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フリーになる前、まだ会社員だった頃、会社のやり方や方針に対して「なぜ?」と聞くことがあった。一番萎えたのは、「今までそうしてきたから」と返ってきたときだった。理由になってない。 でも残念ながら、先入観や決めごとって組織や職場に限った話じゃなくて、普段から、わたしたちの物の考え方や解釈をもむしばんでるんだよね。 今日はそんな話をちょっと。 すべては作り話だ 以下は、”The Art of Possibility“(Rosamund Stone ZanderとBenjamin Zander著)という本の”It’s All Invented”(すべては創作だ)と題された第1章から抜粋したもの。 アフリカへの市場拡大を目論む靴のメーカーが、アフリカのとある地域に2人のマーケティング担当者を送り込んだ。1人の担当者からは、こう電報が届いた。 SITUATION HOPELESS STOP NO ON
表紙は、ロスのサンタモニカからマリブに向かう海沿いの道「CA-1 N」 ただいま発売中の雑誌「TRANSIT」をチェック! ただいま発売中の「TRANSIT(トランジット)36号カリフォルニア もうひとつのアメリカへ」で、シリコンバレーについて書きました。 シリコンバレーの主要エリアを紹介する地図、シリコンバレーの歴史サマリー、注目のスタートアップや、WeWorkへのインタビューなど、旅雑誌の「TRANSIT」らしい内容になっているはず。 ぜひチェックしてみてくださいな。 ピーター・ティールの著書「ZERO to ONE」 TRANSITには、IT業界の著名人による格言を紹介するページも。そこに登場する人物のひとりが、起業家で投資家のピーター・ティール(Peter Thiel)。最近、そんなピーター・ティール著の「ゼロ・トゥ・ワン 君はゼロから何を生み出せるか」という本を読み始めたの。 “
デスクに置きっ放しになっていた2017年春発売の「Cnet magazine」をやっと読んだ。読もう読もうと思っていたのに、今になっちゃって…。飛行機専用の出会い系アプリ「AirDates」(iTunesの評価が低すぎだけど)だとか、まあ、いろいろありますね。 なかでも特に興味深かったのが、ミレニアル世代とスマートホームについての記事。「アプリマーケティング研究所」の”女子大生にユーザに聞いてみた”系の記事を読んでもそうだけど、いろんな感覚が違いすぎて新鮮でした。 怠惰と平和ボケはいまも既にそうかもしれないけれど、”ディフェンス”になってしまうことについては個人的にも特に気をつけたいなと思う。詳しくは後ほど。 お前、おれのビール飲んでない? Cnet magazineの”Lessons from a clever apartment” “Lessons from a clever apar
CB Insights:スタートアップが失敗する理由 「人は失敗から大したことを学ばない」と言ったのは、PayPalの共同創業者でベンチャーキャピタリストのピーター・ティール(Peter Thiel)だった。スタートアップが失敗する要因は同時に複数あるため、そこから学ぶことは難しいと。 参照:Deliciousさん、今度こそサヨナラ:Yahooに始まる5度の買収、長きにわたる大惨事から学ぶ でも、個別の要因を特定し、最も多い要因に目星をつけることならできるはず。ということで、CB Insights が起業家が振り返る “複数の要因 をまとめてる。今回は、失敗の要因として2番目に多く挙げられた “Ran out of cash”(資金切れ)について書いてみたよ。 ソーシャルニュースリーダー「Flud」の場合 image via. Flickr レポートに登場する、2010年創業(Flipbo
