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インタビュー
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藤本貴之[東洋大学 教授・博士(学術)/メディア学者] *** 東京五輪の人事はなぜ、ことごとく問題が起きるのか。エンブレム盗作騒動の佐野研二郎に始まり、新国立競技場のゴタゴタから失言で組織委員会会長を辞任した森喜朗、開閉会式演出担当者の渡辺直美氏侮辱による辞任、果ては日本人を中国人と言い間違える「ぼったくり男爵」ことIOCバッハ会長に至るまで、ありとあらゆる登場人物たちが1つ以上の大きな炎上ネタを必ずといっていいほど投下する。人事の契約条件に「炎上させること」という項目でもあるのではないかと邪推してしまう。 さて、オリンピック開催まで一週間に迫った時期に、今度は、開会式の音楽担当として発表された小山田圭吾(コーネリアス)がこの上なく炎上している。障がいをもった同級生への凄惨な肉体的・性的・精神的・暴力的ないじめの加害者であったことを、サブカルチャー雑誌に語っていたことが注目され、「オリン
藤本貴之[東洋大学 教授・博士(学術)/メディア学者] *** ネット放送「AbemaTV」で9月9日に配信された『おぎやはぎの「ブス」テレビ』での企画「ブスリサーチ! ブスはいくらで脱いじゃうのか?」が批判され、炎上しているという。番組内容はタイトルそのままで、「ブス(という設定の出演者)に雑誌のヌード撮影をオファーしたらいくらで脱ぐのか」を調査するというドッキリも交えた検証企画である。 番組はスタジオに10名ほどの「ブス」として設定された素人(あるいは素人に限りなく近い芸能人)がひな壇に並び、ゲストのタレント(美人)たちを交えてトークする、というものだ。 9日の配信では、ゲストの元AKB48小林香菜が「10回以上整形している」「整形に120万円かけた」等と隠すことなく語り、整形前の写真を紹介しつつ、あっけらかんとトークする構成になっており、「ブス」「整形」などが暗い話題、恥ずかしい話題
両角敏明[元テレビプロデューサー] *** 山根明会長が率いた日本ボクシング連盟は、終身会長とかナンバー2が息子だとか、これだけでもスポーツ競技の統轄団体としては怪しすぎですが、山根会長が反社会勢力との関係や補助金不正利用を認めた時点で即刻解任が当然でしょう。 ところで、アマチュアボクシングは国民体育大会(国体)の正式競技のひとつですが、4年ごとに行われる国体競技としての適正評価審査の結果、2023年から毎年開催をはずされ、隔年開催競技に格下げされた事をご存じでしょうか。日本スポーツ協会(旧体協)は国体で開催する競技の様々な要素について4年ごとに調査、評価し、その上で開催する競技を見直しています。その調査評価を点数化し、順位づけしたのが「国民体育大会第3期実施競技選定 評価結果一覧(概要)」という文書です。 これによると、ボクシングは1000点満点中の561.7点で、国体正式競技41のうち
藤本貴之[東洋大学 教授・博士(学術)/メディア学者] *** 東京都が制作し、2月2日に発表したPR動画「東京2020 オリンピック・パラリンピック、あなたは誰と観ますか?」がマイナスの意味で話題だ。「結婚に向けた気運醸成のための動画」と位置づけられているそうなのだが、これが未婚者だけでなく、幅広い層からの不愉快感、押し付けがましい結婚誘導であると批判されているのだ。 「結婚に向けた気運醸成のための動画」というコンセプトの是非や、それとオリンピック・パラリンピックと連動させる安直さについての議論はこの際おいておくとして、改めて注目すべきは、このPR動画に3000万円の税金が投入されている、という現実だ。 この動画を見れば誰でも感じるであろうことだが、最大60秒の動画に一般公開される日本の低予算映画なみの3000万円という予算が投入されていることに驚かされる。もちろん、予算と映像の尺(長さ
