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第1回 東京を離れ、森にやってきた劇作家 僕の仕事は、舞台や映像や出版などの創作です。美大を卒業してから、自分のアトリエを構えて働いています。アトリエの名前は「スタジオコンテナ」といいます。 かつては人に会う機会は多い方がいいと思い、都会の真ん中の、東京タワーが見える部屋で執筆していました。仕事柄、机に向かってじっとしている時間が長いので、どうしても外に出たくなります。屋上付きの物件を借りていたので、そこでラジオ体操をしたり、神宮球場でナイターがある日は、花火を眺めたりしていました。東京一望の屋上は、なかなか気持ち良かったのですが、周りにはもっと高いビルがあったので、僕のラジオ体操は見えていたはず。 僕の仕事はコントや演劇といった芸能ですが、メディアへの露出に積極的ではありませんでした。「なんでテレビに出ないの?」って、いやほど言われました。いやでした。 劇場の客席数には限りがあります。無
前列右から小林、長谷川、平田、北川、高野、佐々木、田村、中村 後列右から井田、菅原、上野、村上、圓田、久我、宇津木、空地 はじめまして。今号から編集長となりました、北川史織と申します。 この場をお借りして、いったい何をお伝えしたらいいものか、書いては消し、消しては書きをくり返しましたが、もうそろそろ時間切れ、まずは自己紹介をさせてください。 私は『暮しの手帖』編集部に入って9年4カ月、これまで副編集長を2年半ばかり務めてきました。「この雑誌をつくりたいなあ」と入社を志したのは、ただひとつ、表紙をめくるとある「これは あなたの手帖です」から始まる言葉に惹かれたからなのです。正直、この言葉を書いた初代編集長の花森安治のことも、雑誌が持つ歴史についても、ほとんど何も知りませんでした。おそろしいですね。 転機はおそらく、連続テレビ小説『とと姉ちゃん』が放映された4年ほど前に、この雑誌の歴史を振り返
終戦の年の秋、女性のための出版の志を持った大橋鎭子と出会い、 創刊以来30年にわたり『暮しの手帖』を作り続けた花森安治。 企画、取材、原稿書き、校正はもちろん、撮影、表紙画、挿画、 誌面デザイン、本の装釘、広告……。 なにからなにまで自ら徹底的に手がけた異才の編集長は、 つねに自由な精神に身を置き、なにものにもしばられることなく、 生涯をかけて職アル人チ的ザンな仕事に打ち込みました。 1世紀1号(1948年9月) 1世紀2号(1949年1月) 1世紀3号(1949年4月) 1世紀4号(1949年7月) 1世紀5号(1949年10月) 1世紀6号(1949年12月) 1世紀7号(1950年4月) 1世紀8号(1950年7月) 1世紀9号(1950年10月) 1世紀10号(1950年12月) 1世紀11号(1951年1月) 1世紀12号(1951年6月) 1世紀13号(1951年9月) 1世紀
連続テレビ小説『とと姉ちゃん』のヒロイン・小橋常子の モチーフとなった大橋鎭子。 生きることもままならなかった敗戦の翌年、 26歳の彼女は名編集者・花森安治と銀座のビルの片隅で、 後に『暮しの手帖』となる雑誌『スタイルブック』を創刊しました。 「どんなに みじめな気持でいるときでも つつましい おしやれ心を失はないでいよう」 人なみ外れた好奇心と度胸を武器に、 女の人をしあわせにする雑誌をつくりたい一心で出版社を立ち上げ、 社長、営業、編集、なんでもこなした新しい女性「しずこさん」。 強く、たくましく、明るく生きた彼女の心は、 いまも『暮しの手帖』の中に生き続けています。
料理は日々続くものです。日ごとに作って食べきるだけでは、大変です。 少しまとめて材料を買い、買ってきたその日は、素材そのままを味わう料理に。同時に、ちょっと下ごしらえしておけば、明日・あさっては、さっと手早く料理できるし、さらに作りおきの常備菜を用意しておけば、そのまま食卓に。それらを組み合わせれば、毎日の献立は、だんぜん手間も少なくラクになります。そんな本当に役立つレシピと献立の組み合わせ方をご紹介します。レシピ監修は、有元葉子さん、坂田阿希子さん、瀬尾幸子さん。全161品、50献立の豊富なレシピ集です。 [目次] 毎日の献立をじょうずにつなげるために 有元葉子さんのつながる献立 [献立素材]鶏むね肉 下ごしらえ:鶏のハーブマリネ/1日目:鶏の南蛮漬けの献立/翌日以降:鶏のオーブン焼き ハーブ風味の献立 [献立素材]鶏手羽先 下ごしらえ:蒸し手羽先のマリネ/1日目:手羽先と根菜の炒め煮の