それが仕事でも宿題でも、To Doはさっさと終わらせてしまったほうがいい。子どもの頃から「宿題を早くに終わらせるように」と促されることで気づかぬうちに染み付いた習慣。 たしかに生産性という側面からみると、早めに片付けることが効率的だというのはわかる。でも、その”さっさと片付ける”やり方は、私たちがクリエイティブになるチャンスを奪ってしまっているのかも。 先延ばしってそんなに悪いこと?! 「宿題は終わらせたの?」「早くやっちゃいなさい。やっちゃってから遊んだほうが気にしなくていいんだから」と、誰もが親に催促されたことがあるはず。こうして、小さい頃からTo Doはさっさと終わらせてしまうのが正解ね!と思うようになる。 わたしなら、コラムの原稿を期日ギリギリまで待たずに終わらせてしまうことで、やらなきゃやらなきゃという頭の中の声から解放されて自由になれる。これはビジネスにおいても同じで、製品やサ
Google ドキュメントには普段からさんざんお世話になっております。原稿を書くのはGoogleドキュメントだし、経費なんかは表計算の Google スプレッドシートで管理しているし。 そんな Google スプレッドシートがAIを搭載し、なんとも便利にアップデートされたようです。例えば、合計値を出すSUM(A1:A5)なんて関数を知らなくても、話し言葉を入力するだけで同じ情報を出してくれちゃいます。 言葉でさくっとコマンドを理解してくれる Googleスプレッドシート 例えば、できちゃうこんなこと。 グラフを簡単に作成 関数じゃなく簡易な言葉でデータ分析 [Update] ボタンでGoogle スプレッドシートからコピーされたデータを更新 カスタマイズ可なキーボードショートカット 余白や拡大縮小などの印刷設定 話し言葉というのは、“What is the distribution of
ソーシャルブックマーク「Delicious」が、競合の「Pinboard」に買収されたそう。 って、今となっては、Deliciousってなんのこと?!という人も多いよね。日本でいうところの はてなブックマークみたいなものかな。個人的にはてなブックマークはたんまーに見る程度なのだけれど、たぶん近いもの。 母を探して三千里 image via. Flickr いまの日本で知名度が低いであろうDeliciousについて書こうと思ったのは、こんなに人が依存して(ブクマは使えば使うほど離れられないもんね)、愛されている(”いた”、と過去形のほうが正確か)サービスでも、時代の流れや悪い経営判断、顧客とのコミュニケーション不足でこうなってしまうんだな…という悲劇の例だと思ったから。 調べてみたところ、Deliciousの「母を探して三千里」の経緯はこんな感じらしい。 2003年:Joshua Schac
「マーケの成否を握る「カテゴリーの法則」-品質で勝負する競合戦略が効かない理由」という記事でも紹介したティモシー・フェリス(Tim Ferris)の新著「Tools of Titans」を読んでます。亀速で。なんせバイブル並みの分厚さなんだもの。 今日は、なんだか胡散臭いイメージがある「暗示」と、それが効果を発揮すると思われる理由について。ここでいう暗示は、いわゆる”他人にかけられる”暗示じゃなくて、自己暗示に近いもののことね。 気になる情報が全員集合するアレ 以前から、何か自分の中で気になりだした事や言葉があると、それに関連する情報が雪崩のように入ってくる現象に何かいい名前はないものかと思っていて。 何かをググって見つける情報のことじゃないよ。それはそもそも能動的に探してるわけだから。例えば、たまたまTwitterを見ていたらタイムラインに流れてくるとか、ずっと前に登録したポッドキャスト
長年(本気で年単位…)放置していたブログの「About Me」のページをやっとこさ更新しました。その中でも触れていますが、書くお仕事のほかにユーザインタビューを請け負ったりもしているので、今日はその辺の話をちょこっと。 わたしの書く仕事の多くは取材ベースなので、記事の出来は「書く力」を上回って「聞く力」が物をいいます。というか、質問力は人生全般において大事なスキルか。まだまだ磨かなきゃと思っていますが、「ライター」と「ユーザインタビュワー」という一見全く異なる仕事に共通して役立っているスキルかも。 基本を抑えたら反復練習 最近も、とある英語学習アプリのユーザインタビュー(先生と生徒の両方に)を実施したのですが、ユーザインタビューってほんとうに奥深い世界だなと改めて実感。 言葉遣いをちょっと変えただけでユーザさんの答えが違ってきたり、もちろん無意識に答えを誘導しちゃうようじゃダメ。いろいろと
