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大そうじへの備え
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HiVi2025年冬号から「Qobuzで愉しむハイレゾストリーミング」連載を始める。これまで約10年に渡って、共同通信社ウェブ、アスキーウェブと媒体を替えて、e-onkyo musicの注目新譜を毎月10曲紹介する「ハイレゾ真剣勝負」を連載していた。e-onkyo musicがQobuzとして再出発するにあたり、HiViにて新たな気持ちで、Qobuzのストリーミング楽曲の紹介とインプレッションをお届けしよう。 約1億の楽曲のデータベースから新譜、旧譜にこだわらず、あるテーマをたててストリーミングにて集中的に聴いて、リポートする。第一回は、Qobuzのハイレゾ音質の評価も兼ねて、オフィシャルプレイリスト「Qobuzハイレゾトップ50」から、私が気になった曲を聴く。Qobuzはオーディオとの連携を重視した配信サイトなので毎回、気になるオーディオ機器と組み合わせる。今号は前ページに掲載したリンの
今回から、ヘッドホン、イヤホンにフォーカスした新連載をお届けする。近年はヘッドホンやイヤホンで音楽再生を楽しんでいる音楽ファンが増え、それを受けて様々な新技術、新製品が登場している。だがそんなヘッドホン、イヤホンもその誕生時期には業務用機器としての存在であり、家庭でのオーディオ再生で使われるものではなかった。では、ヘッドホン、イヤホンはいつ頃からオーディオ製品として認知され、どんな進化を遂げてきたのか。そしてこれらのアイテムで楽しむオーディオ再生にはどんな魅力があるのか。本連載では、ソニーで長年ヘッドホンの開発に携わってきた投野耕治さんに、そういったヘッドホン、イヤホンについてのお話を、様々な側面から紹介してもらう。ぜひお楽しみいただきたい。 ●筆者プロフィール 投野耕治(なげのこうじ) 1958年佐賀県生まれ。1980年ソニーに入社し、ヘッドホン開発に従事。1989年のMDR-CD900
Metaは2023年12月31日(米国時間)に、同社のVRヘッドセット「Meta Quest 2」をより手頃な価格で提供し、さらに多くの方々にMetaQuestのコミュニティに参加してもらうために値下げすると発表した。 「Meta Quest 3」の発売から3ヵ月が経過し、ホリデーギフトのシーズンということもあり、直近でも多くの利用者がMeta Questのコミュニティに新たに加わっているという。MetaはVRをより手頃な価格で提供し、さらに多くの方々にコミュニティに参加してもらうために、Meta Quest 2を値下げする。 日本時間の2024年1月1日より、Meta Quest 2は128Gバイトモデルが¥39,600(税込)、256Gバイトモデルが¥46,200(税込)で販売される。 Meta Questにはコンテンツのエコシステムが確立されており、最近のヒット作「Asgard's
いよいよ本日(10/6)劇場公開となった『ガールズ&パンツァー 最終章』第4話。冬季無限軌道杯の準決勝の模様が描かれるのだが、継続高校と対戦する大洗女子学園は、序盤であんこうチームが戦線離脱という大波乱の幕開け。もう一方の聖グロリアーナ女学院対黒森峰女学園も強豪校同士の激戦が予想され、中身の濃いドラマが予想される。今回は最新の立体音響技術ドルビーアトモス版音声でのマスコミ向け試写会が、東京・竹芝のイマジカ第2試写室で行なわれた。しかも音響監督の岩浪美和さんとCG監督・特技演出の柳野啓一郎さんによるティーチイン付き。この模様をレポートする。 試写会が行なわれたイマジカ第2試写室は、株式会社IMAGICAエンタテインメントメディアサービス(Imagica EMS)の新しい拠点となる「竹芝メディアスタジオ」にある。2021年12月に稼働したばかりの新しい施設で、その第2試写室はドルビービジョン、
