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先日の投稿、かなりの反響をいただきました。SNS等でも高校の先生方や、大学教職員の皆様を中心に、「これは大事なことだ」というご感想を拝見しております。ありがとうございます! ■大学入学後の中退や留年の実情を、高校側はぜんぜん知らない 「高」と「大」の間に挟まっている身として、「あああ、こんな大事なデータがあるのに、なぜ埋もれたままなのだ。高大それぞれが同じ方向に向かって対話するためには、大事な情報のはずなのに」と以前からやきもきしておりましたので、ホッとしました。むしろ、もっと早くに共有されるべきものだったと反省もしております。業界のセミナーやシンポジウムでは必ず触れている点だったのですが、やっぱり誰でも見られるオープンな場に出さねば広がらない、と改めて実感しました。 先日の投稿で最も強調したかったのは、以下の点です。 ただ数字を配るだけなら、それは教育ではなく、情報の伝達に過ぎません。で
突然ですがこの数字、何だかわかりますか? 千葉大学 教育学部:89.0% 法政大学 経済学部:79.5% 千葉大学 医学部:79.3% 東京理科大学 理工学部:78.2% 千葉大学 理学部:77.7% 筑波大学 社会・国際学群:75.4% 青山学院大学 経済学部:71.9% 日本大学 薬学部:66.2% 慶應義塾大学 総合政策学部:63.1% 聖徳大学 人間栄養学部:63.0% 上智大学 国際教養学部:58.4% 国際教養大学 国際教養学部:58.2% 東京大学 文学部:56.0% 宇都宮大学 国際学部:50.5% 城西国際大学 薬学部:38.3% 日本大学 松戸歯学部:36.8% 東京外国語大学 国際社会学部:27.1% これらは大学入学者のうち、4年後に卒業した学生の比率です(医・歯・薬学部は6年後)。「標準年限卒業率」なんて言い方をすることもありますね。出典は読売新聞教育ネットワーク
本原稿は、『教育学術新聞』2月28日号に寄稿したコラムの内容です。編集部の許可を得て転載しております。 変わらない「出口指導」の実態が明らかに 筆者が理事を務めるNPO法人NEWVERYは2017年12月に、高校における進路指導の実態を調査・検証した白書「進路指導白書2017」を発表した。全国の高校計5,067校にアンケート調査を行い、605校の進路指導責任者から回答を得て集計・分析した調査結果を掲載している。3月末まで無料で公開しており、既に多くの反響をいただいているので、詳細についてはぜひ実際の白書をご覧いただきたい。 表は同白書の「進路指導部として大学の情報を検討する際、重視している要素はありますか」という調査項目に対し、「非常に重視」と回答した方の比率である。入試に関する2項目がトップにくるのは仕方がないとして、残念なのは下位にランクされる項目群だ。 中退率や学生と教員の比率(ST
茂木健一郎さんのTwitterでの発言が、様々なところで議論を呼んでいるようです。 っていうか、偏差値とか勝手に計算しやがっている、予備校って、社会に害悪しかもたらさない存在だから、マジでつぶそうぜ。ふざけやがって。お前らが勝手に計算している「偏差値」とかやらで、どれだけ多くの18歳が傷ついていると思っているんだ、このクソ野郎どもが。 — 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2014, 3月 8 つぶれろ、駿台、つぶれろ、代ゼミ、つぶれろ、河合塾、つぶれろ、東進ハイスクール、つぶれろ、ありとあらゆる、偏差値を計算する、くされ外道予備校ども、みんなつぶれろ! 日本の10歳、11歳、12歳、13歳、14歳、15歳、16歳、17歳を、偏差値奴隷から解放せよ! — 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2014, 3月 8 リツイートの回数からもその反響の大きさが伺えます。fac
日本の大学の広報について考えさせられる記事を見かけましたので、話題提供として……。 ■「関西私大はブランド力不足? 入学割合2〜4割」(MSN産経ニュース) 入試に合格しても、最終的に入学しない人は少なからずいます。複数の大学に合格して他大学を選んだ、浪人して別の大学を受け直すことを決めたといった理由です。 合格者のうち、自校を選んで入学してくれた人の割合が、入学歩留まり率です。 この記事は早稲田大学、慶應義塾大学や、同志社大学、関西学院大学など東西の有力私立大学の、入学歩留まり率の比較結果を報じたもの。引用されているのは、NPC大学問題研究所の調査結果です。 東西の差で特徴的だったのが入学歩留まり率。平成24年を見ると慶応大がもっとも高く、合格者の71%が同大学に入学。早稲田大も47%が入学した。これに対して関西の8大学は26〜40%で、全国28大学平均の42%をいずれも下回った。合格し