ティモシー・フェリス(Tim Ferris)の新著「Tools of Titans」で紹介されていた「売れるもマーケ、当たるもマーケ–マーケティング22の法則」(原題:”The 22 Immutable Laws of Marketing”)という本を読んでおる。その中に、 「政治活動を除くと、人間のあらゆる活動のなかでマーケティングほどお金が無駄にされているものはない」 とあるのだけれど、本が出版された当時だけに限らず今もあるあるな気がするので。22あるという法則の中でも、特に刺さった部分を紹介しようかと。 マーケティングのバイブル この本、初版が出たのはなんと1993年と約25年前にさかのぼるの。わたしのデビューは遅ればせながらもいいところです…。でも、その本質的で普遍的な内容は、現代のマーケティングにも十分当てはまると思う。 日本語で検索してみたら、田端信太郎(@tabbata)さん
2010年に創業された、自宅で試着できるメガネショップ「Warby Parker(ワービーパーカー)」。立ち上げ当初はECサイトのみだったけれど、その後、ショッピングモールのカート販売でリアルに進出、今では全米で60店舗ほどを展開してる。 Warby Pakerの視力検査アプリ リーズナブルな価格、メガネをひとつ購入するとひとつが寄付される “Buy a pair, give a pair“という社会貢献の要素などがファンを魅了。また、試着してから買うのが当たり前だったメガネをオンラインに持ち込むことで、メガネ業界をディスラプト(破壊)した。 とはいえ、そんなWarby Parkerも、視力検査ばかりは店舗で受ける必要があった。 と思ったら、この不便が近い将来解消される模様。試験運用中だという視力検査アプリ(iTunes)を使うと、スマホとPCを使って約20分で視力検査ができちゃう。眼科医
シード投資にフォーカスしたベンチャーキャピタル「First Round」。ここのインタビュー記事が勉強になりすぎる。 とっても大事なことが書かれた “I’m Sorry, But Those Are Vanity Metrics“と題された記事を一部紹介します。語り手は、データ解析企業「Looker」の創業者でCTOのLloyd Tabbさん。 混乱させたくない「虚栄指標」と「明晰指標」 via GIPHY デイリーアクティブユーザーや売り上げ増など、達成するとスタートアップが声だかに叫ぶ指標たち。ロイドさんは、こうした指標が “虚栄” 指標であると指摘しています。 虚栄指標にも役割はあって、例えば投資家から資金調達したり、競合企業を比較したりするのには使える。つまり、「他者による会社や事業の評価」に有効。でも、サービスの改善や強化には繋がらない。 だから、虚栄指標を社内のKPIに設定して
5年前にプロダクトマネージメントの仕事に初めて就いたWilson Keenanさんの前職は、シェフ。 そんな彼を採用したのは、当時Yammer(企業向けコミュニケーションツール)のCPOで空軍に在籍した経験のあるJim Patterson(以降、パターソン)さん。 パターソンさんが考える、プロダクトマネージメントに適した人材についての記事がすごく面白かったので一部紹介しようかと。 一見するとまったく異なる分野に思えるシェフとプロダクトマネージメントという職種。でも実は、必要なスキルや能力に共通点があるのだとか。 まず、どちらもさぼったり優柔不断になることが許されない環境に置かれてる。例えばシェフは、次々と入ってくる注文にフル回転で対応しなきゃいけない。高いプレッシャーにさらされながら、常に集中した状態を保ち、迅速な仕事が求められる。 パターソンさん曰く、プロダクトマネージャーには、迅速な意
へーへー。米アマゾンが子ども向けの定期購入サービスをリリースしたらしい。その名も「STEM Club」。税抜き19.99ドルで、毎月新しいおもちゃが届くんだって。 おもちゃなら何でもというわけじゃなくて、STEMという名前からもわかるように科学・技術・工学・数学(Science, Technology, Engineering, Mathematics)寄りのおもちゃが中心。 定期購入は、3〜4歳の幼児、小学校に上がる頃の5〜7歳、そして8〜13歳の3つの年代別に注文できる。特に期間は定められていないから、いらなくなったらいつでもキャンセルできちゃう。 商品ページのレビューは賛否両論みたいだけれど、低く評価している人たちの主な理由は「一人の子どもにしか送れない!」ということらしい。お気に入りの孫がいないと使えない、と。これはアマゾンさん、すぐにでも改善するでしょう。 今はまだ北米でのみの展