7月14日に公開された宮﨑 駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』が大ヒットを続けている。公開4日間で観客動員135万人、興行収入21.4億円を突破し、先日発表された公開1ヵ月の集計では観客動員412万人、興行収入62.3億円に届いたという(興行通信社調べ)。そんな本作はスタジオジブリ作品として初めてIMAXシアターで公開、加えてドルビーシネマ、DTS:Xでも上映されている。今回は劇場公開時にこれだけ多くのフォーマットに対応した狙いや制作時の苦労話について、本作の撮影監督を担当した奥井 敦さんと、ポストプロダクション担当の古城 環さんにお話をうかがった。インタビュアーはジブリ作品を愛する潮 晴男さんだ。(StereoSoundONLINE編集部) 『君たちはどう生きるか』 ●原作・脚本・監督:宮﨑 駿●製作:スタジオジブリ※全国公開中 宮﨑駿監督10年ぶりとなる長編映画最新作『君たちはどう
1月末、パナソニックから録画用BDディスクの生産 “完了” が発表された。同社の録画用BD-RとBD-REの合計36モデルについて、全製品の生産を完了し、後継商品は予定されていないという。エアチェックファンの中にはパナソニック製録画用BDディスクの愛用者も多く、これからどのディスクを使ったらいいのかという “悲鳴” も多く上がっている。そこで今回は、ビデオテープ時代からエアチェック生活を続けている麻倉さんに、最新の録画用BDディスクをチェックしてもらった。(StereoSound ONLINE編集部) 試聴に使った録画用ディスク。レコーダーのHDDに保存したNHK BS4Kのダビング10コンテンツを、各ディスクに4KDRモードのままで録画している 今回のパナソニックの発表は本当にショックでした。同社のBDディスクは国内生産だったこともあり、熱心なエアチェックファンから高い信頼を集めていまし
●搭載ドライバー:10mm径ダイナミック型 ●通信方式:Bluetooth5.2 ●対応コーデック:SBC、AAC、aptX、aptXAdaptive(96/24) ●連続再生時間:5時間(8K SOUND+オフ時/同機能オンで30~60分再生時間は短くなる)、最大15時間(充電ケース併用) ●防水性能:IPX4 麻倉 今日はファイナルの本社にお邪魔して、完全ワイヤレスイヤホン「ZE8000」について詳しいお話をうかがいたいと思っています。ZE8000は昨年12月に発売された新製品ですが、その音を初めて聴いた時は、びっくりしました。 ワイヤレスイヤホンであんな音は聞いたことなかった。柔らかくて、芯があって、でも自然な音なんです。これまでとまったく違う。従来のワイヤレスイヤホンの音は、基本的に強調している。低音強調、高音強調、中域強調でカリカリした音しかないので、そこが嫌だなと思っていたので
「Sound Blaster」としては初のデュアルDAC、デュアルXAMP搭載のフルバランス設計を採用し、本格的なUSBオーディオ機器としての性能を備えた最上位モデル「Sound Blaster X5」(12月中旬発売 ¥39,800税込)。ここでは、発売に合わせて、その実力をじっくりとチェックしてみた。 ▼関連記事「Sound Blasterの名を冠したUSB DACアンプ「Sound Blaster X5」が12月中旬に発売。プレゼント&同時購入キャンペーンも実施」 Sound Blasterの名を冠したUSB DACアンプ「Sound Blaster X5」が12月中旬に発売。プレゼント&同時購入キャンペーンも実施 - Stereo Sound ONLINEクリエイティブメディアから、USB DACアンプの最上位モデルとなる「Sound Blaster X5」が、12月中旬に発売され
