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大そうじへの備え
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「ジャンボタニシ」による農作物への被害が大きな問題となっているのは知っていますか? 食害を引き起こす原因と、その正体を貝に詳しい岡山大学准教授の福田宏氏が解説。 昨今「ジャンボタニシ」の被害が大きな問題となっている。ジャンボタニシというユーモラスで牧歌的な呼び名に反し、その生態は獰猛。田んぼの稲の若い苗を喰い荒らし、水田が全滅してしまうケースもある。そうなると、もちろん収穫量は激減。廃業を考える生産者さんも少なくないのだそう。さらに2024年の調査では、県によっては生息数や食害の数が平年の約3倍にも膨れ上がっているというから恐ろしい。 そんなジャンボタニシはいったいどこからきた、どんなヤツなのか。退治する方法はないのか……。そんな貝奇、いや怪奇なモンスターの正体をさぐるべく、貝に詳しい岡山大学・大学院環境生命科学研究科(農)水系保全学研究室准教授の福田宏氏にインタビューした。 ジャンボタニ
ソーセージを愛すあまり、単身でドイツへ移住したソーセージ姉さん。あふれだすソーセージへの愛と、ドイツでのソーセージライフについて詳しく聞いた。 自分の好きなことに対して、並々ならぬこだわりと愛を持っている人がいる。 今回、お話を聞いたソーセージ姉さんは、その名の通り、ソーセージを偏愛している人。過去にはソーセージのことだけを綴ったnoteを立ち上げ、現在はソーセージを愛すあまり、単身ドイツへ移住。ドイツの精肉店でソーセージを作る日々を送っているという。 そんなソーセージ姉さんの偏愛っぷりにフォーカス。一時帰国中のタイミングでソーセージへの愛、そしてドイツでの生活っぷりを余すことなく聞いた。 コロナ禍で自覚したソーセージ愛 子どもの頃からソーセージが好きだったというソーセージ姉さん。 「おいしいところはもちろんなんですけど、ソーセージっていろんな人やメーカーが作っていて、どれも味わいが違いま
食玩・アニメ・ゲーム・舞台・映画などマルチな活躍を続けるクリエイター広井王子。多くのプロデューサーが“困ったら声をかける”彼の仕事人生は常に土壇場だったという。 あつらえたリネンのスーツがよく似合う。このサングラスの御仁こそ、日本の元祖マルチクリエイター・広井王子である。食玩のオマケの世界に深いストーリーを融合させた『ネクロスの要塞』をはじめ、アニメ『魔神英雄伝ワタル』のプロデュースに、ゲーム『天外魔境』シリーズを手がけ、『サクラ大戦』シリーズでは原作・総合プロデューサーを担当。その後も数々のゲームの原案・原作を務め、現在は吉本興業プロデュースの「少女歌劇団ミモザーヌ」の総合演出である。 このインタビューのテーマが「土壇場」であると伝えると、「それはまさに僕にぴったりだな」とニヤリと笑った。 マルチクリエイターになるべくして育った幼少期 「『土壇場』っていうと、江戸時代の処刑場の首切り場の
『アップトゥボーイ』本誌で、2024年7月号から掲載がスタートした「恋する東京 真央さんぽ♡」。記念すべき第1回の舞台は、まおすけが行きたい場所として真っ先に挙げてくれた豊洲! このWEB版では、本誌に掲載できなかった未公開カットや豊洲を巡ったまおすけの感想コメントをご紹介していきます。 「がすてなーに」でエネルギーを楽しくお勉強 「真央さんぽ」第1回は、東京メトロ豊洲駅からスタートします。そもそも、彼女はなぜ豊洲へ行ってみたいと思ったのでしょう? 「昔、市場が築地から豊洲に移転すると知って、“じゃあ移転する前に行っておこう!”と築地市場に行ったことがあるんです。そのときに食べた海鮮丼が美味しくて! だから移転先の豊洲市場も興味がありました」 撮影を行なったのは今年4月、ちょうど桜が満開の時季で綺麗でした。ところで、桜の横に映っているのはゆりかもめの高架ですが、途中で止まっているような形状
