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大そうじへの備え
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「ノーマスクを容認する飲食店報道」に対する日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会の見解 飲食店でのマスクの不着用を容認する趣旨の報道が週刊誌やネット上に掲載されました。根拠として「耳鼻咽喉科専門医の助言」が記載されていますが、(一社)日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会としては「飲食店におけるマスクの着用」を推奨します。 新型コロナウイルス感染症は主にくしゃみや咳、会話時の飛沫を介して感染し、約半数は症状のない感染者から感染すると考えられています。マスクの着用には、自分が感染していた場合に相手にうつさない効果と感染者から自分を守る効果があり、前者の方がより重要で効果的とする研究成果があります。ご自身が感染していることに気づかずに会話をすれば周囲に感染する恐れがありますが、マスクを着用することで、感染を防ぎ拡大を抑えることができます。 現在、ワクチン接種が急ピッチで進められていますが、ワクチンには感染防止と感
耳介で集められた音の振動が、外耳道を経て鼓膜に達し、その刺激が内耳に伝わるーー。通常、私たちは音のほとんどをこのような気導聴力で感知しています。一般的に「補聴器」と呼ばれているものは、このような気導聴力を改善する「気導補聴器」のことです。 実は聞こえ方には別のルートもあります。 それが、内耳を入れている頭蓋骨に直接振動を与えることによって、音を感知させる骨導聴力と呼ばれるものです。先天的な原因のほか、炎症、外傷、手術などによって外耳道が閉鎖する「外耳道閉鎖症」の患者さんの場合、気導聴力は確保できないため、従来はこの骨導聴力を活用して聞こえの回復が図られてきました。 それが骨導補聴器と呼ばれるものです。 音の伝達経路はほかにもあった! 骨導補聴器は聞こえの回復という意味では効果が大きいものの、その効果を維持するためには音を伝える振動子をヘッドバンドで骨に強く固定しなければなりません。そのため
外耳、中耳に原因のある伝音(でんおん)難聴 内耳、蝸牛神経、脳に原因のある感音(かんおん)難聴 伝音難聴と感音難聴の2つが合併した混合(こんごう)性難聴 伝音難聴は手術で改善するケースもある 伝音難聴は、外耳や中耳になんらかの障害があることで起こります。外耳道炎、急性中耳炎などでは一時的な症状である場合も多く、薬物投与などで改善することが多いです。 一方、滲出性中耳炎、鼓膜穿孔(慢性中耳炎)や耳硬化症などでは手術で改善することもあります。治療が難しい場合でも補聴器を装用することで適切な音を内耳に届けられれば、問題なく聞こえることも多いです。耳鼻咽喉科を受診してください。 感音難聴は補聴器を装用することが大切である 感音難聴は、内耳、蝸牛神経、脳の障害によって起こります。急性に生じる突発性難聴などや慢性的に生じる騒音性難聴・加齢性難聴、生まれつきの先天性難聴などがあります。急性難聴は早期の薬
地下鉄の車内の騒音の大きさは100dB程度。その音を15分以上毎日聞き続けるとしたら、それは耳にとってとても厳しい環境だといえます。もしも、通常のヘッドフォンやイヤホンで、周りの音を気にせず音楽を楽しんでいるとしたら、音漏れの有無に関わらず、その音量は100dBを超えている可能性は非常に高いでしょう。これでは、それを毎日続けていれば、「ヘッドホン難聴」が起こっても不思議ではありません。 騒がしい場所で過ごした後は静かに耳を休ませて 爆発音などの大きな音が原因で、急性に起こる「音響外傷」を発症することもありますが、その場合はステロイドによる治療が有効です。 ただし、長期間にわたり騒音にさらされ続けることで有毛細胞が徐々に障害を受けると、将来的に難聴を引き起こす可能性が高まります。 表で示した許容時間を参考に、一定の時間騒音にさらされたら、静かな場所で耳を休ませることを心がけるようにしてくださ
嗅覚・味覚障害と新型コロナウイルス感染症について ―耳鼻咽喉科からのお知らせとお願い― 新型コロナウイルスの感染が世界中に流行し、日本においても大都市を中心に急速に広がっています。新型コロナウイルス感染症は、発熱やせき・たん、のどの痛み、体のだるさが主な症状ですが、急に嗅覚(におい)や味覚(あじ)の異常を感じることがあります。 新型コロナウイルス感染症を疑う症状があったり、心配な方はまず都道府県ごとの相談窓口にご相談ください(*)。 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/covid19-kikokusyasessyokusya.html このほかにも、医師会や診療所等でも相談を受け付けている場合があります。感染の疑いがある患者さんには、「感染拡大を防止するための特別な対応」が必要です。医療機関をいきなり受
のどが痛い のどが炎症を起こすと神経が刺激され、痛みを感じます。かぜのほか、のどの炎症には、のどの粘膜が腫れた咽頭炎・扁桃腺が腫れた扁桃炎・扁桃のまわりに膿がたまった扁桃周囲膿瘍・のどの奥の喉頭が腫れた喉頭炎・喉頭の入口にある喉頭蓋が腫れた急性喉頭蓋(がい)炎などがあります。 扁桃炎や扁桃周囲膿瘍はものを飲みこむときの強い痛みがあります。喉頭炎は声がかれます。急性喉頭蓋炎は強く腫れると気道をふさぎ呼吸困難になることがあるので注意が必要です。のどに痛みがあり、呼吸がつらいと感じたら直ちに耳鼻咽喉科医を受診してください。 のどに違和感がある のどがすっきりしない、違和感がある、異物感があるなど、のどの異常感を訴える人は多いものです。慢性の咽頭炎や扁桃炎、喉頭炎のほか、喉頭がんや咽頭がんの初期症状の場合がありますので早目に耳鼻咽喉科で診察を受けられることをおすすめします。また、胃食道逆流症や加齢
市民公開講座 ~コロナ禍での感覚器障害のリスク~ 会期:2022年1月25日(火)14:30~17:00(開場14:00) 申込期限:2022年1月17日(月) お申し込みはこちら
はじめに 人工内耳は、現在世界で最も普及している人工臓器の1つで、聴覚障害があり補聴器での装用効果が不十分である方に対する唯一の聴覚獲得法です。人工内耳は、その有効性に個人差があり、また手術直後から完全に聞こえるわけではありません。人工内耳を通して初めて聞く音は、個人により様々な表現がなされていますが、本来は機械的に合成された音です。しっかりリハビリテーション(注)を行うことで、多くの場合徐々に言葉が聞き取れるようになってきます。このため、術後のリハビリテーションが大切です。また、リハビリテーションには、本人の継続的な積極性と、家族の支援が必要です。 *(注)「ハビリテーション」の方が表現として適切な場合もありますが、本文では混乱を避けるため「リハビリテーション」で表現を統一させていただきます。 人工内耳をよりよく理解していただくために、まず聞こえの仕組みについて説明します。 聞こえの仕組
〒108-0074 東京都港区高輪 3-25-22 TEL:03-3443-3085・3086 FAX:03-3443-3037 適格請求書発行事業者登録番号 T7010405010462
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