藤本貴之[東洋大学 教授・博士(学術)/メディア学者] *** サントリーのCMに出演したモデル・水原希子に対する、出自・人種差別的なヘイトツィートが問題になっている。簡単に書いてしまえば「水原希子はアメリカ人と韓国人のハーフなのに、日本名を使って活動しているエセ日本人だ」という差別攻撃である。 もちろん、どのような状況であれ、人種や国籍・出自での偏見による差別などあってはならないし、そんなことが話題になったり、炎上すること自体に日本のネット社会の国際性の低さや未熟さを感じる。 一方で、今回の騒動の本質は、単なる人種や出自に対する差別や偏見だけから来ているわけではない、という点に本当の問題があるのではないか。水原希子自身のこれまでの言動に騒動の要因、炎上の原因があるように思えるからだ。 水原希子は、父親がアメリカ人で母親が在日韓国人ある。しかしながら、在日韓国人の母親は、もしかしたら生まれ
杉山佐保里[管理栄養士/保育士/セルフマネジメントコーチ] *** 最近のお豆腐には消費者を騙して安く手に入れられるように「油を混入している商品」が多く出回ってきています。要注意です。例えば、オーガニックミニ豆腐が98円。 安っ! あるオーガニック大豆で作った豆腐は150gが3丁入って98円・・・店頭では飛ぶように売れてました。最近、この手の「オーガニック」をうたった悪質な商品が増えてきている。さっそく原材料をチェック。 <150gが3丁入って98円の豆腐の原材料> 有機大豆(中国) パーム油、凝固剤(粗製海水塩化マグネシウム にがり) 塩化マグネシウム(にがり) 消泡剤(レシチン:大豆由来、炭酸マグネシウム) 中国産のオーガニック。しかもこの油・・・この価格で売り出している以上、どう考えても一番搾りの油は使っていないと容易に想像できます。つまり、ヘキサンという劇薬で処理しなければいけない
両角敏明[テレビディレクター/プロデューサー] *** 前川喜平前文科次官の告発会見を受けた政府側の反応は異様でした。菅官房長官は記者会見で、天下り問題では地位に恋々とし、出会い系バーで女性にお小遣いを渡すなど・・・と前川氏の人格を貶める「口撃」に語気を強めました。 いずれも加計学園問題とは無関係の話です。この手法は籠池氏を信用ならない人間と攻撃したのと同じですが、攻撃の内容、言葉の選択、表情や言い回しの冷酷さは籠池氏の時の比ではありません。この政権の振る舞いに異様さと恐怖感をおぼえた方も少なくないでしょう。 これと呼応するように、いつも政府側の情報を柔らかく伝えるコメンテーター、時事通信の田崎史郎氏のテレビ発言もいつになく余裕のないものでした。TBS「ひるおび」では勢い余ってか、政府の姿勢は前川証言を「殺す」とまで言い出したのには驚きました。 さらに田崎氏は、5月22日に読売新聞が「前川
元「モーニング娘。」のメンバーで、2015年4月に芸能事務所アップフロントグループから独立し、フリーとして活動する歌手・女優の小川麻琴さんが、4月28日、東洋大学総合情報学部「メディア概論」(担当・藤本貴之教授)の外部講師として講義を行った。 モー娘。卒業後、2011年に企画されたモー娘。黄金期OGメンバーによる「ドリームモーニング娘。」の活動を経て、スマートフォン・アプリのプロデュースや大学講師など、元モー娘。メンバーの中でも異色な活動を続けてきた小川さん。東洋大学講義への登壇も2012年から始まり、本年度で5年目を迎える。 「女優・タレントという仕事」と題した講義では、アップフロントグループからの独立2年目となった近況から、アイドル時代の過去を振り返りつつ、これからのアイドルビジネスの展望も含め、メディアでは見ることのできない鋭い議論に、200人を超える学生たちは聴き入っていた。 13