スーパーで買わなきゃいけないものは、iPhoneのメモ帳に書いてる。一応これで機能はしているものの、たまに家に買ってから「そうだ、みりんも切らしてたんだ」なんて悔しい思いをすることがある。 そんな買い忘れを防いでくれるのが「GeniCan」。2017年のCESでお披露目されたゴミ箱に取り付ける小型デバイスで、バーコードスキャンと音声認識を搭載しているそう。 例えば、ゴミ箱に空になったケチャップボトルを捨てる際に、ボトル背面のバーコードをGeniCanに読み取らせる。と、それを連携スマホアプリのお買い物リストに追加してくれちゃう。 使い終わったペーパータオルの芯などバーコードがないものの場合。GeniCanにかざすと「何をリストに追加しますか?」と聞いてくるので、「ペーパータオル」と話しかけるだけ。バーコードがある場合と同様に、お買い物リストに追加してくれる仕組み。 本来なら、何かが完全にな
昨年末、サンフランシスコに本社にお邪魔してFitbitにハマってからというもの、北米の一大セール Black Fridayにあやかってガジェットやウェアラブル類のものを購入しました。「Ringly」とか、スマートウォーターボトルの「HidrateSpark」とかとか。 多機能な「MobileLite Wireless 3G」 MobileLite WirelssとmicroSD Action Camera UHS-I U3 さて、系統はまったく違うけれど、メモリー製品のメーカー「Kingston」さんから「MobileLite Wireless G3」という製品を送っていただきました。スマホの充電2回分、ストレージにもなって、Wirelessの無線ハブにもなってくれるという優秀な子です。 正直もうすこし早くにあれば!という感じ。 2016年は北米のいろんなカンファレンスに参加したけれど、朝
今年の4月に書いたテープ起こしのツールは、皆さんにたくさんブックマークしていただきました。この時から気になっていて結局今になって初めて使ってみたのが、イギリス発の「Trint」です。結論から言うと、この子かなり優秀です。 今回わたしが起こしたのは、30分ほどの英語のインタビュー。音声ファイルのアップロードはあっという間で、どれほど待つのかしらと思ってみたら、ものの4分で「テープ起こしが完了しました」との通知が(サイトにも通知があるし、メールも送られてきます)。ワオ。 起こしが完了したぜのメール どれだけ正確に起こしてくれるかは、音声ファイルの音声の精度に依存する模様。ここでいう精度というのは、きちんとマイクで音声が拾われているか、発言者が英語のネイティブスピーカーかなどなど。音声ファイルをアップロードした時点で、話し手のアクセントがアメリカ英語なのかイギリス英語(オーストラリア英語も加わっ
ディープラーニングの技術を使うことでGoogle翻訳の出来が格段と上がったらしく、ネットでも周囲でも騒ぎになっていたみたいですが、うちの旦那のような人のためにも早く日英に対応してほしいものです←と思ったら対応しているらしい(英日に比べて精度がまだ劣るっぽいけど)。 さて、9月頭に紹介したAIが記事を書いてくれちゃう「Articoolo」。ちょっと使ってみた感じでは、改善の余地ありという印象だったけれど、「BITA デジマラボ」というWebサイトがArticooloと提携したらしい。 Articooloを使って生成された文章 image via. Flickr Articooloは現段階では英語の記事作成にしか対応していないため、翻訳や編集は人間が行っているとのこと。プレスリリースでは、こんな風な説明が。 今回の提携においては、英語圏における情報収集と草稿作成の部分をAIが代行。ビットエーに
