周辺に緑があふれるユニークな形の建物。各フロアは階段でつながり、広場もある。 建物の中は吹き抜けの明るい空間で、壁には多くの本が並んでいる。 これは静岡県が計画する新たな県立中央図書館のイメージだ。 4年後の完成を目指していたが2024年11月13日、県が急きょ会見を開き、発表したのは… 静岡県新図書館整備課・金嶋克年 課長: 公告をかけたところ、1社からも手を挙げてもらえなかった。入札不調という取り扱いとなった 建設工事をしたいと名乗りを挙げる業者が1社も現れなかったのだ。 入札不調の要因として金嶋克年 課長は「大阪万博をはじめ多くの工事にいろいろな業者が手を取られている。人手が足りなくなっていることも大きい要因と考えている」と人手不足を指摘。 さらに、ここ最近は人件費や資材費も急激な値上がりを見せている。 こうした状況から県はすでに事業費を192億円から298億円へと100億円増額。