岸田首相が2023年にぶち上げたジャパン・ウィークス構想は、日本の個人金融資産を外国に流出させる金融政策。そして日本衰退の元凶は、グローバリズムよりも消費税だった。 岸田首相が2023年にぶち上げたジャパン・ウィークス構想は、日本の個人金融資産にアメリカのハゲタカファンドの魔手を入れさせる金融政策だ。そう訴える情報戦略アナリスト・山岡鉄秀氏によると、日本衰退の元凶はグローバリズムよりも消費税だと言います。経団連が消費税率アップにこだわるのは、輸出大企業にとっては巨額の輸出戻し税の還付があるからです。 ※本記事は、山岡鉄秀:著『シン・鎖国論 -日本の消滅を防ぎ、真の独立国となるための緊急提言-』(方丈社:刊)より一部を抜粋編集したものです。 岸田政権により日本国民のお金が世界に流出 21世紀に入ってからの日本の国力衰退は明らかです。このまま溶けて消えてしまうのではないかとさえ思えます。日本は
15~16世紀、当時の日本が独自の文化・伝統を保持できた背景には軍事力、そして徳川家康の外交方針の転換があったが、日本人奴隷の売買の酷さは凄まじいものだった。 15~16世紀、当時の日本がアフリカや中南米諸国のように国を滅ぼされず、今日まで独自の文化・伝統を保持できた背景には軍事力、そして徳川家康の外交方針の転換があった。しかし、その期間に奴隷として売り飛ばされた日本人は5万人ほどにもなる。情報戦略アナリスト・山岡鉄秀氏が、当時の状況を解説します。 ※本記事は、山岡鉄秀:著『シン・鎖国論 -日本の消滅を防ぎ、真の独立国となるための緊急提言-』(方丈社:刊)より一部を抜粋編集したものです。 世界中に植民地を拡げたスペインとポルトガル 2021年に実施された中学校の新学習指導要領で復活するまでの数年間、中学教科書では「鎖国」という言葉が使われていなかったことをご存じでしょうか。 「鎖国」という
お笑いライブ制作・主催を専門に手掛ける株式会社K-PRO代表・児島気奈。自分自身が「好き」なお笑いを仕事にした経緯や、お笑いライブシーンのこれからについて聞いた。 年間1000本以上のお笑いライブを企画し、若手芸人の活躍の場を提供する株式会社K-PRO。その代表を務めるのが、約20年イベントの主催を続けている児島気奈だ。 小さな頃からお笑いの魅力にハマっていた彼女は、今年の10月に好きなことで食べていきたい人に向けて『笑って稼ぐ仕事術 お笑いライブ制作K-PROの流儀』(文藝春秋)を発表している。自分自身が「好き」なお笑いを仕事にした経緯や、お笑いライブシーンのこれからについて、ニュースクランチがインタビューした。 お笑いの道に送り出してくれた父親 ――幼少期は、どのようなお子さんでしたか? 児島 親がペンキ屋として自営業をしていたので、1階がお店で2階が家の環境で育ちました。学校から帰っ
ハガキ職人の生態や現在に迫る「Radio Holic~ラジオとハガキ職人~」。蓮見翔(ダウ90000)のソロchなどの作家を務めるR.N「だるまボーイ」こと前田知礼に話を聞いた。 現在はradikoの普及もあり、以前より幅広い層に聴かれるようになったラジオ。そのラジオに欠かせないのがハガキ職人(現在はメール職人と呼ばれることも多い)の存在だ。その日のテーマやコーナーに合った投稿を続ける「ハガキ職人」。同じラジオネームを何度も聞いたり、違う番組で同じラジオネームを聞いて驚いた経験が、ラジオ好きであれば一度はあると思う。 そんなハガキ職人の生態や現在に迫る「Radio Holic~ラジオとハガキ職人~」。今回は、蓮見翔(ダウ90000)のソロチャンネル『蓮見水族館official YouTube channel』の作家や、ラジオに魅了された高校生が主人公のドラマ『僕たちの校内放送』(フジテレビ