高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事] *** NHKの「あさイチ」は時々、人が禁忌と考えている範疇をひらりと飛び越えてみせるので見逃せないときがある。 12月21日の放送では、埴輪のキャラクター「はに丸」が「何でもズバズバ聞いちゃうスゴ腕ジャーナリスト」を名乗って週刊文春を訪れた。編集部の中を軽くレポ−トした後、週刊文春(毎週43万部、毎号1億7千万円の売り上げ)のNO.2社員記者に、「スクープの秘訣」を聞く。 ジャーナリズムがジャーナリズムに「スクープの秘訣」を聞く等と言うことは、恥ずかしい限りであるので本当に聞きたいことは別にあると察しがつく。 はに丸「スクープの秘訣は?」 渡邊庸三氏(NO.2記者)「ズバッと書く」 と答えた記者は、知り合いだとしても容赦しないで書く、手加減すると、雑誌が売れない、取材対象との関係が壊れることもある。として週刊文春のキャッチフレーズを話す。
高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事] *** 大人が色々余計な知識をもっていることは大抵マイナスの方向にはたらくと思っている。「君の名は。」(新海誠原作・脚本・監督)というアニメ映画が面白いらしいと評判だが、どうも食指が動かなかった。 「君の名は。」と言えば、真っ先に思いつくのが脚本家・菊田一夫の代表作「君の名は」である。1952年にラジオドラマで放送されたこの作品の聞かせ所は、主人公・真知子と春樹の会えそうで会えないすれ違い。こちらの「君の名は」と「君の名は。」は全く違う話らしいが、後者の方にもすれ違いはあるのだろうか。 アニメ映画「君の名は。」では、男子高校生と女子高校生の体が意識が入れ替わってしまうそうが、その設定の名作には山中恒の児童文学「おれがあいつであいつがおれで」を大林宣彦監督が1982年に映画化した「転校生」がある。尾美としのり、小林聡美の鮮烈な演技が目に焼き付
高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事] *** 地上波テレビはどんどん見られなくなっている。民放に限って言えば2005年にテレビの広告シェアが34%だったものが、2015年は29%。対してインターネットは5%から19%への4倍増である。テレビは依然として広告シェアの1位であるもののこの傾向は回復せずシェアは漸減していくだろう。 筆者の大好きなテレビはなぜ、流されるままに衰退していっているのだろうか。さてこの論考で対象にするのは、バラエティやバラエティ化してしまったニュース情報番組であることをまずお断りしておく。本来あるべきテレビニュースの調査報道に関しては筆者は希望を持っている。 以下に、「テレビ衰退の原因」として6つの理由を書いてみたい。 <理由1>テレビ界は護送船団方式で政治に守られてきた。 許認可事業であるテレビは、電力業界が護送船団で守られ慢心してきた轍を踏み、同じく慢心
高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事] *** 11月4日のテレビ朝日「報道ステーション」には、あきれた。番組の正味放送時間(CMを除いた放送時間)のほぼ4分の1を使って自社宣伝が放送されたのである。 この日のゲストコメンテーターは、芸能人の個人ブログなどが注目されているアメーバブログを運営するサイバーエージェント社・藤田晋社長。社長が紹介された途端悪い予感がしたが、その予感は当たっていた。 韓国朴槿恵大統領の不祥事。アメリカ大統領選でのトランプ候補猛追、TPP強行採決などを伝えた後、藤田社長を迎えた意味が明らかになった。 サイバーエージェントとテレビ朝日の共同出資により設立されたPC・スマートフォン向けのインターネットテレビ「AbemaTV」の紹介が始まったのである。 ようは、AbemaTV(アベマ)のステルス・マーケティング、いわゆる「ステマ」だ。言うまでもなく、ステマとは、