若い音楽ファンを中心に、80年代シティポップが注目を集めている。そんな中、タワーレコードから中山美穂とJADOESの7作品がSACD/CDハイブリッド盤で登場した。いずれも1986〜1988年にオリジナルCDが発売されたアルバムで、角松敏生さんのプロデュース作品も含まれている。 今回は角松さんにStereoSound ONLINE試聴室においでいただき、これらのディスクを聴いてもらいながら、当時の思い出やプロデュース、音作りで工夫した点についてじっくりお話をうかがった。 また8月31日に、角松さんの8年ぶりのオリジナルアルバム『Inherit The Life』も発売された。こちらは9月末に神奈川芸術劇場で上演される舞台『THE DANCE OF LIFE -The beginning-』で使われる楽曲を収めた音楽物語。この『Inherit The Life』についても語っていただいた。
先月私の「緊急提言」で述べた、「私的録画補償金」制度をBD/HDDレコーダーに適用しようという提案について、8月23日から、文化庁著作権課が政令改正に向けてパブリック・コメントの募集をスタートしました。 【緊急提言!】 BD/HDDレコーダーや録画ディスクに補償金!? 「私的録画補償金」が十数年ぶりに復活しようとしている、その狙いとは - Stereo Sound ONLINE—— 麻倉さんから、StereoSound ONLINE読者諸氏に知ってもらわなくてはならない重要な案件があるというお話をいただきました。テレビ放送の録画にまつわるテーマとのことです。 麻倉 きわめて、由々しき事態と言っていいでしょう。これが決まってしまったら、皆さんがお使いのBD/HDDレコーダーや録画用ディスクが値上げされることになるのです。 —— それは唐突な話ですね。いったいどういうことなのでしょう? 麻倉
パナソニックの4Kブルーレイディスクレコーダー「DMR-ZR1」。ディーガ・プレミアム・モデルとして、オーディオビジュアルファンの期待に応える画質・音質が達成されている点が注目され、今年1月の発売以来、一時入荷待ちになるほどの人気を集めた。 そんなDMR-ZR1が山本浩司さんのシアターに遂に納品され、日々そのハイクォリティを堪能しているという。そこで今回は、DMR-ZR1の開発者であるパナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社の甲野和彦さんと宮本真吾さんをお呼びし、山本シアターでDMR-ZR1のパフォーマンスを体験しながらの座談会を行なった。(StereoSoundONLINE編集部) ●内蔵HDD容量:6Tバイト ●内蔵チューナー数:3(地上デジタル/BS/BS4K/CS/CS110度4K共用) ●再生可能メディア:BD-RE(片面1層/2層/3層、25Gバイト〜10
—— 麻倉さんから、StereoSound ONLINE読者諸氏に知ってもらわなくてはならない重要な案件があるというお話をいただきました。テレビ放送の録画にまつわるテーマとのことです。 麻倉 きわめて、由々しき事態と言っていいでしょう。これが決まってしまったら、皆さんがお使いのBD/HDDレコーダーや録画用ディスクが値上げされることになるのです。 —— それは唐突な話ですね。いったいどういうことなのでしょう? 麻倉 実は今、文化庁が中心になって「私的録画補償金制度」を復活させて、BD/HDDレコーダーに適応しようという動きがあるのです。その場合は出荷価格の1%ほどの補償金が課されることになり、そのコストは “製品の値上げ” という形で、われわれユーザーが負担することになります。 —— 「私的録画補償金制度」というと、ずいぶん昔にDVD-Rなどに課金されていたはずですが、今でも続いていたんで