クラベです。 普段の大学の授業に高校生が参加し、 大学案内やオープンキャンパスではわからない大学の特色について理解を深めつつ、 「大学の見方」を学ぶプログラム、 「WEEKDAY CAMPUS VISIT(WCV)」。 NPO法人NEWVERYが展開する、新しい高大接続の取り組みです。 これが、わずか1年足らずの間に、異例の成果を上げています。 【2012年秋学期】 ■2大学でパイロットプログラムを実施 ・法政大学キャリアデザイン学部 ・立教大学経営学部 ■各メディアでWCVの趣旨と取り組みが紹介される ・2012.12.7 日本経済新聞 ・2013.3.29 読売新聞 【2013年春学期】 ■8大学でWCVを実施 ・法政大学 ・立教大学 ・青山学院女子短期大学 ・産業能率大学 ・京都大学 ・聖学院大学 ・東京造形大学 ・武蔵野美術大学 ・デジタルハリウッド大学 ■各メディアでWCVの趣旨
マイスターです。 近年、大学業界で流行している言葉のひとつが、リベラルアーツです。 リベラルアーツを標榜する学部の新設がここ数年で急増。中には学部名にこの言葉を入れ込んだ例もあります。 ただ……この言葉の持つ意味があまりに広いためか、大学によって指し示す意味が少しずつ違っているような感じも、正直あります。 「リベラルアーツ=教養」と説明している大学もあれば、「色々な学問が勉強できるのが、リベラルアーツだ」としている大学も。 リベラルアーツを学ぶための学部・学科を設けている大学もあれば、「本学はリベラルアーツを学ぶための大学です」といって、特に学部学科を分けていない例もあります。 リベラルアーツって、結局、何なのですか? ……と、リベラルアーツ系の学部を持つ大学の方に聞いてみても、これが、いまひとつハッキリとした説明が返ってこなかったりする(実際、そんな例がありました……)。 大学案内には「
先日行われた、平成24年度大学入試センター試験。その志願者数は、事前の公式発表によれば、実に55万5,537人。この55万人以上の受験生が、全国709箇所の本試験場で受験したことになります。 大学職員として働いていたときは、私も所属する大学で、センター試験運営の末端を担当しました。経験したのは、事前の試験問題冊子の搬入や、試験答案の枚数チェック、試験監督(補助)などです。 以下、大学関係者には改めて言うまでもありませんが……。 大学入試センターが用意するマニュアルはきわめて詳細で、試験会場の監督官が試験問題を取りに来る時間まで指定する徹底ぶり。問題が発生した場合の対応も、複数通りのフローチャートで説明されています。また各会場の担当者は、本部に設置された電話で、大学入試センターに随時、指示をあおげる体制になっています。 他の会場がどうかは知りませんが、私がいた大学では試験が行われるすべての教
受験に際し、Web経由で出願すると受験料を割り引く仕組みを導入する大学が、少しずつ増えてきています。 いくつかのメディアで紹介されていたので、大学業界の方々は既にご存じかも知れません。 全国でもいち早く今年度入試からネット割を導入した中京大(名古屋市)。出願者は前年より約3千人増えて約2万3千人になり、このうちネット出願者が9割を占めた。 来年度入試のネット割は、来年1月6日から受け付ける。ネット割をPRするテレビCMは、今年は東海地方だけでなく北陸地方にも広げた。 魅力は大幅な割引だ。ネット出願でも、1回の受験なら割引は5千円だが、「センター試験利用」など三つの受験方式を組み合わせると、最大7万円が2万5千円になる「3受験パック」を設けた。このパックを組み合わせて、たとえば五つの方式で受験すれば、11万5千円の受験料が3万5千円になる計算だ。 大学にとっては、検定料収入は減るが、記入の誤
メリークリスマス。 たいていの大学は土曜日も授業をやっていますから、大学生の皆さんも、教職員の皆様も、今日はキャンパスにいらした方が多かったのではないでしょうか。 でも今日のような特別な日は、キャンパスもイルミネーションに飾られていたり、特別なイベントをされていたりしますから、楽しいですよね。いつもと少し違うキャンパスは、歩いているだけでも何だかウキウキします。 中でもキリスト教系の大学は、クリストマスツリーの点灯や礼拝などで、一般の方々が多数キャンパスにいらっしゃるというケースも多く、皆さん相当に気合いの入ったイベントを用意されています。 あるミッション系大学の職員の方が、 「準備などは大変ですが、ここで目立たなくてどうしますか」 ……と話していたのを思い出します。 大学が行うイベントは、「クリスマス」という冠がイベントに着いていても、実際にはその少し前に行われることも多いようですね。今
