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kiokucamera.com
このブログ「記憶カメラ」も書き始めて10年になる。もともと書き始めた時もなにかカメラやレンズの詳細スペックなどをレビューするつもりはまったく無く、それよりも「カメラがあるなにげない日常の心地よさ」みたいなものを伝えられたらな、というのがある。そして、それはいまも変わらない。 僕が写真を撮ることをiPhoneカメラからカメラで撮ることに変えた頃は、まだまだいろんなモノが値段も比較的安く、それこそフィルムも24枚撮りネガカラーなら一本200円で買えたから。 でも、スマホカメラとの差別化を図るカメラはミラーレス化したり高機能したりで、それに為替の影響なんかも加わって、いまはどのカメラもかなり高価になってきた。 「カメラを身近に置いて、日々の暮らしの中に入れると楽しいよ」と語りつつも、肝心のカメラが高価すぎては意味がない。だから、ある意味、少し意固地になってでも、安くていいカメラ、いや正確にいうと
あくまで僕の個人的な好みの話なのであしからず。なぜ、カメラとファインダーのことについて書こうと思ったかというと、わが家のSIGMA fpやRICOH GRの稼働率が他のカメラと比較して上がらないのは、やはりファインダーが無いからだな、と思い至るからである。 かといって、SIGMA fpやRICOH GRを手放そうという話ではない。ほぼファインダーなんて必要としない街撮りスナップなんかでは、あの身軽に振り回せる感じはある意味唯一無二で、持ち出すと「あゝ、このスナップシューターとしての気持ちよさよ」といつも思うので。 でも、僕がカメラを好むのは、レンズ描写の優秀さもあるが、やはりスマホカメラのようにモニターを見て写真を撮るのではなく、フィルムカメラのようにファインダーの中の世界をのぞきながら、そのファインダーの中にある光景を切り取りたいと思うから。
こうやって見ても、いい佇まいをしてるなと思う。もう今はなきNikon 1マウントのミラーレスカメラ、Nikon 1 V1である。 僕が手に入れた時はダブルズームキットだったんで、この標準ズームと望遠ズームの2本をチェンジして使ってるけど、明るい単焦点も欲しいし、Cマウントレンズなどもいつかは装着してみたいと、妄想はキリがない。 レンズ交換式カメラは、こういう気分転換が図れるというのが良い。小さいカメラは、そのレンズ交換式感覚が、なにか幼い頃に遊んだ合体型超合金ロボのようで(古くてゴメン)、そういう意味でも遊び心をくすぐるところがあるのだ。 僕の近ごろ頻繁に使ってるカメラでいえば、PENTAX Q-S1もそう。Nikon 1同様、センサーサイズが小さいんで、今となってはスマホカメラに取って代わられた存在ではあるけど、レンズを交換するという楽しみでいえば、やっぱりスマホカメラでは代わりの効かな
きょうはオフなんで、朝のうちからブログを書き始めている。我ながらブログというか文章書くの好きだよなと呆れている笑。 で、タイトルの話なんだけど、ここでいうオールドデジカメとは、文字通り現行機種ではない、少し古い世代のデジカメのことです。ただ、その定義は人それぞれで、何年前のカメラならオールドデジカメと呼ぶかなんて決まりは特にない。 僕の場合はそうだな、七、八年以上前のモノとか、三世代くらい前のモノとかを、なんとなくそういう呼び方にしている感じかな。まあ、ここは決まった定義はないので、「少し古いデジカメ」とか「ひと昔前のデジカメ」みたいにして書き進めたいと思う。 で、オールドデジカメの何がいいかってことなんだけど、まず当たり前に「安い」ということ。新品で登場した頃は高価過ぎて買えなかったという機種が、数年経って中古カメラになったことで、手が届く価格になっている。あの憧れだったカメラを試すこと
いや、僕もけっこうスマホカメラでも撮るんで、ここでスマホカメラがダメとかいう話ではまったく無いのだけど、コンデジで撮ったこういう写真を見ると、いやいや、やっぱりカメラ専用機で撮る写真の写りはスマホカメラよりグッとくるんじゃないか、と思ったりするわけである。 ちなみに、この写真を撮ったコンデジとは、固定でズームレンズのついたFUJIFILM X10という、2011年に発売された2/3型 EXR CMOSセンサーを採用した、初代X100シリーズの弟分のようなカメラだ。 これがまたルックスもご覧の通りカッコいい。いかにもフィルムカメラ好きの開発陣たちの手によって生み出された感がプンプンする。まさに、僕が大好物とするクラシックなスタイルのデジカメの代表的なひとつだ。 実はこのコンデジ、背面モニターでRICOH GRのようにカメラをかざして気軽に撮れるのはもちろん、なんと光学ファインダーを搭載してい
