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今年の「#文学」
twinrail.hatenablog.com
ラサは中国・チベット自治区の首府であり、チベット仏教の中心地である。 その象徴であるポタラ宮を目指した。 訪問日: 2016年8月30日 ラサでチベット料理を食べる 夕方、ラサ駅で我々を迎えてくれたのは、チベット措吉白瑪国際旅行社(西藏措吉白玛国际旅行社)のガイドだった。日本語を流暢に操る40~50歳ぐらいのチベット人の中年男性で、旅行社のわりと偉い人らしい。 元々は費用を節約するため、ドライバーなしで路線バスでよいということだったのだが、いざ当日になってみたらドライバーと専用車が用意されていた。「渋滞が多いので専用車があったほうがいいです」「ドライバーに直接支払ってもらえれば安く済むので……」ということで、結局ドライバーも付くことになった。 結果から言えば、これは正解であった。ラサの街は公共交通が貧弱すぎて、渋滞が多すぎるのである。 そんなやりとりがありつつ、チベット最初の夕食に案内され
シベリア鉄道は、モスクワからウラジオストクまでを結ぶ、全長約9300kmにわたる世界一長い鉄道である。 「ロシア号」に乗って、6泊7日で全線を横断してきた。 訪問日: 2015年9月5日 ウラジオストク駅で発車を待つ 朝、シベリア鉄道のターミナル、ウラジオストク駅にやってきた。 立派な駅舎があるが、これはあくまできっぷ売り場や待合室でしかない。実際に乗るときは駅舎を通らず外の跨線橋から直接乗車していいのがロシアスタイルである。 シベリア鉄道は全線電化されている。牽引する機関車も電気機関車である。 今回我々が乗車する車両。かなり新しくて綺麗だった。 列車の行き先表示にも「モスクワ」「ウラジオストク」の文字が輝く。列車番号もモスクワ行きは「1」となっており、名実ともにロシアを代表する列車である。 ※日本と逆に、ロシアの列車は上り(モスクワ方面行き)が奇数番号になっている。またロシア鉄道は支社ご
万里の長城の西の果て、嘉峪関は観光の街であると同時に製鉄の街でもある。 嘉峪関から鉄鉱石の鉱山「鏡鉄山」へ向かうローカル線に乗った。 訪問日: 2014年3月4日 万里の長城から蘭新線を撮影する ホテルの窓から朝を迎えた。 午前中は列車の撮影に出る。万里の長城と蘭新線の線路が交差している場所があるので、バスに乗って嘉峪関の西の郊外へ向かう。 大きな地図を表示 蘭新線は甘粛省の蘭州と新疆ウイグル自治区のウルムチを結ぶ重要幹線で、多数の列車が行き交っている。万里の長城の上から砂漠の中を走る列車を撮影した。 蘭州方面行き、東風(DF)11型ディーゼル機関車+25B型客車。 蘭州方面行き、東風(DF)11型ディーゼル機関車+25B型客車。 蘭州方面行き、東風(DF)11型ディーゼル機関車+25G型客車。 蘭州方面行き、和諧(HX)D1C型電気機関車+25G型客車。 蘭州方面行き、和諧(HX)D1C
旧打狗駅故事館(舊打狗驛故事館)は、台湾の高雄にある鉄道博物館である。 博物館への訪問とあわせて、近くにある鼓山~旗津のフェリーにも乗船した。 訪問日: 2013年9月19日 台南の観光名所を巡る 嘉義駅から台南駅にやってきた。駅前の銅像は世界史の科目でも有名な鄭成功である。台湾の歴史的英雄であり、特に台南はゆかりが深い。 観光するため、台南駅からバスで海側に移動する。 台南の観光名所の一つ、安平古堡に着いた。オランダ統治時代はゼーランディア城(Fort Zeelandia)と呼ばれていたが、鄭成功が政権を樹立してからは安平城と呼ばれるようになったという。 近くにある徳記洋行(德記洋行)は、かつてイギリスの貿易会社であった。 付近にある安平樹屋は徳記洋行の倉庫であるが、ガジュマルが絡まった見た目から有名になったという。 安平を離れ、市内中心部に戻ってきた。。赤崁楼(赤崁樓)も有名なスポット
平壌での濃密な2日間を終えて、いよいよ日本に帰国する。今回は旅費節約のため、往路と同じく復路も鉄道である。 34人の鉄道マニアによる北朝鮮旅行、いよいよフィナーレである。 訪問日: 2016年3月11日 朝鮮鉄道で平壌を出発する 朝、平壌駅1番線ホームに朝鮮鉄道平義線丹東行きの51/85列車が待機していた。大勢の人がスーツケースを引いて列車に乗り込んでおり、その風景は日本と変わりないようにも思える。 車両は今回も中国鉄道である。車体番号を見る限りは、往路と同じ編成がまた使用されているようであった。 食堂車は朝鮮鉄道の車両であった。おそらくは平壌~新義州のみの連結で、丹東には乗り入れないのだろう。シ(시)30 471の番号表記がある。 平壌~新義州の方向表示がある朝鮮鉄道の一般寝台車両も連結されていた。国内だけの乗車も可能なのだろうか?車体にはタチム(다침)30 5315と書かれている。 牽