マイスターです。 このニュース、既にご覧になった方も多いかも知れませんね。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「親の年収400万円未満なら授業料タダ・東大、免除枠広く」(NIKKEI NET) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070830AT1G2903629082007.html ———————————————————— 東京大学は家庭に経済的余裕がない学部生に対する授業料の免除枠を来年度から広げる。家庭の年収、構成人数などを総合的に判断して免除の可否を決めている現行制度を簡素化、年収が400万円未満なら一律に授業料全額を免除する方式に改める。国立大では初の試み。 (上記記事より) というわけで、東大がこのような方針を打ち出しました。 最近では「格差社会」という言葉が、すっかり市民権を得たようです(もちろん世界を見れば、日本より遙
マイスターです。 就学期間を短縮し、高校2年生から大学に進学する仕組みとして、日本には「飛び入学」というシステムがあります。 あくまでも、極めて例外的な存在という扱いではありますが、「人は例外なく、同じ年齢で必ず同じレベルのことを学ぶべきである」という従来の日本の教育観とは一線を画した、画期的な制度ではありました。 ただこの飛び入学制度、一度は全国的に拡がるかと思われたものの、現在のところ導入する大学はあまり増えておりません。 「手間がかかる割にメリットが感じられない」などの意見もあるようですが、「応募者が増えない」というのも大きな理由だとか。 今の日本の社会状況では、 「人より早く進学するよりも、周囲と同じペースで学び、少しでも入試難易度の高い大学に入学できた方がメリットが大きい」 という考え方が強いということなのかもしれません。 さて、この飛び入学制度ですが、千葉大学理学部が最初に導入
竹中平蔵氏が一体「なに大臣」なのか、途中で把握しきれなくなって(というか覚えるのを諦めて)ましたが、今度は総務大臣ですかそうですか、わかりやすくなって良かったですねのマイスターです。 「金融・経済財政政策特命担当大臣」だけでも長いのに、その後に「郵政民営化担当」がついたりつかなかったり。気づくと「金融」がいつの間にかとれてたり。 身近な人の記憶力を試す試金石として使えるネタでした。 総務大臣というわかりやすい名前に変わりましたが、まだ「郵政民営化担当大臣」でもありますので気を付けてください。ここ、引っかけポイントです。 今日は、用語解説! …と言いたいところなのですが、我ながら今回は、どうも扱いのあいまいな用語を選んでしまったみたいです。 ————————————————————— 【特任教授】 定義: ………? ————————————————————— この言葉、一度はどこかで耳にした
[今日は最後に大切なお知らせがあります。ちょっと長くなりますが、ぜひ最後までお読みいただければと思います] 「元webプロデューサー」という名乗り方をしていた頃がもはや懐かしい、マイスターです。 マイスターは以前、企業のwebサイトを企画・制作するwebプロデューサーとして働いておりました。 しかし大学院生の時から教育機関の運営の在り方にずっと興味を持っていたこともあり、2004年11月、教育業界で生きたいという決意を固め、大学職員に転職しました。 その半年後に、「俺の職場は大学キャンパス」というタイトルで始めたのが、このブログです。 今日はまず、その辺りの経緯を、ちょっとだけ振り返らせてください。 * * * * * * * * * * 大学は言うまでもなく、私達の社会において非常に重要な役割を担っている組織です。教育、研究、地域貢献、いずれもより良い社会づくりには欠か
マイスターです。 こんな記事を見つけました。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「好感度アップへ 就活をサポート」(読売オンライン) http://osaka.yomiuri.co.jp/depa/de71221a.htm?from=ichioshi%22 ———————————————————— バブル期以来の「売り手市場」といわれる今年の就職戦線。合同説明会の開催など就職活動の本格化に合わせて、各百貨店は会社訪問用の服飾品をトータルコーディネートできる売り場を設け、面接などの講座も企画。人生の岐路に挑む学生の心強い味方になってくれそうだ。 大学の街・京都の真ん中にあるJR京都伊勢丹。10月から3月まで9階に開設されている女性向け「リクルートスタジオ」には、スーツや靴、カバンなど就職活動に必須のアイテムが並ぶ。各フロアを歩き回らなくても関連商品を買いそろえられるよう、1