高品質を追求した“メイドインジャパン”をうたい文句に、数多くの名スピーカーシステムを送り出してきたクリプトン。そのこだわりのモノづくりには定評のあるところだが、いま私が注目しているのが、音質で勝負できるアクティブ型のPCスピーカーシリーズだ。アルミ押し出し材のエンクロージャーに64mm径のフルレンジユニットを組み込んだ人気モデルKS-11と、可愛らしい外観と本格的なサウンドを両立させた2ウェイモデルKS-55Hyper。いずれもスマホから192kHz/24ビットまでのハイレゾ再生が可能なUSB Type B入力を備え、aptX HDを含むBluetooth受信機能もサポートしている。 KS-11は中低域の充実した押し出しの強いサウンドが持ち味。iPhone12ProとLightning→USB Type B変換ケーブルを使ってApple Musicで再生したが、力強く温かいタッチの歌声に、
各種オーディオ機器やテレビとのワイヤレス接続を実現するBluetoothレシーバー&トランスミッター。ストリーミングや放送など、外部の音声データを手持ちのオーディオ機器で手軽に再生できる便利アイテムだけに、数多くの製品が登場しているが、その内容は千差万別。音質と機能性、そして操作性が製品によって大きく異なるのが実情だ。 具体的には、入出力端子が少なかったり、標準的なコーデックにしか対応していなかったり、あるいは送信機能、受信機能、どちらかに限定されたり、なにかしらの制約が伴なうケースが少なくない。 ここで紹介するFiio(フィーオ)のBTA30 ProはLDAC/aptX HDなどの高音質コーデックに加えて、映画鑑賞やゲームには不可欠の低遅延コーデックaptX LLまでサポートした貴重なBluetoothレシーバー&トランスミッターだ。 アルミ合金製の高剛性のボディ、充実した入出力端子、素
TBSラジオはこのほど、7つあるスタジオの常設マイクロフォンを全数更新した。新しく導入されたのは、リボン型やコンデンサー型の大口径カプセルのマイクロフォンではなく、小口径カプセルのNeumann KM 184 Aコンデンサー・マイクロフォンだ。 なぜ、大口径カプセルのリボンやコンデンサーマイクではないのだろうか。そこには、TBSラジオのリファレンス・マイクロフォンの変遷における「TBSラジオの音」があった。そこで、TBSラジオ UXデザイン局メディアテクノロジー部の富田大滋氏に詳しく伺った。 TBSラジオは7つのスタジオプロサウンド(以下:PS) 最初に、スタジオの特徴(コンセプト)から伺えますか。 富田 生放送用が3部屋(第6~8スタジオ)と、録音用が4部屋(第2~5スタジオ)あります(第5スタジオはCM制作で優先利用)。 生放送スタジオは、録音スタジオと比べて、中継LINEの入力数や出
パナソニックは先に開催されたCES2022で、環境関連や北米事業に関する様々な展示を開催した。その中で注目したいのが、軽量・高画質なSteamVR対応VR(仮想現実)グラス「MeganeX」や、人体冷熱デバイス「Pebble Feel」、大きな声を出しても外部に音が漏れない無線マイク「Mutalk」といったメタバース(※)関連のアイテムだ。 中でもMeganeXはパナソニックが一昨年のCESから展示を行っており、今回遂に具体的な製品に仕上がった。そこで今回は、パナソニックにお邪魔して、MeganeXの映像を体験させていただくとともに、本機の開発を手がけたデジタルプロセス開発センター XR開発部 部長の柏木吉一郎さんと、事業開発センターXR総括の小塚雅之さんに製品の詳細や今後の展開についてお話をうかがった。(編集部) ※メタバース:コンピューターやネットワークの中に構築された現実世界とは異な
東映東京撮影所の取材リポート第2弾をお届けする。第1回の木次谷所長へのインタビューでは、東映東京撮影所は仕事内容によっていくつかの組織に分かれていることをうかがった。そこで今回は、東映株式会社デジタルセンターにお邪魔し、ポストプロダクション事業と新技術を研究しているツークン研究所についてお話しを聞いている。取材に対応いただいたのは、デジタルセンターセンター長兼ツークン研究所長の葛西 歩さんと、ポスプロ事業部長の志田直之さんのおふたりだ。(編集部) 編集部注:東映東京撮影所では、一般見学は受け付けていません 潮 今回は、東映東京撮影所でポスプロ作業を担当している東映デジタルセンターについて、その主な業務内容をお聞きしたいと思います。 志田 デジタルセンター ポスプロ事業部長の志田です。まずデジタルセンターの成り立ちからご説明します。 もともと東京撮影所に仕上げセンターというものがあり、フィル