*この記事への反響をツイートを冒頭に追加 (11月7日) この2アプリはほんとにすごい / 出来損ない写真がさくっと変身する無料アプリ「Lightroom」と「Photoshop Fix」の2つの機能 https://t.co/RirHZZ9IzZ — 上村康太 (Kota Uemura) (@Kotacos) 2016年11月4日 Lightroomで1つ前の写真を加工してみた。どうかな? 出来損ない写真がさくっと変身する無料アプリ「Lightroom」と「Photoshop Fix」の2つの機能 https://t.co/XP0RSrV6LP pic.twitter.com/9dYKeXtFik — Suni@フィリピン4年目 (@suni) 2016年11月3日 これ私含む素人さん必須! 出来損ない写真がさくっと変身する無料アプリ「Lightroom」と「Photoshop Fix」
さてさて、今年で13回目となるAdobeが開催するクリエイターの祭典「Adobe MAX」にやってきました。今年の現地への事前登録参加者数は1万人を超えているとか。キーノートはオンラインでも視聴できるそうです。 クリエイティブ・ギャップという課題 今や、優れたデザインは、企業やブランドの成否に直結すると言っても過言ではなくなってきています。立派な差別化要因になるため、デザインやクリエイティブに投資しようという企業は増えるいっぽう。Adobeが運営し、世界800万人が登録するコミュニティ「Behance」の求人数を見てみても、UXデザインや3Dなどを中心にクリエイティブな仕事の需要は前年比で29%増えています。 今年、Adobeは18歳以上5,000人の消費者を対象にグローバル調査(米国・日本・イギリス・ドイツ・フランス)を実施しました。その結果、全体の77%が「クリエイティビティは経済に価
前回の記事に続いてまたまたAIネタだけれど、IBMの人工知能(AI)「ワトソン」くんがほんといろいろとやっていて面白い。ワトソンくん、今度は2016年の全米オープンにデビューです。 現在進行形の試合の動画、得点など公式の情報、コート上に設置されたスピードカメラといったさまざまな形で得た情報を組み合わせて、リアルタイムにゲームを解析するもの。 ただ数字を出すだけじゃなく、例えば「一番点を獲得したのがコート上のどのエリアだったのか」「試合全体を通して選手がどれくらいの距離を移動したのか」といったインサイトも導き出す。こうしたデータは選手にもフィードバックされていて、彼らが自分のパフォーマンスを振り返ることにも役立てられているそう。 IBMは、スピードカメラがまだ目新しかった頃から全米オープンをシステム側面から支えてきたのね。蓄積された過去データを活用することで、個々人のプレーヤーがどれだけプレ
これ、だいぶ前から使っているツール。といっても、営業をしているわけではないし、1日5通の無料版で十分なんですが。 「Bananatag」は、GmailとOutlookに対応したEメールのトラッキングツール。例えば、わたしの場合は、Chromeで専用アプリをダウンロードすると、Gmailの新規メッセージ作成のボックスの一番下にツールバーが表示される。 Bananatagのロゴの右側にあるTrackにチェックを入れて送信ボタンを押すと、開封された時に”Open Notification”と題されたメールが送られてきて、メールが開封されたことがわかる仕組み。 有料版では、開封者がいる国や大まかな地域(中には都市までわかることも)、デスクトップPCなのかモバイルなのか、また使用しているブラウザーやメールクライアントの種類まで教えてくれる。 例えば、自分が営業担当者だとして、バケーション中なのにメー
まだ日本に住んでいた頃、The Japan Timesで月1のコラムを執筆していました。「ON:TECH」というコーナーで、日本発のIT関連のサービスや製品を紹介するもの。 日本の読者に向けて発信するのとはまた違う内容が執筆できて面白かったのですが、残念ながらコラムニストは日本在住であることが条件だったため、ロサンゼルスに引っ越す際に担当から外れました。 そんなThe Japan Timesで、最近またちょっとした記事を書かせてもらいました。といっても報告が遅くなってしまい7月17日(日)付の日曜版だったのですが、「The Japan Times for Women」という女性向けの特集でした。 私が担当したのは、その中の「ITベンチャー業界特有の英語表現を学んでみよう!」という語学解説コーナー。日本でもITスタートアップに勤めている人なら耳にしたことがある用語だと思いますが、6つの用語を