これはまったく個人的なことなんだけどね。以前からこのブログやTwitterを見てくれている人はご存知かもしれないけど、2年ほど前までは僕の日々のカメラは「NikonとLeica」がほとんどで、このブログの過去記事にもNikonとLeicaの記事が多い。 この話は主にデジカメのことなんだけど、以前だと週末はNikon DfやZ6、平日はLeicaはM-P typ240やLeica X2でスナップみたいな感じが多かったかな。これはフィルム機で使っていたNikonやLeicaのレンズをデジタルでも多用したくて、そうやって撮ることが多かったんだよね。 それがここ2年くらいの間に、なんとなくFUJIFILM Xシリーズのカメラたちに日常スナップカメラが移っていって、今年になってから一眼レフのK-3IIIを手に入れたことで、週末はK-3IIIで撮る頻度が俄然多くなった。そう、いまいちばん好んで使ってい
カメラ業界がスマホカメラの台頭におされて年々シュリンクしている危機感を感じる一方で、カメラにこだわり日夜カメラやレンズのスペックを追究しているカメラ愛好家の人たちもまだまだ多い。 僕なんかはフィルムカメラの延長線上でデジカメも楽しむ程度だから、それほど高画素へのこだわりもないし、顔認証AFや覚えきれないような先進機能なんかもまったく求めてはいないけど、それでもカメラ好きが高じて、やれフルサイズだの、やれライカだの、やれ単焦点レンズがどうのだの、結果として高価なカメラなんかにもついつい欲望がわいたりする。 でも、この日本カメラ7月号にさらりと紹介されている森山大道さんのカメラは、いわゆるコンデジ Nikon Coolpix S7000だったりして、あらためて驚くのである。 例えばRICOH GRIIIやSONY RX1、最近だとSIGMA fpとかFUJI X100Vとか、フルサイズコンパク
このDP1が世の中に登場したのは、今から10年以上前の2008年。古いほうが好まれるフィルムカメラならいざ知らず、なぜこんな型落ちのデジカメを今さら手にする必要があるのかと言われそうだけど、これはもうフィーリングとしか言いようがなくて、このボディのかたち、おっとりとした操作感、低解像度なんだけどFoveonセンサー搭載による公式1400万超の画素の写り、そのどれもを試してみたかったんだよね、じぶんの手と目でね。
「僕とNikon」の歩みについて。あるいは、僕がおすすめするNikonたち。僕はじぶんが当初想像した以上にカメラを好きになり、今ではブランドを問わず20台を超えるカメラたちが手元にある。もちろんどれも愛すべきカメラなわけだけど、なかでも「Nikon」というブランドは特別な存在かもしれない。きょうはそんなことを少し書いてみようと思う。 「僕とNikon」は、このD5300から始まった。Nikonデジタル一眼レフの入門機といわれるAPS-C機の一台だ。ある時、一眼レフが欲しいと思い立ち、仕事終わりにカメラのキタムラへ足を運んで、恐る恐る店員さんへ話しかけ、最後は僕が直感で選んだ。この時にレンズキットの18-140と共に単焦点AF-S 50/1.8Gを手にしたんだけど、生まれて初めて単焦点レンズで撮れた写真を見た時の衝撃は今でも忘れない。僕がこれほどまでにカメラに魅せられたのは、最初のレンズとし
ところでマイクロフォーサーズってどうなの という問いに対して 僕が思うこと。マイクロフォーサーズと聞いてどんな印象があるだろうか。僕の拙い知識でも、一般的なコンデジよりは大きなセンサーを積んでるとはいえ、フルサイズはおろかAPS-Cより小さなセンサーサイズでどこか本格的ではないライトなカメラ、という印象がある。いや、正確にはあった。今は全然違うのである、その食わず嫌い的な印象とは。 二週間ほど前に僕が初めて手にしたマイクロフォーサーズ機が、上の写真のOLYMPUS PEN-Fだ。このカメラを手にして以来、僕のカメラの見方は大きく変わろうとしている。見た目やシャッターフィールにまず一目惚れして購入したカメラだけど、当たり前だけど今まで気にも留めていなかった故に僕の前を素通りしていたマイクロフォーサーズ関連の情報が目につくようになる。そうすると、だんだんとこのマイクロフォーサーズというカメラが
PRぐるぐるボケが愛おしいTTArtisan 75mm f1.5 M42マウントを、Nikon Zfにも装着してみた。 2024年10月21日 kiokucamera
Twitterのあるフォロワーさんが海でのんびりと写真を撮る日を過ごしてるのを見て、僕も少しそんなことにふれてみようと思った。僕が暮らす街は職場からかなり離れた郊外だけど、山に近いほうだ。休日はおのずと緑と近い場所で過ごすことになる。小さい頃に大きな山々が見える場所で育ったのもあって、どちらかといえば山のそばが好きだし、心落ち着く。海のそばで育った人はきっと逆なんだろうね。 きょうは特に出かける予定もなくて、朝からゆっくりと愛犬と散歩を楽しんだ。昨日は卒業式の撮影でNikon Dfをさんざん使い倒せたから、きょうはLeica M-Pで。なんていったって卒業式の写真を息子に見せたら友達の分まで入れて160枚もプリントしてほしいと言うもんだから、父としてはさすがに今週はフィルム現像代を控えて、息子たちのプリント費優先にしなきゃと。写真は趣味としては大好きだけど、いちばん大好きなのは家族の記録写
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