StereoSound ONLINE読者で「東映」の名前を知らない人はいないだろう。劇場作品はもちろん、人気テレビドラマや『仮面ライダー』『戦隊』シリーズといった特撮など、数多くの作品を作り続ける総合映像制作会社だ。さらに東京と京都の2ヵ所に撮影所を所有している国内唯一の存在でもある。 今回、そんな東映東京撮影所の取材に対応いただいたでので、短期連載としてお届けする。第1回は潮 晴男さんによる、東映東京撮影所長の木次谷良助さんと、撮影所次長兼スタジオ営業部長の阪井一哉さんへのインタビューをお楽しみいただきたい。(編集部) 編集部注:東映東京撮影所では、一般見学は受け付けていません 潮 今日はお時間をいただき、ありがとうございます。個人的にも東映さんの撮影所にお邪魔するのは初めてなので、とても楽しみです。まずは現在の東映東京撮影所の概要についてお聞かせいただけますでしょうか。ぼくの少年時代だ
自発光デバイスとして広く認知されているOLED(有機EL)ディスプレイ。今では高品質な家庭用大型テレビとしてオーディオビジュアルファン要チェックの製品になっている。そのOLEDには白色パネルとRGBパネルがあることは、StereoSound ONLINE読者諸氏ならご存知だろう。今回はこのふたつの違い、それぞれのメリットについてSID(Society for Information Display、米国国際ディスプレイ学会)会長の辻村隆俊さんにリモートインタビューを実施した。(編集部) 麻倉 今日はお時間をいただきありがとうございます。辻村さんはSID会長で、OLEDが大型テレビに適用できる事を証明した方だとうかがっています。まず、SIDとはどんな組織なのか教えて下さい。 辻村 SIDは1962年に設立された、電子ディスプレイに関する学会です。もともとは、米国無線学会で電子ディスプレイを専
アコースティックリバイブから、LANポートに挿すだけで音質改善が実現できるアクセサリー「RLT-1K」が登場した。 LANターミネーター 「RLT-1K」 ¥21,000(税別) ●寸法:W12×H12(LANレバー込み14.5)×D71mm(LAN端子部含む) ハブやルーター、NASやネットワークプレーヤーなどのネットワーク機器はすべて機器自体からのノイズ発生と電源のACアダプターなどからも盛大なノイズが発生しているため、LANポートへ盛大なノイズが飛び込み、その影響は深刻だ。 RLT-1はソニーの金井 隆氏が開発したXターミネータをもとにACOUSTIC REVIVEの制振技術を取り入れたアイテム。今回RLT-1Kとしてバージョンアップし、トルマリンの10倍以上のマイナスイオンを発生する天然鉱石・貴陽石の粉末を液体化した独自開発の特殊液を施すことでS/N向上、音像定位、エネルギー密度の
いまからおよそ半世紀前、“昭和の特撮作品”が注目を集めている。東宝の『ゴジラ』シリーズや東映の『仮面ライダー』シリーズ、『ウルトラマン』シリーズ。昨今はハリウッドのスタジオも巻き込んで新作が製作・公開されるようになって久しい。当時を知る世代には懐かしく、VFX作品で育った世代には目新しい。再見するたびに日本の生んだ“特撮”ならではのこだわりとクォリティにはいまも目を見張らされるばかりだ。 ご存知『大怪獣ガメラ』シリーズもそのうちのひとつ。大映の生んだ特撮作品の代表作としてよく知られている。のだが、負けず劣らず高い人気を誇るのが『大魔神』シリーズだ。『大魔神』『大魔神怒る』『大魔神逆襲』からなる三部作。安田公義、三隅研次、森一生といった名監督たちが手掛けた本格的な“伝奇特撮時代劇”である。 『大魔神怒る』 (C)KADOKAWA1966 この『大魔神』シリーズや、これもまた根強い大映の人気の