自分は結局あまり着ていないけれど、まだきれいな洋服を手放そうと思うとき。ロサンゼルスのここら界隈でむやみに洋服を捨てるとホームレスの人たちが漁って行くため、近所のスーパーに設置された寄付ボックスに入れるようにしてる。 イギリスで展開する「Gone for Good」のようなサービスがあれば、一切の手間がなくなってもっと寄付がしやすくなるのかも。iOSとAndroidのアプリをダウンロードして、いらなくなった洋服、DVD、書籍といったものを写真に撮って、寄付したい慈善団体を選ぶ。すると、その慈善団体が回収しに来てくれる。 イギリスみたいに慈善活動が生活に根付いている文化では、慈善団体が店舗を展開していることが少なくないみたい。だから、新しい手段を確保することなく、既存の慈善団体の回収トラックを活用するだけで今回のような仕組みが実現するのね。 Gone for Goodが連携するのは、Brit
さかのぼること、2014年6月に取材した東大発のベンチャー企業「AgIC」。AgICは、電気を通すインクと言われる銀ナノ粒子インク専用マーカーです。 総合設備企業の「関電工」が、そんなマーカーを使ったムービーを公開したそう。心が温まるムービーに仕上がっています。
ありがたいことに、日本で普通に生活をしていると、差し迫った身の危険を感じる機会はごく稀です。初めて日本を訪れたヨルダン出身の友人が、その体験を「どこまでも異国なのにすごく安心できた」と表現していたことが思い出されます。 そんな安全を絵に描いたような日本に比べると、ロスでは近づかないほうがいいエリアがあったり、普段から避けて通る道があったりします。一年を通してお天気に恵まれているためホームレスの数も多く、ドラッグでハイになって大声で叫んでいるような人を見て見ぬ振りをしたことも一度や二度ではなかったはず。 そんな身の危険を感じた時に助てくれるリング状のデバイスが「Nimb」です。リングの背面、つまり手のひら側にあるボタンを押すことで、あらかじめ登録してある家族や警察などにその危険を通知してくれるもの。 Nimbの紹介動画にもあるように、危ない目に遭っている時、または遭おうとしている時にスマホを
少し前に、お仕事で数日間に及ぶカンファレンスに行ってきました。特にキーノートには面白い講演が多くて、インスピレーションになりました。 さて、いざ講演が終わると私のお仕事本番です。日本語の講演なら、聞きながら起こしてしまうこともあるけれど、英語だとそうもいかないため、永遠に感じられるテープ起こしが始まりました。 これまでは、ICレコーダーでそのまま再生したり、Macに取り込んで再生したりしていたのだけれど、英語を起こすならもっと良いツールがあるはずだと思って探してみたのです。 今回、8時間分の講演のテープ起こしに役立ってくれたのが「transcribe」というツール。複数形式に対応した音声をアップロードすると、あとはショートカットを使うだけで再生したり巻き戻したりできる。escで停止、F3は3秒巻き戻しといった具合に。だから、キーボードから手を離すことなくテープ起こしができるの。 また、再生
デジタルデトックスなんて言葉が聞かれるようになって久しいけれど、日常生活の中に完全に組み込まれてしまっているスマホをいじらないでいるのはなかなか至難の技。 そこで、アメリカのクリエイティブエージェンシー「&Barr」が開発したのが「Do Nothing Do Good」というアプリ。有限の「時間」というリソースをより大切にしてほしいという思いから誕生したもの。 とってもシンプルで、アプリを立ち上げたらタップしてタイマーをスタート。タイマーが、スマホを触らないでいられている時間を計ってくれる。1時間、1時間30分、2時間…とDo Goodな時間が蓄積されていく。 最終的に集まった、「スマホを顔を埋もらることなくいられた時間」を、&Barrがボランティア活動に捧げてくれるそうよ。 Do Nothing Do Goodは、iOSとAndroidでダウンロードできるので、お試しあれ。
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