても明らかである!」 そう主張される方々もいらっしゃいますね。 そのことに関してはもう一つ別の記事で触れてみます。 ⇒準備中 マウスとヒトのアミラーゼ さて、この唾液腺におけるアミラーゼの分泌量に、人種、というか主食としている食品栄養構成によって差が見られる、ということがあったとしたらどうでしょうか? たとえば、
糖質制限たたきをする先生方がしばしば懸念される、「糖質制限するとケトーシスが起こるから危険である!」というその「ケトーシス」について。 そして「ケトーシス」ではない、よく似たもうひとつの言葉、「ケトアシドーシス」について。 それぞれに説明してみたいと思います。 「ケトーシス」と「ケトアシドーシス」とは、言葉は似ていますが、まったく異なる状態です。 前者が食物内容に対する生理的な変化、後者は命に関わる病的な変化です。 わかりやすい喩えで言えば、 「適量のお酒飲んで、血液中にある程度のアルコールが入った状態できもちいい。」状態と 「その人の限界を超えて飲みすぎて急性アルコール中毒で命が危ない。」状態、 その二つの状態の違いみたいなものです。 後者を恐れるあまりに、前者を避けろと言うのが、ケトーシスを危険視する先生方のスタンスです。 「急性アルコール中毒は命に関わる危険な状態です。それを引き起こ
今日は振替休日、久しぶりにふだん見ることのない時間帯のテレビをつけていたら、アルツハイマーと高血糖の話題について石原良純さんが触れていました。 1.アルツハイマーの原因となるアミロイドβの分解酵素のひとつはインスリン分解酵素であるIDEである。 2.一方、IDEの本来の働きはインスリンの分解であり、アミロイドβの分解は後回しにされる。 3.だから2型糖尿病の人や、食後高血糖の明らかな人など、インスリン分泌量が増えている人ではインスリン分解にIDEが消費されて、アミロイドβの分解が後回しにされて脳に蓄積されやすい。 という三段論法のあの話です。 久山町で血糖値が高い人でアルツハイマー病罹患率が高いという観察結果とも合致しますね。 で、血糖が上がってアルツハイマー病になりやすくなるのを回避するにはどうすればいいのか? それでそのコーナーの後半にかなり時間が割かれていました。 われわれ糖質制限実
厳しい糖質制限をいきなり始めたら、最初は良かったんだけどだんだん具合が悪くなったというからメールでの相談をいただいたので、記事にさせていただきました。 ⇒ 厳しい糖質制限で体調が悪く http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat9/post_175.html 以前に書いた、糖質制限したら髪の毛が抜けた人いますか?という記事 ⇒ 糖質制限したら抜け毛がひどいですか? http://xn--oqqx32i2ck.com/review/cat1/post_106.html そちらにも最近になってまた、くろさんという方からコメントで質問をいただきました。 脱毛がひどいということです。 くろさんが脱毛だけでなく、生理が止まったと書かれていたのに引っかかりました。 なにやら全身の新陳代謝が落ち気味のように感じて、ひょっとして甲状腺が関係するのかなと考察しました。 ⇒ 甲状腺
ここのところ、記事を書くスピードががっくりと止まってしまいました。 それは仕事の合間に、いろいろと調べものをしていたからです。 きっかけは、東京大学病院病院長の門脇孝先生の糖質制限たたきです。 BMJの論文は読んでみればscientific flawな物であることがよくわかります。 でも、そのようなエビデンスが出てきたのにすがりつくかのようにしてあのタイミングで糖質制限食を批判するなんて。 それがよりによってあの賢い門脇孝先生だったなんて。 彼のグループの発表する研究内容が好きだった私にとっては大きな衝撃でした。 そして、この公的見解が彼にとって、そして日本糖尿病学会にとっていったい何のメリットがあるのだろうかと、不思議に思いました。 この時代に「糖質制限たたき」を読売新聞を使って大々的にやること(しかもあからさまに突っ込みどころ満載のエビデンスの薄い記事の文章で)、その意図が、意義が分か