マイスターです。 ちょっと面白い報道を見つけましたので、ご紹介します。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「過疎の島活性化に『求む!博士』…島根・海士町で募集開始」(読売オンライン) http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20071206i502.htm ———————————————————— 若い博士たちの力で、過疎の島の活性化を――。日本海に浮かぶ隠岐諸島にある島根県海士(あま)町が、科学技術を活用して特産の魚介類の付加価値を高めたり、環境教育を推進したりする「博士」の募集を開始した。 8日には、町の代表が都内の理系学生向け就職セミナーに出向き、博士たちに職員への応募を呼びかける。博士号を取得しても就職できない「博士余り」が深刻化するなかで、新しい活路としても注目される。 同町はこれまでも、島外から研修生を受け入れて特産品作り
マイスターです。 この結果、もう皆様も、報道でご存じでしょう。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「日本、数学応用力が10位 読解力は15位に」(読売オンライン) http://www.yomiuri.co.jp/kyoiku/news/20071205ur05.htm ———————————————————— 経済協力開発機構(OECD)は4日、加盟国を中心とする57の国・地域の15歳男女計約40万人を対象にした2006年国際学習到達度調査(略称PISA)の結果を世界同時発表した。 3回目の今回、日本は、すでに2位から6位に転落したことが明らかになっている「科学的応用力」に加え、「数学的応用力」が6位から10位へ、「読解力」も14位から15位へと全分野で順位を下げた。今回の対象は、詰め込み教育からの脱却を狙った「ゆとり教育」で育った世代で、日本が最も得意としてきた理数系
マイスターです。 たまには、↓こんな話題をご紹介。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「GoogleユーザーはYahoo!JAPANユーザーよりも国公立大出身者が多い」(GIGAZINE) http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20071204_google_yahoo_school_career/ ———————————————————— リリースによると、株式会社Eストアーは全国の618名を対象に調査を実施。Googleユーザーは34.5%、Yahoo!JAPANユーザーは61.6%でした。 質問事項は「あなたの出身大学(または在学中の大学)は私立ですか、国公立ですか?」というもの。Googleユーザーは国立21.2%、私立 39.4%、大学に行っていない39.4%。対してYahoo!ユーザーは国立12.9%、私立3
マイスターです。 学校現場のプロフェッショナルを育成する、教育分野の専門職大学院。 それが、「教職大学院」です。 以前から期待や批判など、様々な報道がなされていたこの新制度が、スタートに向けて走り始めました。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「教職大学院、19校でスタート 指導力の向上図る」(Asahi.com) http://www.asahi.com/life/update/1127/TKY200711270201.html ———————————————————— 08年度に学生の受け入れを始める教職大学院が、19校でスタートすることになった。文部科学省の大学設置・学校法人審議会が27日、認可した。小中高等学校の教員について「指導力不足」などの問題点が指摘されていることから、現職教員や学部の新卒者らを対象に、授業や学校運営の能力のレベルアップを図ることをめざしてい
