神戸大学大学院保健学研究科の荒川高光准教授、博士後期課程大学院生 (当時) 川島将人らと、千葉工業大学の川西範明准教授らの研究グループは、遠心性収縮※1 モデルマウスを用いて、筋損傷に対するアイシングが筋再生を遅らせることを明らかにしました。またこの現象に、炎症性マクロファージ※2,3,4 の損傷細胞への浸潤度が関与する可能性を明らかにしました。今後、肉離れなどの重い筋損傷に対するアイシングの是非が問われていくことになります。 この研究成果は、3月25日に、Journal of Applied PhysiologyにArticles in Pressとしてオンライン上に掲載されました。 ポイント遠心性収縮による重い筋損傷後のアイシングは筋再生を遅らせる可能性があることが明らかになった。この現象の原因として、アイシングによって損傷筋を貪食※5 する炎症性マクロファージの到着が遅れていること、