『関西演劇祭2023』のフェスティバルディレクターを務める板尾創路。『住みにごり』での独特の内容が評価されている漫画家・たかたけし。二人が下積みから現在までを対談。 『関西演劇祭2023』のフェスティバルディレクターを務める板尾創路が、人気漫画家とクリエイティブについて話し合う対談「板尾と漫画家」。今回の対談相手は、「THE BEST MANGA 2023 このマンガを読め!」で7位に選ばれた漫画『住みにごり』を連載中のたかたけし。 マンガを描くときは板尾を思い浮かべると語る、たかたけし。じつは帯を書いてもらった大物芸人との奇妙な縁もあるそう。また、板尾はコント「板尾係長」の裏側についても語る。漫画家と芸人、普段は絡み合わない職業の二人が共鳴しあう対談となりました。 ビートたけしが帯を書いてくれたキッカケ ――『住みにごり』の第1巻はビートたけしさんが帯を書いてますよね。 板尾 え、すごい
福祉政策を充実させ、移民・難民も寛容に受け入れた結果、スウェーデンでは凶悪犯罪が急増した。「理想の福祉国家」とも言われたスウェーデンはどこで道を間違えたのか? 福祉政策を充実させ、移民・難民も寛容に受け入れた結果、スウェーデンでは凶悪犯罪が急増した。2022年9月の総選挙では、難民受け入れに積極的な姿勢の左派政権が敗れている。「理想の福祉国家」とも言われたスウェーデンはどこで道を間違えたのか? 問題だらけのスウェーデンの移民政策について、博覧強記の郵便学者・内藤陽介氏が詳しく解説します。 ※本記事は、内藤陽介:著『今日も世界は迷走中 -国際問題のまともな読み方-』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。 移民・難民の不正が問題となったスウェーデン スウェーデンは、第二次大戦後の急速な経済成長に伴って移民労働力を積極的に受け入れ、難民にも寛容な政策をとってきました。しかし冷戦の終
21歳、期待の若手俳優・平川結月。2023年3月から放送中のスーパー戦隊シリーズ『王様戦隊キングオージャー』(テレビ朝日系)に、パピヨンオージャー / リタ・カニスカ役で出演中。同作では氷雪の国「ゴッカン」の国王兼、国際裁判長という役どころで、表情は少なくクールなキャラクター。だが一人、部屋に入ると大好きなぬいぐるみとお喋りしていたり、奇声を上げたり……、といったギャップのある一面が見る人を“沼”らせている。そんなリタを演じる平川に、演じるうえでのこだわりやキャスト陣との仲について話を聞いた。 映像を見たらとても壮大で圧倒されました ――平川さん演じるリタ・カニスカは、氷雪の国「ゴッカン」の国王であり国際裁判長でもあるという役どころ。どのように役作りしていったのでしょうか。 平川 クランクインする前に、監督と個別で本読みをさせてもらって、そのときに「リタってどういう人だと思う?」といったふ
有名なビアバーが新宿御苑にある。店主の安藤耕平は、その世界では知らないものはいない有名人。彼がビールを“狂ったように好き”になり仕事にした話を聞かせてもらった。 ビール好きで知らぬものはいないという有名なビアバーが新宿御苑にある。「HIGHBURY THE HOME OF BEER(ハイバリー ザ ホーム オブ ビア)」という名の、イギリスのパブを彷彿とさせる可愛らしい外観の店だ。新宿御苑の裏通りにある小さな店に、ビールに人生を預けた男がいた。 「こういう口が広いグラスは、モルト感の強いビールと相性がいいんです」 唐突にビアグラスの説明を始めたのは店主の安藤耕平氏。人懐こい笑顔と大きな声、くるくるとよく動く目が印象に残る。クラフトビールブームが定着して久しいが、自前の「カスク(樽)ビール」を醸造するなど、その世界では知らないものはいない有名人である。今回は、彼がビールを“狂ったように好き”