マイスターです。 少し前ですが、こんなニュースを見つけました。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「中国の大学・専門学校の75%がアニメ学科とかかわっている 〜日本動漫の普及が中国政府を動かした」(日経ビジネスオンライン) http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20071107/139916/ ———————————————————— 海賊版による普及がきっかけだったということもあって、当の日本人もあまり知らぬ間に、中国では日本動漫(アニメ・漫画)が若者文化の核のひとつを占めるようになっている。 ただし、この流れに頭を痛めているのは、著作権の所有者である日本の動漫関係者ばかりではない。もっと危機感を抱いているのが、中国政府である。 自国の未来を担う若者や子どもが、日本から流入した動漫の影響を多大に受けて育っている。 日本
マイスターです。 ふと、以下のようなニュースが目にとまりました。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「自分で勉強するより全部授業で 大学生の4人に3人」(京都新聞) http://kyoto-np.jp/article.php?mid=P2007111800044&genre=G1&area=Z10 ———————————————————— 大学生の4人に3人は「自分で勉強するより、必要なことはすべて授業で扱ってほしい」と考え、授業内容では「最先端の研究」よりも「学問の基礎」を重視している学生の方が多いことが18日、東大研究グループによる調査で分かった。 授業と直接関係のないことを、独自に学ぶのは少数派であることも判明。高度な専門知識を自ら習得するという学生のイメージからは程遠く、受け身の傾向の強い現在の学生像が浮かび上がった。 (上記記事より) 調査した研究グループにと
マイスターです。 毎年、世界的に注目を集める、「The Times Higher Education Supplement(THES)」の大学ランキングが、今年も発表されました。 「○○大学が○位に順位を落とした」とか、「あの国の大学が躍進している」とか、毎回、何かとメディアにも取り上げられるランキングです。 今年は、どうなったでしょうか。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「The Times Higher World University Rankings 2007(英語)」(The Times Higher Education Supplement) http://www.thes.co.uk/worldrankings/ ※本文を読むためには、記事の購読が必要(無料でお試し購読も可能) ———————————————————— THESのランキングは、総合ランキン
「修士(政策・メディア)」という学位を持つ、マイスターです。 英語表記では、 Master of Media and Governance [M.M.G.] になるらしいです。 ただ、プロフィール欄に[M.M.G.]とだけ書いても、どのような学位か理解してもらえることは、まずないでしょう。 そう、この学位を発行しているのは、世界で一箇所だけなのです。 従って、知名度はほとんどゼロ。略称はもとより、「Master of Media and Governance」とフルに書いても、どんな学問を修めたのかは分かってもらえないと思われます。 (日本語でもよくわかりませんが) 日本では、学部や大学院を新設する際に、あまり耳なじみのないオンリーワンな名称をつけることが流行しています。各大学とも、パンフレットやwebサイトで「新しい学問分野が学べる」と謳っています。 その結果……このように、「オンリーワ
マイスターです。 経済産業省の「社会人基礎力」、 文部科学省の「学士力」など、 大学で学んだ成果を評価するためのモノサシづくりが、流行っています。 工学系の「JABEE」のように、専門教育に関して、大学が行っている教育が適切かどうかを評価する仕組みもあります。このように、特定の職能(JABEEの場合はエンジニア育成)に関わる部分は、評価軸も比較的作りやすいでしょうが、漠然と「大学生の学習成果を測る」と言われると……大変です。 「良いエンジニア」の定義は設定できそうですが、「良い大学卒業生」の定義は決めづらいでしょうから。 そんなわけで個人的には、現在はまだ「社会人基礎力」にも「学士力」にも、何となくピンと来ていません。 そんな中でまたひとつ、新たな指標が増えそうです。 それも、国際的に。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「大学評価へ国際調査 基準づくり OECD検討」(