従来、ライブやイベントなどの現場では、音響は音響専門の会社、映像は映像専門の会社が仕事を請け負うのが常だったが、最近では音響専門の会社(あるいは音響担当の個人の技術者)が映像を手がけるケースも珍しくなくなっている。きっと読者の中にも、「映像機器のオペレートも一緒にお願いできないだろうか」と頼まれたことがある人もいるのではないだろうか。映像と言うと構えてしまう人が多いかもしれないが、音響のオペレートができる人であれば映像のオペレートはさほど難しくないと言われ(その逆は難しい)、音響と映像の両方を扱うことができる“AVミキサー”と呼ばれる便利な機材も普及し始めている。これからの時代、音響技術者といえども最低限の映像に関する知識を持っていた方が、間違いなくプラスになると言っていいだろう。前号からスタートした本連載『音響技術者のための映像入門』では、映像オペレートに必要な基礎知識を分かりやすく解説
「機動戦士ガンダム40周年プロジェクト」の集大成、そして宇宙世紀の新たな100年を描く「UC NexT 0100」プロジェクトの第二弾となる『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』が、いよいよ6月11日(金)より公開されることが決まった。 物語の舞台は、アムロとシャアの最後の戦いを描いた『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』から12年後のU.C.0105。反地球連邦政府運動「マフティー」のリーダー「マフティー・ナビーユ・エリン」こと、ハサウェイ・ノア(連邦軍大佐ブライト・ノアの息子)の活動を、最新の映像と音響で創り上げた注目の作品となる。ここでは、ドルビーアトモスを採用した同作の音作りについて、音響演出を担当した笠松広司氏にインタビューした。 ――今日は、よろしくお願いします。まずは、音響演出就任の経緯を教えてください。 村瀬修功監督からお誘いいただきました。監督とは面識はありませんでしたけど、
いまから約16年前、香港の地で産声を上げたスピーカーブランド、AIRPULSE(エアパルス)。開発チームを牽引するのは、伝説の名スピーカー「アコースティック・エナジーAE-1」を手がけたフィル・ジョーンズ氏だ。 AE-1はビートルズ、ピンク・フロイドなどのビッグネームが重用したアビーロード・スタジオに、ニアフィールドのモニタースピーカーとして導入された小型2ウェイシステムで、当時、世界のオーディオファンから羨望のまなざしが注がれた名機だ。 エアパルスのスピーカーシステムでも小口径のアルミニウムウーファーを採用しているが、これはまさに90mm口径のアルミニウム振動板ウーファーを搭載したAE-1に通じるもの。とはいえAE-1の当時の価格はペア32万円(ピアノブラック仕上げ)。誰にでも手軽に購入できるという代物ではなかった。 アンプを内蔵することで、低コストかつ高音質スピーカーを実現「AE-1の
AVアンプやプリメインアンプ、さらにはサウンドバー、ワイヤレススピーカーまで、デノン、マランツを中心としたさまざまなオーディオ機器に採用されているネットワーク機能、HEOS(ヒオス)テクノロジー。Wi-Fiホームネットワーク環境において、HEOSアプリがインストールされたスマホ/タブレットをコントローラー代わりに、音楽ストリーミングサービスを楽しんだり、家中の複数の対応機器を自在に制御したり、高度な使いこなしが可能になる。HEOSアプリを起動すると、同じネットワーク上にあるHEOSデバイスを検出、接続済機器の名称を表示し、各機器の動作状況の把握が可能(再生中は曲情報も表示可能)。 そこから操作したい機器を選び、「ミュージック」タブを押すと再生可能なソースが表示され、そこで選択、選曲、そして再生スタートとなる。もちろん機器ごとの音量調整も可能。 また、ネットワークオーディオプレーヤー機能(D