北朝鮮の外国人観光客は基本的に貸切車で移動するため、地下鉄に乗車する機会は少ない。それでも豪華絢爛な駅ホームは観光コースに必ず組み込まれている。 平壌市民の足、平壌地下鉄の乗車レポをお伝えする。 訪問日: 2016年3月9日 平壌地下鉄の基礎知識 平壌地下鉄は2路線ある。ラインカラー赤の千里馬(천리마)線と、ラインカラー緑の革命(혁신)線である。千里馬線は復興(부흥)駅から赤い星(붉은별)駅、革命線は光復(광복)駅から楽園(락원)駅を結ぶ。ちなみに、駅名と地名は一切関係なく、「革命的」な名前がついているだけである。なぜこんなわかりづらい駅名に……。 外国人観光客の観光コースは、千里馬線の復興駅から凱旋(개선)駅である。これ以外の区間も一応乗車できるらしいが、事前に十分な調整が必要らしい。 理由を想像するに、特段秘密があるとかそういうわけではなさそうである。前例のない旅程をやりたがらないとか
いよいよ国際列車に乗って、中国・丹東から北朝鮮の平壌へ向かう。 乗車するのは中国鉄道/朝鮮鉄道が運行する95/52列車、丹東発新義州経由平壌行きである。 訪問日: 2016年3月8日 丹東駅から国際列車に乗る 丹東駅でとうとう34人全員が揃った。まるで修学旅行の朝のようである。わざわざ旅行社の社長が直々に会いに来てくれ、我々に北朝鮮のビザと国際列車のチケットを手渡してくれた。 北朝鮮に入国する時は、基本的にパスポートにビザを貼り付けられたり、スタンプを押されることはない。写真のようにビザが別紙で用意される。 なにせ34人もいるので、国際列車のチケットの表紙にも「団体」のスタンプが押してある。中国語・ロシア語・ドイツ語で記載されていて、英語すらないのも非常に特徴的である。ちなみに、中国発の国際列車はのチケットは中国鉄道が直接発券するわけではなく、今回であれば「丹東鉄道国際旅行社」という現地の
中部空港の税関で別室送りになったものの、無事にハルビンに着陸した。しかし、朝鮮への入口である丹東までは南に700km移動しなければならない。 慌ただしい朝鮮旅行前の、のどかなハルビン散歩の記録。 訪問日: 2016年3月7日 春秋航空で名古屋からハルビンへ 早朝。税関の検査を終え、搭乗口へ向かう。今回利用したのは、春秋航空というLCCの9C8618便である。東寺は中国からの訪日観光が最盛期を迎えており、早朝07:45発という不便な時間帯の便であっても、機内は中国人観光客で満席であった。 ところで、春秋航空のほかに、スプリングジャパン(旧・春秋航空日本)という航空会社もある。春秋航空は中国のLCCだが、スプリングジャパンは春秋航空と日本航空が共同出資している日本のLCCである。両者ともに日本・中国間の航路を運行していた。 スプリングジャパンは本当に普通の日本のLCCだが、春秋航空はそうではな
連載開始早々だが旅行記は一旦保留しておき、「朝鮮ってどうやったら行けるの?」という質問に回答しておこうと思う。 端的に言えば、メチャクチャ簡単でもなかったが、そんなに難しくもなかった。 2019年9月時点の、朝鮮へ旅行に行く方法を書き残す。 はじめに 2023年2月現在、日本国外務省は「北朝鮮」への渡航に対して「自粛」を要請している。 当記事は当時の個人的な記録ありのままに記したものであり、渡航を積極的に推奨するものではない。 また、2023年2月現在、新型コロナウイルスのため、朝鮮への入国は事実上不可能になっている。 もしそれでも朝鮮に渡航したいという方がいたら、外務省および各国政府からの情報を十分に把握し、リスクを承知のうえ、確固たる自己の判断と責任のもとに検討してほしい。 旅行代理店を選ぶ 朝鮮観光旅行の最大の特徴はなんといっても「旅行代理店・ガイド・専用車が必須」ということに尽きる
『北朝鮮に鉄道マニア34人で押しかけた話』というnoteを書いたらめちゃめちゃバズった。 はてなブログでは、noteに書ききれなかった旅行の裏話を連載形式で書いていく。 noteがめちゃめちゃバズった 私はおととい『北朝鮮に鉄道マニア34人で押しかけた話』というnoteを書いた。2016年に朝鮮に行った時の旅行記なのだが、これがものすごくバズった。 その翌日に書いた『北朝鮮は「普通の国」だったという話』という話も、多くの反響を得た。こちらは2019年に2回目に朝鮮に行った時の話である。どちらもたくさんの人に読んでもらえてありがたい限りである。 とはいえ、noteに書いたのは旅行のごく一部を切り貼りして「エンタメ」にしたにすぎない。そうした理由は簡単で、その方がバズるからだ。 だが、やはり私も鉄道オタクであるので、実のところそういう小綺麗な文章よりは、乗った電車の写真をベタベタと貼り、ひたす
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