日本のアニメはなぜ世界中にファンができるのか、という疑問に対し、新刊で持論を展開したアニメ・特撮研究家、氷川竜介。彼が好きなアニメを仕事にした経緯を聞いた。 なぜ日本のアニメは世界中にファンができるのか? アニメ・特撮研究の第一人者かつ文筆者である氷川竜介氏が、今年3月に発売した『日本アニメの革新 歴史の転換点となった変化の構造分析』(角川新書)で、その謎に迫っている。 本作は『宇宙戦艦ヤマト』から『君の名は。』まで、アニメの歴史を語るうえで欠かせない作品を取り上げ、日本のアニメ産業に起こった「革新」を徹底解説したものだ。ニュースクランチ編集部は、誰しも一度は夢見る「好きなアニメを仕事にする」極意、そしてアニメの本質を研究することになったキッカケなどを氷川氏に聞いた。 アニメの仕事でも人が“やっていない”ことをやる ――氷川さんがアニメを仕事にしたいと思ったのはいつでしょうか。 氷川竜介(
「天下一武道会も8人でやるので、トーナメント決勝のベストは8組」【Crunch-special-intervieW】 結成16年以上の芸人による賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』。これまでの賞レースとは一線を画すスタイルの総合演出を務める日置祐貴氏に話を聞いた。 結成16年以上の実力派漫才師の賞レース『THE SECOND~漫才トーナメント~』(フジテレビ系)が熱い! 実力や才能があっても、ブレイクのきっかけが見出せない漫才師たちの“セカンドチャンス”として誕生した本大会。予選では、ノックアウト形式のタイマン対決、審査員はお客さん、アーカイブなしの生配信など……これまでの賞レースとは一線を画すスタイルでお笑いファンを熱狂させている。 更に先日、グランプリファイナル8組が決定し、さらに大会のアンバサダーを松本人志が務める事が発表され、さらに盛り上がりを見せている。 今回、総
1990年代には政界で「不要論」が飛び交っていた公安調査庁。しかし彼らの地道な活動が警察組織の危機を救っていた。それが「革マル派」と「統一教会」に関わる問題だった。 1990年代には政界で「不要論」が飛び交っていた公安調査庁。しかし、彼らの地道な活動が警察組織の危機を救っていた。それが、JRの支配を狙った「革マル派」と「統一教会、勝共連合」に関わる問題です。長年にわたり極左問題を第一線で取材してきた福田博幸氏が、日本を蝕む「内なる敵=極左」と戦い続けてきた政府機関の真実に迫ります。 情報に携わる組織は複数あったほうがいい 民主的独立国家において、情報に携わる組織は複数存在し、並存することが望ましいというのが筆者の主張です。 1990(平成2)年ごろ、亀井静香衆議院議員が旗振り役になって、政界でさかんに「公安調査庁不要論」が飛び交いました。「公調などつぶしてしまえ」というわけです。 警察出身
飲食店やコンビニなどでのバイトテロ。経営者にとっては頭を悩ませる問題だ。ラーメン店を10年以上存続させてきた川田利明氏が見つけた“俺だけの教訓”を伝授。 回転寿司チェーン店での迷惑動画などの客テロ、飲食店やコンビニなどでのバイトテロ。経営者にとっては、どちらも頭を悩ませる問題だ。かつて全日本プロレスで活躍したレジェンド・川田利明氏が、ラーメン店をオープンしてから10年以上、試行錯誤していくなかで見つけた“俺だけの教訓”を伝授します。 ※本記事は、川田利明:著『開業から3年以内に8割が潰れるラーメン屋を失敗を重ねながら10年も続けてきたプロレスラーが伝える「してはいけない」逆説ビジネス学』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。 店が暇になるとバイトのやることもなくなる 予算を削減しようと考えたときに、俺が真っ先に考えたのは「アルバイトを雇うのをやめる」ことだった。 厨房の中は俺
