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note.com/mugonka
反出生主義だけじゃなかった 4歳の時に母親の手を掴んで「なぜ人は死ぬの?なぜどうせ死んでしまうのにお母さんは私を産んだの?」と泣きじゃくったことを覚えている。 幼い頃から習い事漬けでずっと練習と競争だけしていたこともあり、日々は苦痛の連続だった。人が親によって同意もなく生まれて苦しんで死ぬ、ということがただただ無意味な営みに思えたものだった。 「そもそも、生まれてこなきゃ良かったのに。」と語る幼児は…周囲の人がドン引きするほどの反出生主義者に育った。子供を持つことは毛頭考えていなかった。私に似てしまったらあまりに可哀想だから生まれない方がいい、とも。 ちなみに子供のことも好きじゃなかった。特に赤ちゃんの泣き声。前触れなく聞くと自然と眉間にしわが寄ってしまう。「もし仮に親になったとして、自分がまっとうな親になれるわけないだろう」と信じて疑わなかった。 さらに、結婚も全く考えていなかった。元々
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