「小岩井ことりと山本浩司のオーディオ研究所」第5回となる今回は、小型スピーカーの置き方を工夫し、どのように音が変わるのか小岩井ことりさんと山本浩司さんが遊んでみました。 スピーカーの置き方で音はどのように変化するのでしょうか(編集部) 小型スピーカーでいろいろ試してみよう!山本 小岩井ことりと山本浩司の「オーディオ研究所」、5回目となる今回は、ステレオサウンド試聴室でスピーカーの置き方で音がどう変わるか、とくにステレオイメージの変化をことりちゃんに体感してもらおうと思います。 小岩井 面白そう!よろしくお願いします! 山本 はい、こちらこそ。使用するのは、マランツのネットワークCDレシーバーのM-CR612と小型2ウェイスピーカーのダリOBERON(オベロン)1です。M-CR612は7万円というお手頃価格ですが、50W+50WのデジタルアンプにCD再生機能、そして<HEOS>というマランツ
フランスで開催される国際コンテンツ見本市MIPCOM/MIPTVでは、毎年最新映像に関連した興味深い展示が行われている。StereoSound ONLINEでも麻倉怜士さんによるリポートをお届けしているが、2020年はリモート開催のため例年のような記事は紹介できなかった。しかしそんな状況でもオーディオビジュアル関連展示は数多くあった。そこで今回は、麻倉さんが注目したソニーの「AIによる音源分離」をクローズアップする。インタビュー取材に応じてくれたのは、ソニー株式会社R&DセンターDistinguished Engineerの光藤祐基さんと、コンテンツ開発課ビジネスプロデューサー池田裕司さんのおふたりだ。(編集部) ※インタビュー取材は2020年12月に実施しました 【麻倉怜士のMIPCOM2019報告:01】世界から8Kプロダクションが集合した「ソニー4K/8Kシアター」と「NHK 8KT
「小岩井ことりと山本浩司のオーディオ研究所」第6回となる今回は、ラックからスタンドへスピーカーを載せ替え、細かなセッティングを試みます。 さらに小型スピーカーを数機種集め、小岩井さんに様々な小型スピーカーを聴いていただきました(編集部) ラックからスタンドに載せ替えてみます山本 では、後編ではOBERON1をラックの両サイドに置いたスピーカースタンドに載せた音を聴いてもらいます。使うスタンドは、のちほど聴いてもらうQアコースティクス製スピーカーの専用スタンドです。ことりちゃんが座った状態の耳の高さとスタンドに載ったOBERON1のトゥイーター位置がだいたい一致した状態。いま実測したところ、L/Rスピーカーの距離は芯々で約207センチ。リスニングポイントからL/Rスピーカーそれぞれの距離も207 センチになるように椅子の位置も変更しました。試聴位置とL/Rスピーカーの場所が正三角形になるよう
『ウルトラセブン』4K/HDR版製作の裏側に迫るインタビューの第3回をお届けする。時代を超えた人気作品を最新技術でどのように4Kリマスターするか、本作ではそんな哲学的な命題にまで踏み込んだ4K/HDR化の作業が行われ、結果として往年のファンにも違和感がなく、新しい世代も楽しめるコンテンツに進化している。今回は、具体的なシーンに込められた担当者の思いを語ってもらった。(編集部) 第3話「湖のひみつ」より。ウルトラホーク1号の発進は子供たちの胸をときめかせた名シーンだ。ミニチュアをいかに本物らしく感じさせるか、フィルム作品としての表現が4K/HDRで可能になっている 麻倉 『ウルトラセブン』の4K/HDR作業を通して、ここはさんざん迷ったけれど最終的にはこうしました、といった印象的なエピソードはありましたか? 隠田 第8話「狙われた街」の冒頭は面白かったですね。子供たちがみんなマスクをしている
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