日本人初のルーマニア語の小説家になった異色すぎる経歴を持つ済東鉄腸氏にインタビュー! 過去から現在に至る経過、そして彼はこの先どこに進んでいくのだろうか。 人生は十人十色ではあるが、済東鉄腸氏がこれまで歩んできた人生は、恐らく誰ともカブることはないだろう。大学卒業後に引きこもり、その期間中に映画を貪るように見続け、そこで「ルーマニア映画」という一筋の光を見つける。そして、ルーマニアに関心を持ち、ルーマニア語を勉強した結果、日本人初のルーマニア語の小説家になり、現地で注目させる存在になった。 そんな異色すぎる経歴を持つ済東氏が、ルーマニア語の小説家になった軌跡を記した著書『千葉からほとんど出ない引きこもりの俺が、一度も海外に行ったことがないままルーマニア語の小説家になった話』(左右社)を2月7日に発売した。 これからさらに注目を集めることが期待される済東氏にインタビュー。過去から現在に至る経
『M-1グランプリ2022』の準決勝進出者が発表された。実績あるコンビが次々と姿を消すなかで、フリーとして活動するシンクロニシティが初の準決勝進出を決めた。 『M-1グランプリ2022』(テレビ朝日系)の準決勝進出者が発表された。見取り図やインディアンスなど、実績あるコンビが次々と姿を消す大波乱を巻き起こした今大会。そのなかで、会社員をしながらフリーとして活動する西野諒太郎とよしおかのコンビ・シンクロニシティが初の準決勝進出を決めた。 シンクロニシティは、2019年大会、2020年大会ともに準々決勝に進出するなど、実績を重ねている実力派のコンビである。しかし2021年、よしおかの体調不良により、6月に活動休止を宣言。2021年大会は不参加だったため、2年ぶりにM-1へ帰ってきた。そして、困難を乗り越えて初めて準決勝まで駒を進め、今年にかける意気込みを感じさせる。準決勝を直前に控えた二人に、
乃木坂46・4期生メンバーの田村真佑。今年23歳になり、後輩もできた彼女が、“真の大人”としてさまざまな修行にトライして人間的に成長していく様子を追いかけていきます 発売中の30thシングル『好きというのはロックだぜ!』では初めての福神メンバー入り。各誌グラビアはもちろん、テレビやラジオでの活躍も印象的な”まゆたん”こと、4期生最年長メンバー・田村真佑。当連載ではそんなまゆたんが真の意味での「大人」になるべく、さまざまな学び、修行を体験していきます! 動物好きのまゆたんがトリマーのお仕事体験! 第3回のテーマは「トリマー体験」。 まゆたんが犬と猫を飼っていることは、ファンの皆様であればお馴染みのお話で、ラジオなどでもエピソードが語られることがありますよね。特に猫は、まだ子猫で飼い始めたばかりということもあり、身の回りの世話をしてあげる際、苦労することも多いんだとか。 そんな動物好きのまゆた
「日中戦争」の名を持ちながら、内実は中国の利権を巡った列強諸国の争いだった。外交・インテリジェンスを用いて、いかに中国内部に潜り込めるか、それが実情だったのだ。 「日中戦争」の名を持ちながら、実際には列強の国々が中国の利権を巡って内部に介入し、その誰もが日本など眼中になかった。インテリジェンス・ヒストリー(情報史学)に詳しい山内智恵子氏が、ユ教授の「日中戦争」論をもとにインテリジェンスと外交を駆使した日中戦争の全貌を解説します。 日中戦争の本質は「日本と中国の戦い」ではなかった マイルズ・マオチュン・ユ教授が2冊(『龍の戦争』『中国のOSS』)の本で展開した日中戦争の分析から、私たちは何を学ぶことができるでしょうか。 第一に、日中戦争に対する、非常に興味深くユニークな捉え方です。 中国大陸を舞台とする戦いの帰趨を決したのは、日本と中国の軍事力の戦いというよりも、アメリカ・イギリス・ドイツ・