保科省吾[コラムニスト] *** 野菜が高い。近くのスーパーでもハクサイ1玉650円、キャベツ1玉350円、ダイコン1本290円・・・。レタスは298円だった。値段を見て買うのを止めた。 「どうにかしなければ今夜の鍋も出来ない!」と思っていたらNHK『あさイチ』で、「冷凍野菜を使おう」というと特集をやっていた。なるほど、この頃の冷凍技術は長足の進歩を遂げていて、生鮮野菜と遜色はない。 旬の最も安いときに生産者から大量に購入して冷凍するので値段も安定しているという。そんなことをやっているこの日の放送で、スタジオに一通のFAXが送られてきた。趣旨は以下のようなものだ。 「私は野菜農家です。天候不順で収量が上がりません。値段は上がっていますが、ぎりぎりでやっています。こういうときに、野菜は買わないで・・・。と言う特集をやられて、野菜が売れなくなると、生活がたちゆきません。普段より高くて申しわけあ
小林春彦[コラムニスト] *** いまヒットしている話題のアニメ映画「聲の形(こえのかたち)」を観てきました。 原作は少年マガジンに連載された大今良時による漫画。本作は、「この作品は障害者を利用した健常者ウケを狙った『感動ポルノ』ではないか」という前評判や「聴覚障害者に対するいじめをテーマにしている内容の際どさから、弁護士や全日本ろうあ連盟と協議を重ね原作の掲載が一時見送られ、ようやく再開した」といった経緯がありました。 障害を持つ当事者として、この作品には筆者も興味をもっていました。 先天性の聴覚障害を持ち、補聴器をつけても会話はほとんど聞き取れず、発話も不完全で他者には内容が聞き取りづらい少女・西宮硝子が物語のヒロイン。 硝子は厳しい母親の方針で特別支援学校ではなく普通校でのインクルージョン教育(障害を持った子供が大半の時間を通常学級で教育を受ける)に通うことになります。しかし小学校の
藤本貴之[東洋大学 教授・博士(学術)/メディア学者] *** 7月10日に投開票された参院選・東京選挙区の話題の一つは「選挙フェス」と銘打った選挙運動を展開した三宅洋平氏だろう。 「毎回数千人、万人単位の若者が『選挙フェス』に詰めかけ、これまでにない盛り上がりをみせている」とか「街頭演説のYoutube動画の再生数が数十万回」云々といったことで注目を集めた。 山本太郎参議院議員との二人三脚とも言える選挙活動を展開したことによる話題性もあり、「圧倒的な盛り上がりを見せている『選挙フェス』や三宅洋平候補のことを既存メディアは報道しない」とか「ネットやSNSなどで若者層を中心に急激に支持が広がり、既に当選圏内にいる」などの情報が、選挙戦終盤では既存メディアからも出てくるようになった。 これまで選挙に関心を持たなかった(けど、三宅氏の演説を聞いて危機感を持ったという前提の)若者達の草の根的な運動
藤本貴之[東洋大学 教授・博士(学術)/メディア学者] *** 「『日本はイケてないっていう現実を突きつけられた。』椎木里佳が18歳に伝えたいこと。(https://cakes.mu/posts/13227)」というコラム。賛否両論のあろうが、現代のステレオタイプな若者像を反映した面白い記事である。 椎木里佳氏は「女子高生起業者」としてデビューし、現在は女子大生社長としてメディアに頻出している18歳。この5月には、「『Forbes』が選ぶ30歳以下の世界を変える30人」に選ばれたことでちょっと話題になった。 30歳以下で時代や国を牽引するような活躍をする優秀な若者は日本にはいくらでもいるのに、特に実績のないタレント社長である椎木里佳氏がなぜ選ばれたの?・・・という誰もが感じる違和感は「大人の事情」もあるとは思うので、ここでは言及しない。 さて、冒頭の記事は、シンガポールでの授賞式で感じた「