マイスターです。 ここ数日、コンビニの書籍売り場でよく見かける本があります。 ■「ダカーポ特別編集『早稲田大学の実力』」 http://book.magazine.co.jp/action/detail.do?seizoBumonCd=DCZ&seizoGosu=200702 金色の装丁で、でっかく「早稲田大学の実力」というキャッチーなタイトル。 しかもマイスターの家の近くのコンビニでは、レジ付近にずらーっと立てて並べてあるので、とても目立っていました。 買っていく人を、ちらほら見ました。 ビジネス誌などが、しょっちゅう大学特集(各種のランキングや世間からの評判etc.)を組むことからもわかるように、日本のオトナは、大学の話題が好きなようです。 (人のことは言えませんが……(^_^;)) しかし、一つの大学だけの特集でコンビニのレジ横を独占し、しかもそれが売れるというのは、ワセダくらいのも
マイスターです。 数日前の報道ですが、ぜひご紹介しておきたい話題を。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「東大、博士課程の授業料『ゼロ』・頭脳流出歯止め狙う」(NIKKEI NET) http://www.nikkei.co.jp/news/main/20070929AT1G2805M29092007.html ———————————————————— 東京大学は来年度から、大学院博士課程に在籍する学生(約6000人)の授業料負担を実質ゼロにする方針を固めた。国立大では初の試みで、財源に約 10億円を充てる。欧米や中国の一流大との“頭脳獲得競争”が激化する中、国内外の優秀な学生を招くには奨学制度の抜本的な充実が不可欠と判断した。 東大によると、博士課程の授業料は年52万800円。在籍する約6000人のうち約3500人はすでに各種の奨学金や研究奨励金を得ており、残る約250
マイスターです。 今年で2回目となる、新司法試験の合格者が発表されたようですね。 前回は、法学部卒の学生など「法学既習者」が学ぶ2年コースの卒業者が対象でした。 今回はついに、3年間、法科大学院だけで法律を学んだ「法学未修者」が受験。 つまり、法科大学院の真の実力が問われることとなりました。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「法学未修者に『狭き門』、合格率32% 新司法試験」(Asahi.com) http://www.asahi.com/national/update/0913/TKY200709130413.html ———————————————————— 法務省は13日、法科大学院(ロースクール)修了者が対象の「新司法試験」の結果を発表した。法学を学んだ経験がない人向けの「法学未修者コース」(3年制)を修了した受験者の合格率は32.3%で、「既修者コース」(2年
マイスターです。 中教審が、「学士力」というコンセプトをまとめているようです。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「大学卒業厳格に、中教審案・『学士力』導入、認定試験も」(NIKKEI NET) http://www.chunichi.co.jp/article/national/news/CK2007091102047792.html ———————————————————— 大学の学部教育の見直しを進めている中央教育審議会(文部科学相の諮問機関)の小委員会は10日、学生の能力低下を防ぐため、卒業要件の厳格化を柱とする報告書案をまとめた。卒業までに学生が身につけるべき「学士力」(仮称)という指針を政府が提示することや、卒業認定試験の実施などで学習成果を証明する機会を設けることを求めた。 小委員会は「多くの大学で大学入試の選抜機能が低下し、入学者の学力水準が担保されない状
マイスターです。 ありそうで、なかった。 待ち望まれているのに、どの大学でも実施されていなかった。 そんな取り組みを、ご紹介します。 【教育関連ニュース】—————————————– ■「福井大大学院 個別に履修計画作成 文科省 申請プログラム採択」(福井新聞) http://www.fukuishimbun.co.jp/modules/news2/article.php?storyid=1725 ———————————————————— 福井大は6日、文部科学省の「大学院教育改革支援プログラム」に申請していた「学生の個性に応じた総合力をはぐくむ大学院教育」が採択されたと発表した。複数の教授らが学生1人1人に合った個別カリキュラムを作成する取り組みで、来年度の工学研究科博士前期課程(2年間)の新入生からスタートする。 (略)同大によると、これまで学生の履修計画は各学生の自主性に任されており
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