学校などで歴史を学ぶ際に出てくる「奴隷」という単語は、どこか海の向こうの話と感じている人も多いのではないでしょうか? 日本人も奴隷売買に関わってきているのです。 夏といえば怖い話。ここでは怪談話とはちょっと違う、現実にあった戦国時代の「こわい」話を紹介します。学校などで歴史を学ぶ際に出てくる「奴隷」という単語は、どこか海の向こうの話と感じている人も多いのではないでしょうか? しかし日本人も奴隷売買に関わってきているのです。教科書にはあまり載らない「こわい」話を、歴史作家の濱田浩一郎氏に聞きました。 「奴隷ビジネス」に手を染めていた人たち 織田信長の一代記『信長公記』(著者は信長の家臣・太田牛一)のなかには「人売り女の話」が載っています。京都下京の木戸番〔町ごとに区分けされていた際の出入り口となった木戸の番人〕をしている男の女房がいたのですが、彼女は、長い年月にわたって、多くの女性をかどわか
『父娘ぐらし 55歳独身マンガ家が8歳の娘の父親になる話』の著者、渡辺電機(株)が娘との暮らしを経て成長したこと。そして、今でも覚えている編集者からの酷い仕打ち…。 55歳、独身のギャグ漫画家である渡辺電機(株)が、2人の娘をもつ女性との結婚で突然、父となり、思いもよらず小学生の娘との“ふたり暮らし”をすることになった驚きと苦労、そして喜びが、飾ることなく本音で綴られた書籍『父娘ぐらし 55歳独身マンガ家が8歳の娘の父親になる話』(KADOKAWA)。noteで好評だった連載をまとめたこの本は、これまで渡辺電機(株)の漫画に触れてこなかった子育て世代を含め、幅広い支持を集めている。 渡辺が、娘であるアユさんとのふたり暮らしを経て成長した部分、忘れられない悔しい編集者の態度、今後の展望について聞いてみた。 身バレしたくなかったけど、もう無理かも…(笑) 娘とのふたり暮らしをするなかで、役所の
2人の娘をもつ女性との結婚で突然父となり、小学生の娘との“ふたり暮らし”の体験記を綴ったコミックエッセイを出版した漫画家、渡辺電機(株)。彼の人生の土壇場とは? 漫画家の渡辺電機(株)が発売した『父娘ぐらし 55歳独身マンガ家が8歳の娘の父親になる話』。noteで大反響を呼んだ「55歳独身ギャグ漫画家 父子家庭はじめました」をまとめたこの本。55歳で独身のギャグ漫画家である渡辺電機(株)が、2人の娘をもつ女性との結婚で突然、父となり、思いもよらず小学生の娘との“ふたり暮らし”をすることになった驚きと苦労、そして喜びが、飾ることなく本音で綴られている。 今も絶賛土壇場中だという渡辺に、これまでの漫画家生活で体験した土壇場。そして、土壇場の状況で腹をくくったという、初めてコミックエッセイを執筆した経緯を聞いた。 “読者に嫌われてナンボ”で仕事がなくなった まず最初に、「クランチ」には「土壇場」
洋楽ロックに関する豊かな知識と鋭い見解を披露してきた永野。初の著書『僕はロックなんか聴いてきた』をもとに、大好きなロックの話を思う存分にしてもらった。 お笑いとロック――遠いようで実はとても近い両者の共通点を、今、最もヴィヴィッドに感じさせてくれる男が永野である。 YouTube『永野CHANNEL』で、以前から洋楽ロックに関する豊かな知識と鋭い見解を披露してきた彼。2021年に上梓した初の著書『僕はロックなんか聴いてきた』(リットーミュージック刊)では、ニルヴァーナを筆頭に、U2、レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、レイジ・アゲインスト・ザ・マシーンといったバンドについて、あふれんばかりの愛をほとばしらせている。 テレビなどで見る限りでは“クセの強い芸人”というイメージがあるかもしれないが、ロックに向き合う姿勢は徹頭徹尾ピュア。好きなバンドにまつわる回想は、彼の青春時代の心模様とも相まって