一冊まるごとを戦争中の暮しの特集にあてた『暮しの手帖』1世紀96号(1968年夏)を保存版にした書籍です。 終戦から22年の歳月が経った1967年、『暮しの手帖』は、戦時下の「庶民の日常の記憶」を集めようと、「戦争中の暮しの記録」の投稿を呼びかけました。高度経済成長に沸く日本において、あの暗く、苦しく、みじめだった戦争の記憶は、もはや思い出したくない、忘れてしまいたい過去のことだったでしょう。ところが、総数1736編という驚くべき数の原稿が寄せられ、当時の編集長の花森安治と編集部員たちは、全身全霊を傾けてこの企画に取り組み、一冊に編み上げました。 市井の人々は、なにを考え、なにを食べ、なにを着て、どんなふうに暮らし、死んでいったか、生きのびたのか。半世紀の時を経て、あの「戦争」を今に伝える、不朽のロングセラーです。 [目次] 戦場 いろいろの道具/わたしの写した教科書(清水安子)/若き日よ
考えの整頓 佐藤雅彦 著 1,980円(税込) 2011年10月刊 四六判上製288ページ/ISBN978-4-7660-0171-6 本誌で人気の「考えの整とん」を単行本化しました。この本を読むと、何気なく見過ごしている日常のあれこれが、これまでとは違って見えてくるかもしれません。目の付けどころの違いに、新鮮な驚きを感じながら読めるエッセイ集です。 [目次] 「たくらみ」の共有/敵か味方か/おまわりさん10人に聞きました/~と、オルゴールは思い込み/物語を発現する力/中田のスルーパスと芦雪/もう一人の佐藤雅彦/想像料理法/広辞苑第三版 2157頁/この深さの付き合い/もうひとつの世界/ハプニング大歓迎/ものは勝手に無くならない/はじめての彫刻/見えない紐/ふるいの実験/言語のはじまり/無意識の引き算/小さな海/意味の切り替えスイッチ/船酔いしない方法/シラク・ド・ウチョテです/耳は口ほど
目次 序文 たおやかで強く、美しくあれ 日野原重明 第1章 愛と葛藤の始まり~学生から主婦へ 青春の惑い/出会い/裁判官の妻になる/新婚生活が始まる/十二指腸潰瘍で休職/夫の暴力/台所で読む六法全書 第2章 わが子の誕生 出産準備/母の胸騒ぎ/4時間睡眠/毎日届く手紙/裁判官の「信書」めぐり/無言のイライラ/待望の出産を迎える/父と子の初対面/お七夜の手酌事件/「ミルク代、ください」/北の官舎へ帰る/「子どもを泣かすな!」/殿様は子ども、またも家庭内暴力/生活費は1万3千円/デリケートな問題 第3章 裁判官のDV事件 裁判官の暴走/重傷を負う/「これは傷害罪ですよ」/自分の暴力を肯定する/破局/「警察へは行くな、家裁にも行くな」/「あなた、それでも裁判官?」 第4章 司法試験を目指す 別離―新しい旅立ち/「いまこそ立ちて行け」/日本の司法界を知りたい/奥野健一元最高裁判事のこと/男の弁護
ご挨拶 『暮しの手帖』 創刊80周年に向けて―― 雑誌『暮しの手帖』は2025年に創刊77周年を迎えます。暮しの手帖社の前身である衣裳研究所時代から数えると、社の歴史は79年となります。 戦後すぐの復興期から、続く日本の高度経済成長期、そして現在に至るまで、毎日の暮らしを美しく豊かにするために、誌面を通じて、衣、食、住にまつわる具体的な提案を続けることで、生活の質の向上に貢献してきました。また広告を載せない雑誌として、誰におもねることもなく、読者の皆さまとともに、七十余年を歩んでまいりました。 今年は戦後80年となり、時代は節目を迎えようとしています。 変化の激しい時代にあってもいたずらに流されることなく、自分の手や目や足を使って日々の暮らしを築いていこうとするあらゆる人を応援するメディアとして、今後も多くの方々の期待に応えられるよう努力していきたいと思います。 2025年3月 代表取締役
吉春さんの餃子がたべたい 春を楽しむボリュームサラダ スウェーデンの暮らしから見えること 花と木の実のコサージュ 骨髄バンクと、あるお母さんのはなし 音楽少女、寺に嫁ぐ 稲田俊輔の新おそうざい十二カ月
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