「度」が同じでも、響きが同じとは限りません。ここでは、幹音同士の音程のうち、基本となる1、2、3、5度について、響きの違いを考えます。 半音と全音 ピアノの鍵盤の、隣り合った白鍵同士には、間に黒鍵を挟む場合と挟まない場合があります。 黒鍵を挟む場合、音の高さの違いは2半音、すなわち全音です。 黒鍵を挟まない場合、音の高さの違いは半音です。 2度 次の音程は、すべて2度です。 2度は、すべて隣同士の白鍵という関係です。そして、黒鍵を挟むものと挟まないものがあることがわかります。黒鍵を挟む2度の音の違いは全音で、挟まない2度は半音です。 全音の2度の方が半音の2度より広いので、これを「長2度」と呼びます。半音の2度は狭いので、「短2度」と呼びます。 長2度と短2度の位置を覚えましょう。具体的にはE-FとH-Cが短2度、残りが長2度と覚えましょう。 3度 次の音程は、すべて3度です。 3度は、2