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大戦時に欧州を舞台にした諜報戦における梅田という名前は記憶に引っ掛かってはいたが、こんな背景があったとは全く知らなかった。しかも帰国後は東欧史の泰斗となり、中学生の息子をポーランドに送り出す。その息子が後に連帯幹部になったとはちょっとスケールが違う。元々は駒沢大を出た禅僧でドイツに留学するつもりが何かの拍子でポーランドに留学して、現地雇員として大使館勤務。ソフィアではポーランド人亡命組織と関係を築き、「すごい美人」のポーランド人の恋人がいてとか、怪しい話が満載である。この禅僧の身分は朝日新聞通信員であって、ブルガリアの機密ファイルにも偽装身分を疑われているのだが、朝日は元よりスパイに寛容な社風である。よく分からんのが、一番のポーランド人同志は戦後粛清され、本人も共産主義に同調するところは無かったのに、中学生の息子を共産党政権下のポーランドに留学させ、大学卒業後、連帯に関与し外国人のまま幹部
小田島雄志の息子訳の本を読んだばかりだが、これは阿南惟茂の息子か。というか阿南惟幾の孫という方が通りが良いのだろうが、父親が4歳の時に自決した祖父などは知る由もないか。母親はヴァージニア文代さんだから、ハーフになるのだが、母のウィキがあるのは簡体中国語だけで日本語も英語なしか。ちなみに中国語では祖父も父も本人も項目なしだが、母の家族として名前は登場している。文代さんは中国語を話すアメリカ人女性(日本国籍)ということで、日本人の陸軍大将とか、元中国大使とか、北京大留学の中国近代史学者よりも中国人にとっては特筆すべき人間なのかもしれない。ということで、今となっては反日アジアカップ時の父大使公用車襲撃が現在の状況を暗示していたのかとも思うのだが、この息子の研究も今後かなり支障が出そうな感じである。主に広東省の档案館に通って、解き明かすのは共産党軍の正統史観を崩すもので、地元の人間にとっては常識な
著者がそう明言している訳ではないのだが、シーシェパとかグリーンピースとか環境テロリスト連中の反捕鯨活動を単純に人種差別とかに置き換えるのは決して得策ではないのではなかろうか。もちろんその思想がキリスト教の現在意識とかクジラ神聖化といった西洋の宗教意識に根ざしていることは確かなのだが、連中の活動の広がりをみると、人種差別を訴えたところで、世界でどれだけの人が共感するかという点で疑問が残る。非西洋の人口大国、インドは動物愛護、中国は反日本の観点で日本を支持することはないだろう。ノルウェーやフェロー諸島の捕鯨船にも連中が攻撃を仕掛けていることは人種差別でない証左にも成り得るだろうし、動物解放戦線だの、地球解放戦線だのといったホンモノのキチ外テロリストは欧米の製薬企業をターゲットにテロの嵐を仕掛けているらしい。問題はそれがシーシェパのポール・ワトソンから枝分かれしたもので、SSを雛形に過激化を競っ
AIに関しては少々で、豊田工業大シカゴ校学長としての日々を振り返ったもの。専門は音声学らしい。豊田工業大シカゴ校は豊田工業大とシカゴ大が共同設立した大学院とのことで、学長選定のゴタゴタから東工大学長選のゴタゴタに巻き込まれていた著者の話が来て、就任したらしい。資金的にはトヨタに頼るが、学長にはトヨタ色の薄い人が求められたそう。アメリカの大学では卒業生の寄付が大きな財源となっているので、学費を高くして富裕層子弟を取りこむこととが基本。大きな資金の運用利益がそのまま大学の運営費になる。もちろんこの辺はピンキリなのだが、トヨタが投機的な資金運用をOKしなかったこととで、ひと悶着あったらしい。日本の大学でも運用失敗で大きな損失を出したトコがあったぐらいだから、アメリカではもっと露骨だろうけど、トヨタがスポンサーというバックグランドは大学院の進学先が流動的なアメリカでは割と人気がったみたいで、いろん
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