EUが率先して実現しようとしている「LCA」。この新しい環境基準によって、日本の製造業、特に自動車産業従事者100万人が失業する危険性があるといわれています。 皆さんは「LCA」という新しい環境基準のことをご存知でしょうか。これはライフ・サイクル・アセスメント(Life Cycle Assessment)といって、製品やサービスのライフサイクル全体の環境影響評価の手法であり、いまEUが率先して実現しようとしているものです。 ライフサイクル全体とは「資源採取―原料生産―製品生産―流通・消費―廃棄・リサイクル」までを指すもので、クルマでいえば、走ってる間だけの排気ガスのことだけではなく、材料の輸送―工場の環境―発電方法―ユーザーの使用環境―廃棄まで、すべてトータルでCO2を削減していこう、という考え方です。 このLCAが有効になると、日本は大変な不利を被ります。なぜならば、日本の発電はCO2を
両手で頭をかかえるポーズに見えるため、驚きや感動を表す絵文字としてよく使われているのです。 ツイートを検索すると「OMG」+「 🙆」という組み合わせがよくヒットします。OMGは英語の「Oh my god!」の略で「なんてことだ!」のような意味を表しています。 また「🙆」+「 yay」というのもよく見かけます。「Yay」は何か嬉しい・喜ばしいことがあって、「やった!」というニュアンスで使われている英語です。 このように、海外では🙆の絵文字は、OKポーズとしてはあまり認識されません。その理由はジェスチャー文化の違いにあります。日本ではお馴染みの丸ポーズですが、実は他の国では使われないようです。日本では学校のテストで正解に「◯」印、不正解に「×」印を付ける文化があって、それがOKポーズ🙆とNOポーズ🙅のように、体の動作としても定着しました。 ところが、笹原宏之先生の著書『漢字の現在―リ
あなたは、創業100年を超える老舗書店のYouTubeチャンネルがぶっ飛んでいるのをご存知だろうか。首都圏で約40店の書店を運営する「有隣堂」、その有隣堂が運営するYouTubeチャンネルが『有隣堂しか知らない世界』だ。近年、さまざまなメディアで取り上げられるなど、注目チャンネルとなってきている。 話題になるYouTubeチャンネルといえば、人気のあるタレントやYouTuberが、さまざまな場所でロケを行ったり、有名企業と一緒にコラボ企画を行っている印象だが、この動画に出演しているのは愛らしいマスコットキャラクター・ R.B.ブッコローと、有隣堂で実際に働いている人々……そう、著名な人はほとんど出ていないのだ。 そして、取り上げているのは、有隣堂で扱う書籍や文具に関連するものばかり、大げさなロケや奇抜な演出・企画はほとんど無し。それでも、書籍や文具に興味がない人たちも含めてYouTubeチ
出版社ワニブックスが運営するWEBマガジン。 “いまが旬!”のニュースをクランチ(=噛み砕いて)してお届けします。ここでしか読めない!見られない!オリジナルのエンタメコンテンツも満載。
中国が戦争を仕掛けてくるなんて夢にも思っていない日本人。しかし、そういった人々の何%が、今の中国人民解放軍の実力や内情を知っているのでしょうか。 2021年8月、中国人民解放軍は声明で、台湾付近の空域および海域で軍事演習を実施したと表明しました。演習は外部からの干渉と、台湾独立勢力による挑発への対応としています。親中派に限らず、日本人は中国が戦争を仕掛けてくるなんて夢にも思ってない人が大半。しかし、そういった人々の何%が、今の中国人民解放軍の実力や内情を知っているのでしょうか。ジャーナリストの福島香織氏が警鐘を鳴らします。 ※本記事は、福島香織:著『ウイグル・香港を殺すもの - ジェノサイド国家中国』(ワニブックス:刊)より一部を抜粋編集したものです。 人民解放軍は“弱い”から大丈夫? 親中派に限らず「中国が戦争を仕掛けてくるなんてありえない」という意見の人たちが、意外とたくさんいます。し
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