メディアゴン編集部 *** 日本最大級のファッションイベント「東京ガールズコレクション(以下、TGC)」。その創業者にして初代実行委員長として、TGC黄金期を牽引したファッションプロデューサー・大浜史太郎氏が、5月2日付をもって、海外28ヵ国での開催権利を買い戻したニュースが話題だ。 大浜氏が2010年にTGCの権利を売却し、運営を離れてから5年。これまで各方面からの多くの復帰要請を頑なに拒み続けた大浜氏が、満を持してTGC復帰の舞台として選んだのは海外28ヵ国だ。 【参考】<「東京ガールズコレクション」が海外進出>創業者・大浜史太郎氏がTGCの海外権利の大半を獲得 本稿では、TGCの権利の大半を買い戻した理由、TGCの現状、そして今後のTGCの海外展開について、大浜氏に独占インタビューを敢行した。 * * * —- 5月2日付けで、東京ガールズコレクションの海外28ヵ国もの多数の国での開
青木英幸[発達障害を持つ社会活動家] *** 4月11日フジテレビで、月9枠新ドラマ「ラヴソング」が始まりました。当事者として興味深く見ることが出来ました。ドラマでは、ヒロインさくらが「吃音」(きつおん[どもること])という障害をリアルに演じていました。ドラマを見た一般視聴者にも吃音当事者にも大きな衝撃を与えたことでしょう。 吃音は、言葉をスムーズに発話することができない障害です。話すときに言葉を流暢に発話できません。発話する最初に詰まってしまう「難発(なんぱつ)」、言葉を連続してしまう「連発(れんぱつ)」、言葉の途中で伸ばしてしまう「伸発(しんぱつ)」があります。 現時点では、幼少期から小学生の間に症状が発生することが多いと説明されています。この幼少期から吃音の症状がある場合を「発達性吃音」としていますが、これが一般に言われる吃音です。5%くらいの子どもが吃音になり、大人になっても吃音が
影山貴彦[同志社女子大学 教授/元・毎日放送 プロデューサー] *** 大きな事故、事件、災害等が発生した際、報道特別番組のため、各局のレギュラー番組が休止、延期となるような場合がある。 少し違った表現をすれば、通常のコマーシャルの一部、あるいは時としてその全部が休止される場合と言えようか。まさに熊本地震の今が、その時期に該当するだろう。 筆者がここのところずっと思っていることがある。こういう緊急事態の場合、「視聴率調査を一時的に休止することはできないだろうか?」ということだ。 【参考】<熊本地震で民進党ツイッターが炎上>「中傷ツイートは職員の責任」理論は炎上が加速するだけ 好むと好まざるに関わらず、視聴率は放送業界、メディアの世界に大きな影響を与え続けている。そして恐らくこの事実は、これからもあまり変わることはないだろう。 視聴率を気にしないタイプの番組の作り手がいたら、お会いしてみたい
藤本貴之[東洋大学 教授・博士(学術)/メディア学者] *** 4月8日、2020年東京オリンピックの新エンブレム公募の最終候補4作品が発表された。 この日は筆者もいくつかのメディアから最終候補となった4作品についての意見を求められたので、思うところを発言したが、伝わりづらい部分が多いように感じた。 もちろん、主観であればどうとでも言えるし、粗探しをすれば批判もできる。しかし、筆者が専門家として求められているのは、客観的に「何が/どれが/どこが良いのか?」ということだろう。となるとその回答は難しい。 なぜなら、五輪エンブレムのデザインに、本来「優劣」などはないからだ。 例えば、過去数十年分の五輪エンブレムを一覧にしてみれば一目瞭然なのだが、「素晴らしいデザインだ!」と賛美するようなものばかりではない。愛着の持てる良いデザインは多いと思うが、ただそれだけだ。 特に、近年のエンブレムの傾向で言
高橋秀樹[放送作家] *** 筆者(高橋秀樹)とライター・高橋維新(弁護士)が書いたネット記事に対して、爆笑問題の太田光さんがラジオで激怒したそうです。ネット上では太田さんが「キレた」「激怒した」と表現していますが、それは太田さんの芸の持ち味だ、と筆者は思いますので、興味深く拝見しています。 少なくとも筆者は批評をただの批判としては書かないようにしています。批評は建設的であるべきだからです。筆者はテレビ批評家として、故・ナンシー関さん(1962〜2002)を尊敬しています。ナンシーさんには、筆者もずいぶん自分の番組のことを書かれましたが、腹が立ったことはありません。いつも、ダメなところの本質を指摘してくれるからです。 ナンシーさんのお叱りから見つかった自分の改善点は少なくありません。しかし、今回の爆笑問題の批評について、筆者の文章が十分に本来の意図を表現できていなかったとすれば、それはそれ
