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今年の「#文学」
mononoke.asablo.jp
天文を中心に、「理科趣味」の雅致を、モノにこだわって嘆賞するサイトです。賢治、足穂、フープ博士へのオマージュ。リリカルな郷愁の天文趣味の世界へ... (since '06.1.23)
屈折した昆虫少女だった。緑豊かなルイジアナ州やコロラド州で育 ち、幼稚園に入る前から大の虫好き。なのに、お気に入りの昆虫やヘビ の皮を見せると、友だちも先生も露骨に不快な顔をした。 「虫好きは米国ではすごく肩身が狭い。だれも家で虫なんか飼わない し、デパートに売り場はない。変わり者扱いされるのが嫌で、中学以降 は昆虫趣味を隠しました」 日本の昆虫熱を知ったのは2006年暮れ。博物館の講座で「大昔か らトンボやチョウをめでた国。今でも昆虫をペットとして飼う」と知り、 脳天がしびれた。そんな夢のような国が地球上にあったんだ! にわか仕込みの日本知識と大学で習った撮影技法を携えて、07年夏、 初めて日本を訪ねた。2カ月の間に日光、東京、静岡、大阪、京都、兵 庫・たつのをめぐった。 ごく普通の人々がスズムシとキリギリスの羽音の違いを識別できるこ とに驚嘆し、ホタルを悲恋の象徴と感じる文学性にクラク
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