よい跡は悪い(よいあとはわるい):【意味】いいことが続いた後には悪いことが起こる。(講談・国定忠治:「コー確りしねえよ、宜い跡は惡るいといふことがあらア」、碓氷の紅葉)(参照)→寸善尺魔 酔い覚めの水千両(酔い覚めの水の旨さを下戸知らず・と値が決まり)(よいざめのみずせんりょう):【意味】酔って寝て、目覚めた時に飲む水のうまさは、下戸には分かるまい、と酒飲みが威張るセリフの一部。(講談・大塩瓢箪屋裁き、忠臣二度目の清書、応挙の幽霊画、出世の盃、爆裂お玉、落語・うどん屋:「“酔い醒めの水千両”なんてえけどもなア。うん……おい、この水、これいくらだ?」、義眼) 宵は待ち夜中は恨み明け方は夢にぞ見んとしばしまどろむ(よいはまちよなかはうらみあけがたはゆめにぞみんとしばしまどろむ):【意味】待てど暮らせど来ない(実は事情があって来るはずもない)相手を、一晩待ち続ける心を詠った歌。落語では佐藤兵衛