<東京ディズニーランド記事への投書(1)>週5日勤務・専業キャストの上級ランクでも年収250万円・正社員登用困難という実態? メディアゴン編集部� *** メディアゴン編集部に次のような便りが届いた。10月29日に配信した「<TDL現役キャストが直言>意外?東京ディズニーリゾートの従業員不足が死亡事故の原因」(https://mediagong.jp/?p=13033)という記事に対するリアクションである。 以下の投書はメールではなく、編集部宛に封書で届いたいわゆる「タレコミ」に類する書面である。この投書をどう判断するかは読者にお任せするとして、非常に長文の書面であったため、3回に分けて全文掲載したい。 ***<以下、投書(その1)>*** 先日、東京ディズニーシーで起こった死亡事故ならびに人手不足についての当サイトを拝見させていただき、失礼を覚悟でお便りを書いている次第です。 記事による
三木大輔 (東京ディズニーリゾート・現役キャスト) *** 2015年10月27日午前5時頃、東京ディズニーシーで勤務していた「ナイトカストーディアル」(パークの深夜清掃業務)の男性が亡くなった。 「ナイトカストーディアル」は日中に清掃業務をする「デイカストーディアル」とは違い、パーク閉園後に清掃するキャストのこと。「赤ちゃんがはいはいできる」くらい綺麗なパークを目指す、いわば東京ディズニーリゾートの縁の下の力持ちだ。 舞浜近辺や夜のパークの清掃業務は、株式会社オリエンタルランドの子会社などの複数の企業に委託されている。亡くなった男性キャストは東京ディズニーシーの担当が多い「株式会社舞浜ビルメンテナンス」(以下MBM)の配属であったという。 「ディズニーはキャスト志望者が多くバイトには困らない」とよく言われるものの、実際の東京ディズニーリゾートではキャスト志望者が年々減っている。慢性的な人
藤本貴之[東洋大学 准教授・博士(学術)/メディア学者] *** 10月9日に東京都が発表した海外向けの東京ブランドPRロゴ「&TOKYO」が、海外に存在する既存ロゴと酷似しているという指摘が早速相次いだ。 フランスのメガネブランド「Pulg&See」や、ニュージーランドの弁護士事務所「JONES&CO」のロゴが、色彩や「&」を利用した部分などで「酷似」があるという。 既に撤回となった佐野研二郎氏のエンブレム騒動では、ネット民たちの緻密な「検証」がいかんなく発揮され、粗探し的な面も含め大いに機能した。その是非はさておき、筆者はネット民たちの探索能力を一程度評価しているものの、今回は・・・といえば、さすがに恣意的で早計すぎると言わざるを得ない。 確かに、利用されている「&」は一般的に見る「&」とは少々デザインが異なる。通常のワープロソフトなどで利用する時に目する「&」とは異なり、「&」の一部
メディアゴン宣言 メディアゴンについて なぜメディア批評? 記事配信先一覧 運営体制 お問い合わせ ホーム 社会・メディア エンタメ・芸能 テレビ 映画・舞台・音楽 政治経済 デジタル・IT ヘルスケア ライフハック Category : 吉川圭三 投稿が見つかりませんでした。 メディアゴンについて メディアゴンはメディアの虚実を見抜けない人は読んではいけません。 利用規約 プライバシーポリシー 運営体制 記事配信メディア一覧 お問い合わせ先 各種メディアへの転載や紹介、取材依頼などは原則断りませんので、お気軽にご一報ください。 メディアゴン|mediagong © 2024 Designed by mediagong.jp
