5/30Peatix/日経COMEMOのイベントで、分子生物学者で起業家の高橋祥子さんと生命科学と人類史的な観点で新型コロナの構造と文脈について対談を行いました。 ここでは、その時使用したスライドを用いてより詳細に解説します。 まとめるにあたっては、 先の高橋祥子さんや、臨床免疫学の帝京大学の萩野昇先生 に様々な素朴な質問をするなど、監修の協力を得ました。(部分について) また、一部スライドの分類の図に間違いがあり、訂正しました。さらに本文の内容において、その分類の詳細が主題ではないので、シンプルに生物と無生物の分類と生物の3ドメインに修正しました。訂正しお詫びします。 1.ウイルスはアルゴリズムまずは、新型コロナウイルス(COVID-19)の様な「ウイルス」について。 今回、我々は(少なくとも私は)、自分がいかに一個の「か弱い生命体」であるかを強烈に意識させられた。治療薬がなく、ワクチン