低糖質ダイエット、始めるときには深く考えることはありません、簡単な実践方法を書いてみましょう。 基本的に外食ですませる場合です。 朝は コンビニで買う。以下のものから一つでも二つでも全部でも好きなものをえらぶ。 1.100円ぐらいのおつまみになるようなカルパス系のソーセージ(魚肉ソーセージはでんぷんが多いから避ける) 2.出し巻き卵のパック(出し巻きのみ、甘い卵焼きや厚焼きはだめ)か、温泉卵、ゆで卵 3.グリーンサラダなど(根菜やパスタは禁止) 4.裂けるチーズやベビーチーズ 5.5枚入りで75円ぐらいのスライスハム、おつまみチキン(物によっては糖質高いからダメ) 6.ローストチキン(ローソン)、手羽先(セブンイレブン)、つくね団子(ファミマ) 昼は 職員食堂があれば 1.定食のご飯を食べずに冷奴を頼んで御飯代わりに食べる。おかずにパスタやジャガイモが入っていたら食べない。 2.おかずをバ
この記事では、反糖質制限派の主張する「糖質制限を続けると死亡率が上昇するから危険である」とする論文や報告について、条件付きで肯定しようと思います。 初めに結論を申し上げておきますと、能登先生や、反糖質制限派の提示している比較研究の対象は、 「江部先生の推奨している糖質制限食」vs「糖質60%の通常の高糖質食」ではありません。 「糖質30~40%のマイルドな糖質制限でカロリー制限してない食事スタイル」vs「糖質60%の通常の高糖質食」です。 「マイルドな糖質制限食でカロリー気にしない」と、「糖質60%の一般的な食事」 これらの両者を比較した時には、前者の方が分が悪い、病気になりやすいようだというのは、真実かもしれません。 「カロリー制限をしないマイルドな糖質制限」で安心しちゃうとひどい目に遭うかもしれないのです。 その根拠となるのがやはり古い論文における疫学的比較研究です。 いくつか前の記事
「久山町研究」というのは日本が世界に誇る疫学研究のことです。 福岡県の福岡市東部に接する人口8000人程度の小さな町、久山町の住民の健康状態について、九州大学の第二内科が中心となって1961年以来、ほぼ全住民の健康管理を続けているものです。 これのすごいところはいくつもあるのですが、ともかく、40歳以上の住民の健康診断データをずっと取り続けていて、そして住民のみなさんもその研究に大変協力的であり、ゲノム解析にも剖検にも積極的に協力してくださっています。 ⇒九州大学の「久山町研究」のホームページ 上のページから抜粋してみます。 久山町研究の最大の特徴は、この剖検率の高さにある。正確な死因を知るという点において、剖検以上に正確な診断方法はない。追跡調査の精度も高い。これまでに行方不明となった対象者は数例に過ぎず、追跡率は99%以上。また、久山町研究では40歳以上の住民を5年ごとに集団に新しく加
ドク・カルピンチョ、50代の男性医師です。40前から次第に肥満、40代半ばから血圧と空腹時血糖やHbA1cが上昇してきてやばいなと思い、低糖質ダイエットを実践しました。劇的に痩せましたし、血液検査の数値も改善しました。その記録と理論と実際に役に立った商品、本やノウハウの紹介をします。 【評価基準】 実際に役に立ったもの、医学的に理論が納得できるものを紹介します。 スポンサードリンク 記事の更新履歴 2019/03/29 自分の病気・肥満にどう向きあうかは本人の意思次第 2018/05/10 カルピンチョの肥満・メタボ外来の開設について 2018/05/10 カルピンチョの神戸市での外来診療に関するお報せ 2018/01/04 つわりはなぜ起こるのか?そしてどうすればいいのか? 2017/12/07 1型糖尿病患者が糖質制限すると基礎分泌インスリンが復活する可能性(仮説) 2017/11/1
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