<スタッフが作ったものを「佐野デザイン」?>東京五輪のエンブレムをデザインした亀倉雄策を冠した賞の受賞者・佐野研二郎氏の未熟さ 藤本貴之[東洋大学 准教授・博士(学術)/メディア学者] *** 東京オリンピックのエンブレムの盗用疑惑に端を発し、その他のデザイン仕事でも複数の「盗用」と思われる疑惑が指摘されている佐野研二郎氏の問題。 サントリー社のキャンペーン「夏は昼からトート」の賞品であるトートバッグにも多くの盗用/トレースの疑惑が指摘された。8月13日付で、8つの賞品が佐野氏自身の申し出により取り下げられている。 佐野氏がトレースや盗用と疑われる点を認め、自身のホームページでも取り下げについての説明を掲載している。ようは、「デザインを担当したスタッフが無断でやったことで、自分が知らぬことだった。トレースなどは自分のデザイナーポリシーにも反する」ということが書いてある。 管理者としてのスタ
<痛コン時代の試金石?>9年ぶりの新刊漫画「ファイブスター物語」13巻が突きつける「オールド・オタク」への挑戦状 藤本貴之[東洋大学 准教授・博士(学術)/メディア学者] *** 熱烈なファンがいる一方で、必ずしも多くの人が知っているわけではないというコンテンツは多い。人気作品、ヒット商品と言われるものでも、それらの多くはディズニーやジャニーズのような国民的な人気を得ているわけではない。 そういったコンテンツの代表格とも言える漫画の9年ぶりの新刊が発売され、話題となっている。8月10日に発売された永野護の漫画「ファイブスター物語」の13巻(KADOKAWA)である。 この作品はKADOKAWAのアニメ雑誌「月刊ニュータイプ」に1986年4月号から連載されてきた作品。もちろん、現在でも「一応」連載中の作品だ。 1986年といえば連載開始から30年が経とうとしている。30年もの長期連載ともなれ
高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事] *** 次に書く1〜10の「会話」は、民放テレビ局では絶対に交わされない会話である。 【会話・その1】 編成マン「今度の番組、絶対やるべき企画だから、数字(視聴率)とらなくてもいいから、いい内容の番組にしてくれ」 制作局員「わかった。硬めでやるけど、そういう番組も局のステイタスを上げるには必要だからな」 【会話・その2】 編成マン「今度のドラマ、ジャニーズのSがつかまってるんだけど(キャスティングOK)、いまから企画の内容変えてよ」 演出家「バカなこと言うな、1年掛けて練り上げたオリジナルだぞ」 【会話・その3】 ディレクター「よかった、ぎりぎり15%とったぞ」 局長「企画に反対して悪かった。間違っていたのは俺だった。ごめんなさい」 【会話・その4】 キャスター「いま、浅間山がもうもうと噴煙を上げていますが、今日はまず、沖縄からです」 報道
高橋秀樹[放送作家/日本放送作家協会・常務理事/社会臨床学会会員] *** 放送作家として、社会臨床学会の会員として日本テレビの10回連続ドラマ「Dr.倫太郎」(日本テレビ)を欠かさず観てきた。 かつて、連続ドラマは13回をワンクールとしていた。 いまは、期首・期末に視聴率が期待できる長時間特番が編成されるので、連続ドラマは10回ないし11回連続である。期首・期末特番は大抵バラエティである。時に大型ドラマなどの時は2時間に延長してドラマの第1回特番になることもある。 ただし、後者の場合は連続ドラマにおいて、当初は登場人物紹介や、伏線張りの作業があるので、どうしても冗長になる傾向がある。冗長になると当然視聴率が取れないので、連続ドラマのスタートとしてはあまりよろしくない。 それで、ドラマ側はこの特番に仕掛けを施さなければならないのだが、仕掛けがそう簡単に思いつくとは限らないので、連続ドラマの
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